ボニータ(Bonita)2号と共に楽しむワクワク&マイトリーな日々♪

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Bonita2号 @ Re[1]:日本テレビ開局55年記念ドラマ「東京大空襲」(03/19) abc さん コメントどうもありがとうござ…
YokotaGOGOGOYokotaGO55@ Re:本当に意地悪な人やいじめっ子は・・・(12/04) 今回はたまたま明らかになりましたが、氷…
abc@ Re:日本テレビ開局55年記念ドラマ「東京大空襲」(03/19) フィクションって書いてありましたよね。 …
Bonita2号 @ Re[1]:認知症のご家族がいる方に贈る…(08/03) ビーニャン こんばんは。 メッセージどう…
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2011.03.18
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東北関東大地震



東北、関東が巨大な地震に襲われてから・・・一週間が経ちましたね。

みなさんは、どのような一週間を過ごされましたか?!

私は、「地震酔い」になっているかも・・・身体がつねに揺れている感じがするよ。


グラグラグラ~ キャーッ!!

「机の下に入れーっ!!」 

「ヘルメットをかぶれーっっ!!」

あの日・・・

東北、関東地方の広範囲でおこった強烈な揺れ・・・それに伴う津波。



社内でも、テレビを付けたり~インターネットを見たりして→情報収集。


首都圏の交通機関は一斉運休。

それを受けて会社でも早期帰宅命令が発令された。


いま振り返ると・・・そのときの私の気分は、かなりお気楽だった。

電車が復旧するまで会社に残るという選択肢はあったけれど・・・

『とりあえず東京駅にでも出ておけば・・・

オール徒歩ってこともねぇ。そのうちJRも再開するんじゃないの?!

ダメなら、どこかのビジネスホテルにでも泊まればいいしね。

ま、最悪、タクシーでも~いいや。

2時間程度~駅の近くでお茶でも飲んで・・・電車が動くのを待っててもいいしね。

 ┐(  ̄ー ̄)┌ フッ』




ヘルメットを手に、会社を出たのが→午後5時頃だったかな?

外は、まだ明るい・・・

ブラブラと東京駅に向かって歩く・・・

私と同じように駅に向かう人の列・・・

ヘルメットを持っている人・・・かぶっている人も多い。



日本が・・・東日本が・・・

未曾有の大震災に包まれたことを理解していなかった。


そして、東京駅に着いて、私はビックリ!!

そのとき・・・私は、自分の甘さに気づかされることになった。。


東京駅は、ただならぬ事態になっていた。o(><)(;><)o

在来線も止まり、新幹線も止まり・・・

階段から通路から・・・そこら中で溢れている人、人、人。

いままで見たことのない人がそこに溢れていた。w(゜o゜*)w OH!! 

ホームレスのおじさんも座るところがなくて~立ちつくしていたっけ。

殺気立ち、足早に歩く人・・・途方に暮れる人・・・

見たこともない長蛇の列の先には、今の時代に少なくなった公衆電話。

タクシー乗り場やバス待ちの100mくらいの人の列。


東京駅の隣の高層ビル=その中にある「 シャングリラホテル東京 」には、

地震で止まったエレベーターのため~

チェックインが出来ずに、一階のロビーに人が溢れている。

貸し出された毛布にくるまり~グッタリとしている人もいる。

ホテルのスタッフたちが高層階と地上とを行き来し・・・

汗だくで炊き出ししている姿が目に飛び込んできた。

テーブルには、サンドイッチ、おにぎり、一口チョコレート、バナナ、リンゴ、

そして~温かいお茶が並ぶ。

その時、私は・・・私が陥っているこの現実、状況を心の底から理解した。

さらに、いままでの人生で訪れる私の一番長い夜の始まりだった。


ここ「シャングリラホテル東京」で、腹ごしらえをさせて頂いたおかげで・・・

その後・・・私は、九死に一生を得ることにー。(感涙)

そして、後々命綱となるチョコレートは、ポケットに入れた。

(翌日、私は「シャングリラホテル東京」に、お礼の電話を入れました。

 本当に助かりました。ありがとうございます~♪)


途中、ホテルでの宿泊も考えて→八重洲の冨士屋ホテルへ立ち寄ってみた。

しかし、ここでもロビーに人が溢れ、タクシーの影もなし。

当然、ホテルは満室=帰宅困難者が溢れるロビー。

それにしても~

都心のホテルのトイレに、ひとつとしてトイレットペーパーがない光景は・・・

初めてだったよ。

それだけホテルに立ち寄った利用者が多かったんだろうね。


ここ東京駅から自宅まで・・・

いったいどのくらいの距離があるのだろうか・・・時間が掛かるのだろうか・・・

そんなことを~ただ漠然と考えながら・・・私は、ホテルを後にした。


銀座から新橋に向かって→薄暮に染まる数寄屋橋を歩く・・・

人の波は、どんどん増えてきている。

ヘルメットをかぶり防災のリックサックを背負う人・・・

マップファン 」徒歩での帰宅ルートを調べて~

プリントアウトをした地図を眺めながら歩く人・・・

携帯電話が通じないため~必死でメールを打つ人・・・

みんな~ただ黙々と歩いている。


そして、やっと新橋駅に着いたときに→駅から流れてきた放送とは・・・

「終日JRは運休します。徒歩での帰宅をお願いします。」

マジッ?!Σ( ̄□ ̄;) ・・・どよめく帰宅困難者の声が聞こえる。

「あぁ・・・天は我々を見放した。。」まさに、映画「八甲田山」状態。


この頃には、空はすっかり薄暮から漆黒に変わっていた・・・

相変わらず携帯電話は通じない。

うぅ~サムイ。ブルブル~((p(>_<)q)) 

身体をすり抜ける夜風が冷たい。

一気に体感温度が下がる。

もう格好なんぞ~気にしてはいられないとばかりに、

会社から持ってきたヘルメットをかぶって風よけにする。



新橋から日比谷通りに出る頃・・・

「もう・・・とにかく歩くっきゃないっー!!

なかなか体験できないこの状況を~この状態を楽しもうー♪」

シャングリラホテルで頂いたチョコレートを口に頬張りながら~

妙にテンションがあがり感情が高ぶる私がいた。


増上寺・・・芝公園・・・

集団で歩く人、カップルで歩く人、ひとりで歩く人・・・

歩道を歩く人はいっこうに減らない。

冬の夜空にキラキラと煌めく東京タワーが見える。 (´ー`*)。・:*:・ポワァァン

そそっ・・・

あとで聞いたけれど~東京タワーの先端もあの地震で曲がっていたんだってね?!


途中、私は、トイレを借りようと近くのコンビニに入る。

ここでもまた行列だ。

私と同じヘルメット姿の女性とすれ違う・・・目と目で無言のアイコンタクト。

不思議な一体感・・・共鳴・・・共感・・・


そして、コンビニの棚は見事なくらい空っぽ。

会社員らしき人たちが、カゴ一杯に商品を買っていた。


大地震の後、お食事処は、臨時休業しているところが多かったけれど・・・

そんな中、花の金曜日のご予約のお客様?なのでしょうか・・・

ワイン片手に、ほろ酔いで笑顔で・・・ヘルメット姿で黙々と歩く人を眺めている。

そんな彼らを、また・・・私たちも歩道から眺めている。


ピンヒールを履いて歩く女性が、スニーカーに履き替えている光景を目にする。

ふと目をやると・・・

お店の前に山積みにされたスニーカーが飛ぶように売れている。


私の横を走る桜田通りは、車で大渋滞。

東京駅から~ずぅーっと車は数珠繋ぎ・・・まったく動く気配はない。

渋滞する車を横目にバイクや自転車がすり抜けていく・・・

閉めようとしているガソリンスタンドに、反対車線の車のドライバーが大声で叫ぶ。

「ガソリン入れてくれー!!このままじゃ~ガス欠になりそうだっ!!」


タクシーは、すべて乗車中・・・空車はなし。

また、乗客の安全が確保できないからか・・・回送の表示。

たとえ乗ったとしても~こんなに車が動かないんじゃーね。


麻布十番から高輪へ入る・・・

暗闇の中、多くの人たちが、ゾロゾロと休みなく歩き続けている・・・


そして、ついに五反田まで3kmという看板が目に入った途端・・・

やっと半分くらい歩けたとホッとしたのか・・・

まだ半分くらいしか歩いていないとガッカリしたのか・・・

いままで張っていた私の気持ちが急にガクッと萎えた。

疲れ?・・・先の見えないための不安?・・・


あぁー、このままではダメ。なにか目標がないとツライわ。

「よし、ウチに着いたら、熱いお風呂にザブ~ンと入ろう。だから頑張ろう~私!!」

チョコレートをひとつ口の中に入れて・・・

気力を振り絞って歩きだす・・・また歩きだす・・・またひたすら歩き出す・・・


再び、明治学院付近の坂道を上がる・・・坂道を下る・・・

身体がますます冷える・・・手袋をした手もかじかむ。

JR五反田駅は、すでに立ち入り禁止の黄色いテープが張られていたが、

トイレだけは貸してくれた。

薄暗い駅で見かけるバスやタクシー待ちの何十メートルもの長い人の列・・・


多くの人と目黒川を渡る・・・

整然と黙々と歩く人の波はいっこうにとぎれない。


そして→歩くこと・・・歩くこと・・・歩くこと・・・何十分・・・


ヤッタぁーっっ!!

ついに・・・私はヤッタよー!!!うぁ~い!\(≧▽≦)丿


午後9時40分頃・・・ようやく私の長かった旅は終わりを告げたー。

( ̄ー ̄*)qq(゜ー゜;)オツカレサマデース 。


途中、ホテルやトイレに立ち寄ったりしたけれど・・・

会社から自宅まで・・・私は、約15km&徒歩で4時間半くらいだった。


日の明けないうちには、なんとか帰りついた。


私の友人の中には・・・深夜~寒い中、駅で6時間もタクシーを待った人。

午後11時半に地下鉄が動いて会社を出たものの、

駅の入場制限で2時間待ち~午前3時半に自宅に帰り着いた友人もいた。

また、一晩会社で過ごして~朝方帰路についた友人もいた。


そうそう・・・

テレビで検証番組をやっていたけれど、

成人男性が徒歩で15kmを5時間くらい掛かっていたっけ。

まあ、人の波をかき分けかき分け歩くしね・・・

自ら進んで走る楽しい東京マラソン15kmとはワケが違うよね・・・やっぱり。


「さぁ~て・・・熱いお風呂にドッボーンと入るぞぉー!!」と・・・

思ったのもつかの間・・・~(∋_∈)

激しい地震の揺れで、ガスが元から止まっていることを母から告られる。

あぁ・・・ガックシ。(>_<)

ガスを復旧させて~ようやくお風呂を沸かす。

そして・・・

「あぁ~ありがたい。ありがたい。お風呂に入れるのは、ホントありがたいなー。」

お念仏のように~お風呂の中で、自然と呟く私がいた。(≧人≦)  



このブログの長さと比例するくらいに・・・

私にとっての長い~長い一夜の彷徨のお話しでした。(-.-;;) (;_;) (^^)


そして・・・

ガンバレ~東北!

ガンバレ~関東!

ガンバレ~ニッポン~チャッチャッチャ!!!(^o^)丿 


長文をお読み下さり・・・どうもありがとうございます~♪





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Last updated  2011.03.20 15:57:39
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