ママ友であり、犬友の シュガーママのブログ で 飼いきれなくなった可哀想なピレネー犬のゆきちゃんの事 を知った。
高齢のご夫婦が飼っていたピレネー犬。ご主人が散歩中に転倒して怪我をし、その後センターに持ち込んだ・・・
これは犬が悪いのか?仕方が無かった事なのか?
否!絶対にそうではない。
ピレネー犬 を選らんだその夫婦が絶対的に悪い。
犬は玩具ではない。犬を飼うということはその先の10年以上の犬の一生を背負う事。それを想像できない人は犬を飼ってはいけない。
「可愛いから」「犬が好きだから」
それだけでは飼えないのだ。
しつけを間違えば悪魔にもなる。もちろん、病気にもなる。
そんな時問われるのが飼い主の「責任」
ピレネー犬のゆきちゃんもちゃんとしつけを入れれば飼い主を転倒させるなんて事は無かったかも知れない。大型犬だからこそ、きちんとしたトレーニングが必須なのだ。
それに、その年齢の夫婦にそもそもピレネー犬が合っていたかどうか・・・・
まだ、我が家の息子たちが小さかった頃、犬が飼いたくてあるペットショップを訪ねた。その当時はポメラニアンが飼いたくてそれをペットショップの人に話した所、息子たちがまだ小さいからポメラニアンはダメ、とはっきり言われた。踏まれたり、乱暴に扱われたらすぐに骨折するからと。
結局、ポメラニアンは諦めていたら近所の動物病院で柴の雑種の子犬の里親を探していてその子を家に迎い入れた。それが今いる老犬ナナ。
我が家に来たナナはペットショップの人の言う通り子供たちに足を踏まれたり、階段から落とされたり(--;)・・・・が、怪我もすることなく15歳を迎えられた。
良心的なペットショップだったとつくづく思う。
それと、もう一つ病気になった時。
今年の1月にワタシは愛犬蘭を亡くした。先天性の肝障害だった。1歳前に病気が発覚し、その後大学病院にて手術。その時、さじを投げられたが、3歳8ヶ月まで生きる事ができた。
その間にかかった医療費は100万近かったように思う。
つまり、犬を飼うという事はそれなりの経済的な負担を背負うと言う事
これから犬を飼いたいな・・・と思っている人へのお願い。
出合った犬の一生に責任が持てるか考えて下さい。
自分の能力やライフスタイルに見合った犬を選択して下さい。
病気になった時、最後まで家族として見捨てないで下さい。
しつけをちゃんとして下さい。
迷子にさせない、しないように迷子札やマイクロチップを付けて下さい。
それから・・・・
ペットショップで買うだけが犬(猫)を飼う事ではありません。
上の事を守れない飼い主が放棄した犬たち、また、迷子になり飼い主からそのまま放棄されたであろう犬たちが本当の飼い主を探しています。
<詳細はこちらのサイトで→http://catnap.coco.co.jp/
高齢でも犬を飼いたい、と言う方は沢山いると思います。また、そういう人たちにとって犬を飼う事はとても良い事とも思います。
が・・・問題なのは犬より飼い主が先にこの世から去ってしまうのではないかと言う事。
そう思って躊躇されている方も沢山いるのではないでしょうか。
そんな方も、里親としてある程度「高齢の犬」を飼うという選択もあります。
また、身内の方ともしもの時の約束をする事をお勧めします。
ワタシの両親も高齢ですが、現在、6歳と4歳のパピヨンを飼っています。両親にもしもの時があった時にはワタシがこの2匹を引き受けると常日頃、両親と話しています。
これから犬を飼おうと思っているあなた。
できればこの記事を読んでくれて、考えてくれたら、センターで窒息死させられる命が確実に減らせるのでは、と思うのです。
それは犬の幸せであり、なによりあなたの幸せになると思うのです。