2007.06.06
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カテゴリ: 詩・小説
あれから、私は学校へ行こうとしない。
どうしても心に負った傷を隠すことが出来なくて、外へ出る気もしなかった。
何度か、零が家に来たことだけは憶えてる。

「おーい、姫杏ーー!」

今も、下で騒いでいる。
こういう時、親が零を嫌っていて良かったと思う。
だって、この事についてまだ何も言われてない。
だから私も気にしなくて済んだ。

いけないっていうのは分かってる。



でも、止められないの。
私は、弱い人間だ。
これ以上無駄に傷つくことは避けたい。

だからどうか、分かって――――。

「何でだよ。お前、本当にわかんねぇ奴だな」

「放っておいて」

怒らせた・・・?
私の一言で零は帰って行った。それがすごく怖くもあるし、悲しくもある。
私、いつからこんなに弱くなったんだろう。

ブブブブ・・・ッ

「!」


慌てて見ると、携帯のパネルには「零」と出てる。
メールではなく、電話で。
通話ボタンを押そうとする、指が震える。
正直言って、怖かったんだ。

『あー、姫杏?・・・、悪かったな』



『怒ってんの?』

「怒ってない。あんたが先に怒ったんでしょ」

『怒った?俺が?・・・、そーかもな』

何が言いたいんだろう。
いつもと違って、言うことがいちいち回りくどい。
聞いていてイライラする。

「何か、言いたいことでもあるの?」

『えと、その・・・。近々さ、梅雨払いの祭りあるだろ?』

「あるけど、それが何?」

『暇だったらさ、姫杏・・・俺と一緒に行ってくんない?』

どくんっ

自分でも驚くくらい、心臓が高く跳ねた。
まさか、誘われるなんて思いもしなかった。
毎年友達と出かけるはずの零が、私と行こうとするなんて・・・・。

『姫杏・・・?』

「・・・、ごめん。わた・・・し・・・、私行けない」

素直になれないの。
だから、ごめんなさい。
精一杯誘ってくれたのは分かるの。
でも・・・、また攻撃されるかと思うとすごく怖いの。
本当は一緒に行きたかった。でも―――

でも自分を騙すでしか私は自分を守ることが出来ないの・・・。

◆◆◆

っはぁ、書いていても苛つきますねこの子たちの関係は。
素直になれない主人公と、本心を気軽に話せないヒーローの恋愛ものになりましたね。
でも、次はもう少し甘めにしようと思います。
お祭りの話です。花火が飛び交います。
これはもうベタな発想と、私の偏見で進めて行くしか道はもう残されていません。
復讐をその前に・・・!

では、あでゅ!





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最終更新日  2007.06.06 23:28:52
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