バナジウム、銅、マンガン、ニッケル、亜鉛、クロムおよび鉛の7種類の重金属について調べた結果、多くのワインはTHQ50~200で、ハンガリーおよびスロバキアのワインは赤、白ともにTHQ300に達した。Naughton氏は、ワインのラベルに金属イオン濃度を表示するべきだと指摘している。今回の研究では米国産のワインを対象としていないため、米国のワインの重金属量については不明とのこと。この報告は、オンライン化学誌「Chemistry Central Journal」に10月30日掲載された。
米ワシントン州立大学土壌学教授Joan R. Davenport氏は、重金属がどの段階でワインに入ったかを把握するにはさらに研究を重ねる必要があるとしている。今回の研究で認められた重金属の多くは土壌中にはわずかしか含まれないため、ブドウに含まれていたとは考えにくく、 ワイン製造に用いられる金属の樽が汚染源である可能性もある
と同氏は指摘している。同氏は適量のワインを飲む程度なら健康の心配はしなくてよいとの意見だが、「ハンガリー産ワインばかり飲むのだと、アルゼンチン産ワインが好きな場合より問題が生じる可能性もある」と述べている。