書籍「ベビーサイン」の解説2おむつ替え


2.オムツ替え
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タッチのサインで早い卒業

 サインの「うんち」「おしっこ」「オムツ」は、お母さんの手で「うんちでた?」「おしっこ?」「オムツ換えようね」と声をかけながら、赤ちゃんのお尻などをトントンと軽く触ってください。 排泄の感覚を脳に伝えられるよう、生まれてすぐからでもトントンとタッチしてあげましょう。
 効果の表れは早く、赤ちゃんが自分の両手でお尻をポンポンとたたいたり、前をトントンしたりして教えてくれます。このサインを見逃さないことです。褒めるとまた教えるようになります。
お尻をタッチするサインでオムツの卒業が早くできます。
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「うんち」「おしっこ」のよちよち手話

おむつ1

うんち1

 「うんち」や「おしっこ」のサインは赤ちゃんのお尻を触る動作が分かり易いです。

必ずこのサインでなくてもお尻の両側をポンポンと軽く叩くサインでもかまいません。

 オムツを替える時、赤ちゃんのお尻の両側を叩くと「オムツを替える」ことが理解できて、じっとする子、逃げ出す子といろいろですが、少し大きくなって自分からポンポンと叩いて教えてくれるようになります。

オムツの卒業は個人差があります。あまり急がせないことですね。

でも教えてくれたら「おりこうさん」としっかりほめてあげてくださいね。





「替える」のよちよち手話

かえる1



オムツを替えたり、パジャマに替えたりする時に「右と左のものが入れ替わる」という意味でパーの手を交差します。
このサインを使えるようになったある子は、「紙おむつの入っているところから自分でオムツをとりだして「替える」のサインをしながら持ってくるので困る」というお母さんがいました。なぜならオムツが濡れていなくても、このサインができるようになったことが嬉しくてなんども繰り返すそうです。これはまだ本当の使い方「濡れたら取り替える」「汚れたらきれいなものと取り替える」ということが、理解されていないからですが、叱らないでタイミングよく、オムツが濡れた時にこのサインができたら褒めてあげましょう。叱ってしまうとサインを出さなくなってしまいますから、根気よく使い方が理解出来るまで付き合ってあげてくださいね。

本では言葉を「替える」としてありますが、あるお母さんは「交換」という言葉でこのサインを使っていました。「こうかん」って難しいのでは?と考えてしまいますが、赤ちゃんには発音しやすいという面もあるようです。どちらでもかまいませんよ。





「くさい」のよちよち手話

くさい1

グーの手を鼻をつまむように鼻のところに。表情をつけて、くさい臭いを赤ちゃん本人が感じているとき、使ってください。

1歳2ヶ月くらいになると、うんちの時には「くさい」「おむつ」の2語文で伝えることができる子も多いですよ。事後でも教えてくれたらうんと褒めてあげてくださいね。褒められるとまた教えてくれますから。

あるお子さんは自分のおむつ替えの時はまったく使うことなかったのに、動物園に行って象舎に入った時、「くさい」のサインをしました。

ママは「臭いという感覚が分からないのかと思っていたけど、ちゃんと感覚もサインも理解していた!」と。





「気持ちいい」のよちよち手話

きもちいい1



パーの手のひらを胸にあてて上下に動かします。

最初は赤ちゃんの胸を「気持ちいいね」とさすってあげてください。
赤ちゃんは触られるのが大好き。
オムツを替えた後とか、お風呂に入って着替えたときとかに使ってください。


名詞ではない、見えないこの言葉の意味を理解するのは、赤ちゃんにとっては難しいのですが、気持ちのいい時のスキンシップという意味で使ってみてください。これを使っているお母さんをみていると、表情と手の動きがとても柔らかく、赤ちゃんをいい気持ちにさせるサインです。





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