ziyi_loveのゆるゆる日記

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March 19, 2012
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ブログを更新するのがずいぶん久しぶりになりました。
実は母と弟と私で最近引越をしたのです。

その経緯も訳アリもいいところなのですが、退院して2ヶ月も経たないうちに依存症者が
再飲酒を始め、自助グループにも行かず、横暴さがまた目立つようになってきたので、
両親が離婚・別居という運びになりました。
私としては「ようやくこうなった」というのが正直な感想です。
依存症について理解を深めるうちに、こうなることは私は予測済みだったので、あとは
母と弟の心の準備が整うのをひたすら待ち続けていたのです。

「100人居れば100通りのアルコール依存症者がいる」

うちの依存症者の場合、飲んでいない時でも自己愛性人格障害が強く出ていたので、
更にアルコール依存症の症状が加わると我々家族の命が危ないという状況でした。
それでもすぐに別居という手段に出なかったのは、ひとえに依存症者に対する最後の期待
だったのだと思います。
私は自分が依存症者に首を絞められた時に「いよいよこの世とおさらばか…!」と一旦
覚悟を決めたものの母に間一髪のところで助けられたという事件をきっかけに、期待は
全く抱かなくなりましたが、母と弟は入院でどうにか病気であることを自覚して
くれないかと依存症者に期待し続けていたので、私よりも長く葛藤していました。
ですが、依存症者本人がその期待を見事に裏切る言動を続けたので、二人ともその葛藤に
終止符を打ちました。

子供といえども、夫婦の話し合いには入り込めないというのが一般的な考えだと思います。

離婚届に捺印させました。
そして戸籍を新設し、本籍地も移し、新住所は依存症者には知らせていません。
身の安全のため母も勤務地の変更を願い出て、受理されました。
依存症者には内密で行った新しい家探しも、猫が居るため相当苦労しましたが、
柱や壁に爪とぎをしたことなどない、大人しい猫だとアピールして特別にOKを頂き、

猫が新しい家に馴染むかどうかが心配だったのですが、もしかすると人間よりもはやく
新しい家になじんでいるかも?しれません。
引越し直前には目の下にクマができ毛並みもバサバサだったのが、引越し後にはクマが
なくなり優しい顔つきになり、毛並みもびっくりするくらい綺麗になりました。
依存症者との生活は、我が家の大人しい猫にとっても相当なストレスだったようです。

これらの流れは必然的なものだったのだと思います。
不思議なことに、亡くなった母方の祖母が私の夢にこの半年間で2回も出てきて「助けて
あげる」という明確なメッセージを寄こしたり、母もご先祖の誰かの夢をみるなど、
亡くなった母方の一族が皆心配してくれているのを感じます。
生前に温かい関わりをくれた母方の祖父母だからこそそう信じられるので、
自分もせめて生きている間くらいそういう温かい思いを他の人に与えられる人間になりたい、
と思います。

引越しの顛末を伝えた私の友人たち、弟と母の会社の人たちには本当に温かい言葉と
援助を頂き、じんわりと胸が熱くなりました。
機能不全の家系である父方の一族の一部、そして自己愛性人格障害・アルコール依存症の
父の冷たさに心が凍えきっていた状態だったので、余計に
「実は人間っていいものだったんだ」と思えて、ただひたすらに感謝です。

アルコール依存症は家族ぐるみの病気、とはよく言われますが、引越し後も毎日そう
感じます。
自分の行動・家族間のコミュニケーション方法にアルコール依存症の影響を感じる
のです。
この状態から回復するには一生かかると言われており、依存症者本人や父方の一族の
一部を受け入れて許そう、とまで思えるようになるまでには、何年掛かるか
分かりません。
幸い同じような、もしくはもっとひどい経験をした上で回復の道を歩んでいる仲間が
身近なモデルとしていてくれるので、その姿勢を学んで自分のものにしていきたいと
思います。

依存症者の言うことを真に受けて、我が家の事情に口を出す心無い人もいましたが、
決してお手軽に選んだわけではなく、数十年にも渡る葛藤の上で行った選択です。
我が家の場合、母は気力が無くなりかけていたので、子ども3人が多少強引でも
本当によく動いた、と思います。
全てのアルコール依存症の家族に当てはまる事情ではありませんが、もし今
アルコール依存症の(もしくは疑いのある)家族・友人・同僚などの影響で苦しまれている
方がこの記事をご覧になっているのならば、少しでも助けになれば、と思います。





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Last updated  March 19, 2012 08:09:49 PM
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