あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2004.06.10
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 時計は、目に見えない時間というものを影・水・砂・針などの動きの変化を見ることによって計る道具だ。唯一人間だけが時間を視覚化させることに成功した。

 この時計は、「アナログ時計」と「デジタル時計」に大きく二つに分けることができる。少なくとも日本では「デジタル」と言う言葉が一般周知になったのは「デジタル時計」の普及後からだろう。

 さて、今のこども達はこの時計をめぐってどの様な状況にあるのか、算数との関係に焦点をおいて、またまた自分勝手な推測を書いていくことにする。

 今、こども達の周りには時計が満ちあふれていると言った状況だ。TV画面の中、電話や携帯電話、はたまた冷蔵庫や電子レンジにいたるまで、これほど時計に囲まれて生活する時代があったろうか。

 しかも、その時計の多くが「デジタル時計」なのだ、いまや「アナログ時計」は壁掛け時計や置き時計などに僅かにその存在を主張するのみだ。

こうした事情は、こども達の算数事情に幾ばくかの影響を与えているのではないかと考えている。小学校算数指導要領(平成11年5月)によると、第2学年の「内容B(2)時刻をよむ」の項に「日常生活の中で時刻をよむことができるようにする。」ある。

 もちろん、ここで「時刻をよむ。」とは「アナログ時計」が刻む時刻をよむ事を指す。ところが日常生活そのものは「デジタル時計」があふれかえっている状況なのだ。当然、その教え方(指導の仕方)に、影響があるはずだ。

 こども達から、「どうして、わざわざ難しい方の時計(アナログ時計)で時刻をよまないといけないの?」という質問にどう答えるのか。答に窮するだろう。

 そこで、そうした場合の一つの対処方法を考えてみた。「アナログ時計」の持っている長所を話してあげては如何だろうか。それは、アナログは連続的な特性故、時間の過去から現在未来へと続く経過が、視覚的に分かるということだ。



 しかも、3時と4時のどちらに近いかも、その位置のずれの大きさの比較でイメージできる。それぞれ時間演算をして比較せずとも、大まかな関係が分かるのだ。

 このことを、言い換えれば「アナログ時計」は時刻(時間)を具体的にイメージする上で優れもので、「デジタル時計」は反対に抽象的色彩の強いものと言える。

 こう言ったことを優しい言葉による「時刻をよむ指導」の導入などのほか、「アナログ時計」を見たり使ったりする経験が乏しいことを考慮した「時刻をよむ指導」が必要だと思っている。

 もちろん、こうしたデジタル時計優勢の時代でも、すでに時刻をよむ事に熟達しているこども達も多い。しかし、その割合は、「アナログ時計」優勢の時代より少ないことの可能性は大であろう。

 「デジタル時計」が氾濫しているご時世だからこそ、せめて家の中にできれば1から12まで揃って、数字が大きく書いてある「アナログ時計」を、こども達の目のつくところに掛けるのも一案だと思う。


子育てに関するエッセイは、次のページでいろいろ掲載しています。

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最終更新日  2004.06.12 10:55:51
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