と魚のよろず帖

「ショコラ」原作本ともう一冊。 

ショコラ ジョアン・ハリス著
「ショコラ」 (角川書店)
1000円(税別)

みなさんお気づきのように、映画「ショコラ」の原作です。 私が映画を見たのは、ロードショーの時ではなくて、2番館での上映の時ですが、ずっと見たい映画だったので、かなりがんばってスケジュール調整して、見に行きました。
色んな意味でLOVE2で、見た後に感じる独特の空気感が大好きな映画だったので、パンフレットにも少しでてきた原作を絶対に読むぞ!決めて、読み始めた本です。
原作はちょっと映画とは違っています。
実は映画では結ばれる二人がそうじゃなかったり、市長さんは、神父さんだったりします。でも、映画でも醸し出されていた、あの不思議な空気感はしっかり生きていて、なかなか楽しめます。

本を読んでから映画を見てもいいし、映画を見てから本読むのもいいと思います。

ショコラ文庫本ショコラ文庫本

文庫本も出てます。
表紙はこっちの方が可愛いですね。











ブラックベリー・ワイン ジョアン・ハリス著
「ブラックベリー・ワイン」(角川書店)
1000円(税別)

この物語は、ショコラよりもちょっとあとのランスクネ村が舞台です。
なので、ショコラに出てきた村の人たちが出てきます。でも、こちらは全く違う物語なので、お間違いなく…。
この本の主人公は、ちょっと前にベストセラーを書いた小説家。でも、今は上昇志向の彼女にお尻を叩かれるも書けず、別の名前で書くSF小説と創作クラスの講師で収入を得る、怠惰な毎日を送ってる。
そんなある日…一通のDMが彼の明日を変えていく?のですが…。

この本のあとがきに、著者のジョアンの言葉が出てきます。
「人はいつでも、いまの自分が、自分のなりたかった自分とはちがうと気づいたとき、変わることができるのです。あるいは、自分の暮らす場所が、自分をだめにすると気づいたとき、そこを立ち去ることができるのです」(ある雑誌のインタビューに応えて…)
そんな気持ちの時に、ちょっと読んでみると、いいかも…。


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