PR
Comments
Calendar
Free Space
「NKHの「ためしてガッテン」という番組は、50人ものスタッフが共同作業で作っている番組なのです。スタッフ全員の力が一つになって完成するオーケストラみたいなものですね。
その点、独りで演じ、良くも悪くも自分の責任になる落語とは正反対ですね。その違いが私には新鮮だし、有益でもあるのです。「ガッテン」自体、現代人に関心の高いテーマを追求するわけで、落語よりもずっと世間との距離が近い。むしろ落語の方が非日常的ですよ。そのことがだんだん分かって、逆に世の中を見る眼が変わりました。志の輔のイメージといえば、司会者でなく絶対に落語家なんです。ただ「ガッテン」をやっているお陰で落語家である自分を見つめ直し、見失わずにいられる気がします。」
「私にとって、落語はバイブルです。お客さん、もっと広く日本人にとってもバイブルじゃないかと思うんです。だって人間の生き方とか、感じ方、考え方のあらゆるパターンが網羅されている。落語の世界では、人間に共通の喜怒哀楽から見栄や嫉妬心、怨念…………そういうものをさらけ出します。そこにお客さんは可笑しさを感じたり、共鳴したりして、一種の「気づき」や生きるヒントを得るわけです。」