国分寺で太宰を読む会

国分寺で太宰を読む会

作品論 東郷克美氏





東郷 克美(とうごう かつみ、男性、1936年12月9日 - )は、日本近代文学研究者、早稲田大学名誉教授。 鹿児島県出身。早稲田大学教育学部卒業、成城短期大学教授、早稲田大学教育学部教授を務め、泉鏡花、太宰治などを論じ、2002年『太宰治という物語』で第十回やまなし文学賞受賞、『井伏鱒二全集』(筑摩書房)の編纂を行った。2006年定年退職。

著書 [編集]
異界の方へ 鏡花の水脈 有精堂出版 1994
太宰治という物語 筑摩書房 2001
きれいな日本語が聞きたい ゴマブックス 2002
佇立する芥川龍之介 双文社出版 2006
ある無名作家の肖像 翰林書房 2007
太宰治の手紙 大修館 2009
編著 [編集]
太宰治 渡部芳紀共編 双文社出版 1974
日本文学史概説 近代編 平岡敏夫共著 有精堂出版 1979
日本文学研究資料新集 泉鏡花 有精堂 1991
太宰治事典 学燈社 1995
井伏鱒二 昭和作家のクロノトポス 寺横武夫共編 双文社出版 1996
井伏鱒二の風貌姿勢(「国文学解釈と鑑賞」別冊) 至文堂 1998
近代小説<異界>を読む 高橋広満共編 双文社出版 1999
近代小説<都市>を読む 吉田司雄共編 双文社出版 1999
井伏鱒二全集索引 双文社出版 2003
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先週の水曜日の講座から東郷先生の大ファンになってしまった。

というのも、最新の著作本にサインをいただいたり、講座の最後に写真撮影を申し出た際に

「じゃ、二人で撮ろうよ。」

と、嘘かまことか?まことか嘘か?サラッと、おっしゃてくださって 見事に 東郷先生とのツーショットの画像まで 手に入れてしまった・・・そんなわけでなのだ。(ちなみに撮影はH先輩にお願いした)

微動だにしない、私のこの見事なミーハぶりも、他の追随を許さないかも。

にわかに 東郷先生のミーハーになられた如是我門氏も まだまだ 私には勝てないだろう。如是我門氏は 東郷先生が 写真撮影の際に 少し恥ずかしげにされていた、とご覧になっているが・・・私の顔も 十二分に、どえれぇ緊張感で コッチン コッチンだったのだ。

御歳 70歳は超えるであろう 東郷先生の体躯は、背が高くガッシリとされていたことは予想外であったし、ネット大の最新の黒板にマジックで書かれる身のこなしも、とても柔軟で、頼もしく 今日初UPの千畳敷海岸のような雄姿にも見えるのであった。




☆この景観には、思わず感動だった。
これが千畳敷だ!日本海だよ おっかさん。


講座開始間際のごあいさつに 

「今年生誕100年で、こんなことになるとは思わなかった。

太宰治検定、太宰治マラソン、果ては年寄りの私まで引っ張りだされるとは・・・芝居も、映画も漫画まである。」

とお話されていたが、ご自分でおっっしゃていた「としより」なんて形容を完全に払いのける、骨格の太い、しかも緩急抑制の利いた、質量ともに今講座中Max級の 本流太宰論のexcellentな講義だったと思う。

最近は、弘大の方でも 集中講義をされてきたということであったが その内容もきっと 素晴らしいものであっただろうことは 間違いない。

太宰研究の三本柱のおひとり 早稲田大の名誉教授である東郷先生の講義は、約一時間半、大河ドラマのような様相を呈して、名作「津軽」を、太宰という一人の作家を…読み説いてくれるのであった。東郷先生の講座、感動巨編の始まりだ。

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