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2006年05月26日
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カテゴリ: 舞台鑑賞
今日は、『白夜の女騎士(ワルキューレ)』を観に渋谷に行ってきました。


4月頃、渋谷でこの舞台ポスターを目にし、行きたい!と思ったもののチケットは完売。
で、当日券ゲットに挑戦してみました。



白夜の女騎士(ワルキューレ)

060526poster

劇団夢の遊眠社の絶頂期、86年に上演された野田秀樹の「白夜の 女騎士 (ワルキューレ )」。
この作品は、物語の下敷きとなっているワーグナーの「ニーベルングの指環」を野田が大胆に脚色し、「彗星の 使者 (ジークフリート )」「 宇宙 (ワルハラ )蒸発」とつづく3部作の最初の作品として発表したものです。劇団の10周年にあたる86年には、国立代々木競技場で書き下ろし3部作が6時間一挙上演され、1日26,400人の観客を集めたことで演劇史にその名を残す公演となりました。


【スタッフ】
作:野田秀樹 、演出 :蜷川幸雄


空飛びサスケ(ヒト) :松本潤 、眠り姫(おまけ) :鈴木杏 、その後の信長 :勝村政信    
大写真家(神様) :六平直政 、ポジ(神様のかみさん) :立石凉子
巨人1(ライト兄)/右田刑事1 :杉本哲太 、巨人2(ライト弟)/右田刑事2 :高橋洋
「ワル!」 :山口紗弥加 、「キュー」 :持田真樹 、「レ?」 :濱田マリ
ペニスの商人 :たかお鷹 、レフ小僧 :六角慎司 、ゲンゾー :さとうこうじ


さて、当日券は、、、
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当日券は毎公演、抽選方式で販売。
公演当日開演90分前に購入順番を決めるための抽選を行います。
抽選で引いた番号順に開演60分前より当日券を販売いたします。
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予定よりも遅く家を出てしまい、10分前到着。
既に150人はいる様子。すげー。
ジャニーズファンでいっぱいだったらどうしよう~、と思っていたのだけれど、
意外にも女性一人参加が多かった。

今日は、40人分位の席と70人分の立ち見席あり。


060526No微妙な番号ひいちゃった。

2人連れでも番号は1つなので2人連れが多いとアウトかも。
並んでるうちに、S席、A席、コクーン席、中2階立見が完売し、なんとか2階立見をゲット!

060526ticket買えてよかったー。

最後から21番目で滑り込みセーフでした。
ぎりぎりに抽選に潜り込んだくらいだから、相応の席かな。

立ち見の場所は、2階右側で前から12番目で、舞台右端は視界に入らない場所。
(この舞台は、結構右端使ってるので、左側の方がオトクかもー。)

さて、私が来た主な目的は「若くてかわいい松本潤くんがみたい」というオバさん魂。
なので、あとの出演者は鈴木杏ちゃん。ぐらいしかチェックしてませんでした。

しかし、舞台の途中、「うわ、この人誰?」って迫力の俳優さんが。
オペラグラスで見たら、勝村政信さんでした。
(勝村さんも好きな俳優だけれど、松本くんに気を取られて出演知らなかった。)
さすが舞台俳優さんです。声の張りもすごいし、観客の心を掴む動作と花がある。
しかも、渋くて格好いいです。

肝心の松本くんですが、こちらも熱演。
ひいき目なしでも、アイドル枠を超えてます。すごい頑張ったんだろうな。
見たかった松本くんを見れて、嬉しい反面さほどトキメキがなく、我ながら「あれ?」と、
思ったけれど、舞台の1俳優として見てたからかな。

鈴木杏ちゃんもよかったです。
3人の特徴は、声がすごくいいこと。舞台に向いているのかも。

舞台演出にも惹かれました。
床下も空中も、舞台裏のガレージも、観客席の通路も、全て使い、小さなコクーンに
大きな広がりが出てました。
ストーリーは、2つの世界が融合していて、初めは訳分からんと思ってたのだけれど、
結局面白かった。
内容に関しては、コクーンのページの方が分かりやすいので以下にコピペしますね。

帰りにポスターをぱちり。(日記最初の画像です。)



■コクーンHP『白夜の女騎士(ワルキューレ)』 初日レポート より

誰も読み解けなかった野田秀樹の20年前の作品が、蜷川幸雄の演出で、こんなにも感動的によみがえるとは、想像もできなかった。言葉遊びと軽やかな笑いのかげに隠された痛々しいほどの物語を、蜷川は圧倒的なエネルギーで引きずり出した。


開演前から客席には出演者たちが、すでに徘徊している。コビト族の扮装をした人たち以外に、黒ヘルメット姿の青年もいる。70年代、デモに参加する若者を思わせる。蜷川の仕掛けの一つだ。舞台奥の扉は開いていて、駐車場とその向こうの通りも見えている。ふだんの渋谷から、コビト族の市場の喧騒へと、いきなり芝居は始まった。この作品は二つの物語が重層的にからみあっている。神と巨人族とコビト族が「ヒト」を奪い合う神話の世界。もう一つは、棒高跳びのコツを忘れてしまった少年サスケと、その後の信長、その妹のおまけが繰り広げる現実の世界。ハム仲間と分かったサスケとその後の信長は、富士登山を目指すが、次第に、その後の信長が実は爆弾テロ犯人と分かる。神々に追われる「ヒト」と、刑事に追われるその後の信長、二つの世界が交じり合っていく。巨大な富士山のセットや、それが割れてサスケのアパートが現れるなど、スペクタクルも満載。印象的なのは舞台の切穴から大勢のヘルメット姿の男たちがぼろぼろになった旗を振る上を、サスケが飛ぶシーンだ。爆撃音などの戦場の音が響き、激しい闘争の世界が浮かび上がる。野田が神話のオブラートで包んだ70年代過激派や、彼らが起こした爆弾テロを、蜷川ははっきりと提示した。それはいまだに紛争の絶えない現代の世界をも象徴するものだ。

 棒高跳び=空を飛ぶために、懸命に突き進む少年サスケを、松本潤がみずみずしい感性で演じている。政治的闘争の中で倒れていった多くの者たちの思いを全て背負って、高く飛び上がる姿は決意に満ちて美しい。勝村政信は、誤って妹を爆弾で殺してしまった過去を持つその後の信長を、時に軽妙に、時に痛切に演じて緩急自在。サスケの眠れる闘争心をかきたてるおまけを、鈴木杏が強さと透明感で見せる。神様夫婦の六平直正、立石涼子の存在感、巨人族とライト兄弟と刑事を演じる杉本哲太と高橋洋の軽やかさも面白い。蜷川作品常連の俳優たちによるコビト族の厚みのある演技も見逃せない。
 三部作の続きをぜひとも見たいと思わせる渾身の舞台だった。

text by 沢美也子(フリーライター)、photos by 細野晋司





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Last updated  2006年05月26日 21時31分48秒
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