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2011.02.05
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カテゴリ: カテゴリ未分類
カウンセラーとして二人めのクライエントは、私と同世代のママさんでした。

うつに苦しんでいらっしゃいます。

こちらのママには小学校高学年と低学年お嬢さんと
幼稚園の男の子の3人のお子さんがいます。

セーターにジーパンとカジュアルな服装でしたが、
薄化粧に髪をきれいにまとめ、育ちのよさそうなママでした。

このママの悩みは、子育てに自信が持てないということ。

子育てや毎日の生活に楽しみが見出せず、
自暴自棄になって、やってきました。



上のお嬢さんが、部屋の片づけをできないことや、
下のお嬢さんが、お手伝いをしないこと。

そして幼稚園の男の子が、片時も離れない甘えん坊に
そだってしまったことを、
すべて 「子育てが下手な自分のせいだ」 と
思い込んでいらっしゃいました。


きになるご主人は、大手企業にお勤めで、家事には一切、ノータッチ。


子どもたちの世話で奥さんがいっぱいいっぱいになっていると、

「ゆっくりでいいよ。俺はここで待ってるから」
と、

手伝うことなく、リビングのソファにどかっと座り、



「主人は待っていてくれるし、ほかのご主人に比べてば
いい人だと思うんですけど・・・・」



ママさんは、言葉をにごします。

最近、お子さんたちがお手伝いできず、自立しないことを
ご主人にそれとはなく相談したら、
ご主人はなんと、 点数表 を作りました。



配膳を手伝ったら1点、部屋の片づけができたら2点、
お風呂の掃除をしたら2点・・・etc・・・。

その表を見て、ご長女が一言。

「ママも(私たちが点数がいっぱいとれるように)手伝ってね」

ここで、ママさんの怒りは頂点に。

怒りが悲しみに変わり、やがて、無気力へとつながり・・・。

子どもたちに当たり散らし、キッチンの中は
汚れものでぐちゃぐちゃ・・・。

一番下の男の子は、荒廃した家の中と、自暴自棄になり、子どもたちに
暴言を吐くママを前に、
「ママのことが本当に大好きなのに」 と泣きじゃくります。

お子さんの心からの救いの手にも応えられず、
またそのことが、ママから自信を奪い、
いよいよ窮地へと追い込んでいきます。


ご主人は、ほんとうは一番下に、家事も子育ても下手な
私(ママさん)の名前も書きたかったに違いない!と
感じてしまったのです。

仲の良い両親の元で大切に育てられたママさんは、
子育ては自分ひとりでするものではなく、
夫と二人でするものだと、考えていました。

しかし、夫は違いました。

なんでも相談に乗るよ、というそぶりを見せながら、
実際に深刻な相談を持ちかけると、ピシャリ!と、
高いところからシャッターを下ろすような、
冷たい言葉を投げかけます。

そして、ママさんはたったひとり、壁の前に立っている状態に・・・。


このご主人の極めつけのセリフはコレ。

「だったらなんで3人も子どもなんて産んだの。
君が育てられないなら、ひとりかふたりでよかったじゃない。」

この言葉を向けられてからは、
何を言っても無駄だと、夫に相談もできなくなってしまったそうです。


話せば話すほど、自分が至らないから、
自分がちゃんと子どもの世話も家事もできていないから・・・、と
ママさんは自分を責める言動が続きます。

私の中には、「DV」という言葉が脳裏をかすめます。

ご主人は、奥様の言葉に耳を傾けるふりはするようですが、
結果的に、自分の完璧主義を押し付け、
奥様を追い込んでいるように感じました。


奥様も、もともとは、なんでもできる方のようなので、
よけいに、夫が理想とする家事や育児ができない自分を
認められず、責め続けていらっしゃるようでした。

もしかしたら、このご主人も、お仕事などで、
すでにいっぱいいっぱいの状況で、
家庭のことまで抱え込んでしまったら、自分が崩壊してしまう、
あるいは、ほんとうにどうしたらいいのかわからないから、
奥様に対して、このような言動しかできないのかもしれません。


この方の場合、ある程度、カウンセリングが進行したら、
ご主人にもお越しいただいて、一緒に奥様のかかえている
問題について、話し合うことが必要のように感じました。


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今、この本を読み返しています。
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Last updated  2011.02.05 12:40:45
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