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ZOUK(ズーク)とは、80年代にその全盛を迎えたカリブ海のジャマイカにもほど近い、フランス領マルチニーク島とかグァドループ島とかその辺りの島を中心に発生した音楽です。フレンチカリブとか言われることもあります。レゲエよりも歴史は浅いと思います。日本ではマラヴォワとかカッサブとかが有名です。80年代後半に日本でも少しブームになりましたね。華やかで素晴らしいグルーブを持ったこの音楽ですが、現在日本ではあまりにも認知度が低いように思われます。そこでZOUKの魅力を日本に少しでも広めるためにもページを作ってみようと思った訳です。 ↑画像はWAVEが作成したZOUKを含むカリブ音楽の案内紙
2005.12.02
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1.フリッパーズギター / ラブアンドドリームふたたび 元ネタLILAC TIME / THE GIRL WHO WAVES AT TRAINS 「PARADISE CIRCUS 89'」収録 途中の間奏のギターがそっくりなのだ。が、それよりもむしろ元ネタの曲調にとても惹かれてしまった。全体的に牧歌的でとても可愛らしい歌なのだ。ちょっとひょうきんでユニークな感じのする印象的な出だしは、これまたどこかに元ネタがありそうな感じがする程だ。この曲の収録されているジャケットのメンバーのお洒落でお高くとまった感じは全く無い。フリッパーズギターと違い愛嬌を振り撒きまくっている。ヨーロッパのどこまでも明るい辺り一面の麦畑の中を走っていく列車に、誰にともなく手を振ってくれる気さくな少女たちに列車の中から気づいた、という時のイメージだ。ネオアコに多いビターテイストの全く無い幸せ色に満ちた曲だ。きっとあなたを幸福な気分にさせてくれることでしょう。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(牧歌的)ポップ偏差値合計7687710710567
2005.12.02
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E.L.O. & OLIVIA NEWTON JOHN / XANADU '80オリビアニュートンジョンというと「ポップ」だけど「薄い」という印象。対する ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA は「濃いポップ=パワーポップ」の有名バンド。その両者が組んでほど良い濃さの「スーパーポップ」が誕生した訳だが、一体どんな理由でこんなコラボレーションが実現したのだろう。タイトル「XANADU」をネット辞書で調べると1.英詩人S.T. Coleridgeの詩Kubla Khanの中の地名2.桃源郷。元来は、中国、元の夏期の都であった上都(内モンゴル自治区多倫北西に遺跡が残る)をさす語。とあるけど、きっと桃源郷という意味で使っているのだと思う。出だしのシンセの入り方やコーラスの入れ方など軽快だけどどこか濃いE.L.O.ワールドがしっかり楽しめるのが嬉しい。エレピやきらびやかな電子音の数々も中庸の魅力というか、軽快なので嫌みに聞こえないのがいいね。まあだから世界的大ヒットに繋がったとも言えるのだが。メロディラインも理想郷/桃源郷を憧れる気持ちがうまく表されているなかなかのものだ。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(桃源郷への憧憬)ポップ偏差値合計77877988566
2005.11.23
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WHAM! / FREEDOM (LONG MIX 7:14) '84 12"EPワムを馬鹿にする奴はどこのどいつだ!、、、あ、私か(笑)。ネオアコ聴いてワムで喜んでちゃマズいだろう、という声が聞こえてきそうなぐらい青春の暗い悩みのかけらも感じさせない能天気&健康野郎なイギリス人二人組みだが、音楽の才能はあるよね。そもそもブリティッシュロック/ポップス系でこれほど健康的なノリを感じさせたアーチストっていただろうか?ラジオやテレビから流れていたシングル版はいきなり歌が始まりさほど気にもとめなかったのだが、ふと買った(笑)この12"ロングミックスは聴いてビックリな良い出来だった。アカペラで始まり、しばらくインストが続くのだが、ジョージマイケルの歌が無いのでかなり軽快なバックの演奏が堪能できる。躍動するドラムの生音も気持ちよい。ピアノの響きは佐野元春みたいだな。こうしてヴォーカル抜きでバックの骨格を堪能した後では不思議とジョージマイケルの歌もくどく感じない。むしろ微妙に音程をずらしながら自由に歌いまくる様は、健康っていいよねー、と改心させられるほどのまぶしい輝きがある。是非このロングミックスを楽しんで頂きたい。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(インスト部分)ポップ偏差値合計1010988787269
2005.11.15
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3.GENERATION ZOUK '89 (CARREE 96703)KASSAV,MALAVOI,TANYA ST VAL,EDITH LEFEL,ZOUK MACHINEなどズークを代表するアーチストの有名なヒット曲が入った充実したコンピだ。SKANDAL / TI BOY このグループは当時確か日本盤が出ていた。一風変わったアフリカ土着系?のリズムに電子系の音をちりばめた斬新なサウンドを聴かせてくれる。斬新とは言っても主旋律は温かみのあるメロディで、静かに盛り上がるゆるやかなグルーヴがかなり和める。EXPERIENCE 7 / GOUDJOUA アップテンポでノリの良い躍動感あふれるリズムに洒落たメロディがのり、きれの良いホーン、効果的な電子パーカッション、体を休ませないリズムギター、思わず一緒に口づさんでしまうコーラスなどが絡み合い、素晴らしいグルーヴを作り上げている。歌もクールでスマートだ。曲の展開も面白くイマジネーション豊かな構成となっている。この構成は白人にはとうてい真似出来ない黒人独特のものだろう。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(展開の妙)ポップ偏差値合計7789108108572
2005.11.14
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ROMAN HOLLIDAY / DON'T TRY TO STOP IT '83 LP「COOKIN' ON THE ROOF」イギリス人にもこんな能天気なグループがあるのか!と驚いてしまう明るい曲だ。元気でテンポの良いロカビリーにヴォーカルもワムのジョージマイケル系の能天気さで曲調にマッチしてるね。なんといっても邦題は「おいらはハリキリボーイ」だ。バカ万歳!って感じがいいよ。曲も短くて潔い。イギリスのロックンロール/ロカビリー系のグループと思っていたが、ジャイヴ・ミュージックを取り入れた、という点でユニークなグループらしい。知らなかった。こんなごきげんでポップなジャイヴ・ミュージックでオススメの曲がありましたら教えて下さい。(私、このグループしか知らないみたい。)明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(ハリキリボーイ)ポップ偏差値合計1010798577265
2005.11.06
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CLASH / HITSVILLE U.K. '80 SANDINISTA!収録クラッシュ版モータウン「DIANA ROSS & THE SUPREMES / YOU CAN'T HURRY LOVE」。同トラックはスーパーポップの定番という感じですね。日本製で同トラック使用曲では「松田聖子/ハートをRock」、「原由子/恋はご多忙申し上げます」、「広末涼子 / MAJIで恋する5秒前」の3曲もいいですね。このトラックはスーパーポップの定番と言えるでしょう。(他にもこのトラック使用のポップな曲をご存知でしたら教えて下さい。)元々パンクバンドとして始まったクラッシュだけど、このアルバムではMIKEY DREADをプロデュースに迎え、レゲエっぽい曲を数多くやるなどずいぶん多面性を持たせている。その中でもこの曲なんかはポップスの王道という感じすらする。高校生時代とてもよく聴いていた曲で、受験生だった私は英語の勉強代わりにとクラッシュのこの曲の歌詞等をノートに書き写し、授業中ずっと頭の中で歌っていたのを思い出す。「YOU CAN'T HURRY LOVE」トラックは数多いがこの曲のドラムの弾けた感じは特にポップでいい。続けて始まる子供中心の歌声が異色で驚いたがとても良い演出だ。子供中心の歌声は感情表現が豊かでないので、いい意味で感情の抑制が効き、ちょっと寂しげな歌詞によりリアリティを持たせるという絶妙な効果を生み出している。これが泣かせるのよねー。後ろの方でそんな子供をサポートするミックジョーンズの声もやさしくていい。全体に小さく響き続ける木琴?の音も郷愁を誘って涙腺を弛ませる。とてもポップなバックなのにこれだけ泣かせる曲も珍しい。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(子供の歌声)ポップ偏差値合計88888999572
2005.10.30
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2.LE GRAND MECHANT ZOUK '89 EPIC/SONY 25・8P-5295このアルバムはKASSAVを中心にズークのオールスターが一同に会したスーパーグループ「LE GRAND MECHANT ZOUK」が88年にパリで行ったライブ録音だ。なんと日本盤が出ていて解説は海老原政彦という人が詳しく書いている。それによるとまず歌詞はフランス語ではなくクリオール語で出身ミュージシャンはカリブのマルチニーク島とグァドループ島に集中している。ヴォーカルは入れ替わり立ち替わり歌っているのだが、写真に見えるだけでも13人もの楽器演奏者がいるようすだ。コーラス隊を入れると全部で20人ぐらいになるのではないか?それら大人数バンドが奏でる音はとても分厚く、かなり充実したグルーブを感じることが出来る。全体的に明るく楽しくノリノリなサウンドなのだが、そこは黒人系ということでライブならではの迫力が増幅されている。3曲目のRETEはイントロ後いきなり観客の合唱から始まる感動的なナンバーだ。9曲目のEXILEはおそらくズーク界でもっともヒットしたのでは?と思わせるほど華麗なナンバーだ。フリオイグレシアスのビギンザビギンに似てるけどね(笑)。LE GRAND MECHANT ZOUK / AYEN PA MOL '89中でもそれらズークサウンドの頂点と呼べる演奏が聴けるのが11曲目のこの曲だ。明るく軽快なカリブ系イントロ。それに続く歌が複数に分かれたコーラス主体と珍しく、それだけにメリハリがあり飽きさせない。観客の掛け声、ヴォーカルの伸びやかな歌声、ホーンセクション、マラヴォワ風の上品な器楽なども入り混じり、曲が目まぐるしく展開していくのも楽しい。万華鏡のような展開ではあるが基本はノリノリで重厚なカーニバルダンサーで体が動く動く。ズークミュージックの持つ明るさ、楽しさ、グルーヴを思いっきり体感出来る最高のライヴナンバーだ。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(万華鏡ダンサー)ポップ偏差値合計999910897575
2005.10.28
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1.ZOUKOLLECTION VOL.1 80年代後半? HIBISCUS RECORDS 687004上のWAVE製案内紙の裏側で真っ先に取り上げられていたのがこのズークのコンピだ。これが私のズーク初体験でもあった。フランス製でハイビスカスレコーズというところから出ている。この「ハイビスカス」という花の名前が象徴するような華麗で鮮やかな音世界が展開されている。MALAVOIの憂いを帯びてきれいなCARESSE MOI、JOCELYNE BEROARDのメロディアスで美しいKOLE SEREなどはズークの定番曲だ。他にも下述の2曲をはじめ収録10曲の密度は濃くオススメの一枚だ。ZAZA / ZAZA は明るくハイテンポなリズムにのって男性コーラスと女性コーラスの掛け合いが実に楽しい、メリハリの効いたダンサーで私の大好きな曲だ。笛の音、パーカッションなども入り乱れてお祭り気分に浸れる。踊るにも最適なズークだろう。このハイテンポなグルーヴはアフリカから脈々と受け継いだものなのだろう。あるいはソカ/カリプソとかね。それとも周辺にもこのようなグルーヴを持った未知なる島の未知なる音楽があるのだろうか?明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(お祭りダンサー)ポップ偏差値合計9108109686571RAFT / YAKA DANSE はちょっとレゲエタッチで明るく乾いた空気を持つ名曲だ。テンポは遅めだがキャッチーなメロディを持ち地元(どこだ?)では相当なヒットをしたと推測できる。軽やかに転がる木琴(ヴァイブ?)の音色は海辺の波間で遊ぶ小生物を思わせて和ませてくれる。初めてズークに接したいレゲエファンにはうってつけの名曲だ。JAMAICAとその周辺国とのクロスオーバーな雰囲気を味わえる。
2005.10.27
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ABBA / THAT'S ME '77 この曲はアバ最大のヒットDANCING QUEENのB面の曲です。日本でのみ? A面として発売されました。また大抵のベスト盤には入っていないというどうにも不遇な曲です。世界の中で日本ぐらいでしか受けてない?曲の典型でしょうか。ピアノの早弾連打に続き空高く舞い上がるストリングスが続くイントロがスリリングでカッコいい。続いて始まるハーモニーやコーラスも実に澄んでいるので、飛行機に乗ってこれから出かける楽しみな海外バカンスをイメージさせてくれる。ピアノとストリングスは要所に配されていて曲の構成も飽きさせない。私にとってのアバのナンバーワンだが、これが隠れた名曲なんてもったいないなあ。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(イントロ)ポップ偏差値合計681087997571
2005.10.22
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REO SPEEDWAGON / IN YOUR LETTER '81 本国アメリカではB面収録のバラード「Keep on Loving You」がシングルカットされ、ナンバーワンヒット。しかし日本では何故かアメリカとは逆にこの曲の方がシングルカット。結果日本でも大ヒット。レコード会社の選択は大成功だね。明るく爽やかなコーラスにのって、重量感の全く無い可愛らしいヴォーカルがこれまたどこまでも爽やか。随所に使われるエレクトリックピアノがこれまた爽やかで全体として恐ろしいまでに透明度の高い作品になっている。湿度も完全に0%だね。完成度も高く非の打ち所が無い。世界中でこの時代のアメリカでしか決して作られることは無かったであろう曲。アメリカの能天気で良い面が満喫できる。なんでTVCMに多様されないのかな。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(エレピの爽やかさ)ポップ偏差値合計8910679910573
2005.10.22
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TRACEY ULLMAN / BREAKAWAY '83 オリジナルは Irma Thomas '64 Jackie DeShannon作曲。オリジナルも悪くないんだけど、TRACEY ULLMAN版を聴き慣れた耳で聴くとどうにもタルく感じてしまう。原曲をグっとスピードアップさせている。これでも食らえ!とばかりにふんだんに挿入されるコーラス、全編に入る手拍子、急かしまくるドラムがなんとも華やかで楽しいムード、スピード感を作り出している。ヴォーカルも早口でテンションも異様に高い。83年ということで楽器がそれなりに電子的味付けがなされているが、手拍子やコーラスの生音がそれらを打ち消し電子的味付けを感じさせないのが良い。原曲と比べるといかにアレンジが素晴らしいのかが分かる。ベスト盤などで容易に聴ける。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(スピード感)ポップ偏差値合計10107109787573
2005.10.20
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PAULINE MURRAY / WHEN WILL WE LEARN '80 LP「PAULINE MURRAY」 元パンクバンド、PENETRATIONSのリードヴォーカルのポーリンマレーのソロアルバム。元パンクとは思えないほど軽快でポップで明るく弾けた曲。バックの音はカラっとしていて、エレピの音も心地良く、ちょっと小洒落た音作り。サビの盛り上がりはテンションがとても高く、息継ぎが間に合わずに歌うのに苦労している感じがするほどだ。彼女のこのアルバムにはこんな感じの曲が何曲かありオススメ。ジャンルとしてはNEW WAVEということになるのだろうか。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(サビの盛り上がり)ポップ偏差値合計810887877467
2005.10.18
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