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雨でも昼ラン 岡田@隊長さん

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人間辛抱 @ Re:アンドレ坂改修工事完了してました(06/08) どうもお久しぶりです。 新型コロナウイル…

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Oct , 2026
Aug 12, 2005
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日本に住んでると、狭い部屋・庭に、高い家賃...住宅事情の不満も膨らみますよね。洋画を見て、「あー、やっぱり日本は狭いんだなー...」などと、アメリカの住宅事情をうらやむ方も多いかと思います。

しかあし!!ボストンの家賃は日本よりもはるかに高いです!!テロ前の景気の良い時では、首都でもないのに、六畳一間のステューディオ(ワンルーム)が1000ドル(11万円)以上は当たり前という世界でした。古い建物でエレベータなし、おまけにねずみ君のルームメートとなってしまうのが常ですから、少しでも日本より良好な住宅事情を夢見て渡米した人々の期待を見事に裏切ってくれます。

何を隠そう、僕も期待を裏切られた一人でしたねえ...

それから、幸か不幸かボストンの不動産屋で働くことになって、アメリカの住宅建築を自分でも色々勉強する羽目になったわけです。

ボストンの北に位置する Ipswich という町は、不動産屋で働く前からのお気に入りでしたが、ナントこの町、アメリカで重要文化として指定されて保護されている、古い住宅建築400件のうちの300件が集まる町なんですねえ。そのうちいくつかは、ミュージアムやレストランとして、またただ単に一般に開放されています。すると、意外な事実が分かったんです。

アメリカの家も、初めは小さなワンルームだった。

アメリカ植民地(コロニアル)時代の住宅建築は、イギリスの影響を色濃く残したもので、English Cottage Styleといわれる、部屋が一つだけの、板葺きの壁を持つ小さな家屋が主流だった、ということです。

その小さな部屋の4つの壁のうち一つには暖炉があり、そこで煮炊きをして、夜になったら同じ部屋で家族全員が川の字になって寝る、という、現在のアメリカ住宅事情からは考えられない生活が主流であったわけです。

実は、Ipswich の町の現在ある大きな家屋には、そのEnglish Cottage を増築したものが多く、建築の専門家が見ると一目で分かるそうです。



あとはVictorianですか。これはレンガ造りの大きな建物が多く、四階建て・五階建ても珍しくありません。現存するものの殆どが、元々四階建て・五階建て一軒家だったものの内部を細分化して、アパートなどになっています。因みにこちらは坪単価が高く、またparty wall といって、隣の建物と壁が共有されていたりで中々再生出来ないので、保護されている場合も多いです。

Victorian はイタリアの建築家によるものですが、英国ビクトリア王女にちなんだVictorianの名前で呼ばれています。

Second Empire は、Victorian と同じくよく見る形ですが、Second Empireの名前の通り、フランス第二王朝=ナポレオンの時代の建築。箱型の屋根を特徴としています。

さて、アメリカは合衆国として独立し、イギリスの影響から離れてゆくにつれ、家屋建築もバリエーションが出てきます。

Greek Revivalは、普通は銀行や会社のビルなんかでよく見かける感じですけれども、アメリカがイギリスと戦争を始めて反イギリスの思想にとらわれ、またギリシャがトルコから独立すると、住宅建築にも多大な影響を与えます。これは屋根が三角形に区切られていたり、エンタシスを持つ柱が回廊を支えていたり、装飾性の高いものが多いです。

同じ装飾性の高いものには、Carpenters' Gothicという、石ではなく、木造で作られたデコレーションで飾られた家屋もまた、Maine 州などではよく見かけられます。

Italian/Italian Villa は、スムーズにつながれた曲面と、より自由な間取りを特徴としており、人気のスタイルの一つです。中規模のアパートや、一階・二階・三階と世帯が分割されている家屋建築によく見られる形です。

2X4は、アメリカでの住宅ブームの需要を満たした量産型家屋建築で、まあ日本でもおなじみですよね。アメリカで2X4といったら、ある程度決まった概観・間取りをしています。

他にもCraftsman/Arts and Crafts など色々在りますが、ざっと見てこんなところでしょうか。

面白いのは、それぞれのスタイルに時代性があり、スタイルを見ると大体の築年数が分かってしまう、ということですか。つまり、「この形カワイイからこれにしよっと!」って決めたスタイルではないんですよね。街でよく見る建築のスタイルによって、その町、そのブロックがどの年代に発達したかも大体分かるし。

ふう、というわけで、ほんっと大雑把に見てきましたが、僕が色々見て回ってみて、一番の収穫は、「いきなり広かったわけじゃなくって、すべては小さなワンルームの家から始まった」事実を発見したって事でした。






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Last updated  Aug 13, 2005 02:27:30 AM
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