お願いだから、あと一杯

お願いだから、あと一杯

2006.04.10
XML
テーマ: たわごと(27810)
カテゴリ: カテゴリ未分類
 スポーツ選手に怪我は付き物で、時として怪我からの復活劇は感動のドラマとなる。しかし、ボクら一般人と怪我の関係について考えたとき、そこにあるのは悲劇でも感動でもなくただ「マヌケ」であるという事実を認めざるを得ない。
 かっこいい例、野球の場合。1、本塁を死守するキャッチャー。全速力で突撃してくるランナーをものともせず身体を張って本塁を守る。怪我を恐れていてはできません。2、プライドをかけマウンドに登るピッチャー。肩や肘に多少の違和感があったって、チームの為に、自らのプライドの為にグラウンドで最も高い場所にいる男。まさに身を削って闘う男。かっこいいですね。
 一般人の場合。なれない運動でアキレス腱断絶…おじさんに多い例です。マヌケです。「若いもんに負けてられん」と勇んでレクリエーションに参戦。数分後、乾いた音が響き渡る…アキレス腱断絶。「年甲斐も無く無理するから」と半ば呆れられつつ退場、マヌケです。図工の時間に彫刻刀で指を切る小学生、マヌケ、ドジ、不器用。良いとこ無し。「だから真剣にやりなさいって言ったでしょ!」…怪我してるのに怒られる、重ね重ねもマヌケです。
 このように、闘う男の怪我は美しさを伴うが、一般人の怪我はマヌケと不注意の賜物である。例え同じ怪我にしてもだ。延長戦まで戦い抜いたサッカー選手が足をつるのは悲壮感や清清しさをを感じさせるが、体育のサッカーで足をつる奴はマヌケでかっこ悪い。バレーボール選手の指のテーピングはカッコいいが、日常でつき指する奴はマヌケである。
 そして今日、この私にも「マヌケ」が襲い掛かってきた。バイト帰り、フリースクールに立ち寄り、子どもたちと過ごす時間。ここまでは清清しい、好青年なオレ。
 しかし、「マヌケ」という名の魔物は、帰り道に潜んでいた。久しぶりに会った子どもたちの笑顔に元気をもらったボクは、日中、立ち仕事をしていた事を忘れチャリを停めてある駅まで歩いた。その間およそ45分。子どもたちの元気はグリコの数十倍効くのです。そして、駅にたどり着き颯爽と自転車に跨り駆け出そうとした瞬間、ついに「マヌケ」が牙を剥いた。45分も歩いた足は自覚している以上に疲労を抱えていた。跨ろうと振り上げた右足が自転車に引っかかり(前輪と後輪の間の棒って言うか本体部に)、その瞬間、体重を支えていた左足は突っ張った状態で全体重を支えざるを得なくなった…結果、ふくらはぎをつった。
 「あっ」って思った。もしかしたら実際に「あっ」って言ってたかも知れない。とにかく足をつった。しかし、ボクには意地があった。自分の前後に若い女がいた。こんなところで「足つった」ことばれる訳にはいかない。恥ずかしい!オレはまだまだもてたいんだ!
 そして、足をつったままペダルをこぎ続けたのです。人間いざとなれば無理が利くもんです。足つりながらもフィールドを駆けるサッカー選手の気持ちが初めて分かった。意地があれば何とかなる。精神は肉体を凌駕するのである。
 しかし、まだ足いたい。マヌケだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.04.11 00:23:15
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

D-zig

D-zig

カレンダー

コメント新着

なーご@ Re:ナースとお仕事(04/28) いらなくなったナーサン売ってください。 …
D-zig @ Re[1]:フォトジェニックだね(04/04) 素直に調子に乗れればいいんですけどね。…
cascade0920 @ Re:フォトジェニックだね(04/04) >誰か2時間くらい喋って欲しい。で、…
D-zig @ Re:世の中何かがおかしい。(03/23) ボクも性格が悪いので、「こんな奴に彼女…
cascade0920 @ 世の中何かがおかしい。 います。 「え?こいつに彼氏がいるの?…

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: