と魚のよろず帖

〇五 卯月

≪卯月≫


  四日 「風そよぐ花も綻ぶ春の日に ひとつ歩みの進んだ心地」

  五日 「それぞれの花に憧れ頬寄せる 愛しい人に触れるかのよに」

 十二日 「暗闇にほのかに浮かぶ花姿 燃ゆる想いの恋する貴女」

 十三日 「先々へ歩み進める足元に 小さな花の姿見つけて」

 十七日 「落ちて尚色美しく惹かれゆく 遠い記憶の椿切なく」

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