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アドラー心理学の子育て(というか親育て?)では、ほめないし、叱りません。
なぜか?
どこでも、最初は疑問に感じる人がいますが、二時間ほど話をさせていただくと理解していただけます。それは、、、
... 簡単に言うと、子育ての目標にかかわるからなのです。
多くの人に、自分に子どもがいたら、どんな大人に育ってほしいですか?と質問すると、自分に自信を持って生きる人になってほしいとか、自分の好きなことに熱心に取り組む人になってほしいとか、周囲の人と協調してやっていける人になってほしいとか、自分だけの力で生きていける人になってほしいとか、おっしゃります。
まとめると、皆さん自分に子どもがいたら、あるいはは今の自分の子どもに、しっかりと自立してほしいと願ってらっしゃるのです。
SMILE勇気づけの親子関係セミナーを、私は年に4,5回開催していますが、そのたびに、この質問をして、ほぼ同じようなお答えをいただきます。
親の操り人形になってほしいとか、自分の願いではなくて親の願いをかなえる人になってほしいなどとおっしゃる方は、一人としていません。
まあ、そういう方は、SMILEのような子育てセミナーには参加しないのかもしれませんが、
さあ、そして、多くの親は、日々の生活の中で、この大目標『子どもに自立してほしい』をすっかり失念しちゃって、目先の出来事において どうやって 親の言うことをきかせるか ということに、一生懸命になってしまうのです。
そして、子どもが、親の価値観に適合する行動をとった時に ほめて、親の価値観に適合しない行動をとった時に、叱る という対応をしがちなのです。
つまり、『ほめる』ことも、『叱る』ことも、コインの裏表で、全く同じことなのです。どこが同じか?
『子どもを親の価値観に従わせる』という点で、全く一緒なのです。
ここで、問いかけます。
親の価値観に従わせ続けられた子どもは、さて、自立の方向に向かいやすいですか?向かいにくいですか?
「そりゃ、自立には向かわないだろうけど、じゃあ、どうすりゃいいって言うんだよ。」というつぶやきが聞こえてきそうです。
私たちは、答えを持っています。
それは、子どもを信頼して 子ども自身に考えさせて 子ども自身に選択させて 子ども自身に決定させる。ということです。
「えーー。子どもは未熟だから、無理でしょう。」って?
もちろん、発達年齢はあります。必要な知識や経験が少ないこともあります。
私たちは、ほめることも叱ることもしないで、必要な知識を提供すれば、子どもが適切な判断を下すのを、これまでの100年以上にわたるアドラー心理学の研究成果と、子育ての成果によって知っています。
しかし、子どもは小学生ならば、大人と同じことができます。中学生にもなれば、大人と全く同じように論理的に考えることができます。
子どもを信じないで、知識を与え、論理的に考え、自分で決定し、行動してみて、それを経験するという機会を与えないから、
口やかましく干渉したり、口を出したり、ほめたり、叱ったりしているから
未熟なままなのです。子どもっぽいのです。
私たちは、ほめたり、叱ったりして、子どもを親の価値観に従わせ、支配する代わりに、
子ども自身の能力を認め、勇気づけます。
勇気づけとは、子どもを丸ごと認め、共感して、努力を認め、行動の結果ではなくて、過程に注目し、無条件の愛を向けることです。
勇気づけの親子関係 人間関係は
熊本こころ相談室 http://cocorosodan.jp
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