Jan 17, 2007
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カテゴリ: 読書のじかん
今年の目標。
とりあえず買ったまま放置してある本たちを
読了すること。
・・・とかいいつつ
内容に魅かれて最近購入した本がコレ。↓
三崎作品は
「バスジャック」に続き2作目。
日常のなかにありえない展開をもってくるところが
結構好きだったりするんだけど



忽然と「失われる」住民たち。
喪失を抱えて「日常」を生きる残された人々の悲しみ、そして願いとは。
大切な誰かを失った者。帰るべき場所を失った者。
「消滅」によって人生を狂わされた人々が、
運命に導かれるように「失われた町」月ケ瀬に集う。






原因はサイゴまで明かされていません。
もっと喪失感満載のお話かと思えば
そうでもない。
あらすじを読んで
ちょっと伊坂作品「終末のフール」を思い浮かべたけれど
それとも違う。


なんというか
良くも悪くも
"キレイ"なお話でした。


プロローグがエピローグだったり
エピローグがプロローグだったり

自己同一性障害によって"分離"された
「本体」と「別体」の関係
自分たちが町とともに失われることを自覚していても
抗うことなくそれに従う人たち。
そして町の"意思"で残される人たち。

そのときは消滅を免れたとしても
徐々に町の"支配"に侵されていく人たち。



設定は面白いと思う。
でも
なんか・・・キレイすぎるんだなぁ。
私がひねくれているだけかもしれませんが。



すべてのエピソードが繋がっているなか
そのなかで私が好きだったのは
「終の響い」(ついのおとない)かな。
授賞作なしとなった
第136回直木賞候補作品のひとつでもありました。






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Last updated  Jan 18, 2007 12:32:19 AM
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