2009.06.27
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カテゴリ: 詩・小説



体感温度はもうとっくに三十度は超えてんじゃないだろうか。
そんなことを炎天下とも呼べる中を歩きながら、思う。
汗は頻りに流れて頬を伝い、それを拭うシャツが色を暗くする。
服も、失敗した。黒をメインにするべきじゃなかった。
太陽光を吸収した布地が、より一層身体を暑くさせる。
「しんどー……」
車とかバイクとか出せれば良かったんだが、生憎今日はこの後呑む予定で、現地に直行しようって腹だから。
自宅から歩いて30分は掛かるだろうそこ。

「和弥!」
その声にはっとして、ノロノロと視線を向ければそこには完全に夏仕様の格好をした女が一人。
あー、ワンピから覗く素肌が涼しそうだな、なんて思ってみる。
だからといって、そこから覗く大根のような足は男の夢とか希望を幻滅させる働きしかしていないが。
欲情なんかして下さいって頼まれたって出来ない。あんなんじゃ、ちょっとな。
俺にだって好みがある。
「悪い、待たせたか?」
「ううん、ぜーんぜん。今来たとこだし」
「そ。で、何処行くんだっけ」
腕を組もうと寄ってくる女をさり気なくかわし、でもなるべくエスコートをするようには心掛ける。
とりあえず、俺が車道側を歩けばいいんだろうか。それと歩調も女のペースに合わせてやる。

「ここだよ、ここー」
向かった先。そこはまぁ、大体予想は付いていたが街の中でも有名なショッピングモールだった。
周りを見渡せば、人、人、人。店の看板が辛うじて見えるくらいで、ほとんどの情景は人で埋め尽くされていた。
その中を躊躇無く入り込む女。
あぁ、もういい加減にしてくれよクソ暑いってのに。

それはもうブルドーザーか何かのように。
しっかりと腕を掴まれて、結局日が落ちる寸前までバカ広いショッピングモール内を引きずり回された俺。
帰る頃には息も絶え絶えで、何かもうとっとと家に帰りたくなった。
これはもう、酒をバカみたいに呑みまくってやろうか。
「きょーはありがとね。また宜しく!」
「……あぁ」
「じゃ、また月曜日に」
「……あぁ」
はよ、帰れ。
喉元までせり上がっていた言葉を飲み込んで、代わりに手を振っておいた。
次は無いだろうと、心の決めて。


◆◆◆

お久しぶりです。
気が付けば六月。もう暑いですねー。
熱中症とか日射病にはお気をつけて下さい。
水分摂取とか、帽子の着用とか大事だと思います。

上記の小説らしきものの主人公の彼はその後の飲み会で、素敵な女性に出会ってれば良いと思う(ぉい
ベタなネタとか一度でいいからやってみたい。
でも、連載はしない。

では。






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最終更新日  2009.06.27 23:54:34
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