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生誕110年の節目に弘前、龍飛と津軽を旅する。深浦、弘前、小泊、青森、金木、蟹田等の二泊三日の旅なのだ。久々の太宰黄金ルート。津軽の在来交通機関を利用すると接続の難所が多々ある。パーフェクトな津軽旅にしようとは思っているけどね。時期的には新元号になっている。
2019.03.07
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予約してあった「国宝」の上巻がようやく届いた。(国分寺本多図書館に予約入れたのは2018夏)朝日新聞に連載中から人気の高かった小説。友人は歌舞伎を観たことがないというのに、この小説を毎日楽しみに生活していた。私は歌舞伎は好きだがイマイチ、文体になじめず掲載時はスル―していた。しかし一念発起し、私も読むことにし、友人には、昨年12月の「阿古屋」(玉三郎主演)に歌舞伎座へ行く事を薦めた。そして私は若手の演じる「阿古屋」と玉三郎演じる「阿古屋」を見比べる為に2度も歌舞伎座へ行くはめになった。女形最高位の演目を年末に持ってきた松竹にまんまとはめられたわけではないが、見逃したら一生後悔しそうだったから。小説「国宝」では、ラストシーンに登場する特別な演目なのだ。上巻の半分ぐらい読み進んでいる現在、新聞掲載時にはその文体と訛についてゆけなかったのだが馴染んで今は楽しめている。いやそれ以上に面白いから夢中になっている。ちなみに太宰もかなりの歌舞伎通。好きだったのは15代目市村羽左衛(屋号は橘屋)。大正から戦前昭和の歌舞伎を代表する役者。超美男子であることから「花の橘屋」と言われらしく、太宰にも「男女川と羽左衛門」という小説がある。
2019.02.01
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先週の土曜日の雨の日だった遂に メロスクッキー4体をゲット!メロスの肌感が マジカワイイ走れメロスクッキー 永久保存にしときますわ (やっぱ食べられない笑)なにが凄いって この左のメロス 赤いマントが 脱着可能なわけですつまり・・・ラストのあのメロスが真っ裸の状態になるわけです 笑キャ 恥ずかしい三鷹フォスフォレッセンスに サンクス!
2017.10.25
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フォスフォレッセンス秋の読書会「走れメロス」の群読に参加しました。調子にのってメロスのクライマックスを担当しヤバいことに…やめときゃいいのに←天の声を無視してましたつっかかり間違えて低レベルの朗読を披露しつくした(ふぎゃッ)朗読をし終えて仲間とのアフタートークは吉本新喜劇のようなネタが炸裂~朗読の中村雅子さんとご友人の方も参加され魅力的な朗読を拝聴…これ大収穫群読に挑戦された方々とアフタートークも盛り上がり満喫の夕べ~実際にメロスの舞台の地、シラクスに足を運ばれた大先輩の話に興味深々となり久々に人間失格のツアーの思い出もよぎり店主手作りの三日間限定・走れメロスクッキーに感涙また次回も太宰ナイト ヨロシク!
2017.10.15
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毎日毎日、なにかを待っている。アマゾンでどっさりCDの類を購入している長男。不在の日代わりに宅配の届くのを長い時間待っている。日に2度も届く。大概午後3時。一番出掛けたい時間。まんじりと待つ。出掛ける予定が重なり焦ることしばしば。待つより待たせる方が辛い…太宰のこの言葉は熱海事件の折、待たせた太宰が壇一雄に言い放った台詞。待ちぼうけの壇には、まるで白けるような嘘みたいに聞こえたかも…太宰の『待つ』。ショートショートコント。少女のロマンチックな映像が頭に浮かぶ。駅で待っている二十歳の娘どことなくミステリアスでもある。読後感が心地いい。お気に入りになると、ちょっとそろそろ本格的に太宰ファン。買い物籠を持って主人公になるって「待つ」ファンが皆やっているからね『待つ』昭和17年 6月 『女性』 (博文館)※大戦争が始まってから私は毎日人を迎えに駅へ行く。誰をというわけではない、誰ともわからない人を迎えに行くのである。いや、それは人間ではないかもしれない。あれこれと頭のなかをよぎっていく。だが待つ人(もの)は、こない。私は二十歳の娘である。 小説とは全く関係ない「待つわ」 あみん https://www.youtube.com/watch?v=ks5OJj0bav
2017.09.25
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日本近代文学館主催の夏の文学教室に参加させて貰った。(期間7月31日~8月5日)8月2日水曜日。絲山秋子氏、坪内祐三氏、浅田次郎氏3人の講演。かなり早くから有楽町の読売ホールに待機して最前列の席をゲット。志賀直哉文学や滝田樗陰あり~そして浅田氏の講演へ・・・・太宰治文学に関しては関係ない話ばかりだったが。。。浅田次郎氏、あいかわらず面白い。私の隣の女性の客(60代ぐらいか)は講演中大学ノートにメモをとるほどの入れ込みだ。筆記の真似をしようにもノートがない・・・ここぞとばかりにメモしないと、なんか勝負に負けたような気になる…焦ったあげくに、入口で頂いたレジュメをバックからゴソゴソ出して間に合った結構なご年配のお客の熱気がムンムン毎年思うが豪華なラインアップなのだ全部聴講したらさぞかし文学通になることだろうねここのところ太宰関連のニュースは全くない気持ちが落ち込む毎日だったが少し持ち直した^^;
2017.08.20
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三鷹 禅林寺 桜桃忌2017。今年は2時からの読経は行われませんでした。葬儀がいくつかあったようでした。それが理由でしょうか?!この日、早朝に起きてオリジナル太宰シャツを完成させて三鷹に向かいました笑。午後からは、日差しも強くなって気温は30℃近くまで上昇。昨年ほどの人数には達してなかったような…ただ墓前に供えられた桜桃の数が多くでビックリ翻訳本が墓前に数冊ならんでいたのが印象的でした。あれ?「劇場」が並んであるはずではないか?今年はスペイン語に翻訳された本があり、その翻訳者ご本人がいて、少しおしゃべりが出来ました。私のオリジナル太宰シャツを見て「素敵!」と誉めて下さったんです。嬉しいな!特筆すべきは…DAIRY ARTS(フリーペーパー)を企画発行のパブリック・ブレイン代表、山本氏にお会いしました。確か…昨年の風紋の忘年会以来。午後からの読経を待っていらっしゃるとのこと相変わらず…お洒落で、カッコいい---!イケメンファンの友人が目の色が変わってました、当然私も笑。「また年末は風紋の忘年会に呼んで下さい!」←大事なこと言うの忘れました;;朗読の中村雅子さんにも久々の再会。カジュアル姿の中村さんも、相変わらずお綺麗で、素敵ですね!三鷹で開かれた2月のビヴリオバトル以来…月日の経つのアッという間。さて、一旦国分寺に戻ろうとして三鷹駅のデッキに着いたとき「あっ、メリクリのシヅエコちゃん!」お声をかけると聖子さんは禅林寺へ向かうとのことでした。大丈夫かな・・・。「また風紋でよろしくお願いします!」←肝心のこれを申し上げるのを忘れた;;さて後半戦フォスフォレッセンスのダザイヴェートに一年ぶり(当り前)に参加!辛口の常連客と久々の再会!ダザイヴェートならでは濃厚な太宰トークが炸裂!勿論、私もダザイフリーク怪獣に変化笑桜桃忌に感謝!二次会もスロットルが壊れた毒舌トーク炸裂あ~~しかし今年の桜桃忌も、残念ながら終ってしましました。太宰残昧の一日…スゴスゴと中央線を下り国分寺に帰還した次第です。。。
2017.06.21
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里親になってくれる方を探しています。二歳になる猫です。感染症の注射も済んで、避妊手術も済んでいます。府中市の公園に捨てられていました。上品な顔だちで、性格も優しい猫です。飼って下さる方を探しています。貰いたいと覆う方、コメントに書き込んで下さいね~!
2017.04.09
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今朝の夢私と夫が住んでいる築30年の木造二階建てのアパートが火災にあう。火が納まってアパートに戻ろうとすると壁面だけが綺麗に消失していて、隣の住人、またその隣の住人の部屋の中が丸見えになっている。(壁がないから)うちの壁も無くなり、その反対側にある我が家の大きな本棚が見えている。私と夫が、布団を抱えてアパートに戻ると(布団だけを持って逃げていた)なぜか?被災した隣の人や近隣の人達が我が家の本棚の前に集まっていて火事から焼け残った本を興味深げに眺めている。その中の1人、渋いアースカラーのジャケットを着た丸眼鏡のイケメンが私に、本棚の中から一冊の本を取り出して「ここに、私の若い頃の写真が載っているんです。イギリスでヴァージニア・ウルフの研究をしていたんです。」と見せてくれた。私は「あ、そうなんですか!?確かエリザベステーラーの出た映画ですよね?私は観ていませんけど、タイトルは聞いたことがあります。」と、その写真を確認する。しかし私には、そのヴァージニアウルフという未知な作家の名前が、ひどくカッコ良く響いたのだ…そんな作家の研究をしている彼と、その仲間達の写真は、とにかくカッコいい感じがするのだった。そうこうしている間に、ヴァージニア・ウルフの研究をしていた渋いアースカラーのジャケットの丸眼鏡のイケメンが部屋を出ていく・・・。なんか残念…もっと話がしたい…そんな夢で…ガサガサっとまた物音に起こされてしまった。。。「ヴァージニア・ウルフなんか怖くない」ヴァージニア・ウルフはイギリスのモダニズム文学の女流作家(1882~1941)代表作「ダロウェイ夫人」戯曲が映画になり、映画ではファックという言葉を始めて使ったというエピソードもある。タイトルは、三匹のこぶたの歌によるものだとか、ヴァージニア・ウルフが怖いだとか諸説あるようなので詳しくはネットでお調べ下さい。「めぐりあう時間たち」で、二コール・キッドマンがヴァージニア・ウルフを演じて、アカデミーを受賞した。
2017.04.04
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遂に文ストが国分寺に降臨した。鰻の若松屋とのコラボ(作品「眉山」)若松屋、三鷹「太宰治文学サロン」とのコラボが実現。丸井5Fにて4月3日(最終日は6時半まで)までの企画。文ストの太宰はマジカッコ良い…。文豪ストレイドッグス×若松屋期間は、3月21日(火)~26日(日)<期間限定ランチ営業>12時~14時まで 限定20食文スト 太宰
2017.03.22
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駅前、お相撲さんのモニュメント国技館のやぐら回向院先週は江戸東京博物館と回向院を訪ねた回向院は江戸時代の大火、明暦の大火の被災者を供養している近くの吉良邸にも足を運ぶが、既に日が暮れていたので楽しむ余裕はなかった
2017.01.23
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八戸市で過ごしていた頃に遡る北辺の漁師町になにやら凶悪な殺人事件が起こった。TVでの解説に耳を疑った港町の粗い風土が、この殺人事件を生んだような口調だあまりの浅はかさに偏見だとは思いつつ肩身がせまくなったそんな時期に私にも恐怖体験があった学校からの帰り道ある病院が閉鎖になり、その荒れ放題になった空き地の奥から獣らしき黒い物体が徒等を組んで迫ってきたその黒い塊は、よくみると牙をちらつかせているあっという間に行く手を阻まれ立ちすくんだ今にも襲われんばかり・・・声を出すと襲撃されるので泣くことも出来ない恐怖におののいて後ろをひりかえると逃げ道も塞がれてしまっていた牙を出しているのは犬だ!あの頃の野犬は獰猛だった飼い主に捨てられた雌犬と雄犬がそこいらで交尾をしていたしそんな光景をよく子供も大人も眺めていた野犬が増え餌欲しさにさまよっている所で小さかったので捕まったその後の記憶はないが・・・無我夢中で逃げおおせたあの体験は恐ろしかった太宰の『畜犬談』という小説犬嫌いの主人公が犬を飼う恐怖心を持ちながら生活するうちに愛情が芽生える引っ越しがきまり捨てるのは可哀想だからと犬を毒殺しようと妻と計画するが失敗する強そうな犬にかまれそうになると主人公の態度は一変負けるんじゃないと犬に加勢する太宰は三鷹に引っ越す前の甲府で執筆する実際に犬嫌いだったので本当にあったようで可笑しい人間でいうと70歳を超えている明るい性格のうちの犬。庭の番は、自分の仕事と思っている。闖入者を発見して吠えまくっている。なんでも口にくわえたがるのが、たまに傷。八戸時代の恐怖体験は完璧に消失する。
2017.01.16
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新春歌舞伎は良かったなにが良かったって幕があがり、その一時間後には、かの吉衛門が私の真横を通り過ぎたのだ花道に近い席で観劇できたからこその大醍醐輝きを放って私の袖をかすめて歩き去って行った役者は本当に吉衛門なのか?とほっぺたをつねる(鬼平犯科帳の放送は昨年暮れに終了してしまったので寂しい)今年は凶運とメゲていたが意外に運が開けているような気がしてきた夢なら醒めないで欲しい・・・愛之助の変化にも目が覚めるもしや今年は正月から幸先よくスタートしたのかな?少し期待がわく歌舞伎なのだった太宰関連では昨日のNHK『100分で名著』で久々に、太田治子さんが文学の解説をされていました。太田治子さんは「太宰は死にたがっていましたが、中也は逆です。だから私は中也が好きなんです。」この言葉の意味、正真正銘の親族の言葉だけに深いものを感じます。なんか中也論も、納得させられて、次回放送も楽しみになってきました!画像は初詣の高幡不動。結構まだ混んでいました。
2017.01.14
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噂の書店に足を運んでみた欲しい本が見つかるという噂なのだ荻窪駅から歩くこと20分私が選んだものは文学の金字塔のような古典だったが普通の書店ではほぼ見かけたことがないので噂の真偽は言わずもがななのであるただし意外にも書数が少ないのだ奥は喫茶コーナーで、なかなかのテイスト(死語か?)であった
2017.01.13
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12月には成駒屋の襲名披露を観に行って来ましたが新春歌舞伎も楽しみ今週の金曜日 新年早々の観劇の予定なにせ歌舞伎、義太夫は太宰も大好きだった太宰は「蘭蝶」(新内節)が好きだった斜陽館には当時、津島家の面々が聴いていたレコードが展示されています和光のショーウィンドウに思わずウットリとなり銀座をフラフラと歩いていたら太宰が行った資生堂パーラーのグラタンが食べたくなったし家路ははるか遠くなる。。。
2017.01.03
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さっきSMAP×SMAP最終回最後だというのでついつい見てしまいました最後にもらい泣きしました特にファンでもないのですが・・・不覚にも涙腺がついつい緩んでしまいましたそんなわけで今夜はしみじみと 余韻にひたりながら師走(まだ終わってませんが)を振り返りたいです12月の初旬の『風紋』聖子さんにお会い出来ました何も言うことなし、感無量と言えばいいのでしょうか中旬に行った『若松屋』忘年会も盛会に終わりました。女将さんからサービスをして頂いて恐縮至極です・・・色々ありがとうございました~温かい席で食べられて良かった。予約していた人数が、徐々に増えてゆき大変焦りましたが無事終えました三代目の鰻の味も久々でしたすごく美味しかったし、太宰ゆかりのお店で締め括ることが出来て最高でした。また食べに行きたいです、国分寺『若松屋』さん。最後に『フォスフォレッセンス』読書会では毎度お騒がせかも^^;珈琲がマジヤバいぐらい、美味いのを作って頂けまして太宰コーナーも素晴らしい品揃えになっておりました。少しご無沙汰してましたがやはりオーナーさんとダザイトーク(死語?)で盛り上がるのがマジに楽しいのでまたまた長居をしてしまってスミマセンですまた来年もよろしくです~
2016.12.26
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太宰は、奈良、法隆寺の〝救世観音”が好きで一時期、上半身だけの写真が鴨居の上に掲げられていた。(国宝 観音菩薩(飛鳥時代)法隆寺夢殿の本尊。像高178.8㎝は樟の一材から彫り出されている。長く秘仏とされてきた。)『太宰治との七年間』(堤重久著)によると、その他にも中宮寺の“弥勒菩薩像”や光琳の“燕子図”なども好きだったようだ。
2016.12.04
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眼鏡をとって、遠くを見るのが好きだ。全体がかすんで、夢のように、覗き絵みたいにすばらしい。汚いものなんて何にも見えない。大きいものだけ、鮮明な、強い色、光だけが目にはいって来る。このくだり・・・・太宰の小説の中のはて なんの小説?ドキュメンタリードラマの冒頭筑摩書房の太宰治全集3を片手にした若い女性が電車に乗りこんでくる小説家を目指そうとする友人の隣に座り走り出した電車の中で読んで聞かせたのが、この文章焦って思いだそうとしたが出てこず。。。太宰は近眼だけど普段は眼鏡をかけませんし^^;落ち着いて読むと あれしかない・・・とわかりました^^;さて小説のタイトル判った人は かなりの太宰通でしょうね
2016.11.28
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遂に出来る太宰治記念館がそれも井の頭公園の中にマジか!びっくりしたけど嬉しいに決まってる朝日新聞の朝刊に載ってましたからガセではないはずだなんか個人的に大好きな俳優 太宰に似てるんで笑
2016.11.23
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「ロマネスク」が掲載されたのは「青い花」の創刊号。だが創刊したものの1号で終ってしまった幻の雑誌である。どこぞで見た事あったかな・・・薄い記憶を辿ると青森県立文学館の太宰治生誕100年特別展の時にお目にかかっていた昭和9年12月1日「青い花」創刊号掲載小説詩譜 壇一雄一枚の絵葉書 山岸外史三つの祈り 今官一青い花の感想 木山捷平ロマネスク 太宰治信濃ところどころ 津村信夫港町の秋 中原中也ナポレオンとラスコリニコフ 愛山俊之先日参加したフォスフォレッセンスの読書会で「青い花」に興味が湧き手に取ってみたいという意見で盛り上がった実際に確かめようと思う「この秋から、歴史的な文学活動をしたいと思っているのですが、貴兄にも是非参加していただきたく、大至急ご帰京下さい。まだ秘密にしているのです。雑誌の名は「青い花」。ぜひとも文学史に残る運動をします。のるかそるかやってみるつもりであります。地平今官ともに大熱狂です。・・・・」(昭和9年9月3日久保隆一郎宛て書簡)この太宰の意気込み凄くない?!
2016.11.14
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こないだの読書芸人大賞今村夏子とか太宰賞とってて興味ありますんで早速読んでみないとで、私が最近読んで良かった本ですが『評伝 小山清』田中良彦著高価で買えませんよって都立図書館で借りました女子会ではとっても喰いつきがよくってやっぱり私らシニアの胸ぐら掴んで離しませんね小山清の晩年を考えながらついつい涙なんか流しちゃって…なんかドトールで涙流して読んでたオバサン恥ずかしいのでマスクしてたんで良かったす
2016.11.11
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噂に間違いなかった。見られて良かった。ゴジラが瞼から離れない。素晴らしいゴジラだった。幼児に観た時の衝撃が蘇った。太宰も映画が好きだったようだ。当時怪獣映画はなかったと思うが「人間失格」を脱稿した大宮では脱稿地の近くに映画館もあり息抜きに、よく映画も観に入ったらしい。さらに太宰作品も映画になったものがある。小説「佳日」は「四つの結婚」という名で映画化され「パンドラの匣」は「看護婦日記」という作品になっている。
2016.10.26
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ある女性作家が風呂場で海外小説を読むのが日課だと書いており私もその女性作家のように痩せて文章が上手くなるかな・・・淡い期待をこめて真似してみたんです走って近所のブックオフに行き風呂読書用の海外小説を数冊買いこみました長時間の風呂読書には新刊は勿体ないからですそして実験してみました約1時間の風呂読書ちなみにその作家は2時間から3時間読書されるようですしかし私には1時間が限界。。。そしてこのごろの気温の落差もあり読書後の湯ざめが体にきたようです結果風邪を患うはめになりました主症状鼻水 くしゃみ 悪寒 胃痛 頭痛今日は三鷹まで行き太宰のお墓にお参りしました帰宅すると体調も戻らず、すぐさま布団に直行・・・小説家の真似はするものではないと気がつきましたが後の祭りです突然ですがここで田中英光のことが頭に浮かびました英光も太宰を真似て禅林寺で墓前で自殺を図った才能があったのに馬鹿馬鹿しいことをしたもんだと訝しく感じましたこれは風邪のせいでしょうな早く寝ないといけません
2016.10.23
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津軽鉄道“太宰列車”でアテンダントの津軽弁ジョークを楽しみながら久々に金木を訪問した津鉄社員による手作りモービルなどファンサービスが泣ける日頃は閑古鳥なんだろうか私のような安価な切符を利用した客でこの日は満員御礼になっていた五所川原市の花、紫色の花菖蒲が線路沿いに咲いていた「新座敷」は太宰が疎開していた家「斜陽館」から曳き家したということで納得津島家に関するガイドにしばし耳を傾け前勉強しかし一生懸命聴いていたつもりでも「斜陽館」まで歩いているうちに情報は雲散霧消。。。ちなみに「新座敷」の太宰の部屋で一息つくと文章がうまくなるジンクスがあるとのこと是非あやかろうということになったのは言うまでもない雲祥寺の地獄絵を拝謁させていただきこの短すぎる旅の締めくくりとしたこの「地獄絵」は「思ひ出」で、あまりにも有名嘘をついて舌を抜かれていたり血の池に溺れていたり人が苦しむ姿を直に目にすると恐ろしい…怖い…そそくさと出てしまった。。。「新座敷」「斜陽館」「雲祥寺」それぞれ見応え充分何度も訪問したが太宰の生誕地に感慨も一入なのだおっと、門近くには後生車の碑がある果たして輪が止まるか否か?小説を真似て度胸試しだなかなか留まらない・・・怖いよ~~~閻魔様許して下さい。。。
2016.06.28
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朝日新聞夕刊に掲載中の太田治子さんの「私の半生」今日の内容が驚きだった治子さんが津島佑子さんに対面されていたその会話の一部が詳らかにされていた妻の美知子さん、静子さんも昔対面されていた最も感心があった事柄だっただけに衝撃だった残す5話にも目が離せないネ清楚であどけない治子さんの若い頃の写真も魅力で太宰を彷彿とさせる容貌には目が釘付けになる私だけではないだろう園子さんや佑子さんも津軽顔の太宰の容姿にソックリただ治子さんは気性がおっとりされていて凄く正直な方この内容は事実に違いない私も実は数年前にお会いした際気さくに話される優しい方という印象が強い大変恐縮したことを思い出す…いづれにせよ2月の佑子さんの訃報は治子さんにも大きなショックだったに違いない父親のせいで辛い体験をされたお二人だからこそ対面して心の内を理解出来ることもあれば反対に全く相いれないこともあっただろう軽々しく他人が想像出来るものではないだろうだけど知りたくなる…ファンのいや私の浅ましいところ…佑子さんとお話してみたかったのでとても残念だ19日の桜桃忌まで新聞紙面にも太宰ムードが出始め私も隈なく目を凝らしている聖地の三鷹でも太宰治資料展が始まったので足が勝手に動き出しそう…今夜も徹夜って感じなのだフォスフォレッセンスでゲットした高山秀三著「蕩児の肖像 人間太宰治」これが思いのほか面白いので今夜中には読み終えたい
2016.06.17
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「太宰の作品は何がお好きですか?」「人間失格」彼女は即答した。正直その答えだけは無いと思っていた。太宰の作品の中では暗い部類の作品だし長いから読むのしんどいしロングヘアの似合う彼女が普通にはセレクトしないだろうと…彼女には「VERY」や「CLASSY」の方が似会いそうだ…この私の読みは見事に外れたそうか…まてよもしかしたら彼女は太宰の代表作しか読んでいないのかも?まさか「走れメロス」と「人間失格」だけしか読んでいないなんてことでは?でも根ほり葉ほりといろいろ聞くのはちょっと慣れ慣れしいし…それに代表作しか読んでいない、なんて言われたらそれこそショック…「待つ」とか「きりぎりす」とか「桜桃」とか「皮膚と心」とか「海」とか「黄金風景」とか「津軽」、「お伽草紙」、「フォスフォレッセンス」、それに「おさん」や「饗応夫人」、「駆け込み訴へ」、「貨幣」「ロマネスク」、「失敗園」、「右大臣実朝」、「新ハムレット」、「冨岳百景」、「斜陽」笑える「畜犬談」もあるのに…いろんな作品があることを早く彼女に伝えないと…焦る……残された時間がもう無い……焦る…焦る…あ、あそこに「きりぎりす」の文庫本が……転がっている…彼女のだろうか?…「人間失格」…あそこの机の上に見える…あ「晩年」か?……夢?何…うつつ?あらら、、、、良かった夢だったのか…太宰さんいつか夢で会えるまでこの積年の想いを胸に小説読ませて貰いますから誓って嘘じゃないですから今日は雨の6月13日
2016.06.12
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太宰の小説を朗読で聴く機会が過去に何度もあった。各地で太宰作品の朗読が無料で聴けるので良い時代になったものです。存分に利用したい。そんなわけで桜桃忌も近いし、どこぞにないかと太宰の朗読ものを探すと、偶然見つけたYOUTUBEの寺田農の「東京八景」が以外にもハマった。さすがベテラン俳優になると違うものだな。(アナウンサーとはまた違う感じ)若手俳優だと染谷将太などは見るからに上手そう。長谷川博己、生田斗真など、どうだろうネ。私が朗読に期待すること作品を活かす声質逆にいうと殺さない表現力、 言葉の明瞭さと聴きやすさ、聴くものが飽きないひねりをきかせた読み、品の良さ、太宰作品に似合う脱力感、センスの良い間、暗くなく湿っぽくもない少しビターな味わい…と以上です。こんな朗読が聴けたら贅沢です。昔、朗読を聴いているのに、なぜか途中から全く内容が入ってこないということがあったので、朗読を聴く耳が私にはないのかもしれないと思ったりしたが、要は聴く側も集中力がないといけないのだ。それがキレてしまうと心地良い眠りにと誘われる。あまりにもスッと綺麗な読みをされてしまって耄碌したせいで眠くっなってしまう。仕様がないと諦めていた。朗読と心地よい眠りがセットになっているような光景が多々見られる。朗読を聴きたいのか、眠りたいのか自分自身に問うてみる必要があるだろう。じゃないと失礼だ。「東京八景」太宰は10年間のもろもろあったことを、潔くきっぱりと披露している。いつものように過去にケジメをつける為に頑張って書いたのだろう。私が快感を覚える最大の理由でファンなら興味が湧いて当然だ。太宰は読めば読むほど面白いのは、なぜか?何度読んでも飽きないのはなぜ?そんなことは分かりきっています。読者のために命をかけて書いたからなのです!小説のために命をかけ過ぎの太宰はやっぱりすごい!やっぱり最高~!
2016.06.01
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陽気が良くなったので国分寺から自転車で三鷹の「新橋」まで出掛けた。桜桃忌も近づいてきたし、数年前に行ったっきりだった「新橋」が少し変わっていると耳にしていた。しば犬を飼って15年目の先輩に同行をお願いしたら快諾して下さり、ミニチュアダックスフントの飼い主でもある後輩も暇があるというので誘ってみた。その前に三人ともお腹が減っていて、ピース又吉氏がTVで行っていたという中央通りから外れた中華料理店で腹ごしらえをすることにした・・・富士真奈美と吉行和子も舌鼓を打ったらしい餡かけ蕎麦(五目蕎麦)と餡かけ焼そばは、本格中華の味で上手かった。井の頭公園の中を突っ切り「新橋」まで辿りつく。「新橋」の欄干は、やはり既に建て替えられていて、新しい「新橋」に生まれ変わっていたのだ。情報に偽りはなかったが、以前に比べると頑丈になり過ぎて…私は勝手にイメージを創っていたので、それとはかなり違ってしまった。先輩が、明星学園の先の10メートル下流とその場所を教えて下さり、当時の写真と見比べてみた。私が以前確認した場所は間違っていて、まさに逆方向だった。太宰さん、富栄さん、御免なさい、心の中で呟いた。合掌して「新橋」を後にした私達は、その後は、三鷹に暮らした作家、吉村昭(太宰治賞も受賞していた)の噂の「書斎」を探しあぐね散々ウロウロし、さらに松本訓導碑(太宰の「乞食学生」に出てくる)を探す。まだまだ知らないところが沢山あった。井の頭は太宰の足跡だらけ、いわば宝の山なのだ。弁天様のことや、伝説の蛇のぐるぐる巻きの碑のことも教えて頂いたし、「乞食学生」をじっくり読みなおそうと思った。あの作品には、ヴィヨンやファウストの詩の引用などがあるし長いのでちょっと読み辛い、最後の仕掛けもよくわからないが、それだけに読みこむと捨てがたい味が出そうな作品だ。亀井勝一郎は、あの作品の中の太宰の含羞(ハニカミ)が興味深い、と書いていた。帰り道、その御殿山にある亀井勝一郎邸(太宰の飲み仲間・桜桃忌著作多数)を廻って武蔵境で皆でお別れした。私は、国分寺に向かって途中へたばりそうだった。自転車は、最近、首のヘルニアに響くようになった。画像を少し撮ったので次回をお楽しみに~やっぱり太宰は最高~~!
2016.05.18
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台湾から日本語を勉強しに来ている彼は、来年春までの留学だと言った。日本文学が大好き。特に太宰治が好きと。太宰の小説の中では特に『人間失格』と『道化の華』が大好き。お国では、太宰作品の後期や初期の暗い作品が人気がある…いろいろと話しながら禅林寺まで歩いた。鴎外の墓や、太宰の「花吹雪」のことは知らないそうだ。太宰の墓前で参拝する姿が良かった。台湾の大きさは北海道と同じぐらいだと言われても私は、全くといっていいぐらい台湾を知らないので失礼を承知で私が知っていそうな台湾の小説があったら教えて欲しいと頼んだ。彼はスマホで一生懸命探していた。これです、というのを見せて貰って、すこし驚いた。私が読みたいと思っていた小説だったから…。 「流」第153回直木賞受賞。東山彰良著直木賞選考委員の北方謙三が「20年に1度の傑作」と称賛。語りかけるような筆致、起伏の多いストーリーに誘われて読み進む。 舞台になっている台湾。輪郭のはっきりした登場人物たち。彼らが暮らす台湾の混沌(こんとん)とした社会。両者が相まって、豊かな作品世界が形づくられている。 主人公が17歳だった1975年に、祖父が何者かに殺されたことから物語が動き出す。一体、誰が犯人なのか。全編を通して通奏低音のようにこの疑問が響き続け、最後に意外な犯人が明かされる。 多くの青春物語と同様に、主人公は自分が何者なのかに悩んでいる。この小説の場合、それが近代史と直接につながっている。 台湾という国の成り立ちは変化が激しい。日清戦争後、清から日本に割譲されたが、第二次世界大戦の結果、国民党政権である中華民国の統治下になった。49年に大陸で中華人民共和国が建国され、国民党は台湾に撤退した。この時に台湾に移った外省人と、それ以前から住んでいた本省人との対立が生まれることにもなった。主人公の一族は外省人であり、いつか大陸に帰りたいという夢を抱いている。 75年は国民党を率いた蒋介石が死んだ年でもある。共産党の中国とは「交戦状態」にあり、言論の自由も抑圧されていた。台湾海峡は東西対立の最前線の一つだったのだ。それは主人公の厳しい軍隊生活の背景にもなっている。国際情勢の緊張感が主人公の日々を左右する。 彼の留学生活が上手くいって期待がそのまま裏切られないければいい。多分大丈夫だと思った。日本語を覚えて、もっともっと太宰作品を読みたいと言っていたので私も陸橋で写真を撮ってあげたりと、サービスのしがいがあった。やっぱり太宰治は最高~!彼に「グッドバイ」を台湾語で、どう言うのかを聞いた。「再見」東京が中国だとすると、台湾は大阪みたいなものらしい。上手く発音できたかわからない。とりあえず彼が笑ってくれたので、どうやらOKだったようだ。
2016.05.02
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昭和23年、小説「グッド・バイ」は、太宰治が新聞連載を予定し13回分まで書いた時点で入水自殺を遂げ、絶筆となった。田舎に妻子を残し単身東京に暮らす男・田島周二は、雑誌編集者という体裁の裏で闇商売でしこたま儲け、 はたまた何人もの愛人を抱えているという不埒な男。 しかし一転、妻子を呼び寄せ闇商売から足を洗い、真面目に生きようと愛人たちと別れる決心をする。田島が愛人と別れるため手を組む美女・キヌ子、彼の多くの愛人たち、そして彼らを取り巻く人々ケラリーノ・サンドロヴィッチが新たな視点で描き出す。[脚本・演出]ケラリーノ・サンドロヴィッチ[出演]仲村トオル 小池栄子水野美紀 夏帆 門脇麦 町田マリー 緒川たまき萩原聖人 池谷のぶえ 野間口徹 山崎一HNKで劇場中継が流れていたので観ました。面白いお芝居は、チケットを取るのに一苦労しますから、TVで、そこそこ楽しめるのは助かります。この舞台は、ラジオで高橋源一郎氏が褒めていたと聞きました。そんなわけで、ことに人気が出たのでしょうか知人が買えなかったと悔しがっていたのです。チケットが手に入らないというのは芝居好きには困るんです。しかも太宰作品です。地団太踏んでも買えないのは、我慢できないでしょう。いっそ、シネマにしてくれないですかね。監督は誰でも良いから。太宰作品の映画化、希望!ところで、このかつぎ屋の女性には、実際のモデルがいて彼女はかつぎ屋をしている姿を、不本意にも太宰に見られてしまったのです。小説のネタにされる危惧…そんな思いがちょっとぐらいあって恥しかった。あくまでも想像です。太宰と彼女は友人関係、恋愛感情はなかったと太宰は確か小説に書いていましたけどグレーゾーンです。モデルとして彼女はいくつかの作品に登場しています。実際にはわかりませんね。彼女が「グッドバイ」を読んでいたら屹度モヤモヤしたでしょう。太宰は自分と関係のあった女性を、良くも悪しくもモデルにします。作家の習性というべきか、性癖というものかもしれません。芝居では、小池栄子がかつぎ屋を痛快に演じていて、とても良かったです。恋愛関係に発展し、その後の展開が面白かった。実際には「グッドバイ」は13話までは書かれましたが、その後太宰が入水したので未完に終わります。ごった返した戦後の三鷹で、太宰が小説を書きまくり最後は入水して亡くなったのです。未だに惜しい!と感じるし、この芝居の展開が現実に起こって欲しい…そんな気がしました。太宰作品は最高ですね!
2016.04.14
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「落穂拾い」「朴葉の下駄」「桜林」「おじさんの話」「日日の麺麭」「聖家族」「栞」「老人と鳩」「老人と孤独な娘」などの短編を書いた作家。日日の麺麭・・・ひびのめんぽう と読んでしまったのだがひびのぱん が正解。小山清 浅草生まれ。父は義太夫語り。明治学院卒。中里介山の西隣村塾に入塾。島崎藤村の紹介で日本ペンクラブ事務局に勤めるが、公金横領で水戸刑務所に服役。服役後、東京に戻り生家に近い下谷区龍泉寺町で新聞配達になる。太宰作品を愛読し師と仰ぎ親交を深める。実生活でも太宰に面倒をみてもらう。戦中は、太宰の三鷹の家に同居し、疎開中は留守番をする。その後は夕張炭鉱に渡り道具番として働く。帰京後、作家活動に専念し、太宰に関わる仕事に尽力。生前の太宰との交流が描かれていてる小山清の「風貌」を、私は随分以前に神保町の古書店で少し高かったが買った。書棚を飾ってはいたが、なかなか読むことができなく、そのうち友人が貸してくれというので先をこされた。最近立川のデパートの上階に、あのジュンク堂ができて行くようになり、講談社の小山清の文庫を見つけた。「風貌」を、ようやく読了できた。そして、その中の太宰とのあるエピソードに大笑い。私の笑いのツボに入った。読みながら3分ぐらい大爆笑がとまらない…。小山の書き具合が、軽く、味わいがあって、また凄いの何の…。小山清は、以前から素晴らしい作家だろうという予感があったが的中。ど真ん中だ。財布には痛かったが満足感いっぱい。ひゃ~やっぱり太宰さんは凄い。太宰治は最高なのだ!この本を読むと色んな意味で、そう感じるのだ。素晴らしい一冊だ。
2016.04.06
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中国の雑誌「知日」が、昨年太宰治特集を出した。国内での売上が良かったということだ。NHKBSスペシャルでこの「知日」と、今の中国の若い世代の意識の変貌を取り上げた番組が流れ興味深くみた。爆買いだけが際だっていた中国のイメージ。日本の情報が大人気なのだろう「知日」が売れているのもうなずける。若い人達は日本の文化や日本人の優しさに良いイメージを持ち、それを熱心に吸収しようとしている。私も「知日」の太宰特集号を手にする機会があった。中国語はわからないが、内容も情報もかなり質が高かいことがわかる。太宰治というテーマを選んでいること自体が私には、とても素晴らしいと思える。そういえば禅林寺の墓にも中国語訳「葉桜と魔笛」や「人間失格」が供えてありその装丁がとても美しいので自分の書棚にも一冊中国語版を置いてみたくなった。
2016.03.11
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フォスフォレッセンスの読書会に参加して本当に良かった。書棚に置きっぱなしで、ここ何年も読めずにいた作品でした。読む機会ができて読書会では勉強もできた。以前読んだときは大した感慨もなかった。ダラダラと長い話につきあい切れなかった覚えが…兄妹の特徴づけなど解説して貰ったり私には到底無理なので長い時間をかけて研究されたらしいし有り難い読書会でした。もっともっと読みたくなったのです。やっぱ太宰治は最高~
2016.03.02
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津島佑子さん一昨年の夏、日本近代文学館主催の講演で登壇された姿が脳裏に焼き付いています。颯爽と紺グレーのカーデイガンと麻のパンツ洗練された大人の女性であり素晴らしい作家でした。堂々とした明快な口調に何か作家としての覚悟のようなものがあったと思うのです。太宰の娘ということは抜きにしても素敵な私のあこがれの存在でした。大変悲しい知らせでした。一度でいいからお会いしてみたかった…天国でお父様やお母様、そしてお兄様にお会いしていらっしゃるでしょう…謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌
2016.02.19
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三鷹市の古書店カフェ・フォスフォレッセンスの秋の読書会で久々に太宰ファン仲間と合流。面白くて為になる太宰論が聴ける。私にとっては無二の貴重な読書会だ。「HUMAN LOST」は難解。この読書会を機に好きになれたら嬉しいが。病的、純粋メタフィクションなど太宰治事典ではさらに分かりづらい。読書会の前にじっくりと読んでみることにする。妻に対する恨みつらみの文章が心にささる…。太宰が最も不安定だった時期のことだと推測するが一体なんだかよくわからない。パビナール中毒で武蔵野病院に入り精神的に落ち込んでいた時期のこと。アフォリズムがやけに多い。鉄格子と太宰の姿が重なって読んでいると苦しく痛々しくなる。執筆されたのは荻窪の碧雲荘に棲んでいた時期だ。1回、2回と太宰サミットに参加した私には、この碧雲荘の存続の将来も気になる。太宰への惚れこみようがパンパではない方々の話は、いつも熱い…。二次会も大いに満喫した。また次回が楽しみだ。
2015.10.28
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「太宰サミット」第2回 昨夜 杉並公会堂(荻窪)で催されました。多くの古建築ファン、太宰ファン、はたまた又吉ファンが長蛇の列をなしていました。私もそのなかの1人。良い席を確保できて良かった。原きよさんの「富嶽百景」、素晴らしい朗読を皮きりに、東京大学文学部の安藤宏氏の講演、建築史家の松本裕介氏の講演、又吉直樹氏の講演、そして又吉直樹氏&日本ペンクラブ常任理事の作家松本侑子氏の対談がなされました。残念なことに碧雲荘の建築史的な説明の際、会場設備の不具合が生じて松本氏の話が少しカットされたようでした。そそくさと退場された感じでした。又吉氏の講演、私は至近距離から聴けたのでとても感激しました。話は面白く、芥川賞のせいでもないのでしょうが、やや神々しく見えました。照明のせいでしょうか、よくわかりません・・・太宰の小説の素晴らしさを真摯に、とても分かり易く説明されている姿に胸が熱くなりました。「恥」「親友交歓」「人間失格」など太宰作品に関しては観察力が鋭く驚きでした。対談の最後に松本侑子氏から直々に「日本ペンクラブ」会員に推薦を受けて、やや恥しそうにされていましたが、満場から称賛の拍手があがりました。3人ぐらいのカメラマンが行ったり来たりして聴講の際に気になりました。私は太宰ファン仲間のAさんとで終電車近くまで、がっつり荻窪駅前の居酒屋で飲みました。碧雲荘が保存されることを心から願っています!
2015.09.15
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生誕80年を迎える寺山修司と生誕106年の太宰治の特集展示。「修司と修治」エクステンド常設展示平成27年6月5日~11月25日迄午前9時~午後5時(特別展開催中は午後6時まで)青森近代文学館 青森市荒川藤戸119-7青森県立図書館2階 ☎017-739-8353青森県を代表する作家太宰治と寺山修司の貴重な直筆原稿や初版本などが多数展示されています。太宰の題箋『若き日の歌』一条正、「寺山修司のニュースレター」は私も初めて目にしました。生前に太宰が着ていた白の着物や帯もあります。また、又吉直樹の「火花」と色紙もあり、結構見応えありました。一見の価値ありです。館内は静かで(人があまりいなかったです)ゆっくりと見ることができるのでお薦めの展示会です。DVDライブラリーもあり、私は太宰ものを2本観てかなり楽しめました。バスは青森駅前から出ていますが、本数が非常に少なく乗り遅れそうになりました。
2015.07.13
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「魚服記」の舞台である藤の滝に到着するまで、車の運転に難儀しました。蜂が多くて刺されそうになり意気消沈していたところ、農家の方が助けて下さいました。一時間以上走ったような気がします。高さ30メートルの大きな滝でした。チャンスがあればもう一度挑戦してみたいです。私と一緒に藤の滝に行ってみたい方いませんか?
2015.02.14
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以前、大宮まで行って「人間失格」の脱稿地を訪ねたことがあります。あれは、2009年、太宰治生誕100年の年でした。月日が流れ、あれから6年です。太宰が生きていたら今年106歳になっています。改めてまた「人間失格」 読みなおしてみたいと思います。また2月に船橋ツアーがあります。(フォスフォレッセンス・読書会)太宰の船橋時代を想いを馳せて歩きたいです。太宰は肺の病気の療養の為の転地しました。初代さんの着物を質にいれて買った薬のアンプルが、便所に転がっていたそうです。パビナール中毒に苦しんでいた時代でしたが、閑静な新築の家の庭には、夾竹桃の花が咲いていて太宰は友人達に、一番いい時だった、とも語っています。
2015.01.22
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三鷹ネットワーク大学で受けた多くの講座で印象の強いものがいくつかあります。その中の一つが鳥井邦朗氏の「散華」の講座でした。「散華」は正直なところ、私にはとっては、あまり読み返すこともないいまいち面白味の少ない太宰作品のひとつでした。たとえば「惜別」や「右大臣実朝」などもそうです。鳥井邦朗氏の講座を聴いたあと、「散華」を、あらためて読み返して、深い感銘を受けた記憶があります。もう一度、他の作品でも先生の講義を聴講したいという気持ちが募りました。訃報を受けて、いま、とても残念な気持ちで一杯です。太宰治文学への深い理解と愛情と研究を、本当にありがとうございました。鳥井邦朗先生のご冥福を 心からお祈り申しあげます。
2014.12.12
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『太宰治との七年間』 (堤 重久著) 読了。原稿用紙で500枚ということで、かなりの分量。一気呵成に読む。お互いに信頼しあえる師弟関係あっての賜物。あそこまで赤裸々に書けた所以なり。女性関係、文学仲間、人間関係の軋轢、と唸るほどだ。赤裸々で面白い。京大卒の堤氏が、太宰に誤字脱字を注意されている。面白い。太宰と堤氏が、結構言いたい放題。お互いに歯に衣着せず。文士の師弟関係か、男の友情か、知れば知るほど面白い。太宰の優しさが随所にみられる。女性にもこうであったら心中はなかったか?必見の書物である。堤氏のあとがきの最後の一文とても良い。出征の際太宰が堤を励まそうと話した言葉が良い。太宰の優しさを感じて、じんわりくる。
2014.07.15
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小説「津軽」にも登場する千畳敷海岸。
2013.11.08
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2013年9月初旬、津軽へと旅しました。津軽が初めての友人と共に太宰の故郷へ旅の期待が膨らんでいました。私は何度も行っていますが、今回は西海岸ルートが目標です。深浦、鰺ヶ沢、千畳敷などが目的でした。初日は、青森市内と斜陽館周辺となり、途中に金木に建設されている「思い出」広場を通りました。広場の中のタイルがあり、数えて遊びました。約190作品名がありました。
2013.09.15
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森鴎外記念館が新しくなりました。コンクリートブロックでモダンアートのような外観です。入口に鴎外の横顔のレリーフがありました。ライトアップされハイブロウ。生前の動画、デスマスク等にもお目にかかれました。3階には鴎外関連の書籍があります。
2013.03.13
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2013年11月23日のフォスフォレッセンス読書会。好天に恵まれました。御岳駅に集合。太宰ゆかりの「玉川屋」で蕎麦を食べるのが目的です。復路、沢井駅まで渓谷沿いを散策。河川敷で、フォスフォレッセンス店主の挽く珈琲に舌づつみ。その後、寒山寺まで。岩上での写真撮影。(太宰の御岳写真風に) ○
2011.11.26
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先週フォスフォレッセンスで買った長篠康一郎先生の本に天下茶屋建設当時の画像があった。上は、昭和9年の建設中の写真。下は廃屋となって崩れおちた当時の写真。(昭和54年) 3枚目は、再建されて新天下茶屋となった当時の写真。 下は、現在の天下茶屋。(9月28日のバスツアーで私が撮影したもの。)太宰の滞在した当時を偲ぶことは、もはや困難かもしれないが、実際に太宰が使用した品物は2階の記念館で観ることが出来る。
2011.10.03
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初冠雪となり、頂きにうっすらと白いものが・・・文学散歩日和となった昨日は、かねてから希望していた彼の地、「富士には月見草がよく似合う」の名文を生んだ天下茶屋を訪ねる。これは、お手伝いさせて頂いている三鷹でのガイドボランテイアの研修に参加の為であるが、その御厚意に甘させて頂く。 太宰は昭和13年の9月13日から11月15日までの3ヶ月間を、この天下茶屋で過ごし執筆をした。この天下茶屋での逗留が、のちの太宰の生活と作品に大きな変化をもたらすことになり、これ以後の、太宰の作風が以前とは大きく変わり、かなり明るく安定したものになった、と言われている。太宰は、昭和13年9月13日からその5日後の18日に、美知子夫人とお見合いをした。 天下茶屋記念館「富嶽百景」初版本 作品「富嶽百景」でここからみた富士は、むかしから富士三景の一つにかぞえられているそうであるが、私は、あまり好かなかった。まるで、風呂屋のペンキ画だ。芝居の書割だ。どうにも注文どおり景色で、私は恥ずかしくてならなかった。 三七七八メートルの富士の山と、立派に相対峙し、みじんもゆるがず、なんと言うのか、金剛力草とでも言いたいくらい、けなげにすっくと立っていたあの月見草は、良かった。 富士には、月見草がよく似合う。 とある。太宰が言ったように、富士はあまりにも完璧すぎるのかも知れないが、気持ちが良いので満足でした。ほうとう食べて美味しかったですし笑
2011.09.29
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フォスフォレッセンスの桜桃忌ダザイヴェート。もうすっかり顔なじみといった感のある方々と、懐かしい思い出話に興じるのもまた格別。太宰中期作品論あり、朗読あり、太宰の頬に手をあてた絵皿に盛られた桜桃の一粒を頂きながら、お開きの時間となる頃には、同席した方々と一緒に繋がったような気がした。
2011.06.20
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文京区の永泉寺へ。故山崎富栄墓参り。到着15時。富栄の墓前には白百合の花が。
2011.06.19
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銀座「バー・ルパン」で、坂口安吾がウィスキーを飲むときに使っていたという、貴重なぐい飲みがまだ存在していた。その感触を確かめてみる。ぐい飲みは信じられないほど、手になじみやすい。ファンでなくとも欲しくなる。 ma
2011.05.19
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