電話カウンセリング 初回無料 byアドラー心理学

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2013年09月14日
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人は、罪悪感で苦しむことがあります。

私も体験ありますが、罪悪感で感じる苦しみは、それは、それは、苦しいものです。

人は、なぜ、罪悪感で苦しむのでしょうか?

そして、罪悪感から抜け出る道はあるのでしょうか?

結論から先に言うと、

罪悪感で苦しむ理由は、はっきりしています。

そして、その理由を知り、ある対策を練って、行動に移せば、一切罪悪感に苦しまれることはなくなります。

人が罪悪感で苦しむ理由を理解した人は、このことを信じることが出来るでしょう。

あらゆる感情は、いろんな出来事が、その人の認知システムの中を通っていくことによって、発生します。



罪悪感で苦しむ人の、もっとも基本的な認知の枠組みとして、

「この世には、 良いこと と 悪いこと がある。」とか、

「悪いことをすると 悪い人になる。」「良いことをしなければならない。」「良い人であらねばならない。」などという、思い込み を持っています。

これらの思い込みを持っていると、とても生き難くなります。

なぜならば、良い 悪い などというものは、好き嫌い に近いもので、人それぞれであるからです。

恣意的に、いくらでも変更の効く代物だからです。

多くの場合は、所属している集団の中である程度合意のできている 良い 悪い や、親の持っている 良い 悪い の価値観を、そのまま 無批判に取り込んでいる場合が多いのです。(極端な言い方をすれば、洗脳によって取り込んでしまうのです。)


そして、その無批判に取り込んでいる 良い 悪い の「物差し」を使って、自分の行動を断罪します。

この自分の中にある 良い 悪い の「物差し」は、自分が作り上げたものではありません。他から取り込んだだけのものです。

そして、非常に非論理的な無秩序な「物差し」です。

だから、人は、しばしば 「物差し」に 悪い と評価されている行動を、とってしまいます。



この「善悪の物差し」が、もともと、いい加減で恣意的だからです。

だから、複雑な人生の中を生きていく中で、いい加減な物差しが 悪い と指定している行動をとってしまうことがあるのは、当然です。

「良い 悪い がある」という思い込みに強くとらわれている人が、「悪い」行動をとってしまったとき、

その人が取る対処法は、二つです。

1、 一つは、罪悪感を強く感じて、自分を責めることです。



さあ、なぜ、1では、罪悪感を感じることが対処法になるのでしょうか?

それは、罪悪感を感じれば、「私は、悪いことをしてしまったが、罪悪感を感じて、自分を責め、反省するほどの『良い子なんですよ。』」ということになるからなのです。

つまり、自分が『良い子ちゃん』であることを証明する大事な対処法なのです。簡単に言うと、良い子ちゃん作戦なのです。

だから、「良い 悪い」の思い込みが激しい人ほど、良い子ちゃんになりたくて、激しく激しく罪悪感を感じて苦しみます。

「良い 悪い」の思い込みを持っている限り、そして、良い子ちゃんになろうとする限り、苦しめば、苦しむほど、「自分は良い子ちゃんだ。」ということですから、苦しみから逃れることはできません。

苦しむことは良いことだというルールの中にいるのですから。

では、罪悪感の苦しみから抜け出るためには、どうしたらいいのでしょうか?

もちろん、極悪人になるという方法もあるのですが、あまり幸せな方法ではないので、お勧めしません。

「良い 悪い」の物差し 以外の 有効な 物差しを練習して身に付けることです。そして、良い悪いの物差しを使うという 癖が出た時に、 その新しい有効な物差しに置き換えるという作業を繰り返すことです。

アドラー心理学では、「良い 悪い」の物差しよりも 「適切 不適切」の考え方を使いませんか?と提案しています。

罪悪感をよく使う人は、よく人を許せなくなる人でもあります。「悪い」行動を自分がすれば、罪悪感を感じ、「悪い」行動を他人がすれば、許せなくなり、イライラしたり、怒りを感じたりするのです。

「良い 悪い」の物差しを自分に向ければ、罪悪感を感じ、他人に向ければ、許せなくなり義憤を感じるのです。

「適切 不適切」の考え方に変換すると、この許せない!イライラや怒りからも解放されます。

では、「適切 不適切」とは、どのような考え方でしょうか?

かなり大雑把に説明します。最初から詳しく説明すると理解しづらいでしょうから

「不適切」な行動とは、周囲の人や集団や社会に、攻撃して傷つけたり邪魔したりしてやろうという明確な意図をもって、傷つける行動をとることです。

「適切」な行動とは、不適切な行動以外の行動を言います。(本当は、中間の行動というのがあるのですが、多くの人は混乱するので、書きません。)

そして、人が幸せに生きていくという目標達成のためには、「不適切」な行動はなるべくとらないで、「適切」な行動を取った方がいいと考えています。

不適切な行動を取ってはだめだとか、取るべきではないとは、考えていません。なるべくとらない方がいい。と考えているのです。「取るべきではない」と「取らない方がいい」の差は極めて大きいので、誤解なきよう。

適切な行動を絶対取らなきゃいけないとか、適切な行動を取るべきだとは考えていません。なるべくとった方がいいと考えているのです。「取るべきだ」と「取った方がいい」の差は極めて大きいので、誤解なきよう。

くわしく身に着けたい人は、勇気づけカウンセラー養成基礎コースのアドラー心理学や、SMILE勇気づけの人間関係セミナーをご受講ください。



熊本こころ相談室http://cocorosodan.jp






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最終更新日  2013年09月14日 16時34分30秒
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