え~お久しぶりでござりんす

サンジ、体じゅうから油臭が漂う男でゴザイマス。

なんでかっていいますとね、三週間ほど毎日毎日屋台にて

焼きそば焼いちゃったりしていた訳なんですよ。

それは大河原の桜祭りっていう

もう地元じゃ一大イベントでして、とうとう我が<b>はと屋</b>も

屋台進出しちゃった訳なんですよ。

屋台の基本も知らない私達なんですが

なんとかかんとか腹から声だして大赤字だけは免れましたよ。<font size="１">ホントよかった</font>

もー毎日毎日客寄せしてるモンですから

最終週なんざもうなれたモンでして

『いらっしゃいませいらっしゃいませ当店オリジナルの豚骨塩焼きそば

いかがでしょうか！この焼きそばは不思議なモンで

一口食べればビールが恋しくなり

ビールを一口飲めば焼きそばが恋しくなるという

噂の焼きそばだぁ！

どうぞどうぞ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい

匂いだけなら全部タダ！へいいらっしゃいいらっしゃい！』

をだみ声にて一息で言えちゃう上達ぶり。

それを見ていたテキ屋のおんちゃんも

『アンちゃん、大したもんだ！磨けば絶対光る！

どうだ？うちこないか

な~んて言われる始末。

『時期が来ましたらお願いしまっす！』

なんて言っちゃったくらいの

今年法人化目指してる私なんですが。

しっかし屋台は面白いっすねぇ

なぜか屋台のくせに

当屋台には常連さんができちゃったりして

これはなんだ？店なのか（笑）

もう毎日いらっしゃって

最初はお一人で女性が来てくださって

翌日はご家族連れて来てくださって

次の日は彼氏連れて来てくださって

三日目はお母さま連れて来てくださって

もー家族ぐるみの付き合い開始ですよ

無論、お手伝いに私の母も出勤されていた訳なんですけどね。

その母、

毎日くる（K君）という彼にメロメロ

最初はフライドポテトを買いに来てくれた彼に

『山盛りにしておいたから！』

とサービスするにとどまっていたのが

次第に

『から揚げつけておいたから！』

『オヤツ付けておいたから！』

最終的には

『オヤツあげるからおいで！』

小5にここまで夢中になれる親って素晴らしいさね。

ま、

一日なんどもK君が来るようになって

そんなにK君一人でオヤツ食べられる訳ないと思ったか母、

よっく観察していた後私達に

『今日はもうK君にオヤツやらない！だってあの子

おやつ他の女に渡してたんだもん！』

一同爆笑ののち

『私って貢ぐ女なのね・・・』

と本気モードで語った母を本気で心配しちまった

桜満開のヒトトキ。