2007.03.02
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久々ですね~。どこまで書いたのか今ようやく思い出しましたυ
今回はダーク面が強いかも知れないです(寧ろ歪み)
では、どうぞ!


暗闇の中を強風が駆け抜けた。
木々がざわめいて泣いている。
その中を進む小さな影があった。
肩まで伸ばしてある髪が、風に煽られて乱されていった。
「・・・寒い」
季節は真冬。寒いのは当たり前だった。

そこにあるのは、平和の象徴である鳩と、教会で崇められている巫女の像。
巫女の肩で安らかに羽を休める鳩と、その鳩を暖かに見守る巫女の姿は見るものに安らぎや、希望を感じさせた。
その像に触れようとしたとき。
消えかけていた電燈の光が煌々と灯った。
「・・・っ!」
闇が退き、影は消え、そこに立っていたのは幼い相貌の少女のような少年だった。
どことなく巫女の像と似ていた。
「姉様・・・。姉様は今どこにいらっしゃるのですか?」
低く呟く声には、悲しみが深く深く根付いていた。
「姉様。ボクを捨てた貴女をボクは許せばいいのですか?それとも・・・」
哀しみを浮かべて、少年は巫女の像に触れる。

哀しみを押し殺して笑みすら浮かべる少年は儚い。
答えのない問いに巫女の像は答えない。
少年は、巫女の肩に止まる鳩に、そっと手を乗せた。
「・・・目障りだよ」
ぐしゃ・・・!

もう一度、巫女の像に触れると、少年は愛しそう大きな瞳を細めた。
「フフフ・・・。待っていて下さいね、姉様」
少年は低く笑うと、巫女の像の前から姿を消した。
強く吹く風が、鳩の残骸を空高く運んでいった。
















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最終更新日  2007.03.02 20:41:52
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