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とてもおすすめのかたり聞かせ本が、楽天でも取り扱ってた!!私が買ったころはamazonでもなかったんだけどね。とっても重宝しています。世界版と日本版があってどちらも買いです。名作のおはなしばかりなので、絵本でもたくさん売っているだけに、耳だけで聞いて、想像してもらいたいです。ちなみに、赤ずきんちゃんは喰われっぱなしですし、日本版もやたらに登場人物が死にます。おはなしを幼児向きに変える必要はないと思う方に。親と子の心をつなぐ日本「名作」昔ばなし『 親と子の心をつなぐ世界名作おはなし玉手箱』そんな赤ずきんは嫌だという方にこの絵本を。うちは喰われっぱなしでも構わないけど、この絵がとっても好みなので。
May 25, 2008
『畏敬の念の育て方』講座に行ったからでもなく、ずっと以前から、子供に宗教的な教育は必要なのではないかと漠然と思っていた。うちはクリスチャンでもないし、宗教的にはごくごく一般的な日本人である。先祖供養は仏教で、神棚にも拝む。結婚式は教会だった。今のマンションには何もないけれど、両実家とも本家なので、家には仏壇もあり、毎月命日にはお坊さんが読経に訪れたし、盆と彼岸には必ず墓参りにも行った。その程度の信心深さなのだけれど、やはり手をあわせることの尊さは、ちいさい頃から、無意識ながら学んでいたと思う。生かされていること、見守られていることへの感謝。どんな時でも一人ではないという責任感と安心感。手をあわせる行為は、それを再認識する儀式だった。なにも立派な宗教団体に入信しなければできないことではない。どんな形でもいいから、誰にでもいいから、見えないものに手を合わせて感謝する…それでいいのだと思う。今は、夫の実家に行ったときは、必ず仏壇に向かわせる。「いつもありがとうございます」とご先祖様、主になくなった主人の父に感謝している。神社に行くときも、願い事はさせない。神様に「ありがとうございます」と。その程度なのだが、それでいいと思っている。あとはできるだけ自然の中で遊ばせること。水、風、火、土、木、と戯れ、時には拒否され、自然の体験をさせること。芸術にふれさせること。芸術は神と通じ合えることばだと思う。そしてその芸術の偉大なる師こそ、自然そのものだと思う。自然の音、造形美には、なにもかもかわなわない。これらのことは、私自身、確信的に感じていて、自分の子育ての中核をなすものになっている。この環境を親である私たちがつくる。あとは娘が勝手に自分の育ちたいように育つだろう。迷いながら、傷付きながら、失敗しながら。行きつ戻りつしながら、それでも前だけは見失わない子供になってくれるだろう。転ばない方法を教えるべきではないし、教えても意味がないし、また教えられるものでもない。転んで学んだらいい。自分の意志で立ち上がる子になれる、そういう環境を用意してやることしか、親にできることはない。そして遠くから見守ることしかできない。見守ることしかできないので、それだけはしっかりやってやりたいものだ。難しいけどね。遠くから見守って口も手もださないって。いっそ、見てない方が楽だよね。でも、見てるって決めた。がんばる。こどもが自分で人生を生き抜くために、『畏敬の念』は不可欠であるし、またそれを感覚的に表現したものである宗教は、きっと娘の支えになってくれると思う。また、信じることの尊さを、きちんとした形で、親が指し示していれば、狂信的な新興宗教に蒙昧することもないだろう。特別な宗教的教育をすることはないと思うけれど、少しずつ触れていくことは大事かなと思う。まだ、母として曖昧だけれど、どういう導入にしていったらいいかは考えている。たとえば、娘をいれようと決めている幼稚園は、下町のちいさくて素朴な教会の付属幼稚園である。キリスト教にはうとい私だけれど、西洋美術を語る上で、キリスト教義は欠かせないし、バックパックでイスラエルに旅行した時に、旧約聖書、新約聖書など一応一通り勉強した。そんな程度の母だけれど、なんとか手探りで選んだ絵本がある。ほとんどがまだ早いかな?と思うので、成長にあわせてゆっくり選んでいきたいものだ。『まりあさまといっしょ』幼児向けの絵本。いつもそばにいるというメッセージ。『小さなおいのりのたび』たくさんのお祈りの言葉が載っている。絵も美しい。図書館で借りてみたら、娘がやたらに気に入って読んでくれとせがむので購入した。意味はわかってないと思うけど、なんで好きなのかな?前世の記憶に響くのかしら?ブライアン・ワイルドスミスの絵本。大好きな絵本画家。その昔、京都で原画を見て感動しました。ターシャ・テューダさんの2冊。『こうして光があった』『みくにがきますように』うーむ。やはりクリスチャンでないと難しいかも?『天地創造のものがたり』小学生向けだけど、絵がとても美しい。絵を見ているだけで神聖な気持ちになる。ただ、想像していたほうがいい世界かもしれない。芸術作品としては圧巻。『絵でみるこどもとおとなのはじめての聖書』聖書の絵本といってもいい。とてもわかりやすい。親子で導入…にいいかも。ボーネルンドのノアの箱船のおもちゃこんなのがあるんだねぇ。娘はちっちゃな動物型積み木を2個ずつ並べていた。『ファンタジア2000』を観せちゃったもので。
April 28, 2008
娘がいまハマっているのが、落語!!ハマりすぎで困ってます。母は全然詳しくないんだけど、むかーしから何故か、飛行機のオーディオシステムは、かならず落語。音楽好きなのに、なぜか落語にチャンネルをあわせ、クスクス笑ってた。ちいちゃい頃『笑点』の落語が大好きで、漫談だとガッカリきてた。田舎育ちなので、寄席にいったこともないけれど、市民会館とかで毎年有名落語家を呼んだ落語会は楽しみにしていた。落語家さんの声そのものが芸術だなって、尊敬しちゃう。娘は『寿限無』の絵本がえらく気に入っていたので、クレヨンハウスで『おやこ寄席』のCDを購入してみたら、大喜び。たまった家事をいっきに片付けたい時の助けになってくれてる。あんまり喜ぶので、これはどうかしら?と思い、子供用のCD付き落語絵本『ごくらくらくご』『れっつらっくごー!!』を、先日図書館で借りてきたら、もう大爆笑しながら、何度も何度も聴きたがる。ほとんど覚えてしまうのでは?というくらい、聴きまくっていた。おそらく小学生向けで、意味は全部はわかってないんだろうけど、(特にオチ)爆笑しているので、言い方がおもしろいのかなー?とはいえ、あまりにもCDの音ばかり聴かせるのもあまり好きじゃないし、遊びも『ながら遊び』になって、集中できないし、よくないなぁ…と思うけれど、TVを見せるよりはマシかなー?とも思う。あと、外でヘトヘトになるほど遊んで帰ってきて、晩ごはんの前に、疲れて眠りそうになってる時など、助けてくれる。「ちょっとの間、これを聴いててねー!!」と落語CDをかけると、晩ご飯の支度ができるまでに、寝ないで機嫌良く待っててもらえる。夜寝る前の絵本タイムには、母が落語絵本を読んでやると、すごーく喜ぶ。こっちもノってきて、その気で噺ていると、先に寝ちゃってて「ちえ」って感じ。それでもあまりにもハマりすぎて、来客中も食事中もかけてくれとせがむので、さすがにそれは禁止にしたけれど。適度に楽しんでほしいものですワ。こっちは落語じゃないけれど。意味もわからず、いろんな言葉を楽しんでくれてます。小学生くらいになったら、この絵本シリーズが楽しみ。寄席にもいけるしねー。これも気になってます。四代目 桂文我さんのおやこ寄席サイトhttp://oyako.katsurabunga.net/
April 18, 2008
先月末の話なんだけど、ことしもボローニャ国際絵本原画展に行きました。そこで見つけた絵本です。↓去年のポスター日本人の女性の作品。すごく気に入っていて、すっとトイレに貼ってありました。(トイレでごめん(^∀^;)今年、英語版で絵本になったみたいで、予約注文をしていたので、うれしー。早速申し込みました。今月末に届くらしい。日本語版はでないのかしら?きっといつかは出るわねー。まあ、たまには翻訳してみるか。できるのか?うううむ。無理かも?会場でみつけた絵本です。『すてきな三にんぐみ 』 著者:トミー・アンゲラー /今江祥智偕成社 ISBN:97840332702031,200円 (税込 1,260 円) 送料別色がきれい。泥棒が優しくなるお話です。ちょっとこわい雰囲気もそろそろチャレンジしてみる?『ハトにうんてんさせないで』著者:モー・ウィレムズ /中川ひろたかソニー・マガジンズ ISBN:97847897264361,200円 (税込 1,260 円) 送料別「バスの運転手さんからのお願いは「ハトに うんてん させないで。」 だけど、どうしても運転したいハトは、いろんな手を使ってお願いしてきます。最後までハトに「だめ!」っていえるかな?」子供に感じてほしい何かがある絵本は嫌いなんだけど、これはそれ以上に楽しい本でした。このハト!! なかなかやるわね。風紀委員的な子供の本能を満足させるかしら?『びくびくビリー』著者:アンソニ・ブラウン /灰島かり評論社 ISBN:97845660084651,300円 (税込 1,365 円) 送料別「ビリーはとっても心配屋。いろんなことが気になって、ベッドに入っても眠れない。おばあちゃんに話したら、小さな人形をくれた。「心配引き受け人形」なんだって! これで眠れるかなあ? 」とても心細いとき、心の支えになるものはいくつあってもいい気がします。こんな支えなら素敵です。内容からも長さからいっても、まだまだ先で、年長か小学校でもいいくらいなんだけれど、チェックしておきたくなった二冊です。『ゆびきりげんまん うめばあちゃんのはなし』著者:富田ききとり絵本制作実行委員会 /岡島礼子解放出版社 ISBN:97847592222411,800円 (税込 1,890 円) 送料別『くるみ割り人形 』著者:エルンスト・テーオドール・アマデーウス・ /リスベス・ツヴェルガーBL出版 付属資料:CD1 ISBN:97847764015062,000円 (税込 2,100 円) 送料別
October 9, 2007
もうすぐ仲秋の名月。仲良しのAちゃん母の誕生日でもあるので、Aちゃん母の洋裁教室の門下生で、お祝いの宴を企画中。みんなでお団子つくって、月の絵本をいっぱい読んで、ウッドデッキにすわって、まんまるい月を見よう。今年の月の絵本はナンセンス本で。『つきよのキャベツくん 』長新太 /文研出版ISBN:97845808133591,200円 (税込 1,260 円)あまりに衝撃的なナンセンスぶりにひっくり返ってしまった!!これぞ長新太さんの真骨頂?ほんとにもう、母もだいすきな一冊です。それぞれのセリフがまた魅力的!!言葉のひとつひとつもテキトーなようで、よく練られていると思う。なに?ほんとにテキトー?やっぱ天才なんだわね。この本のおかげで、お月見のメニューはとんかつだわ。『つきよ』スピカのおはなしえほん長新太 /教育画劇ISBN:97849056991321,300円 (税込 1,365 円) 送料別これまた笑える。大好き!!つきがたぬき相手にボケ倒し?でもちゃんと夢も神秘もあります。『うそつきのつき』内田麟太郎 /荒井良二 /文渓堂ISBN:97848942309341,500円 (税込 1,575 円) 送料別うそつきなんですよ。この月は。イヒヒとかげで笑うんです。駄じゃれみたいな言葉遊びが続くので、三歳ではまだまだ早く、小学生でもいいくらいなのですが、娘は好きみたいです。長く楽しめる本かも。『ながいよるのおつきさま』『ながいよるのおつきさま』シンシア・ライラント /マーク・シーゲル /講談社ISBN:97840621311931,600円 (税込 1,680 円)12か月の満月の名前が書いてあります。娘はいちいちこの月は誰の誕生日?と聞きます。詩みたいな文章も美しく、とても力強いので、できるだけ低い声でゆっくり読むようにしています。これはあまりにも月の絵がきれいで、思わず買ってしまったのだけれど、月以外の部分はハッキリ言って絵がヘタ!!でも、逆に月の部分は、魅せられてしまうほど美しいです。『星のふる夜に』千住博 /冨山房ISBN:97845720033242,300円 (税込 2,415 円)千住博さんのとても美しい絵で、言葉のない絵本なのだけど、娘はほんとうにこれが大好きで、何度も何度も読んでほしいとせがみます。息をのむような美しい星空と静寂、神秘的な雰囲気が、たまらなく魅力的なのかもしれません。大人も子供もひきこまれます。去年の本も大切に読みます。『』
September 16, 2007
もう夏は終わるけれど…。今年の夏、娘が気に入っていた絵本です。一番のお気に入りが、画像linkがなくて残念なんだけど…。(amazonには画像なしで在庫ありました)『わたしは生きてるさくらんぼーちいちゃな女の子のうた』デルモア・シュワルツ /バーバラ・クーニー /しらいし かずこ訳¥ 1,365 (税込) ほるぷ出版ISBN-10: 459350144XISBN-13: 978-4593501441母も大好きなバーバラ・クーニーの絵です。女の子の詩というか、おしゃべりというか…。とりとめなくて、意味不明で、小生意気なんです。「わたしはなりたいと思ったらなんにでもなれるの」「わたしはいつもわたしでしょう?」と自分の存在意義を確信するような、なかなか哲学的で、深い詩なのであります。こういう絵本はなかなかないぞと思います。娘にはわかるのか?言葉がおもしろいのか?なぜか気に入って、毎晩読んでくれとせがまれます。娘には言葉の意味は何もわかってないと思いますが、呪文や歌のように、繰り返し読む中で、無意識に自分を信じることを当たり前に思ってくれたらいいなと思いました。絵がとにかくきれいです。「わたしはみどり」と真夏の森で、「わたしはあか」と夕陽の中で、「わたしはきん」と落葉の中で、たたずむ女の子の絵はなんとも美しく、額にいれて飾りたいくらいです。そして、いつか必ず、このような風景を全て見せてやりたいと思いました。ちょっと生意気な女の子の詩なので、読むのが少し難しいのですが、何年もかけて、母なりの読み方をつくってやるぞと、なかなか楽しみな絵本です。6月の誕生日のプレゼントで買ったのですが、誕生日の贈り物にふさわしい…と、母はかなり自己満足です。『だれかがほしをみていた』新沢 としひこ/あべ 弘士¥ 1,575 (税込)アスク・ミュージックISBN-4-900946-01-x c0793これも誕生日のプレゼントに買いました。アフリカの象も、南極のペンギンも、日本のわたしたちも、おなじ星をみて育ったね。単純だけど、デカイ話がすきです。スケールのデカイ話は、心を穏やかにさせてくれます。娘には、まだまだスケールのでかさなんかわからないので、何を気に入っているのかもよくわからないのですが、大好きみたいです。それでいいのです。あとでわかればいいのです。購入して手もとに置く本は、長く楽しめるものを選んでいます。『おおきなカエル ティダリク』これは図書館で借りたのですが、何度リピート借りしたのかわからないくらい、気に入ってました。何度読んでもゲラゲラと笑います。言葉が面白くて、読み手も楽しい本でした。オーストラリアのアボリニジの伝説なのですが、加藤チャコさんが脚色しています。ティダリクはエアーズロックのことなのかな?この人の絵は、一見ヘタそうで、すごくうまい!!『もりのびょういん』も絵がきれいでしたが、話がだらだらと長くて、読み聞かせるのがつらいので、字が読めるようになってから自分で読んでほしいわ。『森のおひめさま』毎回おなじこと言ってますが、オルファースの独特の世界観は、意識しないと出会えないので、親がおしつけでなく与えてやりたいです。『ちいさなピョン』カエルの名前がわかっていいかしら?と安易な気持ちで借りたのですが、絵も話もじょうずにまとまって完成度が高いなぁと思います。『どこへいってた?』どこへいってた?これも大好きなクーニーの版画絵です。娘はたまらなく好きみたい。一歳くらいから読んであげられた本なのに、もっと早くであいたかったなぁ。サイズもちいさめでよいのです。『とってもいいこと』最初はナンセンスで世俗的にみえて、実はスケールのでかい話です。神様と自分の距離について無意識に考えるかも?無意識に…というのがいいのです。冬くらいからは絵本だけじゃなくて、電気を消してからのお話と二本立てになりました。絵をみなくても、言葉だけで想像できるようになったので、楽しみがまたひとつ増えました。ネタは『おはなしのろうそく』や『イソップものがたり』や日本の昔話からもらおうと思って、用意しているんだけれど、結局、なぜか母の創作になることが多いです。また同じ話を毎日毎日、何か月も聞きたがります。よく飽きもしないなぁ。母がテキトーにつくった話は『子ウサギにニンジンの味噌汁に作ってあげる話』『でんでら龍が、おじいさんに梅干しをもらう話』『バタ子さんのおいたち』です。去年の夏のお気に入りも。
August 27, 2007
もうすぐ娘の誕生日。来週3歳になります。誕生日にふさわしい絵本を探したら、すばらしい1冊に出会えました!!『ちびゴリラのちびちび』ルース・ボルンスタイン ほるぷ出版 ISBN:9784593500772 1,250円ちっちゃなごりらのちびちび。生まれた時から、みんなに愛されて、それはそれは可愛がられます。ぞうの親子も、きりんも、ライオンも、ヘビも、ちょうちょも!!ちびちびが可愛くて可愛くてたまりません。何もちびちびが特別な子供だからじゃないのです。ちいさな子供が、どれだけまわりの人を幸福にするか。生まれてきただけで、どんなに尊いことか。どんな子供も、無条件に愛される価値があること。あなたがおりこうさんで、優秀な子供だから、愛されているのではない。あなたがどんな子供でも、あなたであるだけで、こんなにも愛されるのだ。という深い意味がこめられた素晴らしい絵本です。そして最後に、ちびちびは5歳の誕生日をむかえ、とても大きく成長し、もうちびではなくなってしまうのですが、それでもみんなは変わらずに、ちびちびのことが大好きなのだそうです。絵もとてもきれいで、ゴリラが大好きだという作者は、やはりゴリラの魅力を知り尽くしていると思います。パステル画の魅力も知り尽くしていて、描く喜びが伝わります。こんなに幸福で優しい気持ちにさせてくれる絵本は他にあったでしょうか?出会えた喜びを伝えたくなる、そんな絵本でした。娘も大好きで、ほんとうに幸せそうな笑顔で聞き入っています。ちびちびのことを「なんて可愛いんだろう」と思いながら、愛される幸福、愛する幸福を、感じてとってくれることでしょう。↓うちのさるの赤ちゃんのぬいぐるみも、ちびちびと命名。
June 14, 2007
だいすきな絵本『さがしてあそぼう』シリーズのミニ版が発売になりました!!クレヨンハウスで見つけて、即買いしてしまいました。『さがしてあそぼう春ものがたり』ものがたりさがし絵本著者:ロートラオト・ズザンネ・ベルナー出版社:ひくまの出版ISBN:9784893173423本体価格 2,400円 (税込 2,520 円) 送料別ミニサイズはこっち。↓『さがしてあそぼう 春ものがたり』ものがたりさがし絵本 ミニ版 著者:ロートラオト・ズザンネ・ベルナー出版社:ひくまの出版本体価格 800円 (税込 840 円) 送料別amazon商品説明------------------------冬がおわり、春がやってきました。あたたかい天気にさそわれ、みんなわくわくしながらでかけます。冬ものがたりでおなじみの人も動物も、庭、畑、市場や公園で、あたらしい出あいがいっぱい。こどもたちは外ではしったりあそんだり、動物たちはいろんなところへたんけんにでかけます。おとなたちだって、おおいそがしです。あかちゃんとおでかけのおかあさん、ともだちとやくそくしている人、かいものをする人、そして恋をしている人。ページをめくるたびに、ちいさな、春のものがたりが、たくさんみつかります。-------------------------文字のまったくない絵本で、たくさんの人が季節を楽しんでいる様子が描かれています。ようく見ると、それぞれの人にちいさな物語がいっぱい。大きい版は一冊2500円もするので、図書館で借りてました。季節ごとに一冊ずつ借りていたので、わからなかったのですが、今回4冊同時に見てみると、さらにいろんな発見が!!今まで単なるエキストラだと思っていた人や動物にも、たくさんの物語があったのです。鳥や猫の(もちろん人も! )赤ちゃんが生まれたり。冬に他人同士だった人も、春に出会い、恋をし、秋には新婚旅行を申し込みに行ってたり。あれ?この人とこの人は友達同士だったの?とか、遠くの方にスーパーマーケットができてる!! とか。大人が読んでも真剣になります。まだまだ発見しきれてない部分がたくさんあります。娘もとにかく夢中で、毎日こればかり開いています。じーーーーっと長い間本を見つめては、「ママ、この子やめてーって言ってるね」とか報告してくれます。食事の支度をしている時にも「Rは本読んでるわ」と言って、ソファーでゆっくり読んでくれます。旅にも持っていって、車で退屈しそうな時たすかりました。ほんとは大きい方が見やすくていいと思うのですが、とりあえず携帯用にミニ版購入。大きい方は季節ごとに図書館で借りようかな?と。これプレゼントにも喜ばれると思います。幼児から小学生、いや大人まで楽しめるもの。新入学、入園祝いは、もう蜜蝋粘土とかLYRAの色鉛筆とかあげちゃったので、しばらく機会がないなぁ。早く誰かにあげたいなぁ。
April 14, 2007
ちいさい頃からの夢があった。子どもができたら、夜寝る前にいっぱい本を読んであげよう。いっぱいお話してあげよう。この夢に、今ずいぶんと助けられてる気がする。この夢のおかげで、難しい時期の育児がとても楽しくスムーズなものになっている。アラビアンナイト千一夜物語みたいに、まいにちまいにち、いろんなお話をするのが夢だった。最初は日本の昔話から、イソップ、グリム、アンデルセン…ネタは尽きることがない。絵本も読んであげたいのがたくさんある。小学生くらいになったら、もっと面白い。指輪物語を毎日少しずつ朗読するのもいい。晩ごはんを食べて、お風呂に入ったら、そのままベッドに飛び込んで本を読む。わくわくしながら「昨日の続きはどこだっけ!?」それは『読み聞かせ、語り聞かせ』という言葉ではちょっとしっくりこないような感じ。そういう上からモノを聞かせるのではなくて、親子の楽しみ、娯楽であり、母の夢なのだ。Rが生まれて、生活リズムがついてきた一歳前くらいから、夢はやっと第一歩を踏み出した。小学生まで放っておいて、いきなり「お母さんと指輪物語読もう」と言っても無理だろうから、ちっちゃいうちから、ごはん、おふろ、ベッド、本…という流れは身に付けておこうと思った。そのおかげで、もうすぐ三歳になるいまのところ、「こどもが夜寝てくれない」という苦労がほとんどなかった。一歳は、絵本はまだまだ昼間の遊びだったので、歌をうたった。ごはん、お風呂、ベッド、歌。とにかく寝るまでうたう。どんなに寝なくても一時間も歌えば寝てくれた。疲れたら、自分の好きな曲を自分のために歌った。たのしくなって、何時間でも苦なく歌えそうだった。二歳になって、絵本の内容を楽しめるようになってから、ごはん、お風呂、ベッド、絵本。毎日すすんで自分から絵本を持ってベッドにはいり、寝なくて困るということがなくなった。ただ、何冊読んでも寝ない、電気を消すと怒る、ということがあった。二歳半になって、やっとおはなしを楽しめるようになった。言葉だけでもいろんなイメージができるようになったのだろう。そうなると増々たのしくなってきた!!絵本を5冊くらい読んで、最後に抽象的な内容のものをゆっくりと読んで電気を消す。すると、わくわくした様子で「おはなしして~」ごはん、お風呂、ベッド、絵本、おはなし。毎日おなじに進むので、それぞれを実にイキイキと過ごす。だいたい毎日7時頃、自分で服を脱ぎ、風呂にはいり、風呂から出たら、さっさと自分でおむつをはいて、パジャマを着て、絵本とウォルドルフ人形のまるちゃんを持って、ベッドに突進していく。3時過ぎまでたっぷり公園で遊んだ日は、お昼寝ナシで7時に寝かしたい。それでもスムーズに動いてくれるのでとても助かる。母がじっくり遊んでやる時間が持てなかった日は、ベッドに入ってからの時間が、さらにとても楽しいものになる。『終わり良ければすべてよし』っていうけれど、一日の終わりがここちよいものだったら、きっと明日のはじまりも気持ちがいいに違いない。いい一日のはじまりには、いい一日の終わりが必要なんだと思う。大人でも、今日一日が満足いかなかった日は、なんとなくこのまま寝るのが悔しい気がして、なにかひとつ楽しい思いをして一日を終えようとする。あてもなく深夜テレビのお笑いを探したり、インターネットを漁ったりして、なかなか寝ない日がある。私自身、そういう日もある。子供が寝ない日って、つまんなかった日なのかも。そういう日があっても仕方ないと思うけれど、せめて一日の終わりだけは、楽しくできるかも。ものがたりの力を借りて。毎日いい気持ちで終わらせてやるのが親の務めで、いずれ自分でもそれができるようになる知恵と習慣を授けてやれたらいいなと思う。おはなしのろうそく(2)
March 30, 2007
春らしくなりました。絵本棚も春らしく模様替えです。2歳9か月になって、楽しめる絵本が増え、お気に入りもどんどん増えています。毎日寝る前の絵本タイムが母子ともに楽しみです。『うさぎのおうち 』マーガレット・ワイズ・ブラウン /ガース・ウィリアムズ翻訳/松井るり子ほるぷ出版 ISBN:9784593504282娘の一番のお気に入りがこの本。松井るり子さんの講座で紹介された本です。絵がとても美しく、こうさぎが可愛らしいです。表紙の色がいくぶんきつめなのですが、中はとても落ち着いたいい色合いです。描いてある草花は、きちんと生態系に忠実なのだそうです。松井さんは、そういった画家の心遣いは、「絵の中にあるプレゼント」とおっしゃってました。私もこういう『ホント』が大好き。ウソ絵は嫌い。松井さんのお母様(幼稚園長)は、「ウソ絵が描いてある絵本はエッチ本よりタチが悪い!!ウソだと言わないで、ウソををつくのは詐欺です」とおっしゃっているそうですが、私も同感です。長新太さんや、荒井良二さんみたいなのは大好きで、ああいうのはウソとは言わないのです。もっともらしくウソをついた絵本が大嫌い。ライオンとトラを一緒に描いたり、ペンギンとシロクマを一緒に描いたりするのは嫌!!サバンナとジャングルの違い、南極と北極の違いが無視されてるのが我慢ならないのです…。(^∀^;)『ちょうちょのくに 』ジビュレ・フォン・オルファース /秦理絵子平凡社 ISBN:9784582832211これも娘のお気に入り。ちょうちょを擬人化したファンタジーあふれる作品です。オルファースの作品は、親が意識して与えてやらないとよそでは出会えないような世界観に溢れていると思います。『アンガスとあひる』マージョリー・フラック /瀬田貞二福音館書店 ISBN:9784834004229古い作品だけど、新鮮な色使いがセンスいい。犬とアヒルの性格をリアルに描いてて、かつ面白い!!なんてことなさそうで、グッと惹き付けられました。『さがしてあそぼう春ものがたり』ロートラオト・ズザンネ・ベルナーひくまの出版 ISBN:9784893173423このシリーズ、ほんとに楽しい!!冬ものがたりと同じメンバー、同じ場所なんだね。全巻欲しい!! けど図書館で我慢してます。『るんぷんぷん』昔話おとぎ話の行進著者:ハンス・フィッシャー /佐藤和貴子架空社 ISBN:9784877523053 1,250円娘の名前が入った本。リズムをつけて唄うように読んでやると大喜び。とても楽しく読めます。まったく同じ内容の小さな紙が入っているので、旅行の時など持っていけて便利。『りんごとちょう』イエラ・マリ /エンツォ・マーリほるぷ出版 ISBN:9784593500567 1,300円文字のない絵本。四季の移り変わりの中で、リンゴとちょうちょ、大きな木と鳥やリスがどう関わっているか表現してます。なかなか感動的な、大人も楽しめる一冊。中川ひろたか /長新太主婦の友社 ISBN:9784072392676 各700円これは図書館で何度も何度も借りているお気に入り。一歳半からの赤ちゃん絵本だけど、今でも大好き。対象年齢はぜんぜん気にしません。すべり台やお風呂などの普通のことが、想像ですてきな体験になってしまう話。母もだいすきな絵本です。去年買った絵本たち、ことしも大活躍。↓ペレのあたらしいふく
March 26, 2007
クリスマスもお正月も終わって、絵本棚も冬バージョンに変わりました。『ぼうし』ジャン・ブレット /松井るり子ほるぷ出版 2005年12月発行ISBN:4593504465 1,365 円はりねずみが、影干ししていた毛糸の靴下に頭を入れたらぬけなくなりました。他の動物たちに笑われるのですが、「ぼうしなんだ」と言い張ります。みんなも帽子が欲しくなってきました。絵がものすごくきれいです。こんなにていねいな絵は外国本ならでは…と思います。枠のようなものの中に描いてあるのですが、枠の上には洗濯物がひとつずつ無くなっている様子、左側は女の子のリサが今何をしているか、右側は次に出会う動物…が描いてあります。とても働き者のリサ。冬になったので、セーターやぼうし、靴下…手編みの防寒着を箱からだして干すのです。それらの物がとっても可愛い!!あったかそうで、丁寧に編まれた逸品なのです。これ欲しいよぅ。春にはまた大切に箱にしまうのでしょうね。なんて素敵な女の子でしょう。ていねいに暮らしに憧れてしまいます。『ふゆのひのおくりもの』ポール・フランソワ /ゲルダ・ミュラー パロル舎 2003年12月発行ISBN:4894192810 997 円ボローニャ国際絵本原画展で見て、一目惚れして買いました。絵が可愛らしい!!各々動物のおうちも可愛いので、積み木でマネしたら大ウケです。細かいパーツは羊毛で作ります。母もたのしい!!ものがたりは、ほのぼのですが、繰り返しがキツすぎて、読む方は少々疲れます。こどもは繰り返しが大好きだと言いますが、母にはちょっと…しつこすぎる。しんどさや、いい加減さが伝わるのはマズイので、つらくない程度に省いて読んでます。さがしてあそぼう冬ものがたりロートラウト・スザンネ ベルナー (著), Rotraut Susanne Berner (原著)ひくまの出版 (2005/10) ASIN: 4893173413 2,520円文字がなく、たくさんの街の人々が描かれているのですが、ページをめくる度に各々のストーリーが発展します。この猫、誰の猫? パパはいったいどこへ行くの?財布落とした!! 女の子が拾った!!この部屋は誰の部屋かな?……とても楽しいです。ふたりで「この人どうなったかな?」と何度も何度も、いつまでもページをめくります。遊び相手になるのが少ししんどい時でもついつい引き込まれます。二歳の今でも、ひとりでも見てますが、もっと大きくなってからも、違う発見ができていいと思います。少し高価なので、図書館で借りました。毎年借りてあげたいです。が、どの季節も予約でいっぱい。『あきものがたり』は、借りられず冬になってしまったのでキャンセルしました。早めに予約しなくちゃね。図書館で借りて、母娘で気に入ったので購入予定。でも、今年は買い過ぎたので来年のおたのしみ。『いったでしょ』五味太郎私が「ダメっていったでしょ!!」と叱る言い方を娘がマネしてしまい、反省しきり。この絵本のママの優しい「いったでしょ」をすりこんで、なんとか修復をはかっています。『みんなうんち』五味太郎母と娘の性格をかんがみると、うちの場合はトイレトレーニングはしないほうがよいと思ってるのですが、うんちを楽しくするのはいいことだと思いました。五味さんの昔の絵が新鮮。こっちの方が好きです。図書館で借りたら、古すぎてボロボロでした。最近は、ものがたりが楽しめるようになったので、話して聞かせるのも楽しいです。寝る前に絵本を読んだ後、電気を消して「むか~しむかしのことじゃった~~」日本の民話、もっと覚えたい。節分の前に、鬼のことを教えたいけど、いい絵本や民話があったら教えてくださ~い。
January 7, 2007
『世界のだっことおんぶの絵本 ~だっこされて育つ赤ちゃんの一日~』著者:エメリー・バーナード /ドゥルガ・バーナード出版社:メディカ出版 ISBN:4840418357 1,600円『世界中、どこでも、赤ちゃんはお母さんにしっかりとだっこされているのが大好きです。そして両親は、仕事や楽しみのため、両手をあけておかなければなりません。文化の異なるさまざまな地域で、人びとはどんなふうに赤ちゃんをだっこしているのでしょう?ブラジルの熱帯雨林では?サハラ砂漠のオアシスでは?パプアニューギニアの海辺では?北極の凍った入り江では?ネパールの山麓では?赤ちゃんたちはどんなふうにだっこ、あるいはおんぶされているのでしょう?本書は、その答えを見つけることのできる世界一周旅行へと、子どもたちを連れ出す絵本です』……amazon 商品説明より最近の娘の大のお気に入りはこれ!!寝る前は必ず「だっことおんぶ~!!」『自然育児友の会』のチラシで見て、すぐに図書館で予約してみたら親子でハマってしまった。幼児向けではない。小学生?おとな?文章も多いし、ルビありだけど漢字もある。かなり長い文章を、じーっと絵をみながら聞いている。わかっているのか、いないのか?細かい部分は、母の声が音楽に聞こえているんだろうけど、とても優しいタッチの絵を隅々まで見ているようだ。お気に入りの赤ちゃんもいる。「おじーちゃんとボンゴ読んで」とリクエストされる。西アフリカで、おじいちゃんにスリングで抱かれて、狩りに連れていってもらう赤ちゃんボンゴが大好き。最後まで読んでいると、かなり長いので、眠ってしまうことも多い。ウォルドルフ人形をおんぶして遊ぶのはもともと大好きだったけれど、これを読みはじめてから、おもしろい変化が…。ゴミ出しとか、お掃除とか、母の家事手伝いごっこをする時は、必ず「あ、おんぶ!!」と言って、働く時は、お人形をおんぶしなけりゃいけないと思っているみたい。(^∀^)大人がよんでも優しい気持ちになる本だ。いろんな民族のだっこと仕事、生活風景がよくわかる。民族もの大好きな私のためにも持っていたい本だ。赤ちゃんはだっこやおんぶで、家族にくっついて、どこにでも連れていってもらえ、いろんな仕事を見せてもらえるんだねぇ。先進国がなくしてしまった、当たり前の幸せな風景。残念ながら日本のはなかったけれど、昔の日本のねんねこの中の赤ちゃんや、井戸端会議の奥さんも素敵だったんですよ…と言いたい。万博記念公園にある国立民俗博物館にも絵本図書館のコーナーがあって、このような絵本がたくさん置いてある。また行ってみたいな…と思った。ぽあぽあマリアちゃんをおんぶして、お弁当を作っている娘。「忙しい」んだそうだ。↓
December 11, 2006
クリスマスの絵本…探してみるとホントーーーにピンからキリまであった。母と娘にぴったりくるのを探して、図書館で何冊も借りて、読み聞かせてみた。なかなか楽しい作業だった。重かったけど。そもそもうちは去年ツリーもサンタもなかったので、サンタって何?クリスマスツリーって何?なところからはじめなくちゃいけないし。それを説明してもわかるのかな???だし。そもそも子どもって、どうやってクリスマスに出会うんだろうか?クリスチャンだったら、自然な出会いなんだろうけど。クリスマスにもちをつくような夫婦なので、皆目見当もつかないけど、我が家なりに我が家らしいクリスマスを娘に贈れたらいいなぁ…と思っている。ま、とりあえず今年は…ってことで、●何年も読めるもの。●素朴で静謐な題材のもの。●詩的なもの。●絵がとにかく美しいもの。…を基準に選んでみた。内容はわからなくても、おごそかな雰囲気がつたわればいいかな?あとはおいおい何年もかかって理解すればよい。『うまやのクリスマス』母も娘もこれに夢中。今年一番のお気に入りだ。マーガレット・ワイズ・ブラウンの文と、クーニーの絵と、松井るり子さんの訳だなんて、それだけでもう中身も見ないで購入決定してもいいのだが、いちおう図書館で借りてみた。まだ新品同然だった。キリスト生誕のうまやの様子を神秘的な詩で表現している。現代的でおしゃれなヨセフとマリアの絵もいい。購入決定!! ずっと大切にしたい。どうぶつたちのクリスマスこれもクーニーの絵で、クレヨンハウスで見て即買いしてしまった。スモーキーなブルーに一つ光る星が美しい本。キリスト生誕の日、星がその光で冬眠している動物たちを起こし、うまやへと導くおはなし。「ベツレヘ~ム」と歌うところが娘のお気に入り。より神秘的な響きになるようにペンタトニック音階で母が作曲。(^ー^)v『ちいさなもみのき』これまたワイズブラウン&クーニーのコンビでネットで見て、この表紙に一目惚れして買ってしまった。届いてみたら、娘にはまだまだ早かったので飾ってある。内容は文句なく素敵なので、いずれ買ってただろうし。しかし、クーニーの本を三冊も買うなんて、すごい偶然。『やかまし村のクリスマス』リンドグレーンのやかまし村シリーズは、母が子どものころに最愛の本だった。こういう素朴なクリスマスの過ごし方をしたいと思って去年購入。4歳くらいからが適当なかんじなので、2~3度しか読んでやってないのだが、印象深いようだ。おじいちゃんの部屋のちいさなツリーをこどもたちが飾り付けする場面があるのだが、それのせいか、うちの娘、ツリーをみると「おじいちゃんの木だね~」と言われる。『クリスマスってなあに』これはブルーナさんの生誕ものがたり。すごく可愛いけど飽きそうなので図書館で。これもスモーキーなブルーがきれい。ミッフィーシリーズにはない色だ~。母はこれを読んで、我が家なりのクリスマスを検討中。できるだけ、素朴であたたかいものにしたいな。読んでみて、娘にはまだ早いな…と思ったけど、これらも好きだった。どっちも古いものだけど、この系統が母は好き。こっちは生誕ものがたり。こっちはクリスマスまでのこどもたちの生活。日本の昔の正月そのものだなぁ。「もういくつねるとお正月」って言ってた頃の正月。何日も前から準備して、ごちそう作って、親戚が集まって、こどもたちだけでいっぱい遊んで。結局、このチョイスでは、サンタもプレゼントも出てこないし、ツリーは「おじいちゃんの木」だと思ってるままなんだけど…。(^∀^;)キリスト生誕の話はわかるわけないし。まあ、いっか。クリスマスは毎年やってくるしね。
November 10, 2006
やっと秋らしくなってきたので、秋の本棚も衣替え。初秋は月の本ばっかだったけどね。来週は紅葉をみにいこうと思ってるのですが、いっぱい楽しんでほしいので、事前に絵本で親しんでおこうかと画策中…。『そのつもり』荒井良二荒井良二さんの大ファンなので、何年も前の原画展の時に購入してあったものです。これは読んでる方も楽しいです。お昼寝とおやすみの前の一日2回、まいにち何度も何度も読んでも飽きません。言葉の選び方がさりげなくイイのです。『うさぎのくにへ』『風さん』オルファースもう、ホント可愛いです。本棚の宝物です。親が積極的に与えていかなくては、出会えずに終わってしまう世界観かな?と思います。こういう感覚を大事にしてほしいな。『14ひきのあきまつり』14ひきシリーズは、絵があまり好みじゃないので、買わずに図書館で借りているんですが、やっぱり名作だなぁ…買っちゃおかな?と思います。『あきまつり』はちょっと一風変わってて幻想的。娘も夢中。なんだか興奮してくるみたいです。『14ひきのおつきみ』も素晴らしかった!!『むしのチロリンコンサート』これはなぜか娘に大ウケ。歌うように読んでもらうのが好きみたい。ホタルが出てくるのところが「なんでよ?」って思うけれど、女王蜂とかかわいいです。『やまからのてがみ』少し長文なのでまだ早いと思うのだけど、くり返しのお話なので、略して読んでやれば2歳児でもじゅうぶんにOKでした。とても絵がきれいなので退屈せずにじーーーっと聞いています。日本の森の動物たちの生態に忠実に描かれているそう。『もみじちゃんとチュウ』母はあんまり好きじゃなかったけど、娘は大喜び。「パラッパラッパ…チュウ!!」とマネします。2歳児にちょうどいい感じなので、図書館で借りしました。これで紅葉刈りに行っても喜んでくれるかな?父と母はこれを読んでおきました。公園で落ち葉と遊んで、家で絵本で読んで、歌をうたって…ひとつの体験をいろんな方法でかみしめてくり返しくり返し楽しめたらいいな…と思います。今、クリスマスの絵本をセレクト中。母と娘の図書館カードをフル活用してたくさんの中から選んでいます。毎日毎日おなじ本を読み聞かせたいので、すぐにあきちゃうような絵本や、読み聞かせてる母がツライような絵本はイヤなので、絵本選びは真剣です。でもすごくたのしい。(^∀^)絵本っていいな。こんな機会をくれた娘に感謝~。
November 3, 2006
『おやすみなさいおつきさま』著者:マーガレット・ワイズ・ブラウン /クレメント・G・ハード出版社:評論社 1000円娘の秋の絵本棚を日記にした時に、これは娘にはまだ早い…と書いたが、それは間違いだった。今、毎日の寝る前の読み聞かせの最後をしめくくる大切な絵本になっている。つまり、これを読み終えると必ず寝る…のである。眠る前、暗くなったお部屋の中をみまわし、ひとつひとつにおやすみを言うお話で、ただそれだけなのだが、心の深いところへ響いてくる本だ。甘さのない、静かで不思議な言葉が、こどもを神秘的な世界に誘う。眠っている時に、魂は宇宙へむかい、そこで誰もが一体となる…というが、そういう世界への入り口にふさわしい。娘には、寝る前に4~5冊ほど読む。たのしく身近な内容で、年齢にあったものから始める。(ようは食い付きのいい本)中盤に長めのをゆっくり読んで、最後にこの本を読む。できるだけ、低い声で……ちいさな声で…ささやくように…ゆっくりと……。娘は雰囲気にひきこまれながら、静かに聴いている。「おやすみなさい、おつきさま…おやすみなさい、Rちゃん…」と言って、ゆっくりと本を閉じ、灯りを消すと、くるっと横を向いて寝息をたてる。こういう神秘的な内容の絵本を最後に低くちいさな声で読む…というのは、ホントに効果的で、夏に『森の絵本』でも実証済みだった。ちいさな子どもは、絵本を内容でとらえるのではなく、感覚でとらえるのだなぁ…と思う。購入はせず、図書館でリピート借りしており、返却期限がせまってきたので、早く買わなくては…!!↓こういう本もあるらしい。『おやすみなさいおつきさま』ができるまでAmazonによると…『アメリカに1000万人の愛読者を持ち、8カ国で出版されている名作「おやすみなさい おつきさま」は、どうして生まれたか。作者の生涯と名作誕生の秘話を紹介した愛蔵記念版。「おやすみなさいおつきさま」同時収録』…だそうである。追記/お月様関連と思い、秋の絵本として選んでいたが、暖炉やてぶくろが出て来るので、冬の絵本にしようかな…と思う。
September 20, 2006
満月である。今(9時半)は雨が降って見えないけれど、8時前は薄い雲の間を見えかくれしていた。とっても清々しく、まぶしく輝くお月様だった。いつもは、リビングの床に座って見ているのだが、今日はみあたらなかった。「ママ、おちゅさま(お月様)あった?」「ないね~。雲にかくれちゃったかな?」「ないね~」「ママ、お月様探して来るね」「うん、がんばってね~」この頃の言葉の発達には目をみはるものがある。ちゃんと会話成立していることや、母ひとりベランダに出るといつも怒りまくるのに、お月様を探してもらうためには、我慢している…ということなど、いろんなことがわかってきているのだなぁ…。お月様はちゃんとあった。寝室のベッドの上が観月のベストポイントだった。そして『おつきさまこんばんわ』とまったく同じ状況。雲にかくれては浮かぶまんまるの明るいお月様。母子で大喜びした。もう娘が暗記してしまうくらい何度も何度も読まされた本のセリフを暗唱する。それでも、あまりに美しく神秘的な光に魅せられてふたりともすっかり黙り込んでしまった。寝転んだままじーーーーっと月を眺める母子。15分くらい身じろぎもせず見ていたようだ。そのうち、くるっと寝返りをうって、スヤスヤと寝息をたてる娘。おやすみなさい、おつきさま。おやすみなさい、Rちゃん。
September 8, 2006
秋が始まるので、絵本棚も模様替え。『風さん』著者:ジビュレ・フォン・オルファース /秦理絵子 出版社:平凡社詩みたいなリズミカルな文と、ヨーロッパらしい上品な可愛らしさの絵が素敵。独特の雰囲気をかもしだしている。立てかけておくだけで、季節の雰囲気があふれる美しさ。秋風や、薔薇の実、落ち葉などがみんなちいさな子どもとして擬人化されて描かれているので、主人公のハンスと区別できるのかな?娘は意味がわかるのかな?…と思ったのだが、じっと食い入るように見ている。とても気に入ったようで、何度も読まされているのだが、たぶん、意味はわかってないと思う。それでも絵の雰囲気とか、言葉の面白さとか、とても印象的に惹かれるものがあるのだと思う。身近な題材の絵本も喜ぶけれど、そういう魅力をもった数少ない絵本を買いあたえていきたいなぁと思う。来週のお月見にそなえてお月様の絵本を何冊か図書館で借りた。『おつきさま こんばんわ』林明子1日に十数回読まされているくらい娘の今一番のお気に入り。年齢にあった絵本はやはり大事だな…と思わされる。『おやすきなさいおつきさま』マーガレット・ワイズ・ブラウンお月様の本と言うより、おやすみの本だった。暗くなった部屋の神秘的なかんじがよく出ている名作。内容的にも長さ的にも、4歳以上の方が楽しめそうだ。『つきのぼうや』I・S・オルセン月から降りて来て、水のそこの月をとりに行くぼうや。下までいくあいだに何にであった?という話。娘はひとりで絵を見ながら、勝手にお話作って読んでいた。「おさかな いっぱい でしたーー」とか言って。(^∀^)いっぱい絵が描いてあるので、想像力をふくらませられるのだね。これも3、4歳からでいいように思う。もうすこし、秋らしくなったら、また絵本棚も秋らしい絵本にしようと思う。まだ、落ち葉やどんぐりなんか雰囲気じゃないよね。
September 1, 2006
日本の昔話日本の昔話 新潮文庫 著者:柳田国男 出版社:新潮社シュタイナーは、絵本の読み聞かせよりも、語り聞かせよと言うけれど、そのよさはわかっているけれど、なかなか暗記できないし、まだまだ長い話は集中して聞けないので、もっぱら寝る前は絵本になっている。『おもちゃ箱』で買った語り聞かせ用の民話集を時折読んでは暗記するようにしているけどなんかいまひとつピンとこない。語り手の思い入れがモロに響くので、『金太郎」も『桃太郎』も、母がつまらんと思えば魅力ないものがたりになってしまう。でも、この柳田国男の本はイケる!!とても短いし、身近な鳥や動物の話ばかりで、まるでおばあちゃんの話を聞いてるみたいだ。ウグイスが、百舌鳥に仏壇を買って来てくれとお金を渡したのに、しらんふりしてるから「ご本尊どーした!! ご本尊どーした!!」と鳴いて百舌鳥を追っかけ回しているんだそうだ。そう聞こえないこともないかな?と思って笑ってしまった。百舌鳥はウグイスにあわせる顔がないので、エサをひっかけておいておくとか…。自然と仲良く共存していた頃の人々の姿が見えるようでうれしくたのしい気持ちになる。明治生まれだった私の祖母が、こういう話をいっぱいしてくれたなぁ…と思い出した。『遠野物語』も面白い。いろんな伝承をまとめずにそのまま並べているので、同じ話がいろんなアレンジで伝わっているのがわかる。実話、うわさ話、村のゴシップが、どんなふうに民話化され、フィクションになっていくか、わかるような気がして面白い。
July 19, 2006
絵本棚はなるべく数少なく、その季節感のある絵本を並べるようにしている。お気に入りの定番絵本の他に2、3冊だけ。春は『いちご』『ぺレのあたらしいふく』だった。ダイナミックな構図で、誰もが共感する夏を表現してくれてる。こんな素敵な夏の1日を過ごした大人も。これから「ぜひ過ごしてみたい!!」と憧れるこどもも。心地よい暑さや、セミの声、滝の音が聴こえてくる名作だと思う。娘はまだ意味がわからないと思うが、いろんな動物がでてくるので、お気に入りだ。毎日何回も読まされている。これも幼児向けではなく、むしろ大人向け?「だいじなものは?大切なものは?」娘には、いまは森のシンとした空気感だけでもなんとなく感じてもらえれば充分だし、成長するごとににいろんな部分で発見がある本だと思うので誕生日のプレゼントにふさわしいと思った。娘はとても気に入ったようで、毎日の寝る前の読み聞かせの最後に読んでいる。なるべく低く静かな声で、あまり抑揚をつけずに読む。少し長いのだけれど、飽きたりせずに、じっと静かに最後まで聴いており、読み終わったら眠る。幼児向け絵本でも最後まで聴けないものがあるのに不思議だ。言葉の意味はわからないだろうけど、とても大切な話をしているような雰囲気は伝わっている。畏敬のはじまりなのかなとさえと思う。『ワニ ジャングルの憂鬱草原の無関心』著者:梨木香歩 /出久根育 出版社:理論社これは母のための本。読まずに絵を見るだけ。季節に関係なく、最近のお気に入りは『あそびましょ』と『がたんごとん』図書館でリピート借りしまくっている。「のせてくださーい」のマネをして、「あけてくださーい」と、父がいるトイレの前で…。大笑いしちゃった。
July 18, 2006
水疱瘡によるひきこもり11日目。今日は雨だし、親子3人でおうちあそび。午前中は白玉いちごを一緒に作って、午後はまたホットケーキを焼いた。娘は料理のお手伝いが板についてきたなぁ。夕方、母だけ図書館に予約本を取りに行った。工藤ノリコさんの絵本『寿限無』と『セミくんいよいよこんやです』である。子育て支援センターで『ピヨピヨスーパーマーケット』を見て以来、大ファンになってしまった。マンガっぽい絵の絵本は好きじゃないんだけど、これは絵が可愛いし、とにかく楽しい!!『ピヨピヨスーパーマーケット』は、ひよこちゃんたちとにわとり母さんがスーパーに行くお話で、とにかく可愛い!!ヒヨコたちは勝手に走り出して、商品棚でかくれんぼしたり、カゴにお菓子をどんどん入れたり……。こちらが「こらーー!!」と言ってしまう。画面のはしっこのエキストラたちがいい。「買って買って」と寝転んでダダこねされ怒り顔のビーバー母さん、次のページでは足をつかまれたまま引きずって歩いてた。表紙に戻ってみると、すみっこでプリンをねだられてムッとしてるのを発見。この段階でプチムカだったんだ!!なんだかみんなサバを買ってるなぁ…と思ったら、日替わり大特価のポスターがすみっこに…などなどあらゆることが細かく書かれていて隅々までおもしろい!!商品一個一個も丁寧に書かれているので、ずーーーっと見てしまう。『寿限無』の「食う寝るところに住むところ」では江戸時代の長屋の寿限無のおうちが丁寧に描かれており、家財道具がぜんぶわかるので、目でままごとができるくらいだ。最後の絵をみて「なんで月餅を食べてるんだろう?」「このでっかい鈴は何?」と思い、戻って絵をすみずみまでゆっくり見たら、ちゃ~んとわかった。「な~るほど!! それでか!!」発見するのがとても楽しい。『セミくんいよいよこんやです』は、セミでなくても興奮に胸が高まる羽化の夜、昆虫たちがパーティーを開いてくれる話。……あんまり書くとネタバレなのでやめとこ…。絵だけでいろんな物語を想像できる絵本は大好きだ。いわむらかずおさんの14ひきシリーズとか。何回もページをめくって家の間取図を考えたりしてしまう。工藤ノリコさんは大人向けの4コマ漫画も描いていて、MOEに紹介されたのを見ただけだが、かなり私にはストライクで、ぶはははと笑ってしまった。絵本でも「ぶよ~ん!!」とか「ニヤリ…」とかそういう漫画チックな音が聞こえてきそうなのだが、絵本と漫画の間のちょうどいい落としどころで独特の面白さ、センスの良さを出してくれてる。まさに読者も作者も漫画世代!! 他にない味わいだ。ご本人の談では「字が読めないこどもがひとりで読めるように…」と絵の中身を細かく詳しく描いたそうだ。細かすぎて「疲れました」とも。(^∀^;)お疲れ様でした。そうはいっても2歳前の娘にはまだ早い、と思ったらそうでもなかった。さすがに一人ではみないけれど細かくびっしりといろんなものが描かれているので、「どれが食べたい?」とか「手を洗うとこはどこだと思う?」とか聞いてやると、夢中で探している。思ったより幅広い年齢で楽しめるかもしれない。
April 15, 2006
『いちご』平山和子/著 福音館書店 ISBN: 4834008347冬、雪の中のいちごの苗から、花が咲いて、青い実がなって、赤くなって、食べられるまでの苺がていねいな水彩画で書かれている。百科事典さながらの写実画である。季節感のある絵本を買っていこうと思っている。年齢に関係なく、毎年その季節になると絵本棚に置いて季節を楽しむ素にしていきたい。春の絵本は『いちご』と『はなをくんくん』にした。いちごの絵本はとてもたくさんあるようだ。『クレヨンハウス大阪店』でも、選びやすいように平積みされていた。大好きないちご。よく食べるし、いちご狩りにも行くだろう。ベランダ菜園ができたら、いちごも育てると思う。子供の頃は庭にいちごがなっていて、実が赤くなるのを心待ちにしていた。時に、半分青いまま食べてしまってものすご~く後悔したり…。娘にも、そんな体験をたくさんしてほしいなと思う。スーパーのパックのいちごのイメージだけじゃもったいないほど、いちごは可愛い。そういういろんな体験を、読むたびに思い出したりできる絵本を選ぼうと思った。何度も繰り返し味わえるいちごの体験。買うんだったら、こういう絵本がいい。娘は、いまのところ、読むと食べたくなるだけようで、毎日読み終わったら「ご!ご!」といちごを要求。そういえば、妊娠初期はいちごばっかり食べてたなぁ。『はなをくんくん』
February 16, 2006
『十二支のはじまり』岩波書店著/長谷川摂子 絵/山口マオ娘にはまだ早いけれど、季節の行事は大切にしたいので、一家に1冊は必要だと思い購入。いくつか出ていて迷ったけれど、山口マオさんの絵が昔から大好きなのでこれにした。素朴でユーモラスでどことなく『ヘン』な動物がとてもいい。画のインパクトのせいなのか、娘は大変気に入って、ひとりでめくって眺めている。読んでやると、やはり少し退屈してしまいパラパラと先をめくってしまうのだが、しょっちゅう手に取ってじーーーっと見ている。毎年正月に出して来て、飾っておきたい。
December 26, 2005
『おおきなのはら』光村教育図書ジョン・ラングスタッフ(John Langstaff)=文 フョードル・ロジャンコフスキー(Feodor Rojankovsky)=絵絵がとてもきれいで、大判なので飾っておいても映える。のはらにいる動物の親子が、ていねいな色鉛筆画で写実的に描かれている。1から10までの数を覚えるようにできているところが「ちょっとよけいだな…」と思ったけれど、そういうのを差し引いてもいい絵だと思う。動物はリアルな絵で描かれている方が良い、という育児書が多くある。そうかな?と思うし、簡略化された絵が悪いとは思わない。しかし絵本として見る場合、しっかりと写実で描かれている方が、いくぶん楽しみが増す気がしている。子供が生まれる前はミッフィーが可愛いと思った。デザイナーでもあるブルーナさんのセンスも好きだ。ミニマムな線や色もいいと思う。けれど、絵本としては意外とつまらないと思った。デザイン本としては、とてもいいと思うけど、ちいさな子供の絵本としてはあまり好きではない。娘は大好きなようで図書館でもよく手に取っているが。絵は写実的だけど、色は独創的で楽しい。構成もゴチャゴチャと楽しく詰め込んでいる。1歳児から大きくなっても楽しめる本だと思う。同じ店にあったCD。パッハルベルのカノンを鳥の声とともに収録したもので、我が家では朝ご飯の時にBGMでかけている。クラシック音楽はしっかり聴いてほしいのでBGMとして『ながら聴き』すべきでない、と常々思っているのだが、これは特別。(^∀^)子供がご飯を振り回してもキレずに済んでる。
November 25, 2005
これは母のお気に入り。娘にはまだまだ早い。(読んで…と持って来るけど…)力強いタッチの木版画で、北海道の動物を描いているシリーズの1冊だ。母や兄弟をキタキツネにやられたちいさなうさぎが、ひとりで四季を生きて行く姿を、淡々とした短い言葉で語っている。うさぎが大人になったことを自覚した時の表現などは涙がこぼれそうになるくらい感動した。しかし涙はみせず、姿勢を正して、あくまでも静かに心の中だけで讃えたくなるような本だ。自分の中にも力がみなぎってくる。ボローニャ国際絵本原画展でグラフィック賞をとっているそうだ。やっぱり。
November 20, 2005
一歳半の娘のお気に入り長新太さんの『しっぽ』。りすはぽさぽさ、キツネはぱさぱさ、クマはころころ、いぬはくるくる手の動きをつけてやるとマネして喜ぶ。「キツネでございますよ」と言葉もたのしい。それぞれ意味不明な行動してるのもたのしい。これも毎日何回読まされても飽きない。長新太さんは色がキレイでだいすき。お得意のショッキングピンクは今回ないようですが。先日お亡くなりになりました。ほんとうに残念、そしてありがとう…です。
November 18, 2005
だいすきな荒井良二さんの絵と中川ひろたかさんのコンビ。「青いぼうしはワニさん」とかいって動物の名前や色を覚えさせるのかしら?と最初は思った。私は本を読む楽しみだけを教えたいので、しつけや勉強じみた絵本が好きではないのだ。色の名前や、動物の名前は、絵本をたのしむうちに自然に覚えるのではないかと思う。この本もそういう類いのあざとい本なのかと思ったら、そうでもなかった。トコトコ、ぴょーんぴょーんと手の動きをつけてやると、マネしている。それが楽しいのか、1日に何度も何度もせがまれる。私も読んでて少しも飽きない。それどころか、どんどん楽しくなって来る。こどもは繰り返しが大好きなのだとか。心の衛生にもいいらしい。これはぴったりの本だと思った。何より、絵が悶絶しそうに可愛い。ミリサイズのカエルとか、たまらない。もうボロボロ。小さめなので、外出時も持って行ける。私も娘も超おきにいり。まだまだ毎日読もうと思う。
November 7, 2005
ダンボールの船にのって、ワニにあってかくれたり、大波がきたり…しているうちにほんとうの船で大河をゆく…になる。詩みたいな言葉が自然で可愛らしく、100%orengeの色を抑えた絵もとてもキレイ。何度も何度も繰り返して読みたくなる。娘と私のお気に入りだ。図書館で借りたのだが、あまりに気に入ったので購入した。今はまだ一歳半なので、ことばを楽しむ感じだけど、ごっこ遊びをするようになったら、またおもしろく読んでくれるかしら?
November 4, 2005
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