2007.06.23
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カテゴリ: 詩・小説
弱々しい声の持ち主は小柄な少女だった。
腕から鮮血を流しうずくまっている。

「そこで何をしていた?」

「ふ・・・うぇ」

「言え。何をしていた」

「何もしてません・・・」

泣きながら訴える少女の眼は明らかに狂気に彩られていた。
震える声は嬉しそうに時折跳ね、涙に濡れた瞳は喜びに満ちている。
誤魔化そうとはしていないらしい。



「あ~あっ、やっぱり無理かぁ。本当はこれで殺すつもりだったのになっ」

「頼まれたのか、あの男に」

「そうだよ?あの人さぁ、一番金の支払い良いからさっ。それにしてもお兄さん、鋭いね」

「でなければ死んで「それでも遅すぎるんだけどね」

ぴたりと付けれられた鈍色に光る銀のナイフ。
俺の腰に付けられていたものだ。

こいつ・・・、いつの間に。

「どう?死の恐怖を突きつけられた気分は」

「・・・」

「怖くて何も言えないのかな?ねえ、何か言ってよ。あの女の子みたいに!」

「・・・」





赤い、とても赤い色が散った。
とめどなく流れるそれは、緑色の草花を赤に染めていく。
銀のナイフが地面に落ちた。

ざまぁみろ。

「ぇ・・・?な・・・んで・・たし・・・死ぬ・・・?」



俺の頭の中で響く声。
今は嘲りの声が俺の中で暴れまわっている。

 ― 小さき力に酔いそれに気付かぬまま長い歳月を過ごしたというのだろう。貴様はそれに溺れるな ―

分かってる。
分かっているさ。俺の目的は麻代の復讐をするだけさ。
使えない形だけの力なんていらない。

力に頼りすぎるような愚かな真似は絶対にしない。

「俺は・・・莫迦じゃあないからな」

 ― なら・・・良い。我は暫し眠る ―

何の音も聞こえなくなった。

「必ず復讐を。覚悟しろ・・・・・・紺野一宮」

俺は絶対にお前を許さない。
お前の息の根を止めても、許さない。

たとえお前が、麻代が望まなくても・・・、絶対。

【続く・・・?】

◆◆◆

微妙な終わりですね。
復讐主人公のキャラが全然つかめないんですけど・・・。
てか、設定と大分性格違うんですよね。
おっとりじゃないよ、もう。
これも全部私に文才がないからです。

にしてもやっぱり復讐ものは楽しいです。「幸せの定義」の方も楽しいのですが、ねぇ。
果たして次はどうなることやら。
こっちは主人公が勝手気ままに動いてくれちゃうんで、展開が私にも読めません(だめじゃん)
楽しんでくれればこれ幸い♪

では、あでゅ。





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最終更新日  2007.06.23 17:07:14
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