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2006年01月25日
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あの日、中本さんの「北極ラーメン」を食べた後。

高倉仮面には、地獄が来たんだそうです。


午前3時、彼は目覚めたんだそうです。

自分の内なる雷鳴の轟きに、驚いて。



彼は。

彼は、トイレに直行し、狭くて薄暗いその個室の中で、一人、人生について考えたんだそうです。


人生について考えながら、彼は、ずっとこう、うわ言のようにつぶやいていたんだそうです。


「二度と食わねえ・・・二度と食わねえ・・・二度と・・・(以下繰り返し)」


と。








いやー、いーい話だなあ、これは!!

見事に救いがないところが、ステキじゃないですか!!


うんうんうん。そーかそーか、苦しかったか、高倉仮面。

二度と食わないか、高倉仮面。そーかそーか。




みなさん!!

高倉仮面には、近日必ず「北極ラーメン」にリベンジさせますので!!


奴がどんな風に返り討ちに遭うのか、乞うご期待ですよ!!


”たい” くんも行こうぜぇ!!



さて、一方、 ヨシタケヨシノリ さんは、「一本うどん」という変り種を出す店に挑んで来たとのことです。

食通として知られる池波正太郎の人気作「鬼平犯科帳」にも登場する、この「一本うどん」は、その名の通り、



のだそうでして、別名を「白蛇」。


当然ながら啜りこむってわけにはいかないようでして、多分食べるとしたら、長くて太い「白蛇」を、箸で一口大に切るんでしょうね。

こうなるともう、「うどん」って感じはしませんよね。

どちらかと言うと、「白玉」みたいなものを想像してしまうわけです。


で、しかも「鬼平犯科帳」で、この「一本うどん」が出てくる話というのが・・・




同心が好物の「一本うどん」を食べているところに、男色家の悪党が現れ、同心を拉致してしまうというお話なのです!!

どうなっちゃうの、同心・・・!?



やはり、こういうアクの強い話は、読み手にインパクトを与えるものらしく、


「もう『一本うどん』と言われると、反射的に『ホモ!!』と思ってしまう」


などと書いている池波ファンの方までいらっしゃいました。



いやね。

ワタクシだって、人並みに好奇心はありますし、特にまだ見ぬうどんということになりますと、滅多と背中を見せるものではありませんよ?



しかしですね、これは、マズイ。

いくらなんでも、こんなところにヨシタケさんと二人で「うどん日本代表」の代表練習になんか行ってしまったら、何とも意味深になってしまうじゃないですか!


とりあえず、代表練習で訪れるのは見送ろう、ということになったのですが、ヨシタケさんはワタクシより少しだけ度胸に秀でているらしく、何と一人でこの「一本うどん」を出す店に行ったのだそうです!


よかったッ。よくぞ無事で!!


聞いてみると、「一本うどん」は予約しないと食べられないらしく、普通のうどんを食べたのだそうです。


ヨ「別にコワイことは、起きませんでしたよ」


とのことでした。当たり前か。




いやいや、それにしても、みんなそれぞれに麺に挑んでいて、実に素晴らしいことです。


ワタクシも「うどん日本代表」として、負けるわけにはいきません。

早速、今日の帰りに、いつも通り新宿で降りてみました。


しかし、よく考えてみると、最近あまりにも「麺通団」だの「中本」だの「二郎」だのに来すぎている気がします。


「うーん、なんかこう、目新しいものはないものか・・・」


と考えてみたら、思い出しました!



小田急新宿ハルクの地下1階、パスタカフェ「スパッソ」さんが気になっていたのです。


もちろん、スパゲッティ(パスタと呼ばないのがマイルール)もワタクシの大好物!


にんにくタップリ効かせたペペロンチーノや、タマゴの味わいがたまらないカルボナーラ、果ては喫茶店で食べるグショングションのナポリタンや、コンビニで買ってくる大盛りミートソースなんかまで、分け隔てなく愛を注げるワタクシです。


かの「ルパン3世・カリオストロの城」で、ルパンと次元が奪い合うようにして食べていたミートボール・スパゲッティなんかは実に美味そうで、ビデオ見ながら、なんだか落ち着かない気持ちになったものでした。


カルボナーラなんて、あれ、きっと、イタリアじゃあ「チャーシュー麺」に相当する食べ物なんだと勝手に思っています。

どうせ、地元のオッサン達が、小汚い食堂で、ずーぞずーぞ音を立てて啜りこんでるに決まってるんです。


しかるに、最近じゃ、そんな風に野暮ったくスパゲッティを食いたいなと思っても、どこの店もファーストフード風の女の子向けファンシー路線な演出になっていやがって! 

オッサン一人じゃ入れないじゃないか!


なーにーが、「パスタ」かっ!

気取るんじゃないっての。「スパゲッティ」と呼べ!!


あーもー、今日は食う。

スパゲッティを、おれは食う!!

絶対食う!!



例によって単純に逆上して、小田急の地下1階へ。

食品売り場の端っこに、目指す「スパッソ」さんはありました。


「ペペロンチーノ・・・ミートソース・・・いや、やっぱここはカルボナーラだな! イタリア・チャーシュー麺だな!」


などと思っていたのですが、このお店には、そういったメニューはなかったのでした。


改めてメニューを熟読して、

「チキンときのこのごまクリーム」

という一品を、クールにチョイス。

「ピリ辛・坦々麺風」という注意書きがそそるじゃないですか!


サイズが、M、L、LLとあるのですが、なんとどれを選んでも、お値段は一緒! 

これはウレシイ!!

当然ながら「LL」という選択になるわけです。



待つことしばし。

出ました! 大きなお皿で、登場です!!


スプーンはシカトして、フォークだけを手にして挑みます。


左手に持ったスプーンに当ててフォークを巻く、なんて仕草は、女の子がやれば可愛らしいでしょうが、ワタクシごときオッサンに許されるはずがありません。


男なら、力の限り麺を引き寄せろ!!

そして、それが例えフォークの先で野球のボールみたいに丸々と固まっても、
男なら大口開いて、かっ食らえ!!


興奮気味に引き寄せると、思ってたよりもっと丸々と取れてしまいましたが、ワタクシはその塊を、気迫でもって嚥下しました。


もふー。



クリームソースのスパゲッティなのですが、黒ごまとラー油っぽい油がかかっています。

ううむ、実に「皿に盛ったラーメン」って感じです。

なるほど、坦々麺風。



ですが、ちょーっと、味が薄いんじゃないかな・・・?

チキンときのこという具も、淡白な取り合わせですしね。



・・・あ。

もしかして、ソースなんかの量は、MサイズやLサイズと同じなのでは・・・?

それでもって麺だけ増えてて・・・それで薄味・・・。


あー、なんかそんな気がしてきた!!



いや、モチロン、マズいわけではないんですよ?

それに、LLサイズは見た目より量がありましたので、味が濃かったら途中でノックアウトを食っていたかもしれませんが。


ただ、特に「ピリ辛」については、感じることもなく、やや物足りない気もしました。



・・・でもね・・・ワタクシ、もともと薄味好みだったはずなんですよ・・・。


おかしいなぁ。

もしかしたら、最近の、やれ「すた丼」だ、「二郎」だ、「中本」だ、なんていう、非常に刺激の強い食生活のせいで、ワタクシ、スッカリ濃い味好みになってしまったのではないでしょうか・・・?


これからの中年ライフ、こんなことではいけません。

反省して、ちょっとこういう薄味なお店に通ってみましょうかね・・・。


いや、それも悲しいから、とにかくLLを頼むという貧乏性から脱却して、Lサイズとかにしておけば、もう少し味に迫力が出るかもしれないってことで。


ともかく、オッサン一人で入れるスパゲッティのお店、今後の一人晩ご飯のレパートリーとして貴重な存在になってくれそうです。












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最終更新日  2006年01月26日 00時39分51秒
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