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Oct 19, 2005
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カテゴリ: クラシック音楽
昨日は、本業の方のコンサートでした。

というのも、このブログをごらんの方は私のことをモーニング娘。や
なっち、ハロープロジェクトのファンだと思われていると思います。
それはそれで間違いではないのですが、それよりもずっと以前から
大好きなのがクラシック音楽です。
なので、クラシック音楽の方を本業と自分の中では呼んでます。

こういうとそのギャップに意外に思われる方も多いでしょう。
あるいは、クラシックはちょっと・・・、とひいてしまう方も多いでしょう。
確かに、クラシック音楽のコンサートとなると、ちょっと敷居が高く

でも、別にそんなに難しく考える必要はありません。
入り口は簡単なんです。だって、皆さんが普段何気なく耳にしている
音楽、CMだったり、ドラマだったり、映画だったりでもクラシック音楽
の一部分が使われているんです。その音楽を聴いて、何かいい音楽
だな、このフレーズ好きだな、とか感じたら、もうファンの仲間入りです。

ということで、ちょっと前置きが長くなりましたが、昨日のコンサートの
感想などをちょっと書こうと思います。

昨日の公演および演目は
指揮:サカリ・オラモ
楽団:フィンランド放送交響楽団
会場:サントリーホール 大ホール

    ベートーベン  ピアノ協奏曲第4番ト長調(ピアノ:小菅優
    ベートーベン  交響曲第3番変ホ長調「英雄」

会場入りして舞台をみた瞬間、その配置にびっくり。
通常弦楽器は指揮台を取り囲む様に左から第一バイオリン、第二
バイオリン、ビオラ、チェロ、そしてその後ろにコントラバスの順に

後ろにコントラバス、右にチェロ、ビオラ、第二バイオリンの順。
時折第一バイオリンと第二バイオリンを向かい合わせ(ステージ
に向かって左右に配置)に座らせるオーケストラもいるのですが、
コントラバスが第一バイオリンの後ろに座っている配列は初めて
です。そして、本来のコントラバスの位置である第二バイオリンの
後ろにはハープ2台とチェレスタ。とても不思議な編成でした。
まあ、チェレスタは武満作品のためだけですが。


現代音楽の武満作品は、相変わらず理解に苦しみます。
不協和音の中の和音には、なかなか触手が伸びません。
感性で聴いてみてもなかなか耳に入ってこないし・・・(苦笑)
でも、著名オーケストラの生演奏で聴ける機会もそうそうないので
これはこれで良しとしましょう。


次に、ピアノ協奏曲第4番。
本日のソリスト小菅優さんは、自分も初めて知りましたが、まだ
22歳の精鋭ですね。10歳のころからドイツに渡り、ピアノの修行を
つんだ女性で、そのタッチは時に技巧的でしたが、今回の様な
正統派ドイツ音楽を演奏させても充分通用するものは持ってますね。
カデンツァという、曲中に本来アドリブでソロで自分のテクニックと
センスを披露する部分(通常誰か過去の偉大なピアニストのコピー)
があるんですが、聴きなれないものだったので、もしかしたらオリジナル
だったのかもしれません。

この曲中にハプニングが。第二楽章中指揮者が譜面台に指揮棒を
引っ掛けて落としてしまいました。でも、オラモ氏は少しも慌てる事
なく、素手で指揮を続けました。
そして3楽章直前にビオラのパートマスターから指揮棒を受け取り
再度指揮を続けました。
なかなか見れるシーンではないので、ハプニングではありますが
面白かったですね。


さて、メインディッシュとでもいうべき「英雄」の登場です。
この曲はオラモ氏自身かなり自身を持っているのでしょうか。
譜面を持たずに、時にワルツを踊るように、そして時には
小気味いいダンスを披露するように、流れるように指揮を
進めていきます。そして、オーケストラ自身も実に正統派的な
演奏を繰り広げます。これが返って良い出来に仕上がって
ました。特に3・4楽章は秀逸でしたね。
万来の拍手がその出来の良さを証明していたと思います。
確かに、熱演というタイプの熱い演奏ではありませんが、
古典派のベートーベンにはこれくらいの演奏が一番心地良い
と改めて認識しました。

さて、この曲の演奏中にもハプニングが!
実は、第一楽章が終わり、第二楽章までのほんの少しの時間
があるんですが、さて第二楽章に入ろうとした、まさにその時
変な音が聞こえたと思ったら、グラグラッ!と地震が!
そう。茨城での震度5弱の地震がこのタイミングで発生したのです。
これには会場も少し騒然とし、オーケストラのメンバーも驚き
ながら天井の反射板や照明を眺めてました。
実は、あまりフィンランドには地震がないのです。
しかし、そんなハプニングがありつつも緊張感が途切れることなく
演奏は続き、我々に感動を与えてくれる訳ですから、やはりプロは
すごいですね。


で、演奏会終了後に、コンサートパンフレットかCD、書籍を購入
されたお客様には指揮者オラモ氏と小菅さんがサイン会を
してくれるということで、同行の知人と楽屋口に。
サインを頂きながら、オラモ氏に地震のことを聞いてみました。
やはり、地震にはかなり驚いたようです。なにせ生まれて初めて
経験することらしく、でもその表情にはなにも被害がなかった
から言えることでしょうが、なにかドキドキする体験をした子供の
ような表情を浮かべ、大事に至らず良かったと笑顔で答えて
くれました。
とてもいい人でした。

とにかく楽しめた公演でした。





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Last updated  Oct 20, 2005 03:27:07 PM
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