sakura~花舞う日々~

sakura~花舞う日々~

2004.12.07
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ある所に、一体の人形がありました。

笑う事もなく、本当に無愛想な人形でした。

でもその人形は他の人形とは違ってて、魂がありました。
自分の意思で歩く事も出来ました。
そしてその人形の前には、大きな鏡が置いてありました。
人形は自分の事が大嫌いで、鏡を見ようとはしませんでした。
どうやら、一度見た事はあったようですが、自分の醜さに落胆したようでした。

その人形には、全く光が差し込みませんでした。

その無愛想な人形は自らの意思で、で暗闇へ歩いて行きました。
そして、背中を向けて座り込んだまま心を閉ざしました。

そんな無愛想な人形にも、たまにライトを照らしてくれる人が居ました。
その人形に興味を持つ人も居たのです。

でも人形は、イヤがりました。
必死にライトを避け様と逃げました。
大きな鏡に反射させました。
こんな事を繰り返していると、ライトを当ててくれた人は、
「せっかくライトを当ててやったのに」と言いながら無愛想な人形の前から、消えてしまいました。

無愛想な人形は、泣いてしましました。
人形は本当は、嬉しかったのです。


そしてますます、塞ぎ込む様になりました。
誰も入る事の出来ない、小さな部屋に閉じこもりました。
そして無愛想な人形の前には、ナイフがありました。
人形は鏡を見つめ、自分を切り刻みたいと思いました。
人形は泣きながら自分を痛め付けました。


ライトを照らしてくれる人が、未だに見つかってないそうです。
居たとしても、愛想を尽かされるらしいのです。
そして、その人形の取り扱い説明書は無いそうです。

無愛想な人形は今でも、その部屋に閉じこもったままらしいのです・・・。


昔に聞いた、無愛想な人形のお話でした。










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Last updated  2004.12.07 18:48:17


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