ゆきあけのボヤキ

結婚後


結婚してからしばらくは近所に別居していた。

この頃は祖父母も元気だったので気を使ったのだろう。

結婚して翌年、待ちに待った長女‘ユー’が誕生した。

その後、約1.5歳ずつ空けて

次女の‘マー’ 長男の‘ショー’が誕生した。

ショーが生まれる前には祖父母と同居になった。

一気ににぎやかになった。

私とでも親子でいける程年齢が離れている従兄弟達。

かわいくて仕方なかった。

仕事が休みになり、松山へ帰る事が待ち遠しかった。


私が今までスー兄にしてもらった様に

この子達にもしてあげたい、してあげようと思っていた。

スー兄は結婚しても、子供が生まれても

私に対するやさしさは変わらなかった。

ユーが生まれた時、ユーの名前を

しょっちゅう私の名前と間違えて呼んでいたらしい。


母がスー兄に、「子供が3人もいてたら荷物も増えるから

下の座敷も使いなさいよ」と言っても、

同居したからといって、私達が松山に来た時

気を使わないようにと空けておいてくれていた。

子供たちも元気に育っていった。


ショーが生まれる頃から祖父が入退院をするようになった。

私達も度々松山へ行った。

どんどん弱っていった。




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