ゆんたま Spiritual Life

ゆんたま Spiritual Life

2004.06.04
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圧巻、である。
クリスチャンではない私でも、涙なしでは観られなかった。(TT)


ローマ軍の鞭打ちの刑によって、イエスの肌や肉は無惨に裂け、血しぶきを上げる。
あまりの苦痛に震えながらも耐えるイエス。
茨の冠を被せられ、血まみれでボロボロになったイエスは、自分が架けられる重い十字架を背負わされ、鞭打たれながらゴルゴダの丘まで歩く。
両手両足を太い釘で十字架に打ち付けられ、十字架は立てられる。
イエスの想像を絶する苦痛と、それを見守る母やマグダラのマリアや弟子の悲しみは、観客にも痛いほど伝わってくる。


それ以外にも確かに暴力シーンは多い。
しかし、人類の罪を贖うためにイエスは崇高な犠牲を払ったのだ、ということを観客に訴える為には、あれだけリアルな暴力シーンは必然であったと言えるだろう。
ただ、やはりキリスト教の知識が多少ないと、映像の意味がよくわからないだろうな、と思う場面はいくつかあった。
といっても、私にもそれほどの知識はないので、見落とした箇所も多いだろうけど。(^^;


でもクリスチャンでなければ、なぜこういう事態になることをわかっていたイエスが逃げもせず、あれほどの苦痛をあえて受けたのか、そしてそれがどうして「人類の罪を贖う」ことになるのか、今一つわからないところだろう。


映画の中で、イエスは母マリアに「これですべてが新しくなるのです。」と十字架を背負いながら言う。
その言葉を聞いて、「イエスの贖罪によって当時の世界のエネルギーレベルは大きくシフト・チェンジした」と精神世界のいくつかの本に書かれていたのを思い出した。
この情報によって、クリスチャンでない私でも、なんとなくイエスの死の意味が理解できるような気がしている。
この情報が真実か否かは、凡人の私にはまったくわからない。
でも、そういう視点がなければ、一思想家(宗教指導者)の死を「人類全体の原罪を背負った偉大な死」として無条件に信じる理由が、クリスチャンでない私には皆目理解できないのだ。


映画の中で印象に残っている箇所はいくつもあるが、弟子ペトロ(ペテロ)がイエスの弟子ということで群集から責め立てられた時に、「私はこの人を知らない」と3度言う場面がある。
しかしそれよりも前に、イエスはペトロに「あなたは鶏が鳴く前に、私のことを知らないと3度言うだろう。」と予言していたのだ。
そのことを思い出したペトロは保身に走った我が身を恥じるのだが、「ペトロは私だ」と私は思った。
いや、こういう状況に置かれた時に、自己保身に走らずにいられる人間がどれほどいるだろうか?
ペトロの弱さは、多かれ少なかれ誰もがもつ弱さである。
しかし、それを自覚しているのとしていないのとでは、自ずからその行動には違いが出るのではないかと思う。


もう一つ印象に残ったのは、ガリラヤの丘でイエスが人々に教えを説く場面である。
「愛してくれるものを愛して一体何になるというのか?
敵を、迫害するものを愛しなさい。」



これがイエスのパッション(受難)へと繋がるわけだが、この言葉に私は非常に感銘を受けた。
自分を愛してくれるものを愛するのはたやすいことだ。
しかし、自分を憎むもの、自分を迫害するものを愛してこそ、そこに人間としての成長はある、という意味だと私は思う。
これは魂のチャレンジなのだ。
それが、魂が受肉した(肉体を持った)ことの本当の意味なのだ。


そう考えれば、煩わしい人間関係も運命的な様々な逆境も、魂を磨くための砥石なのだろう。
逆境あってこその人生。
それが、私達が生きているということだ。


苦労の少ない人は、平穏無事で幸せな人生かもしれないが、魂としての大きな成長は望めない。
逆に苦労の多い人生は、魂が磨かれて成長する機会も多いだろう。
人生がこの一度きりしかないならば、誰でも前者の人生を望むはずだ。
しかし、永遠の命を持つ魂は、生まれ変わり死に変わりしながら成長を続けていく。
どちらの人生を選択するかは個人の意志だが、チャレンジ精神旺盛な勇気ある魂ならば、あえて後者を選ぶに違いない。


ところで、「迫害するものを愛せ」というキリストの教えに従うならば、今、アメリカがイラクでやっていることは一体何なんだろう?
あれでは「目には目を、歯には歯を」というイスラムの教えそのままではないか。
(もっとも、「目には目を~」という同害復讐という法も、それ以上争いがひどくならないようにという配慮の上に成り立っているらしいが。)
また、やられたらやり返すというのは口実で、石油の利権争いが今回の戦争とイラク駐留の根本にあるのは見え見えなんだけど。
ブッシュが信仰しているキリスト教って一体なに?
ブッシュよ、あんた、死んだらどこに行く気だ?










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Last updated  2004.06.05 16:10:58
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はじめまして!  
motti2004  さん
ぶんぶん55さんのところから時々立ち寄っておりますmotti2004と申します♪暖かくそしてパンチも効いた日記をいつも楽しく拝読させていただいてます!
私はクリスチャンではないのですが中高大とミッションスクールでしたので、聖書ネタにはぐぐっとくるものがあります。ちなみに毎朝の礼拝は遅刻の常習犯でしたが。えへ。
魂のチャレンジ・・・受験生活を送っているのですが、そんな日常にピリっとスパイスが入ったようないい感じです。
またきまーす!! (2004.06.05 00:14:52)

Re:魂は逆境を愛している by ゆんたま(06/04)  
ミル1350  さん
う~~ん実に考えさせられる内容だね、
こんな内容のことを、もっと若いときは素直にじっくり考えられたのに、この頃はとてもツラク感じるのはどうしたもんか。たぶん、自分の出来る事と
頭の中がうまくかみ合わない事に自分がツラク思ってるのかもしれないな。でも、人は常に少しずつでも成長してるって思いたいし、愛も形は変わっても大きくなってるって信じたいな。
例えばマリアさんの映画とか観てみたいわ。
男はいいから。 (2004.06.05 11:21:57)

Re:はじめまして!(06/04)  
motti2004さん
>ぶんぶん55さんのところから時々立ち寄っておりますmotti2004と申します♪暖かくそしてパンチも効いた日記をいつも楽しく拝読させていただいてます!

どうもありがとうございます。恐縮です。(^^;

>魂のチャレンジ・・・受験生活を送っているのですが、そんな日常にピリっとスパイスが入ったようないい感じです。
>またきまーす!!
-----

うん、受験も魂のチャレンジの一つですね。
いつでも遊びに来てください。
(2004.06.05 16:17:30)

Re[1]:魂は逆境を愛している by ゆんたま(06/04)  
ミル1350さん
>こんな内容のことを、もっと若いときは素直にじっくり考えられたのに、この頃はとてもツラク感じるのはどうしたもんか。たぶん、自分の出来る事と
>頭の中がうまくかみ合わない事に自分がツラク思ってるのかもしれないな。

自分の理想と現実のギャップに、そう悩むことはないですよ。
今は人生の中でゆっくりできる時期なんだ、と思って満喫すればいい。
どんな時にでも魂は様々な体験をし、様々な感情を味わって、自分のペースで成長してるのだと思います。
なにも過酷な激動の人生だけが学びじゃないですからね。
前世で波乱万丈だったから、今世は平穏無事な人生を味わってみましょ、と思って生まれている魂だっているはずです。

>でも、人は常に少しずつでも成長してるって思いたいし、愛も形は変わっても大きくなってるって信じたいな。
>例えばマリアさんの映画とか観てみたいわ。
>男はいいから。

男は良いのか~。(笑)
映画好きのミルさんは『愛と精霊の家』、観た事ありますか?
主演のメリル・ストリープって私はあまり好きじゃないんだけど、この映画の役はすごく良かった。
本当に人を愛するっていうのはこういうことなんだ、と思った。
主役のクララは、まさにマリア様の役割でした。

それと、10年前に鈴木保奈美と三上博史が出ていたTVドラマ『この世の果て』も大好きでした。
鈴木保奈美演ずるマリアは、まさにマリア様として描かれていたと思います。

私の中の「女性なるもの」の原型は、やっぱりマリア様的な存在だなぁ。(クリスチャンじゃないけどね)

(2004.06.05 16:35:52)

Re:魂は逆境を愛している:映画『パッション』 by ゆんたま(06/04)  
りいりい  さん
わたしもパッションを見に行って、いろんなことを考えさせられたけど、なんだか言葉にできなくて、...
で、この日記を読んですっごく納得。。。というか理解がふかまりました。
そう、わたしも自己保身に走るだろう人間だし、大学時代に学校の牧師さんが、チャペルの上についているニワトリの意味を教えてくれた時、にわとりが3回なくまでに、3度「知らないと言うだろう」の話を教えてくれて、チャペルの上についてるっていうのは、人間がみんなそういう心をもっていることを忘れちゃいけないってことだよ
って言っていたのを思い出しました。

それにしても、あの映画を見て帰ってから、ニュースで戦争とか、捕虜の虐待とかやってて、人間ってなんにもかわってないなー
と、悲しくなってしまった。
(2004.06.10 23:24:27)

Re[1]:魂は逆境を愛している:映画『パッション』 by ゆんたま(06/04)  
りいりいさん
>そう、わたしも自己保身に走るだろう人間だし、大学時代に学校の牧師さんが、チャペルの上についているニワトリの意味を教えてくれた時、にわとりが3回なくまでに、3度「知らないと言うだろう」の話を教えてくれて、チャペルの上についてるっていうのは、人間がみんなそういう心をもっていることを忘れちゃいけないってことだよ
>って言っていたのを思い出しました。

へぇ!風見鶏ってそういう意味があったんですか?
勉強になりました~!

>それにしても、あの映画を見て帰ってから、ニュースで戦争とか、捕虜の虐待とかやってて、人間ってなんにもかわってないなー
>と、悲しくなってしまった。

私もほんとにそう思います。
「敵を愛せ」というのがキリスト教じゃないのか、と思いますよね。
敵を憎むんだったら、なんの成長もないじゃないか、と。
「愛の宗教」のはずなのにねぇ。
(2004.06.10 23:33:04)

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コートニー2009 @ Re:最後だとわかっていたなら(03/21) この方たちの本が以前、ありませんでした…
ゆんたまゆん @ Re:おひさです~(03/21) ももてるさん >素敵な動画教えてもらい…

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