フンジャラルーム

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2005/06/04

夢のやつ

カテゴリ：カテゴリ未分類

一人の少年がそれに近づいていく
別にその少年が勇敢なわけではない
その場所の雰囲気のせいだろう　皆あまり怖がっていない
その化け物は作り物のようには見えない
とてもリアルだ　いやリアルすぎたのだ
あまりにリアルなゆえにSF映画かテレビのなにかに思えたのだろう

「なになにこれドッキリ？　すげーよく出来てるじゃんｗ」

次の瞬間だった　何かが吹っ飛んだ
すべての人の目がくぎずけになった　人が一人吹っ飛んだのだ

死んでいないようだがそれなりに重症のようだ
「ﾄﾞｺﾀﾞｰ　ｵｼｴﾛｰ」
静かになりうるさくなる　みんなことの重大さに気づいたようだ
皆携帯を取り出し警察に電話し始める
受話器の向こうではいたずらと思ったのだろう　不機嫌な警察の対応が聞こえる

そのときの担任は初老の男だった
年の功というのか冷静に職員室と連絡を取る
その先生の冷静な対応のおかげで非難を促すﾍﾞﾙがなる

あいにくとここは普通の高校である　武器などあるわけもない
そんなことおかまいなしに化け物は怒りくるって近づいてくる
部屋にある一番危険なもの　それは時代はずれのだるまストーブだった

目的が一致したとき団結力とは異様な高まりを見せる

バシャッ
誰もが大ダメージを期待したこの一撃はなんの利益ももたらさなかった
苦しむどころかひるみさえしなかったのだ

皆のあせりは段々と大きくなっていく

不審者もとい化け物が出現したのは三階　一階　二階の生徒は簡単かつ安全に非難できると思われた

しかしその予想は少し楽天的過ぎた
その化け物は一匹では無かったのだ

生徒たちは次なる手を考えていた
学校にある武器になりうるもの　ここで化学の授業を思い出した
「そうだ、粉塵爆発だ！」
みんないっせいに部屋の外に非難しチョークの粉を空中にまいて　火をつけたノートをほおり入れる

瞬間、轟音と共にガラスが吹き飛んだ　
爆発の煙と共に肉の焼けた匂いがただよってくる
「ﾄﾞｺﾀﾞｰ　ｵｼｴﾛｰ」
死んだものと思っていた化け物がふらふらと立ち上がった
熱湯ではびくともしなかった化け物もこの熱量では相当まいっているようである

「おい、うそだろ　あれで死なないのかよ」
「化学室へ行こう　あこならもっとなにかあるはずだ」

高校で武器になるものがあるとすればそこ以外に考えられない

「でもどうやっていくんだ　あいつはいいとしてほかにもいるんだぞ？ここは三階、化学室は一階だ」
「あいつら火には弱いと見える　だからデオドラントスプレーに火をつけよう　5分ぐらいはは火炎放射器代わりになるさ」
「でもそんなモンじゃあいつらは倒せないぞ」
「分かってるよ　単なるきやすめだよ」

まあすこしづつ(^-^;;

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