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昨日書いたように、このブログのスポンサー企業が民事再生を申請しましたので、いつ中断するかわからない状況になりました。良い引継ぎ企業が見つかれば継続できるでしょうが、念のため民事再生の方針が出るまで、下記ブログで継続して書くことにします。画面が変わって見難いかも知れませんが、是非とも継続購読をお願いします。「アメーバブログ」 http://ameblo.jp/takahikoyoshida/
2009年05月20日
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このブログをいつもご愛読いただきありがとうございます。実は、このブログ『匠コンシェルジュ』は大阪の設計事務所ミラクルスリーコーポレーション様のご好意によって運営されております。特殊工法の設計事務所で、老朽化したビルを解体しないで再生させる技術を持っていましたが、残念ながらインフルエンザのせいではなく、この5月14日に民事再生法を申請しました。つきましては、このブログも今後どのように扱われるかわかりません。突然見ることが出来なくなることもあり得ます。その場合は、すみやかに他のブログの手配をする予定ですので、引き続きご愛読いただける方は「エスクローおじさん」で改めて検索してみてください。今のところブログの『アメブロ』で開設する予定です。ご迷惑をお掛けします。
2009年05月19日
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昨夜のNHKスペシャル『マネー資本主義~金融危機を招いた超金余りの謎・利用された日本マネー』を楽しく拝見しました。富田靖子演ずる金融通の主婦「渡辺みどり」が竹やぶで3000万円の現金を拾い、西岡徳馬演ずる刑事に事情聴取される寸劇から始まります。渡辺は今回の不況の原因を作った犯人として1.バブルに気づきながら長期の低金利政策を容認したグリーンスパン元FRB議長2.強引なドル高政策で世界のマネーをアメリカに集めたルービン元財務長官を挙げます。しかし、刑事は「あなたもその一人ではないですか?」と尋ねます。そこで画面は『FX投資美女の会』(実在)のセミナーと懇親会風景を写し出し、「レバレッジを効かせてお金持ちになりたいの!」という「美女」のインタビューを流します。為替相場を動かした名も知らぬ投資家として世界を震撼させた『ミセス・ワタナベ』=主婦のFX投資家(渡辺みどり=ミセス・ワタナベ+グリーンスパン)に代表される投資マネーにも責任があるとの見解を出します。拾った3000万円は、渡辺みどりがFXで儲けたにもかかわらず申告をしなかった金で、税務当局の追及をかわすために演じた自作自演だったことがわかります。最後に「儲けたいという世界中の欲望をコントロールしなければ、これからも同じことが起こり得る。人類はコントロールできるだろうか?」でエンディング。前にも紹介した『100年デフレ』(日経ビジネス人文庫・857円+税・2003年初刊)で水野和夫氏は「1997年以降の世界経済は、多発性バブルと長期的なデフレになる。」と予測し見事に当てています。多発性バブルとは、投資運用を求めるマネーの行き先がいたるところに及び、その結果バブルが発生して破綻することの繰り返しです。FPファイナンシャルプランナーは、お金の専門家として何気なく投資運用をお客様に推奨していますが、そのことは現在の経済では破綻と表裏一体になっている事実を見逃しています。「渡辺みどり」が投資家と中央銀行総裁のミックスで、今回の不況の責任が、その双方にあるという事実を。つまり経済成長でそうであるように、投資運用で人は幸せになれない時代に突入していることを認識しなければなりません。にわかに信じられないかもしれませんが)でも、人はあるいはFPは、これからも投資運用を要求し続けるのでしょう。次はエコバブルですか?農業バブルですか?どうせならバブルバブルなんていうのはいかがでしょうか?
2009年05月18日
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就活担当の中高の先生方とお話しする機会がありました。今年はインターンシップを受け付けてくれる会社が少なく、どの学校も苦労している様子です。せっかくお知り合いになったので、弊社グループ企業でも何人かお力になりたいと思っているのですが、結構難しいようです。先生としては、インターンシップに続いて求人票までほしいというのが本音。基本的には採用する余力がある企業でないといけないようです。実際のところ、弊社で受け入れるとするとキャッシュフロー表を作成できる人やお客様を接客できる人が欲しいのですが、中高生にそれを要求するのは無理です。能力もそうですし、接客業務と飲食業はインターンシップとして考えていないそうです。それではどんな仕事でお力になれるのかと聞くと、「掃除でもお茶でも何でも良いから。」とのお応え。う~ん、それはこちらが難しい。先生方はこの苦境を不況が原因とお考えのようです。確かにそれも一理ありますが、本質的には「日本経済の変質」が原因だと思います。ものづくり大国愛知県は自動車や工作機械の世界的工場があることで、今まで雇用を維持してきたのですが、今や経済の大部分は金融やサービスで成り立っているので、元々ものづくりの人材は過剰になっています。更に建築設計や税務申告書の作成などの知的業務までもが、中国やインドで行なっているのが実情。国内で必要な人材は、よほどの知的能力を保有している人かミクロン単位で鏡を研磨できるといったハイテクノロジーをもった職人しかありません。つまり中高生の出る幕はないということです。それでは中高生が生き残るには、どのような仕事が考えられるでしょうか?おそらく、国内で最後に残る仕事は「生身の人」にかかわる仕事=介護・医療・農業あたりになるでしょう。これらの業界の人にとっては、うちの仕事だって中高生を受け入れるほど楽じゃないとおっしゃると思いますが、ここは雇用のミスマッチを改善して今から対応しておかなければなりませんね。確か女子高校生の20%近くがキャバ嬢に就職することを希望しているといったショッキングな調査もありましたが、生身の男の人の「介護」をするという意味では、キャバ嬢も該当するのかも知れません。それに姫ちゃんが言っているように「最後は永久氏名!」でももらえれば大変楽なのかも。意外に女子高生は、日本経済の変化を肌で感じていて、有利な就職先をわかっているのかもしれませんね。それにしても大変な時代になったなぁ・・・人の子供のこと言っている場合じゃないよ~
2009年05月17日
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「住宅ローンの有利な選び方で、誰も話していないしどの本にも書かれていないことが2点ある。」という話を書きましたら、是非教えて欲しいとのお声をたくさん頂戴しました。実は、この方法は特別なことではなくハウスメーカーや金融機関も知っています。知っているのに話さないのは、自分に不都合だからです。一部のお客様は自分自身で実践されています。ですからハウスメーカーさんや金融機関に「内緒の話。あなただったら、どうやる?」と尋ねたら教えてくれるかもしれません。私もハウスメーカーや金融機関がスポンサーのセミナーではお話できませんが、都合の良いことに来週弊社グループ会社主催のセミナーがありますので、そこでお話ししようと思っています。自社セミナーなら何をしゃべっても問題ありませんから。すでに定員近く申し込みがあるようですが、これから住宅ローンを借りようとお考えの方やすでに組んでいる住宅ローンを見直したい方に、是非聞いていただきたいセミナーです。ご興味のある方はどうぞ。開催日時 5月23日(土)13:00~14:30場 所 名古屋市中区栄・中日ビル6階 中日コンサルティングプラザセミナールーム参加費 無料定 員 先着70名(残りわずかのようです)お申し込み 株式会社保険相談センター 0120-875-875 吉田から聞いたといっていただくとスムーズです。共 催 株式会社SBI証券名古屋支店注意:いただいた個人情報は両社の営業活動以外には使用しません。
2009年05月16日
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昨日、中部経済新聞の『時流を見る、時代を造る。経営リスクのツボチェック』というコラムに寄稿しました。主に中小企業のオーナー様が購読されている新聞ですので、『時価会計と不動産活用』という少々大袈裟なタイトル。それでも各方面から、高い評価をいただきました。ありがたいことです。(評価しない人は、わざわざ連絡して来ないからね)2010年4月期以降の事業年度から、国際取引をおこなう企業には不動産などについて国際会計基準が適応になります。投資用不動産=賃料収入や売却益を得る目的で保有する企業の不動産(遊休地も含む)については、時価評価するというのが主な柱です。財務諸表には、その不動産の活用内容が適正なのか、「最有効」に活用しているのかが注記されることになっています。つまり投資家・顧客・取引先・金融機関などに、その企業の不動産活用内容がまるわかりになるということです。これは主に大企業に適応されるのですが、流れは止められません。いずれスタンダードになるので、中小零細企業も準備を整えておきましょう。という内容です。国際会計基準とは、とりもなおさず時価会計のことですので、例えば不動産を所有しているすべてのみなさん、特に地主さんやビルオーナーさんは、必ず年に一度は時価で所有不動産を評価して、最有効に利用されているのかどうかをチェックする必要があります。この話、セミナーで話しているのですが、まだピンとこない地主さんが多いようです。再度。不動産所有者、特にアパート・ビル経営者の方は、年に一度は損益計算書(P/L)・時価ベースの貸借対照表(B/S)・キャッシュフロー計算書・長期事業計画書は、揃えていただきたいと思います。こんな簡単な話なのですが、オーナーさんに伝わらないのは、私の話し方が下手なせい・・・
2009年05月15日
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日経新聞朝刊の『私の履歴書』コーナーでは、今や世界的建築家になってしまった磯崎新氏を連載しています。学生のころ政治社会学という風変わりなジャンルを学んでいたのですが、その中で扱う記号論という手法を建築に取り入れていたのが、当時の磯崎新氏でした。大学の近く池袋西武百貨店のリブロ西武(そのときは、文化の最先端の場だと思っていた)で開催されていた磯崎氏のセミナーにもときどき行ったり、現場もいくつか見に行きました。もう30年も前ですね。磯崎氏は、今でこそ珍しくもなくなったのですが、設計する建物のドローイングに新築時の様子とその建物が廃墟になった様子をセットで描いていました。そのことが、今朝の『私の履歴書』でも紹介されているので、ご披露を。「都市とは変動のプロセスそのものである。その生成には始まりも終わりもない。時間は途切れることなくつながっていて、時々に現われ出る姿は未来都市でもあり、廃墟でもあるのだ。」「多くの建築家が輝かしい未来の都市像を描いていることに違和感をぬぐえなかった。都市は偶発的で未知な出来事にあふれていて、形が定まることはない。一人の建築家がコントロールすることなど、もやは不可能ではないか。」今、私は建築に係わる仕事をしていますが、このように建築を理解している人はまだまだ少数派ですね。特にデザイナーと言われる「先生」は、「住宅は自分の作品」と言い切ってしまうほどです。建築物は新しくもあり、廃墟でもある。表面だけ見ているとこの事実は理解できませんね。
2009年05月14日
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おばちゃん映画監督入江富美子さんの話ばかり書いていたので、すっかり遅くなってしまいましたが、5月7日の日経新聞夕刊で愛知県長久手町の『愛知たいようの杜ゴジカラ村ぼちぼち長屋』の特集が組まれていました。この共同住宅は、私がこれからの住宅の理想形の一つとして、セミナーなどでご紹介している住宅です。2003年オープンの木造2階建。要介護者向けの部屋13室のほか、独身女性向け1Rが4室とファミリー向けの部屋が共存しています。他にデイサービスセンターと小さな喫茶店スペースがあります。1Rの家賃は6万円ですが、高齢者の介護を手伝うと3万円になります。つまりいろんな世代が助け合って生活している空間です。記事によると、実際はコミュニケーション量もそれほど多いわけではなく、いろいろなもめごともあるとのこと。しかし、もめごとがあることでみんなが生き生きとしてくるらしく、運営者は気にしていないとのこと。若者ばかりの1Rマンション、高齢者ばかりの高齢者専用賃貸マンション、ファミリーばかりのニュータウン・・・どれもいびつな住宅のスタイルだと思いませんか?介護費用の増加が懸念される将来、根本的に発想を換えて多世代が共存できる住宅を目指すことが一番真っ当な道だと思います。「ぼちぼち長屋」は、次に「だいたい村」を近くにオープンさせる予定だとか。この位のんびりしたスピードでいかないと、人間の住生活を創る仕事は成功しないのだと思います。
2009年05月13日
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大手ハウスメーカーから『誰も教えない住宅ローンの得する選び方』というテーマでセミナー依頼がありました。「誰も教えない」なんていう秘密のテクニックがあるのかと思われるかもしれませんが、あるんです。あるからセミナーができるのです。どの住宅ローンの専門書・解説書にも書いていない有利なローン選びがあるのです。そこでそのハウスメーカーに「これは良いテーマですね!本当に話して良いですか?内容は・・・・ですが。」とお伝えしたら「それは困る。そこだけはカットしてほしい。」とのお返事が返ってきました。結局「誰も話さない~」の部分はなくなってしまって、中味は「ちょっと勉強した人なら知っているローン選び」になってしまいました。しかたがないですよね。無料のセミナーだしスポンサーの意向だから。だったら私が講師でなくても良いのですが・・・・ということで、ハウスメーカーや金融機関・マスコミは「決して顧客に有利な住宅ローンの選び方を教えてくれない。」という教訓を学べましたね。じゃぁ誰に聞いたら一番有利な住宅ローンがわかるかというと、住宅ローンに詳しいFP=ファイナンシャルプランナーあたりだったら良いのではないでしょうか。という宣伝でした。本当にどこを探しても、あの2つの有利な選び方のことは書いてないんだよなぁ・・・金融機関が嫌がるから書けないよね。
2009年05月12日
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ここのところ紹介している大阪のおばちゃん映画監督入江富美子さんの『1/4の奇跡~本当のことだから』の中味をちょっと。(私はまだ観ていないのですが)テーマは石川県の特別支援学校教諭山元加津子さんと障害者の子供たちですが、その中で一番は笹田雪絵さんという多発性硬化症のお子さんです。(神経が犯されて徐々に体が使えなくなる病気)この人の言葉が残っています。「ありがとう」私決めていることがあるの。この目が物をうつさなくなったら目に、そして、この足が動かなくなったら足に「ありがとう」って言おうと決めているの。今まで見えにくい目が一生懸命見ようとしてくれて、私を喜ばせてくれたんだもん。いっぱいいろいろなもの、素敵なもの見せてくれた。足もそう。私のために信じられないほど歩いてくれた。私を一日でも長く喜ばせようとして目も足もがんばってくれた。なのに見えなくなったり、歩けなくなったとき「なんでよー」なんて言ってはあんまりだと思う。でもたぶん意地悪な雪絵はまだまだ元気な目と足に「もういいよ。」とは絶対に言ってあげないの。だって見たいもの、行きたいところ、いっぱいあるんだもん。今までのは遠い遠い未来のお話でした。笹田さんは2003年自分の誕生日に永眠されました。この話は心を打つのでクチコミで拡がって、あちらこちらで上映されているのでしょう。しかし、これを「感動の何とか」とか「前向きな生き方」と評するのは、あまりに上滑りでしょう。山元加津子さんは子供たちにこう言っているそうです。「そのままでいいよ。みんな存在していることが大切なの。変わらなくていいよ。」日々「成長」を要求されているビジネスマンにも伝えたいですね。この当たり前のことが通用する社会になると良いと思っています。
2009年05月11日
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昨日ご紹介した映画『1/4の奇跡~本当のことだから』の監督入江富美子さんから、さっそくメールをいただきました。入江さんは単なる大阪のおばちゃんだったのですが、2005年の大晦日に「宇宙に感謝を溢れさせる映画を創る」というミッションに目覚め、素人ながら特別支援学校教諭山元加津子さんと障害者の子供たちを描いた映画を創ってしまい、それがクチコミで広まって、今や国連総会の議場で上映されれそうだというところまで来た人です。私はまだ観ていませんが、入江さんのお人柄を信じて、みなさんにもご紹介します。大阪の方ということで、主に関西や名古屋地区で上映されているようですが、来月から下北沢の短編映画専門館トリウッドでも上映されます。まだまだ東京地区は少ないそうですので、このブログを見ていただいている方でお力になっていただける方がいらっしゃいましたらお願いします。
2009年05月10日
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お客様の紹介で話題の映画監督入江富美子さんにお会いしお話を拝聴しました。入江さんは単なる大阪のおばちゃん(失礼)だったのですが、2005年の大晦日に「宇宙に感謝を溢れさせる映画を作ること」をミッションとする啓示のようなものを受け、まったくの素人として映画を撮って自主上映したのです。この映画は、石川県の特別支援学校教諭山元加津子さんと障害を持った子供たちのドキュメンタリーなのですが、クチコミで広がり、全国350箇所以上で上映。最近は、あのビル・ゲイツもDVDを入手したそうで、近いうちに国連総会の会議場で上映されるとの噂もある映画です。残念ながら、私は観たことがないのですが、話題として知っていたので勇んでお会いしたのです。1時間半のお話は、ご自身の生い立ち中心の話でしたが、自分が自分らしく幸せに生きるとはどういうことかという話。人間はビジョンを持って生きようとするが、ビジョンに生きても幸福にはなれない。自分の不足しているところを埋めるのがビジョンである。自分が自分らしく生きるには、ビジョンではなくミッションに生きなければならない。ミッションに生きることは大変なことだが、えも言われぬ楽しみがある。そして、ミッションは求めなくても天の方からやってくる。自分の場合は、仕事で成功して大金を得たが幸せではなかった。結婚や子供にも恵まれたが完全に幸せだとは思えなかった。そうしているときにミッションを得た。ミッションを得るとご先祖様に感謝し、未来に感謝し、宇宙に感謝する気持ちが溢れてきた。というようなお話でした。この映画は自主上映ですので、なかなか観られないのですが、6月1日からは下北沢の短編映画館トリウッドでロードショー。その他、岐阜や桑名でも予定されているとのこと。是非観てみたいと思います。続作に『宇宙の約束』『光採の奇跡』があります。いずれも15分前後の短編です。 入江さんの肩書きは「おっかんとく」だそうです。「お母ん」+「監督」。
2009年05月09日
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大手ハウスメーカーで住宅を新築されているお客様の最終段階。完成時検査に行ってきました。と言っても、昨日は行っただけで検査をしないで帰ってきました。つまり延期。日曜日に鍵の引渡しということで、「完成した段階で検査に参ります。」とメーカーさんに言っておいたので、昨日はすっかり完成しているのかと思いきや、まだまだ職人さんが入って細かな作業をしており雑然としておりました。通常、建物が完成すると建築会社自身が行なう「社内検査」があって、問題があれば是正補修を行ないます。次に施主(お客様)が検査をする「施主検査」があり、指摘があれば是正補修をし、完璧にしたあとに引渡しをおこない、施主は最終代金を支払います。これで目出度し目出度しとなります。しかし、昨日はその順番に疑問あり。完全に完成していないのに社内検査は終了しており、その補修をしている側で施主検査が終わっています。そこへ弊社が検査に行くわけで、完成していないものを検査しろと言われても、しようがないわけです。社内検査では何を見たというのでしょうか?しかも、弊社の検査にはレーザー測定やセンサーを使った検査があるので、人が歩いていると振動でミリ単位の検査ができないのです。昨日は、さらっと見ただけでテープを3箇所も貼ってきましたので、しっかり見たらどれだけ指摘事項が出るのでしょう?これで「社内検査も施主検査も終わっています。」とはどうなっているのでしょう?建築業は、工期をできる限り短縮し、資金回収を早くすることでコストダウンを計っています。その事情は十分理解できますが、完成していない建物を完成検査が終わりましたというような拙速な仕事は、かえってコストアップにつながってしまうと思うのですが、いかがでしょう?結局、月曜日に延期になりましたが、そこで弊社の指摘事項が山ほど出たら、どうなるのでしょうか?落ち着いて時間を取り、社内検査のときに弊社が一緒に検査して、一度に手直しした方がコストがかからないと思いますけど・・・ちなみに先日検査した大和ハウスさんは、自社でもレーザー測定したとおっしゃっていましたが、今回のメーカーさんはレーザーと聞いて驚いておられました。自社で測定していないようですね。大丈夫、弊社がしっかり測定しますから・・・
2009年05月08日
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弊社の女性社員が秋に結婚するというので、今は家具選びなどで忙しいらしい。今が一番楽しいときだねぇ~(ここはおやじ風の声で読んでください)家具の配置や色あわせ・品質などについてアドバイスが欲しいというので、愚妻を紹介しました。愚妻はインテリアコーディネーター(IC)として土日だけ大手家具店の展示場に勤務しているのです。ICの仕事は、家具インテリアの色・材質・品質・配置・価格などについて広く専門的にアドバイスしコーディネーションを提案することですが、これがファインナシャルプランナー(FP)と同じで、日本ではノウハウに関することでフィーを取るのが難しく、結局のところ照明・家具・インテリア・カーテンなど商品を販売して、その利益の一部を歩合としてもらうことになってしまっているようです。歩合となると必ず出てくるのが「この客は誰の客だ!?」とか「どっちの商品を売った方が歩合が大きいか?」という顧客を無視した考えです。IC業界もご多分にもれず、客を取った取られたでバトルが繰り広げられているそうです。夢を売る小奇麗な仕事なのに、情けないことです。歩合で仕事をしていると、あたかも成約したのは自分の実力で成約したかの錯覚に陥ります。その商品を誰が企画して、誰が形にし、誰がパンフレットを作って広告し、誰がここまで商品を運んだか・・・ということは一切度外視し、売った俺が一番。売れなければ企画課も広告部も運送業者も成り立たないではないか!というくらいの勢いです。私の回りにも保険の外務員や不動産仲介業者・ハウスメーカー・車のディーラーなど歩合で営業している人が多いですが、歩合社員の中でも、そのような意識を持っている人とは付き合わないようにしています。(自分まで情けなくなってくるので)確かに人を動かすインセンティブとして歩合は最も単純な手法ですが、ここまで高度な経済社会のなかで金だけを基準として仕事をするというのはどんなもんでしょうねぇ?歩合がなくても多くの企業の社員は、みんな一生懸命働いていると思いますが。
2009年05月07日
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FP会社である弊社は、企業様からセミナー講師を依頼されることが多いのですが、まれに自主開催のセミナーを行なうことがあります。年に3回ほど開催しているのですが、今回はこれに後からスポンサーが付く形で開催することになりました。珍しいパターンです。「5月の土曜日3週連続ライフプランセミナー」として、弊社セミナールームにて、家計に役立つ内容で各分野の専門家がお話しいたします。このブログでも書いているように、スポンサー付セミナーですと、ウソは申しませんが100%本当の話をしゃべれないこともあり、少々ストレスも残ります。その点、自主開催は本音トーク炸裂。お客様のお役に立つ情報満載でお届けできます。是非いらしていただきたいと思います。私の担当は、5月23日(土)13:00~14:30『不況に強い家計を作ろう!住宅ローンの見直しと選び方』というテーマでお話します。ハウスメーカーさんや銀行さんのセミナーでは絶対教えない裏技をご披露しますので、乞うご期待。他にも16日13:00~『公的年金のきほんを学ぶ』・23日15:00~『知っておきたい相続知識~遺産分割と遺言』・30日13:00~『賢く加入!生命保険の選び方』をご用意しております。詳しくは弊社グループ会社「保険相談センター」かスポンサー企業「SBI証券」様のホームページでご覧下さい。お申し込みの際、吉田の紹介と言っていただければスムーズです。
2009年05月06日
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ゴールデンウィークということで夕方の相談がなかったので、仕事場から近い名古屋能楽堂へ行って能を観てきました。豊水会という団体の四十周年記念公演だそうで、入場無料です。朝の9時半からずーっとやっていて、入退場自由。私は最終の能『道盛』を観ました。来場者は100名そこそこで、無料にしては空いていますね。能というと通常5,000~1万円するのですが、ときどき無料の演目がありますので、出掛けてみると良いと思います。現在は、自己主張が尊ばれ西洋的自我が本来の自分だという傾向がありますが、能を観ていると自我なんて本当はないんだということに気がついたりします。ドカーン、バヒューンという大掛かりなハイウッド映画系全盛の時代ですが、世阿弥の「秘するは花、秘せずは花ならざるなり」という精神は、現代でも十分通用すると思いますよ。勝ち残る・努力した者が報われる・自己アピール・個性重視・・・こういう哲学は、根本で間違っているんだと感じますね。
2009年05月04日
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昨日ご紹介した『豊かなセカンドライフにいくら必要か?』というセミナーのチラシが、主催者のパナホーム様から届けられましたので、詳しくご案内をします。大見出しは『老後どうする?将来に備えて、今から手を打つ土地活用』で、第一部が『土地活用による固定資産税と相続税対策』奥村会計事務所所長奥村眞吾先生。第二部が私で『豊かなセカンドライフにいくら必要か?不動産活用で資産づくり』。第三部は『選ばれ続ける賃貸住宅と管理業務サポートシステム』パナホーム不動産様。開催日 5月10日(日)13:30~場 所 名古屋駅前ミッドランドスクエア5階会議室A参加無料。午前中にはアパート建築現場を見学するお食事付きのバスツアーもあるそうです。お申し込み パナホーム株式会社中部環境開発支社 0120-874-657へ。講師の吉田の紹介と言っていただくとスムーズです。土地活用は節税重視からキャッシュフロー重視に転換しなければ今後成立しないというのが、私の主張ですが、第一部がタイトルからすると従来型の節税の話みたいなので、ちょっと気を使うなぁ・・・ちなみにこの日の午前は、中日ハウジングセンター黒川展示場で『住宅資金セミナー』もやっていますので、一日中セミナー屋さんで~す。よかったらいらしてください。
2009年05月03日
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ここのところ建築業者さんや不動産業者さんからのセミナー依頼が増えています。内容は、打ち合わせたかのように『私的年金になるアパート経営』です。固定資産税対策・所得税対策・相続税対策でアパート経営を勧める手法は、各社がやりつくしており、また地主さんも代替わりして40~50歳代の方が増えてきたことなどによるものでしょう。セミナーのストーリーは、1.まずFPお得意のライフプランに基づくキャッシュフロー表をお見せして、超高齢社会での老後生活資金が確保できない現状を説明します。2.公的年金制度の負担増と限界を説明します。ここまで不安を煽っておいて、各スポンサーの得意分野へ持ち込みます。3.例えば保険会社がスポンサーなら変額年金や個人年金などを紹介。証券会社なら企業型401Kの説明をしたあと、個人型401Kを勧めます。不動産関係なら、この金融不安下、金融資産で運用することの危険性を説明して、実物資産であるアパート経営でキァッシュフローを生み出すことを勧めます。(本当に企業はいろいろなことを考えるなぁ)私の場合は、これに「世代会計」の手法を取り入れて、世代間における公的受益と負担の格差を説明します。世代会計とは、1991年にアメリカの経済学者コトリトフらが提唱した手法で、各世代毎の費用負担を比較したものです。日本では『孫は祖父より1億円損をする』(朝日新書刊・島澤諭・山下努共著・740円+税)で知られるようになりました。これによると、例えば65歳世代は差し引き1,400万円の益を国から受けるのに対して、20歳世代は2,500万円の損を出すことになります。つまり若い世代は年金など公的負担の払い損になるわけです。これに今後生まれてくる世代は、国の純債務超過分を計算に入れるため、何と1億2,100万円の赤字を抱えて生まれることになります。今の公的私的年金があてにならないだけでなく、世代間の不公平是正、若年世代の負担増を考慮すると、単純に保険や運用やアパ-ト経営だけで自己防衛すれば良いというわけにはいかないとわかります。でも、ここのところはスポンサーによっては「直接関係ない話」ということでカット。なかなか本当の話まで持ち込めないところが辛い。直近では、5月10日(日)13:30~名古屋駅前ミッドランドホールでパナホーム中部様主催のセミナーで話しますよ~乞うご期待。詳しくはパナホーム様のホームページで。
2009年05月02日
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大手百貨店丸井系インテリアショップ『インザルーム名古屋店』の閉鎖が発表されました。このニュースは数ヶ月前、店舗名を伏せてでこのコーナーで取り上げましたが、ようやく正式発表となりました。これでここ数年名古屋栄中心部に開店した『バルサ』『アクタス』など有名家具ショップが軒並みが閉店することになります。残るは『コンランショップ』と家具メーカーである『カッシーナ』くらいでしょうか。新聞によると「元気な愛知」に出店したものの、景気の低迷を受けて売り上げが思うように伸びなかったということになっていますが、それは後付の理由です。愛知・名古屋は、これらのショップがターゲットとしていた10~30歳代が親と同居する率が高く、婚礼についても親が家具を選ぶという傾向があります。さらに、購入した家具をトラックに積んで紅白幕をつけて運び、近所のみなさんに披露していたという土地柄です。「インザルーム?どこの家具屋さんだね?そんなところで買ったらいかんわ。やっぱり家具は安井家具さんでなきゃぁ。」「あかんあかん、婚礼ダンスは桐でなきゃ。」という土地柄なのです。品揃え・マーケティング・販売手法、いずれを取っても東京流でしたので、この地域に浸透するには時間が少な過ぎたようです。よく「名古屋で商売をするのは容易ではない。」と言われますが、大都会だという先入観を捨て、じっくり観察すればおのずと販売方法も見つかるというものです。勢いやブランド力だけでは商売できないという典型を見たようです。その点、先行した大塚家具は栄店で苦しみながらも善戦していますね。
2009年05月01日
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