CRYSTAL DEW

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2008.11.11
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テーマ: 今日の体調(3622)
カテゴリ: 日々あれこれ

  ドキドキしながら行ってきた。

  カウンセリング

  予約の20分前に家を出たが「大丈夫かなぁ~・・・20分で着くだろか

  運転しながら心配になってきた。

  最近工事中で片側通行になってる道もあるし、渋滞とかはまっちゃったらどうしよう。

  『時速60kmで走ると・・・10分走ると10kmか・・・

  んん、目的地まで何kmあったかな~。駐車場あいてるかな、いいかな』

  とかいろいろ考えながらハンドルを握っていた。

  おいおい、考え事しながら運転すると事故っちゃうよお~

  ひとりボケつっこみしながら、ずっとずっとずぅ~っとまっすぐ走る。

  あ、あと12分しかない なんでよお~ 前の車、早く曲がりなさいよお~

  信号変わっちゃうじゃないよぉ~

  まね、焦ってもしかたないか・・・

  30分前に出んかった自分が悪いんだし・・・

  結局5分前に着いてあたふたと受付に走る。

  「ここじゃないんですよ、あちらの建物の2階で先生がお待ちしております」

  ひょえ~、ここじゃないの?わぁぁぁぁあぁ~

  着いたのは11時ジャスト

  なんかイヤだ。余裕がないわ。ホントにもう。いやんなっちゃう

  一人心の中で後悔してる。今度は早めに来て時間まで車の中で待っていよう。

  「先生」は30歳前後の女性。

  「こんにちは。〇〇と申します。はじめまして」

  「はじめまして。〇〇です。今日はよろしくお願いします」

  「今日はどんなことでこちらにいらしたのですか?」

  え?そちらから聞いてくれないの?漢方外来の先生から何も聞いてないのかな。

  心の悩み相談だと思えばいいのかな。だとしたら私はどこから話せばいいのだろう。

  なんかいろいろありすぎて、どうしよう。どうしよう。

  「自分がわからない、自分じゃわからない」とだけ漠然と言える。

  昨日、一昨日とパソコンに下書きしたからそれを思い出しながら話す事にした。

  先生は優しくうなづきながら話を聞いている。

  普通の会話と違うのは「意見」がないこと。じっくり話を聞いてくれている。

  ときどき相づちをうつけど、なんか一人喋りみたいで正直言って「なんだ、これ」と

  思った。言葉のキャッチボールもなくて物足りなさも感じた。

  そりゃそうさ、普通のおしゃべりと違うんだものね。

  「〇〇さんのお話を伺って思ったのですが無駄ということば何回か出てきました。

  そのことは自覚なさっていますか?」

  「はい、わかっています。無駄なことが嫌いなんです。

  例えばダンナに乗せてもらってある目的地に行くとします。

  ここを通れば早く行けるのになんでこの道から行くの?

  と思う事があります。時間の無駄、ロスだと思うのです」

  他にも無駄という言葉が出てきた私。

  「あと『うれしい、たのしい、たいへん、こわい』という言葉がないですね」

  え?どういうこと? 

  「〇〇さんのお話を伺っているとものすごく大変な環境でいらしたのに、少しも

  大変という感じがでてこないんですよ」

  ああ、そいうことか。感情表現が下手と言うか淡々としてるんだね。

  「これまでそういう風に感情を抑えるよう心がけてきたのですか?」

  「いえ、特に意識はしてませんね。私は例えば、例えば・・・

  そう、誰かにプレゼントをもらったとします。そこで『わぁ~嬉しいっ!!

  ねねね、開けてもいい?』と嬉しさを表す人っていますよね。私はそれが

  たぶん、出来ないのだと思います。

  美味しいお料理を戴いても『わぁっ、おいし~い』って言えないんです。

  母は働いていましたし、学校から帰るとテーブルにお金が置いてあって、

  時には何かご飯が作ってあるんですが、いつも一人で食事をしていたので、

  誰とも話す事もなくひとり黙々と食べていたからそうなっちゃったのかもしれません」

  あっというまの1時間だった。

  初めはこころもとなく、物足りなさを感じたがすっきりした感はあった。

  ひとりモンモンと書き綴っているよりはやはり生身の人間がいてくれて、耳を傾けて

  くれるほうがいい。

  ともだちだと「自分のことばっか話して嫌になるだろうな」なんて気を使うから

  やはりここは専門家に聞いてもらうほうがいい。

  自己完結したって、結局何も解決していないから堂々巡り、同じ事の繰り返し。

  いやになるだけだし。

  私の頭の中には整理しきれない荷物がいっぱいあって収拾がつかない状態。

  なので話すほうも聞き出すほうも大変なのだ。時間はかかると思う。

  本当は何を悩んでいるのか、どうすれば悩みを軽減できるのか。

  それを私自身が解決できるようにサポートしてくれるのがカウンセラーなのだ。

  ひょっとして私はお話がしたいだけなのかもしれない。

  極端な話「王様の耳はロバの耳」のお話にあるように穴の中に言えばいいだけかも

  しれない。(広まっちゃうから困るんだけど、この顛末は・・・)

  話がしたいだけだった・・・それでもいいじゃない。

  私はそれを望んでいた。そうだったんだ。

  という結果になってもいい。

  まだ話し始めたばかり、まだ話し足りない。

  飽きるほど話そう、話をきいてもらおう。

  それで何かが見えてくればいい。

  そう思って次回の予約を入れてきた。






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Last updated  2008.11.11 23:33:30 コメント(6) | コメントを書く


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