変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2010/08/07
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カテゴリ: キネマ
 田中絹代帰国第一回作品なんですねぇ、田中絹代プロと松竹の提携
木下恵介がプロデュース、シナリオ、監督と行った作品でんがな~あ。

田中絹代は、病気の夫を抱える、人妻と言うわけで、診察に来る医師とロマンスが芽生えそうになる、不倫ちゃんですなーあ。
その相手役がですねぇ、三船敏郎と言うんだから驚いちゃいますよねぇ
木下作品に、三船とはなーあ、この作品だけのようですよ。

この年、「チャタレイ夫人の恋人」が話題になってるので、日本の女はそんなにふしだらではないと、言いたかったんでしょうかねぇ、何かそんな気がしますな~あ。田中ー木下ラインではな~あ。

「林なる鳥と鳥とのわかれより
 いやはかなくも無事なりしかな 牧水」
と言う短歌が、最後の道具なんですねぇ。2人は、一刻、くらっとよろめいたが 、何もなかったというのが顛末でんがな~あ。



道具は、短歌と婚約指輪ですがなーあ。

夫も妻も短歌を詠み、それが使われまんがなーあ、ラストもお返しに三船が短歌を返すという、それが牧水の歌であったという

婚約指輪ですねぇ・・
最初2人が出会うバスのシーン、指輪が強調されてまんがなーあ
三船が、田中の手に触れようとする、指輪を見て辞めますがなーあ。
東京から、網代まで、毎週土曜日に夫に会いに家に行き、日曜日に東京の店に戻るという生活。
婚約指輪はそのときだけつけていくのだ。
そして2人がよろめきを期待するとき、女は指輪を忘れてくる・・わざと置いてきたのか、それはわからない

とねぇ、この映画は、こうした描き方だけを見てしまったなーあ。

それに、最初、熱海から網代に向かうバスのシーンも風景がきれいでしたねぇ

キネマ旬報のDBは「婚約指輪」となっています、環が輪ですねぇ。。。





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最終更新日  2010/08/17 10:16:41 PM
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