ザネコの日替り定食

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2005.12.11
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カテゴリ: お芝居の話
資格試験終わったー!ちゅかれた~(>_<。)
ホッとしたところで、兼ねてから触れていたお芝居の感想を書きたいと思います。


◆演劇倶楽部『座』2005年ツアー公演
◆詠み芝居『野菊の墓』
◆出演:壤晴彦(語り),高野力哉(政夫),徳垣友子(民子
◆12月5日(月)大阪公演/エル・シアターにて

詠み芝居とは、『座』の主宰者・壤晴彦氏が取り入れている芝居のスタイルで、
朗読と芝居の融合体のようなものです。
文人達の言葉ひとつひとつをそのままに台本を起こしているから、

もちろん私にとって、今回が初めての観劇となります。


15歳の政夫と2つ年上の民子は、同じ家に住むいとこ同士。
幼い頃からずっと仲のよかった2人には、いつしか純粋な愛が芽生え、
綿摘みに出掛けた山の道すがら、お互いの気持ちを告白し合います。
しかし、政夫の母親は2人の仲が噂になっていることを危ぶみ、
政夫を寄宿学校へやり、民子を実家に帰して嫁に出してしまいます。
こうして幼い愛情は引き裂かれ、お互い想い合ったまま月日は流れ、
民子は夫との間に身ごもった子を流産し、
そのまま経過が悪く、帰らぬ人となってしまいます。


政夫の民子への想い、母親の自責の念、民子の親族のやるせなさなど、
それぞれの気持ちが痛いほど伝わってきて、終盤涙が止まりませんでした。

病床に臥せって日に日に衰えてゆく姿は、観ている側の想像にゆだねられました。
しかしだからこそ、政夫の写真と手紙を握りしめたまま、
静かに命の火を消した民子の悲しさが、ことさらに胸を打ったのでした。

静かに旋律を奏でるピアノとチェロの生演奏が、
若い2人の悲恋に華を添えていました。


言葉には様々な力があります。
人を幸せにする力、心を打つ力、いつまでも消えることなく響き続ける力…。
そんな生き生きとした言葉たちを、舞台の上できらめかせた詠み芝居。
本当にすばらしい経験でした。
次にツアーがあれば、是非また行きたいと思います。
通常は東京中心なんですよね、壤さん京都出身なのに(;_;)






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Last updated  2005.12.11 23:02:11
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