あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2004.07.08
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 これまで、こども達の登下校時に於ける道草・寄り道についての私見を書いてきたが、過去の実際例を私の思い出から、3つほどピックアップして書いていく。

 私の家は、大阪市北部の淀川沿いの公害で全国的にも有名な小さな街にあった。家の斜め前は私鉄の駅で、そこから小さな商店街が続き、市場を経てそんなに長くない町並みを行くと小学校があった。

 当然、幾つかあった私の登下校道のメインは、この駅前から続く街でも一番賑やかな道となっていた。それこそ、道草・寄り道をまねく誘惑の種の絶えない道だった。

 買い物客で人通りも多く、時折その道沿いの空きスペースに色んな露店が店を広げていた。ハギレ屋さん、松かさ細工の店、まむしやイモリの黒焼きの漢方薬屋さん、そして何とあの筑波山の「ガマの油」まで店を出していた。

 そんな中に、ヘビを見せ物にしてブリキ製の小さな缶に入った傷薬の軟膏を売るおじさんが訪れて店を開くことがあった。丁度うまい具合に下校時と重なれば、それこそ極めて長い道草が始まるのだ。

 家までそんなに遠くないのだが、ショーの素晴らしさに一瞬でも見逃すのが惜しくて、最後まで見てしまう。そして、おじさんの術中にまんまとハマリ、走ってお小遣いを家に取りに帰り、その軟膏を買ってしまうのだ。

 こうした、そんなに珍しくもない道草の一方で、現在は全く見られなくなったパターンの寄り道がある。それは、空から降ってくるチラシ(ビラ)がもたらす寄り道だ。

 今でも、小型飛行機を使った宣伝があるかも知れないが、1950年代はかなりの頻度で行われていた。宣伝費用もかなりの額になるとは思うが、TVがまだ一般家庭まで普及しきっておらず、広範囲の地域に宣伝するのに適していたからだろう。

 この宣伝、空の上から拡声器を使って声で宣伝するだけでなく、ハガキ程度の大きさのチラシをばらまいたりもした。これが、下校時のこども達の上に降ってくることを想像して欲しい。



 こうした光景が見られたのは、当時は自動車の通行量が多くなく、例えチラシが車道に落ちても、拾うだけの余裕があったからだ。その後、自動車が多くなってからは、宣伝飛行機は飛ぶことはあっても、もうチラシは落ちては来なくなった。

 さて、私の寄り道談の真打ち的思い出、チンドン屋の事に話を移す。チンドン屋をご存じでない方のために簡単に説明する。多くて数名の小規模編成ブラスバンド宣伝隊と理解して間違いがない。

 ただ、扮装が時代劇スタイルやピエロスタイルなどメイクと衣装を着けていのと、その鳴らす音の「チン・ドン」からその名前が付いたのだが、打楽器担当の人は鉦(かね)と太鼓を身体の前につり下げて演奏をする特徴がある。

 この様に、こどもなら誰でも興味を引きそうなチンドン屋が、街中をねり歩くのだから。下校時にその一行に出くわしたら、付いて行かずにはおられないのが道理で、見知らぬ街まで付いて行って迷い子になる子も少なくはなかった。

 私も、親などから「チンドン屋さんには、付いて行ったらアカンで」とよく注意されたので、チンドン屋さんが見知った所から離れる際は、後ろ髪を引かれる様に見送ったものだ。

 これら、ヘビの見せ物販売・飛行機からのチラシ・チンドン屋さん、どれも数多い私の道草・寄り道の中でも選りすぐりのもので、どれも本物には何十年も出会っていないものばかりだ。さて、今の子はどんな楽しい道草・寄り道の思い出をつくるだろうか。


「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。

あそびセレクト



-------私的ウィルス情報------


W32.Klez     本日4通 通算17通(今月)
W32.HLLW.Lovgate 本日0通 通算0通(今月)
(送られてきたウィルスメールは今月合計192通)
ちなみに、アンチウィルスソフトは、
このシリーズを使っています。

Norton Internet Security 2004





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最終更新日  2004.07.09 10:31:19
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