ユウとの日々

秋・・そしてカズからのメール


カズと別れ、マモルと過ごした、短い夏も終わり、


やがて、当たり前だけど、秋がやってきた。


アタシのおなかも少しずつ目立ってきたし、夫との仲も相変わらずだった。


つわりもなく、比較的ラクなマタニティライフだったけれど、

夫の暴力はたまにあった。


おなかに子どもがいるのに、信じられなかった。




カズのことを思い出さない日も無かった。



それは、ある日、本社に勤めるカズから、

支社のアタシのPCに一通のメールが入ったから。





カズからのメールは、




風の便りで、アタシが妊娠していることを知ったこと。

Reiは俺と別れてからは、

幸せになろうと、前向きに旦那さんと頑張っているんだね。



というような内容だったように思う。




つらかった。



正直、アタシにしてみれば、今回の妊娠は、思いもよらない妊娠だった。



妊娠していて、おなかに赤ちゃんがいることはうれしかったけど、



これがカズとの子ならどれだけ幸せだったろう。





なんて、冗談にも言ってはならない返事をカズにした。




でも、きっとそれは、アタシの本音だったかもしれない。



カズとは、別れるとき、お互いに、束縛から解かれたとき、

絶対一緒になろうねって、約束したんだっけ。



育児から解放されたときが夫から解放されるとき。


そうすれば、カズと一緒に・・・。





なんて・・・・夢のような話だよね。




でも、カズはアタシのことをまだ少しは想ってくれてたんだ。


それはうれしかった。



でも、もうカズの元には戻れない。


きっと、カズもアタシも、戻ってしまえば、

またあの頃のような苦しみを味わい、

お互いに傷つけあい、同じことを繰り返してしまうことだろう。



どうすることもできない上に、

カズは、今のアタシを幸せだと勘違いしてる。



そんな誤解を、解いてみたところで無意味なこと。



そう。


アタシとカズは終わったんだ。


そして、アタシはカズの子ではなく、夫の子を妊娠しているのだ。




これは、神様がアタシに下した天罰に違いない。









そして、またアタシは出逢い系サイトに登録した。



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