言葉も勉強も、小学校低学年くらいまでは親が教えることができますが、子供も自我が芽生えてくると親が先生役をするのは限界なことも増えてきます。最近はオンラインの日本語補習校もできていて、時間的、物理的に補習校に通えない海外の日本にルーツを持つ子供たちに利用されています。5人までのグループで、月額日本円で12000円ほどだそうです。ドイツ在住の友人の子供たちは小学生ですが、グループなので同じような立場の子供たちとも交流して、楽しく学んでいるそうです/::)もしよろしければ/:rose

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↓こちらは中学生も対応しています。
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ニーハオ中国

ニーハオ中国

2021/11/06
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カテゴリ: バイリンガル教育
昨日、北京で子供の日本語を育てるために、
3つのことを決意した話を書きました。

今こうやって振り返ってみると、
当時のわたしはけっこう狂気じみたことをしていたな、とも思います。

「何もそこまでやらなくても・・・」

と笑いたくなりますが、
そこまでしないと不安だったんですね。

やっぱり、この中国語にどっぶりつかった環境の中で、
どこまで子供の日本語を育てていけるかというのは、

わたしの周りには日本語を話す人はひとりもいませんでしたので、
わたし1人がこの子の日本語を育てるんだ、って
すごく気負っていた部分はあると思います。

そして、わたしは仕事もなく、赤子を抱え友だちと会うこともなく、
ほとんど子供と家族だけがわたしの世界を占めていました。
母乳育児もうまく行かず、子供は泣き続け、
わたしはこの世界に居場所のない、
なんて価値のない人間なのだろうと、
ひとり涙をlこぼした時もありました。

子育て中の母親というのは、
どこかおかしくなってる部分があるんじゃないかと思います。

わたしは産後、精神不安定になって、
何を見てもすぐ涙がこぼれたり、といったことも体験し、
その後普通に戻ったと自分で勝手に思っていましたが、
きっと、母親になってからの精神状態は、
ずっと普通じゃない状態が続いている、

母親になる前の精神状態とは違うものになっているかもと
今考えてみればそう思います。

目の前の子供に投入し、自分の24時間の全てを
子供のために使っていました。
そして、子供に日本語を身につけさせたいのは、
子供のためじゃなくて、自分のため。
自分が子供と日本語で話したい、
どうしても子供に自分のもつ言葉と文化を伝えたいという
親の勝手な願いからでした。

だから、こうして何回かにわたって
バイリンガル子育てについて書いてきましたが、
決してこれをお勧めしているわけでもなんでもありません。

自分でも過去の自分を振り返っておかしいな、
と思うぐらいですので、
こんな人もいるんだな、と笑っていただければ
と思います。

わたしも、

「あの時もっとああしていればよかったな」

とか思うことばかりですが、
子育てなんてまぁそんなもんなんだと思って、
そんな自分を許すことにしています。

親がこう育てようと頑張ったところで、
結局子供は育ちたいように育つ、
だから、そんな子供と一緒に過ごす毎日を楽しみたいなと
今は思っています。





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Last updated  2024/04/20 04:20:59 PM
コメント(9) | コメントを書く


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Re:あの頃のわたしはちょっとどうかしていたなぁ・・・。(11/06)  
いっちゃん さん
育児真っ最中です。このタイトルになんだかとっても救われました。将来私も自分の子育て振り返ってこう言いたい笑。ほんと毎日お疲れさまです。そしてありがとう! (2021/11/07 11:33:08 AM)

Re:あの頃のわたしはちょっとどうかしていたなぁ・・・。(11/06)  
いっちゃんさん、コメントありがとうございます
!確かに、「あの頃のわたしはちょっとどうかしていたなぁ・・・」と振り返ることができるようになったのは、もうその時期を過ぎたなぁ、という感慨があるからかもしれませんね。
今は夫のほうが必死のいっぱいいっぱいで、わたしのほうは「まぁええやん」「もうええやん」と超脱力モード(苦笑)。
必死の時は本当に大変やけど、子育ては自分の限界!?に挑戦させられるぶん、それが人を成長させる部分も大きいなって思います。
いっちゃんさんも、「あれしなきゃ」「こうすべき」「もっとがんばらな!」とか思う時は、「まぁ楽しもうよ♪」と自分に言い聞かせて、ほどほどに楽しみながら頑張ってくださいね~。 (2021/11/07 07:21:26 PM)

Re:あの頃のわたしはちょっとどうかしていたなぁ・・・。(11/06)  
むぎ茶 さん
ツバメさん

こんばんは

うちは子供はいませんが、前も書いたようにお互いの母親については
冷静に接することができるが自分の親だと炎上することがを
ちょっと思い出しました

また、言葉の違う国で母親の国の言葉を習得の大変さも痛感
日本にいる外国人の方もそうなのだろうなあと

旦那さんの教える資質が素晴らしそう

きっと勉強おできになったのだろうなあと
そして書くのが苦手な息子さんに辛抱強く教える事が
できる資質もおあり

勉強ができる人がみんな教え上手とは限らないと思う。
でも息子さんは、きっと通り一遍な説明では納得されないと
思うので、勉強ができないと教えるのは難しそうだし
でも教える資質も重要
そのバランスがとてもとれてそう

そこに
ツバメさんの楽しいアイデアで
息子さんも文字書くのもだんだん楽しく上手になっていくのでは
とも想像したり

初雪なんですね
ロマンチック (2021/11/07 10:55:02 PM)

Re:あの頃のわたしはちょっとどうかしていたなぁ・・・。(11/06)  
はとぽっぽ さん

Re:あの頃のわたしはちょっとどうかしていたなぁ・・・。(11/06)  
むぎ茶 さん
あーー

書き忘れてました

中国語を書く速さの事です

本当に勝手な想像ですが

中国語が母国語ではないツバメさんだからこそな
そしてアイデアが溢れてるツバメさんだからこそ

息子さんが中国語を今より少しずつ
速く書ける環境を整えることが
おできになるのではとか想像してしまう

大都会にお住まいなので
中国語を書くのが苦手な子供のための
相談できるところもありそうな?



小学校中学校とも楽しく
通われてる息子さん
何より!

数学オリンピックも面白そう (2021/11/08 01:14:24 PM)

Re[1]:あの頃のわたしはちょっとどうかしていたなぁ・・・。(11/06)  
>むぎ茶さんへ
コメントありがとうございます!確かに「義理の親には冷静に接することができるのに、自分の親だと炎上する」というのは、「よその子だと冷静に接することができるのに、わが子だとそうはいかない」というのと共通するところがありそうですね笑!
日本に住む外国人のお子さんが、長期にわたって日本の学校に通いながら、同時に親の言葉も学び伸ばしていくのは、かなりの努力が必要だと思います。うちと同じですね。
うちの主人は教える素質はどうか分かりませんが、根気があるんですね。やっぱり、子供の勉強につきあうにも、まずは子供を理解するということが必要で、現状わたしよりも夫のほうがよっぽど息子のことを理解していると思います。息子が赤ちゃん~幼児期は圧倒的に私のほうが子供を理解してましたが、いまや完全逆転です(笑)。わたしは、時々夫がいっぱいいっぱいになって切れそうになっているのを察知して、間に入るぐらいの役割しかしてません。
息子は中学校に入り、急に連絡帳を書いてくるようになりビックリです。書くということそのものに障害があるのではなく、そこに至るまでの思考であちこち引っ掛かってるのだと思うので、そうですね、北京でそういう支援を受けられるところがあるのかもしれませんが、息子にピッタリのところを見つけるのも簡単ではないだろうし、最近は私自身が学ぶのが一番早いんじゃないかと思って、11月からペアレントトレーニングのオンラインコースに申し込んでいます。とりあえず中学校もなんとか通えているので、先生方や周りのみんなに感謝感謝です。 (2021/11/11 11:29:27 AM)

Re[1]:あの頃のわたしはちょっとどうかしていたなぁ・・・。(11/06)  
>はとぽっぽさんへ
noteのほうにもコメントをいただき、ありがとうございました!
オンライン日本語補習校の情報を教えてくださり、ありがとうございます!とてもよさそうですね。
私は子供が小さい頃から勉強として日本語を教えたことがなく、「家庭生活の中で、自然に楽しく日本語や日本文化に触れてほしい」という思いで、子供に負担をかけないで、子供が日本語や日本を好きになってくれることを第一に考えて、工夫しながら子供に接してきました。
でも学童期以降の日本語というのは、日本の国語教科書を学んだり、机の勉強がメインになってきます。これって親から子に継承される継承日本語というより、日本の国語の授業をメインとした日本語学習なんですよね。それを絶対にやらせる!という強い覚悟が私にはできなくて、迷いながら、放棄はせずに、細々と家庭で日本語に触れる機会を作っているという感じです。
継承日本語は親が子供に継承したい言語ということで、絶対にやらせないといけないわけでもないし、やらせるやらせない、どこまでやらせるかは親次第というところがあり、何が正解というのもないと思います。世界で継承日本語に真剣に取り組んでいる親御さんたちのことを知るとすごいな、って思いますが、一方、それだけの時間と労力を日本語にさいてしまうと、子供の第一言語に影響するのではないかと心配にもなってしまいます。私はやはり1つの言語はしっかりできてほしいと思っていて、その言語は学校で使っている言語(中国語)だと思っているので、日本語をやらせたいけど限られた時間の中であまりに多くの時間をさくのもどうかという気持ちも持っています。我が家はやはり中国の学校での学習が第一、子供の興味が第二、そこでもういっぱいいっぱいなんですけど、少し時間が取れれば日本語もあきらめずに少しずつ、といった感じです。
オンライン補習校で週1ぐらい日本語の学習をするのも良さそうですね。ただ週1以外にも時間を取って宿題をする等の家庭学習はやはり欠かせないだろうと感じますし、むしろ週1のオンライン授業は家庭学習のためのペースメーカーとしての役割も大きいのではないかと思います。大変でもやらせたい、という気持ちになった時には、またオンライン補習校も検討したいと思います。いつも大変有用な情報をいただき感謝です!ありがとうございます!
(2021/11/11 11:59:37 AM)

Re[7]:あの頃のわたしはちょっとどうかしていたなぁ・・・。(11/06)  
はとぽっぽ さん
つばめ@北京さんへ

コロナの影響もあるかもしれませんが、今は日本語補習校もオンラインの時代かと私も驚きました。もちろん実際の補習校には及ばないと思いますが、それでもオンラインはオンラインの良さがありますよね。何より親が送り迎えしなくてもいいし、子どもにとっても送迎時間がかからないのは魅力です。
日本語補習校を利用される方の動機も様々だと思いますが、子供にとっては学習のペースメーカーや、他の日本人やミックスの子供たちと交流できる貴重な機会ですし、親にとってもそうではないかと思います。

うちは継承語は中国語になりますが、日本で生活するようになってから本当に何もせず一年くらい経った時、娘が自分からまた中国語を再開したいと言ってくれた時は嬉しかったです。

今は週に一回30分で宿題もなし、というゆる〜い感じで、中国人の日本語のできる大学院生のお姉さんと一対一でオンライン中国語をやっています。それでもやらないよりは効果はありますし、娘にとっては何より中国との繋がりを意識できる貴重な時間にもなっていると思います。家族だけだとどうしてもうまくいかないこともありますので、こういう選択肢もあるということで…^_^ (2021/11/12 03:38:20 PM)

Re[8]:あの頃のわたしはちょっとどうかしていたなぁ・・・。(11/06)  
>はとぽっぽさんへ
そうですね、今はいろいろな選択肢がありますね。お子さんから中国語をやりたいと言ってくれるなら親も迷うことなく決められていいですね。子供が嫌がるものを無理にやらせるのは親としても忍びないので、やはり子供の気持ちや望みを優先したいな、という気持ちもあって、親の思いで無理やり日本語を勉強としてやらせるのにはためらいがあります。
今息子のほうはもうプログラミングまっしぐらで、たまに日本語の本は読んでますが、日本語学習の時間を取るのは難しいですね。下の娘が中学校ぐらいになったら、娘にオンライン補習校のことを知らせてみて、娘に選択させたいと思います。とりあえず小学校の間はチャレンジタッチかな(笑) (2021/11/12 09:32:43 PM)

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