バス停地名学のすすめ

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2008.08.16
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カテゴリ: 台東区


『江戸名所図会』では、「東本願寺」の図に江戸期の新堀川と菊屋橋の姿が描かれています。東本願寺は、当時は1万5千坪余りの広大な寺域を誇りましたが、現在も浄土真宗東本願寺派本山として、菊屋橋交差点北東部に、およそ4千坪余りの境内を有しています。

ところで、菊屋橋バス停に観光路線バスがわざわざ停車するのは、言うまでもなくここが「合羽橋」の入口にあたるからでしょう。バス停にも括弧書きで「道具街入口」の表記がありますが、菊屋橋交差点から北へ伸びる新堀通り沿いが、厨房用品やその関連用品の問屋街として世界的な知名度を持つ、合羽橋道具街です。交差点の北西角には、道具街のシンボルとして知られるニイミ洋食器店の巨大なコック像が、街を見下ろしています。

因みに、「合羽橋」というからには、これも橋の名ですが、道具街(新堀通り)を北へ歩いていくと、3つ目の信号に合羽橋交差点の名があり、ここが橋の跡地にあたります。菊屋橋同様、新堀川を渡す橋で、近くに雨合羽を売る店があったことが橋名の由来といいます。近くの松が谷3丁目にある曹源寺は、合羽大明神を祀る通称「かっぱ寺」であり、明治初期の頃まで、この付近は入谷方面に続く低湿地で、カッパが多く住み、新堀川の開削にもカッパの助力があったなどという伝承が残されています。道具街を歩いていると、カッパのキャラクターをあちこちで見かけますが、漢字表記は「河童」ではなく、あくまでも「合羽」が正しいようです。

道具街をぶらぶら歩いていると、道具以上に目につくのが、飲食店用の食品サンプルです。特に外国人観光客に人気が高いとのこと。

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最終更新日  2008.08.16 23:19:34 コメントを書く


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