2007.10.30
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カテゴリ: 詩・小説


俺にはその声がはっきりと聞こえるのに、何故か他のやつらには聞こえない。
どうしてだろう。
ふと周りを見渡すと、遠くで泣いている幼い少女がいた。
声をかけるのを、少し躊躇ってしまう。
少女があまりにも幼くて、儚くて、近寄ったら消えてしまいそうに見えたからだ。
それに、周りの目もあった。


「・・・どうしたの?」


いい事をしようなんて思ったつもりもないのに、周りの視線が痛い。

先に言っておこう。
俺に、ロリコン趣味はない。


「・・・あ・・・あしがいたいの」

「足?」


ほら、と言って白く細い足を俺に見せる。
一瞬、体ごと後ずさりそうになった。
いや、マジで。
そしてよくよく見てみると、少女の足首のあたりが真っ赤に腫れあがっていた。
それは仕方ないわな。
俺は少女に手を差し伸べて立たせ、背中におぶる。
軽いな・・・。
そう、思った。




「うん」


少女に導かれるままに、道を辿る。
だんだんと、見慣れない景色が広がり俺のほうが不安になってくる。
背中に背負われている少女は、対照的にキャラキャラと笑った。




日が暮れた頃、ようやくその少女に家に辿り着いた。

すぐに、家の人が出てきて少女を抱っこし俺に頭を下げて家の中に引っ込んでいった。
一人、取り残された俺はもと来た道を戻り始めた。


「・・・は?」


変わらない景色、変わらない家。





ここは、どこだ?




俺を家に帰してくれ。



怖い。




怖い。




知らないところに一人でいるのは・・・怖い。




誰か助けて―――――




「どうしたの?」




終わらない物語が始まる。






◆◆◆



突発文です。
今日は特に話すネタがないのでこれにて失礼します。




では、あでゅ。





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最終更新日  2007.10.30 21:42:42コメント(0) | コメントを書く
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