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2009年05月27日
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カテゴリ: Cinema
■『ミルク』("MILK" 2008 米)


解説: 1970年代のアメリカで、同性愛者であることを公表して公職に就いたアメリカ初の政治家ハーヴェイ・ミルクの生き様を描く伝記ドラマ。監督は『エレファント』のガス・ヴァン・サント。個人の権利を守るために戦い、凶弾に倒れたミルクをオスカー俳優ショーン・ペンが演じている。同役ですでに多数の映画賞を制覇しているショーンの熱演と、今なお尊敬の念を集めるミルクの愛すべき人柄をフィルムに焼き付けたガス・ヴァン・サントの手腕を堪能したい。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 1972年のニューヨーク。金融や保険業界で働いていたミルク(ショーン・ペン)は、20歳年下のスコット(ジェームズ・フランコ)と出会い、恋に落ちる。二人は新天地を求めてサンフランシスコに移り住み、小さなカメラ店を開店。そこはたちまち同性愛者やヒッピーたちのよりどころとなり、ミルクは彼らを快く思わない保守派に対抗した新しい商工会を結成することになる。(シネマトゥデイ)



2008年のアカデミーショーで主演男優賞と脚本賞を獲得した作品。

サンフランシスコにゲイが多いのはここが始まりだったんだと初めて知りました。
今では信じられないけれど、ゲイは病気、神に反すると白い目で見られていた時代。
この人がいなかったら、ますます差別社会になっていたかもしれない。

個性派俳優のそろった作品。
誰が出てるか把握しないで観に行ったのですが、ショーン・ペンの完璧な演技を


映画の最後に本人と役者の両方が映し出されるのですが、みんな本人にそっくりで
驚きました。ショーン・ペンなんて本人の雰囲気そのままです。


ミルクが一目惚れしたスコット役のジェームズ・フランコもとてもいい。
『スパイダーマン』 の時は、笑顔が無駄に素敵でしたが、今回はその笑顔が魅力。
ミルクを支える永遠の恋人としてオアシス的存在になっていました。

ミルクとともに行動した若手活動家クリーヴ・ジョーンズがどこかでみたことある
けれど、誰か思い出せない~と気になってましたが、 『スピードレーサー』 の
エミール・ハーシュ君でした。いい演技でした。

そして、なんと私のお気に入りのディエゴたんも出演してました。

milkS_J.gif



ディエゴ出演作→ 『ダンシング・ハバナ』 『クリミナル/完全犯罪計画』 『ターミナル』


“転がり込んできた” 新恋人。メキシコ人同性愛者という超マイノリティ。
英語もイマイチで、ミルクが誰なのかも知らず。
何もかもスコットに劣る彼は、ミルクの同志からもちょっとつまはじきにされるが、
ミルクの為に支援者を集めたりもする。

ディエゴの役でもあり、ちょっと気になったのでもっと記載。


アル中なのか、いつもふにゃふにゃで言動がちょっと怪しい。
ただただミルクが好きで、会った日から「I love you」を連発する。
ミルク会いたさにドアノブ壊して家にあがっちゃった挙げ句に料理を作って
待ってたりします。(怖いよ!)

きっと、故郷も何もかも捨てて新天地に来て孤独だった彼にとってミルクが
全てだったんだろうなぁ、と。

「どこ行ってたの?スコットと会ってたの?」
「何時に帰ってくるの?」
「クリーヴとアンが、僕をあんたのテーブルから追い出すんだ。クビにしてよ!」

と、うざい女さながらで、ミルクがよく我慢してるなぁと思ったらこんな場面が。
別れたスコットと再会した時のこと。

M「君が恋しいよ。」
S「じゃ、あの男(ジャック)はなんなの?」
M「彼は僕がいないとダメなんだ。」

なんて心の広い。
同情が横滑りしたような、そんな愛情もあるんだなぁと思いました。

しかし、公務に忙しいミルクに対して寂しさを募らせるジャックは首つり自殺を
してしまうという衝撃の最期。しかも壁一面にミルクへの抗議の張り紙をして。

その後に彼の死に動揺するミルクを支えたのもスコットだし、結局どんなに想っても
自分の居場所がない孤独を感じていたのかも。
純粋で寂しい人物でした。

 ↑↑ ネタバレおわり ↑↑

という訳で、ミルクの人となりを知る以上にはSTORY的には重要でもないようで、
パンフレットにもジャックのことがほとんど触れられていないのだけれど、
インパクトはありました。

結局はミルクも志半ばで銃弾に倒れるのだけれど、彼の残したものは大きい。
マイノリティ差別の恐怖を考える上でも是非観て欲しいなと思う作品でした。

映画公式HPは こちら 。






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Last updated  2009年05月28日 19時26分56秒


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