そんなふうに居られたらよかった
流れ出る憂鬱をやぶっては泣いて
やぶっては泣いて
きれいごとや偽善はどっちかってこと
知っているってこと
見破られたくない
本心はうしろのほうに隠してしまっておいて
だれかの足音にびくびく
ほら、あなたはもう、わるもの
罪も無い子猫を虐殺しては泣くの
かえってきて
かえってきて
そうしているうちにわたしは錯覚を起こす
ああなんて哀れなんでしょう
そうしているうちにわたしは神化される
ああなんていとおしいんでしょう
虐殺された子猫はわたしをあいして
虐殺された子猫はわたしに鳴いて
虐殺された子猫は夢のなかで
虐殺されたわたしを呼んでいる
ぜんぶうそだってわかっている?
かわいそうかわいそうかわいそうかわいそう
ここにつよさなんてはじめから存在していない
ばかだね