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2007.03.16
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和食を作るときには、何気なく使っている「みりん」ですが、そもそも何のために使っているのかとか、どうやって造られているのかとか、値段にかなりのばらつきがあるのはどうしてかとか、改めて考えてみるといろいろと疑問もわいてきます。


みりん(味醂)とは、「甘味のある黄色の液体で、日本料理の調味料や飲用に用いられるアルコール飲料のひとつ。」

アルコール飲料だったんです。

そのため、「みりんにはビールやウイスキーなど一般に飲用に供されるアルコール飲料と同じく、酒税法により酒税がかけられ、また、製造・販売免許が必要である。1996年までは販売には酒類販売業免許が必要で、アルコール飲料を扱う店でないと販売できなかった。」という過去があります。

その成分は、「約 40%~50% の糖分と、約 14% 程度のアルコール分を含有していて、煮物や蕎麦つゆ、蒲焼のタレや照り焼きのつや出しにつかう。」

「アルコール分が魚等の生臭さを抑え、食材に味が浸透する助けをし、素材の煮崩れを防ぐ。糖分が料理に甘みを加え、照焼きの艶を出し、加熱によりよい匂いを生じさせる。白酒や屠蘇酒の材料としても使われる。」

という、すぐれものの日本古来の調味料なんです。

飲用にするためさらに焼酎を加えてアルコール濃度を高めたものは「直」(なおし)、「柳蔭」(やなぎかげ)と呼ばれるのだそうです。
何か風流を感じます。



昔仕込本みりん 最高級本みりん


製造方法は、本来(本物)は、 もち米、米麹、米焼酎 から作られます。

もち米と米麹を、焼酎の中で半年から1年ほど熟成させて造るのだそうです。
この間に麹の働きで、もち米のでんぷんがブドウ糖やオリゴ糖などに糖化され、さまざまな甘みが醸し出される。アミノ酸や酸味や香りも作られ、みりん独特の風味が生まれる。

歴史的には、そもそも高級飲料として用いられていたものなので、そのまま飲んでもおいしいのだそうです。

しかし、ここからが問題です。
今スーパーなどで店頭に並んでいるほとんどの「みりん」は、残念ながら、上記のようなみりんではありません。

それを自覚していて使っている分には問題はないのですが、本来のみりんというものも知らず、今使っている「みりん」の中身も知らないというのは、かなりまずいです。


それは、昔のみりんとは製造方法が全く異なるからだそうです。

昔ながらのみりんを「純米みりん」とすると、今店頭に並んでいる多くの安い「みりん」は、「 みりんタイプ調味料 」です。

この「みりんタイプ調味料」には、「 醗酵調味料 」と「 みりん風調味料

「醗酵調味料」の方は、米やとうもろこしなどを原料にアルコール発酵させ、ブドウ糖や グルタミン酸ナトリウム(化学調味料) 、酸味料で味を調えて造るのだそうです。

甘みを強くしたものが「みりんタイプ」、日本酒のように調整したものが「 料理酒 」となるのだそうです。

「醗酵調味料」は15%程度のアルコールを含みますが、製造の過程で塩を加えるので(食塩を 1.5g/100ml 以上)、分類上は酒類にはならないのだそうです。。つまり酒税がかからず、 安い ということで、「 本みりん (本来のみりん)」などに変わって人気を集めるようになったそうです。

一方、「みりん風調味料」はシロップ(水あめ)を原料に、同じく グルタミン酸ナトリウム(化学調味料) や酸味料などで味をつけカラメル色素で色を付けたもの。

要するに、ただのシロップ(水あめ)を添加物でみりん風に仕立て上げた「 色つきシロップ 」ということです!

これらは味も調理効果も、本物のみりんとは比較になりません、当然です。アルコール分は1%以下なので、酒の免許が自由に取れなかった時代(そんな時代もありました)に、安くて手軽に買えるという利点を持って登場してきたのもです。

料理を作ってみれば、その差は歴然(それはそうでしょう、そのぐらいは想像できます)。
問題は本物のみりん 「本みりん」を使ったことがない!! ということです。

しかしとにかく、添加物、化学調味料入りのものを使うわけにはいきません。

ですので、 「醗酵調味料」や「みりん風調味料」はやめます



三年熟成本みりん           本みりん       三年熟成本格ほんみりん


本みりん 」とうたわれているものの中にも、「醗酵調味料」から化学調味料、酸味料などを除いて造ったものもあります。

「米」、「米麹」、「 醸造アルコール 」、「 糖類 」、
さらには、「米」、「米麹」、「醸造アルコール」。

醸造アルコールとは、廃糖蜜などを原料として醗酵させて蒸留したアルコールのことです。日本酒などにも添加されています。
糖類とは、水あめ(シロップ)のことのようです。

どうやら、醸造アルコール、糖類を使用することで手間ひまをはぶくことができるようです。つまり、コストを抑えることができ、値段も安くできるということのようです。

ただし、「米」、「米麹」、「醸造アルコール」のみのほう、「焼酎」の部分を「醸造アルコール」にかえただけのみりんは、本物ではないと簡単に言ってしまうこともできないようです。


ブリの照り焼き.gif



ほんとに本物にこだわるなら、米、米麹、焼酎のみです。
まだ、味わったことがないので、まずはお味見してみなければ。

しかし高いです。
というよりも、 たかが調味料と考えるから 高いと思ってしまうのでしょう。
冒頭で述べたように、味醂はそもそもアルコール飲料、お酒です。
お酒だと考えると 、さほど高いという値段ではありません(確かに)。

ただし、奥様方がそう考えるかどうかはわかりません。



造っている所の ホームページ


造っているところの ホームページ


これらのホームページを見ると無性に 日本っていいなあ 、と感じるのは私だけでしょうか。





















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Last updated  2007.03.21 07:13:22
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