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2019年11月16日
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昨日定期検診+クリーニングで6ヶ月おきの定期メインテナンスにやってきた30代前半の若いママさん。前回の衛生士用の業務記録に1歳半の女の子のママさん・授乳中と書いていたので、「お子さん2歳になられたんですね」と声をかけた。すると「そうなんです、でもまだおっぱいがやめられなくて・・」と言われる。そこで「私も3人目の子は2歳8ヶ月まで飲ませていたし、最近は昔みたいに断乳を急がなくてもいいという考え方になって来ているみたいですしね」と答えた。私が2歳8ヶ月まで授乳していた、というところがその患者さんのツボにはまったようで「2歳8ヶ月で自然に飲まなくなったんですか?どうやってやめたんですか?」と畳み掛けるように次々に質問が飛び出す。うちの医院では通常定期メインテナンスの時間は患者さんお1人につき40分の時間を取っている。でも指導に5分以上かけるとやらなければいけないことが出来なくなってしまうので、次の予定を確認。すると私の次の患者さんは1時間後の予約だったので、「よし、時間があるな」とわかった。詳しくお話を聞くと2歳1ヶ月なのに未だ昼間も欲しがる時に欲しがるだけのダラダラ授乳。夜中の授乳もある。ご飯もあまり食べない。歯磨きも嫌がって出来ないことが多い。最近アイスクリームを覚え1日1回必ず食べている。歯に茶色いところがあり虫歯が心配。でも小児科でも泣くので歯医者は絶対無理な様子。などまるで子育ての悩み相談のごとく、いろんな悩みを打ち明けられた。まずはその方の定期メインテナンスをこなし、余った時間でお子さんの歯についてのアドバイスをすることにした。あくまでも私の個人的な意見だがと前置きして、授乳については、ママがやめようと思う時期まで続けて良しだということ。ただし母乳だけを飲んでいる時期は虫歯にはなりにくいが、離乳食を食べるようになると虫歯の可能性が出てくること。2歳ということでそろそろ欲しがるたびにではなく、いつといつに授乳するというルールを決めて、いい聞かせをした上でけじめをつけた授乳形態にされることを薦めた。おやつの内容や頻度、キシリトールタブレットの話をし、おやつや食事の後、歯磨き後のご褒美として与えると歯磨きができるようになる場合も多いというお話などをした。保健所の歯科健診などでは「まだ飲ませているの?もうおっぱいに栄養はないですよ」と言われ断乳を薦められる、おやつの与え方も虫歯になりますよと否定され、歯磨きについてももっと頑張るように指導されたというそのママさんは、話をするにつれ段々目がキラキラと輝き、食い入るように私の目を見ながら熱心に話を聞いて下さった。あれもダメ、これもダメ、こうしなさい、ああしなさいの指導では自分を全否定されているようで誰でも辛い。でもこれをプラスするといいよ、という前向きな提案にはそれなら出来そう!とモチベーションがあがる方が多いように思う。最後に院長に診ていただく際、保健所の歯科検診では泣いて大変だったそうですが、泣いた隙に先生が口の中をチェックされたそうです、と伝えると、院長もじゃあ、気になるなら一度連れてきてもらって、泣いた隙にチェックするようにします、と笑って言われた。患者さんも安心されたようで帰りにお子さんの検診の予約も取って帰られたようだった。今日のこの方の指導は歯科衛生士の私というより、8割がた魔法のおっぱいのじるさんの母乳相談だったように思う。(笑)私の得意中の得意分野だったので、私も久しぶりに熱くなってしまったかも。ちなみに私は勤務先の院長やスタッフにはHPのことは完全シークレットで患者さんにも話したことがないんです。参考日記キシリトールで虫歯予防
2011年05月25日
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毎週水曜日の夜6時55分から、まんが日本昔話の再放送が始まった。今仕事が忙しくなって、午前中の仕事にプラスして月火木金は夕方の6時~8時半まで夜診(歯医者)の手伝いにも行っているの私なのだが、運よく水曜の午後は休診なので、水曜日の夜は毎週子供達とこの番組を見るのが定番になりつつある。昨日のお話は「ききみみ頭巾(ずきん)」と「キジも鳴かずば」「ききみみ頭巾」は私の大好きなお話の1つで、何回見てもいいなあ~と思いながら見た。「キジも鳴かずば」はタイトルを見てすぐに悲しいお話だということを思い出したが、再度じっくり内容を見て子供の頃このお話を初めて見た時の切ない気持ちを思い出した。水害の多い地域に生まれたチヨは父親と2人暮らし。母親は数年前の水害で亡くなった。ある日チヨが重い病気になるが貧乏がゆえに医者にかかることが出来ず、父親はチヨがうわごとでいう「あずきまんま」を食べさせてやりたいと思う。父親は夜、その土地の地主の蔵に忍び込み、一掴みのあずきと米を盗んで次の日チヨに「あずきまんま」を食べさせる。母親との思い出がつまった「あずきまんま」を食べたチヨの病はみるみる良くなり、思わずまりつき歌で「あずきまんま」を食べたことを歌ってしまう。その年、また大雨が続き川が決壊する恐れが出てきたため、村人たちは生きた人間を土に埋めて人柱をたて、神の怒りを静めようと相談する。人柱になるのはたいていが罪人。村人の中にチヨが歌った「あずきまんま」の歌を聞いた者がいたことで、チヨの父親は捕らえられ人柱となってしまう。自分が歌った歌のせいで父親が亡くなったことを知ったチヨはそれ以来一度も口をきかなくなる。数年後、猟師が鳴いたキジを撃つと「キジも鳴かずば撃たれまい・・」とつぶやくチヨの姿があった。と、こういうお話。特に人柱について子供に聞かれたときは、説明するのに困ったが、ありのままを子供にわかりやすく説明した。でもCMのあと「にんげんっていいな」のエンディングが明るく流れるので、暗かった雰囲気は一転。あの歌に救われた。子供の頃の私は7時から「まんが日本昔話」を見て「クイズダービー」を見て「8時だよ!全員集合」を見るのが土曜の夜の定番だった。ちなみに、日本昔話の前は「ヤッターマン」シリーズを見ていて、あの時間帯は面白いテレビのゴールデンタイムだったよなあ~としみじみ思ったりして・・・再放送の時間が、7時からではなく6時55分からというのが忘れそうでやや不満は残るが今、子供達とそんな幸せな時間を少しだけ共有できるのがちょっと嬉しい私なのでありました♪
2005年11月03日
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