薬価差益に関しては、薬価が下がると減収という単純なものではないようですね。

来年は薬価きり下げですが、切り下げ前の年は製薬卸があまり値引きをしないそうです。薬価切り下げの前の年にあんまり値引いていると、実際の流通価格から薬価値引率が算定されるようです(値引きのひどい薬ほど薬価が引き下げられる)。

製薬会社や製薬卸もそのことが分っているので、薬価切り下げの前の年は、仕入れ値の割引が低いと聞きました。

ヤスイノさんのデータを見ているとそれを確証している気がします。クラフトの中間決算でも原価率は前年よりほとんど下がっていませんでした。 (2005年11月27日 22時47分19秒)

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2005年11月26日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
調剤薬局の薬剤売上の粗利、つまり薬価差益がどの程度あるのか、確認してみます。

売上・原価とも内訳が明確に開示されているのはメディカル一光・阪神調剤薬局だけ
のようですので、この2社の薬価差益を確認してみます。

以下の表の「薬剤利益率」が薬価差益率となります。ちなみに「技術料利益率」に
色がついてますが、本当は薬剤利益率にも色付けてたんですが、何故かgifにしたら
色が消えてました(笑)。


一光原価内訳

阪神調剤原価内訳
(2005年3月期中間決算資料より)

メディカル一光は9.7%、阪神調剤は7.6%です。

2004年に△4.2%の薬価引下が実施されましたが、メディカル一光は薬剤利益率


この2社の違いは良くわかりません(笑)が、メディカル一光の数値を見る限りは
少なくとも薬価引下げで薬剤利益率がそのまま下がるわけではないことだけは確かなようです。

今後もこの数字が開示されていればチェックしていこうと思います。




今日はあまり説得力の無い中途半端な内容になってしまいました・・・





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最終更新日  2005年11月27日 00時42分23秒
コメント(8) | コメントを書く


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はじめまして  
自悠人 さん
 はじめまして、私も調剤薬局に興味があってプログを興味深く拝見させていただいています。
 業界全体で見た場合、処方箋の点数、枚数の伸びと医薬分離比率が重要になると考えています。
 粗い試算ですが、普通に考えて、制度の改定がない場合、業界全体の成長率は、
処方箋の点数の伸び×分業比率の増加率という事になると考えています。
 処方箋の点数の伸びを年6%程度(直近の16年度から1ポイント減)
 こうして考えて見ると分業比率を10年後に平成16年度平均53.8%→70%とすれば、単純に考えて、
 10年後には、調剤の規模が、2.3倍位になる計算になります。
 調剤薬局は、それほどサービスに差がつかないと思いますので、逆に言えば、医薬分業が頭打ち傾向になる時期までに陣取り合戦が終了しており、比較的よいパフォーマンスなのはここ2年程度で合併が頻繁におこるのでと考えています。
 どうなるのかはわかりませんが、それと医薬分業が比較的遅れている地域を基盤にしている会社に投資をすることで危険分散をしていますが、どうなることでしょうか。 (2005年11月27日 09時09分10秒)

Re:はじめまして(11/26)  
自悠人さん、こちらこそ始めまして。書き込みありがとうございます。私も調剤薬局に投資して日が浅いため十分な調査・分析はできておりませんので、このようなご意見は大変ありがたいです。

> 処方箋の点数の伸びを年6%程度(直近の16年度から1ポイント減)
> こうして考えて見ると分業比率を10年後に平成16年度平均53.8%→70%とすれば、単純に考えて、
> 10年後には、調剤の規模が、2.3倍位になる計算になります。

市場規模の拡大余地については私も概ね同程度と考えております。

> 調剤薬局は、それほどサービスに差がつかないと思いますので、逆に言えば、医薬分業が頭打ち傾向になる時期までに陣取り合戦が終了しており、比較的よいパフォーマンスなのはここ2年程度で合併が頻繁におこるのでと考えています。

自前での新規出店はどの会社もかなり苦戦しているようです。昨年をみてもアインファーマシーズ、アインメディカル、クラフトなど、計画した出店数は達成できていません。一方で、合併、営業譲渡などM&Aにより計画を達成している状況です。

06年度、08年度の薬価改正によりさらに利幅が減少することから、医薬分業が加速するとともに、既存の小規模調剤薬局にとっても経営が苦しくなりますので、今後も新規出店とM&Aのバランスを取りながら拡大していくものと考えています。

> どうなるのかはわかりませんが、それと医薬分業が比較的遅れている地域を基盤にしている会社に投資をすることで危険分散をしていますが、どうなることでしょうか。

各社は当然分業率の低い西日本を中心に出店を狙っていると思います。北海道基盤のアインファーマシーズも全国各地域に営業所を開設し、出店準備を進めているようです。上場企業で言えば、やはり阪神調剤、メディカル一光あたりが西日本基盤なので有望なのかもしれませんね。
(2005年11月27日 13時56分50秒)

Re[1]:はじめまして(11/26)  
モールとストア さん
>自前での新規出店はどの会社もかなり苦戦しているようです。昨年をみてもアインファーマシーズ、アインメディカル、クラフトなど、計画した出店数は達成できていません。一方で、合併、営業譲渡などM&Aにより計画を達成している状況です。

 一般的なバリュー投資はPBRや含み資産でみますが、展開している店舗数と時価総額から考えて、時価総額が少ない会社については、単純なPBRとは違った意味でのバリュー投資の対象としても見れる株がありそうです。

 調剤薬局って、ドラッグストア併設と医療モール型にわかれているみたいです。
 ちょっと考えてみると、医者にかかる人もこの時期に水虫になる人や花粉症になる人が比較的すくないし、ある程度の専門医を同じビルに同居させた上、そのビル内に店舗を構えるというモール型が調剤薬局の主流となるような気もしています。
 どうも、ドラッグストア併設型の方が市場の評価が高いですが、日本の場合、わざわざ買い物のついでに処方箋を持っていくモデルが主流になるような気があんまりしません。 (2005年11月27日 17時03分28秒)

Re[2]:はじめまして(11/26)  
モールとストアさん、はじめまして。ご訪問ありがとうございます。

>一般的なバリュー投資はPBRや含み資産でみますが、展開している店舗数と時価総額から考えて、時価総額が少ない会社については、単純なPBRとは違った意味でのバリュー投資の対象としても見れる株がありそうです。

私の手法はバリュー投資ではないので、調剤薬局がバリュー株かどうかはあまり考えたことがありませんが、少なくとも過小資本であるという時点でバリュー株ではないとは思っています。ただ成長性とPERを見た場合、そこそこ割安なのではないかと思い、投資している次第です。

>調剤薬局って、ドラッグストア併設と医療モール型にわかれているみたいです。

医療モールは比較的新しい医療施設の形態ですね。主に開業医の集合だと思います。私が主に投資している薬局は主に規模の比較的大きな病院の周りに出店する門前型薬局です。
ドラッグストア併設は面分業の形態の一つですね。国は面分業にシフトさせるような医療政策を最近はとってきています。

>ちょっと考えてみると、医者にかかる人もこの時期に水虫になる人や花粉症になる人が比較的すくないし、ある程度の専門医を同じビルに同居させた上、そのビル内に店舗を構えるというモール型が調剤薬局の主流となるような気もしています。

モール型のクリニックが今後増えてくれば自然と調剤薬局も多くなると思います。クラフトや阪神調剤は医療モールの開発にも力を入れているようです。

>どうも、ドラッグストア併設型の方が市場の評価が高いですが、日本の場合、わざわざ買い物のついでに処方箋を持っていくモデルが主流になるような気があんまりしません。

ドラッグストア併設型の評価が高いかどうかはよくわかりませんが、調剤薬局を併設しているドラッグストアの調剤部門の売上は好調なので、意外と顧客の支持を得ているのかもしれません。 (2005年11月27日 22時42分32秒)

Re:調剤薬局の薬価差益(11/26)  
カンガエル  さん

Re[1]:調剤薬局の薬価差益(11/26)  
カンガエルさん、こんばんは。

>薬価差益に関しては、薬価が下がると減収という単純なものではないようですね。

>来年は薬価きり下げですが、切り下げ前の年は製薬卸があまり値引きをしないそうです。薬価切り下げの前の年にあんまり値引いていると、実際の流通価格から薬価値引率が算定されるようです(値引きのひどい薬ほど薬価が引き下げられる)。

確かクラフトの決算説明ビデオでそのようなことを説明してましたね。

>ヤスイノさんのデータを見ているとそれを確証している気がします。クラフトの中間決算でも原価率は前年よりほとんど下がっていませんでした。

恐らく薬価改定がある年に値引きが大きく次の年は翌年の改定を考えて値引きが少なくなると言う傾向でしょうか。
(2005年11月28日 00時23分46秒)

大変参考にさせていただきました  
Plets さん
はじめまして、ヤスイノさん
Pletsと申します。
ヤスイノさんの詳細な解説記事で調剤薬局業界の
仕組みなどを理解させていただきました。

一言お礼を申し上げたくコメントさせていただきました。
ありがとうございましたm(_・_)m
(2005年12月01日 20時49分57秒)

Re:大変参考にさせていただきました(11/26)  
Pletsさん、こんにちは。こちらこそ始めまして。

わざわざご丁寧にお礼をいただき恐縮です。ブログを拝見させていただきました。私は発想力が乏しく、EMシステムズは知っていたんですが、良くわからないので無視してました(笑)。Pletsさんの素晴らしい自由な発想力は大変勉強になりました。 (2005年12月03日 11時40分24秒)

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