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ギターポップ推薦曲(4) 【 おまけコーナー 】次のイギリス首相に最も近い男キア・スターマー氏はネオアコ好きでモリッシー・ヘア! 次のイギリス首相に最も近い男と言われる現イギリス労働党党首キア・スターマー氏(@Keir_Starmer)が最も好きな音楽アルバムは、なんとネオアコ最重要アルバムでもある「ORANGE JUICE (@EdwynCollins) / YOU CAN'T HIDE YOUR LOVE FOREVER」だというのだから驚きです。(元記事)調べてみると1962年生まれで現在61歳のキア・スターマー氏は大学時代にザ・スミスに熱中し、髪型はモリッシーの影響だそうな。スミスはメジャーなのでまだ分かるけど、ナイーブさ、弱弱しさ、青春時代のほろ苦さや甘酸っぱさを売りとしたオレンジジュースのファーストアルバムと大物政治家というのはギャップが大きすぎますよね。当ブログでも政治家ネタとしては「若き麻生首相の本棚の中身(漫画好きの麻生太郎 元総理大臣)」というのを記事にしましたけどネタの「濃密度」が違い過ぎ。何より、「YOU CAN'T HIDE YOUR LOVE FOREVER」はネオアコの最重要アルバムとして当ブログの象徴とも言えますし、個人的に生涯のベスト5に入るほど大好きなアルバムなので好感度爆上がりです(政治的な話は別として)。それは国内の多くのネオアコ好きな方々も同様なようで、だからこそ反響が大きかったのかなと。因みにこの事を知ったのは、私がフォローしている元英国タイムズ紙の主任ロック評論家Pete Paphides氏(以前、The Bluebells / I'm Falling (2021 Wall Of Sound Version)を彼の番組でオンエアして頂いた)のツイートにエドウィン・コリンズ氏が返信していたので、あれ?と気づいた次第です。エドウィンによると特にキア氏は「Falling and Laughing」がお気に入りのようですね。政治的な話は分からないけれど、彼の今後の活躍によりネオアコ界隈が脚光を浴び盛り上がるといいなと感じました。がんばれ!キア・スターマー!仲間だぜ!PS:元々はツイッターの方で短く書いただけなんですけど、(私にとっては)物凄く反響が大きかったので折角ですのでブログでも記事にしてみました。
2024.06.23
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】Jazzateers / Up To My Eyes '86「Blood Is Sweeter Than Honey」 AZTEC CAMERAやORANGE JUICEを見出した今や伝説的とさえ言えるスコットランドのポストカード・レコードでアルバム2枚分もの録音を残していたジャザティアーズ。Edwyn Collinsのプロデュースでも録音を残しましたが、不遇にもそれらが当時陽の目を見ることはありませんでした。うまく歯車が嚙み合っていればネオアコを代表するグループになっていたかも知れませんね。そんな彼らが1986年に残していながら長らく未発表だったアルバム「Blood Is Sweeter Than Honey」に収録されているのが本曲。(初出CDは「I Shot The President」で後に同名タイトルで再発された。)ちょっと地味で暗めだけどメロディはよく出来ていて特にサビのラインは魅力的。少し神経質っぽい感じのヴォーカルはネオアコ的で、それに加えて明るく快活で爽やかなコーラスが実に良いアクセントになっている。流石名門ポストカード出身だけのことはあるなと納得のいく出来ですね。ネオアコを代表するグループにはなれなかったけど、もっと評価されるべき素晴らしい曲だなと感じます。「YOU TUBE」で公式PVが見れます。
2024.04.28
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】Cleaners From Venus / A MERCURY GIRL '87 「Going To England」 1980年代に活躍したイギリスのギターポップ・ユニット、クリーナーズ・フロム・ヴィーナスの1987年のアルバム「Going To England」収録曲。元々は1986年のアルバム「LIVING WITH VICTORIA GREY」に収録されていたものだけれど、いまいちチープなアレンジだったからか翌年に作り直した感じですね。グループ名が「金星の掃除屋」で曲名が「水星の少女」ってことで何やら宇宙的ロマンを感じさせますが曲はシンプルで落ち着いた淡々としたバラード。派手さはないけどソロでも活躍したMartin Newellによるメロディは魅力的で秀逸です。そして何と言っても特筆すべきは間奏で聴けるピアノの綺麗な音色。甘く悲しげな美しい旋律を高らかに奏でます。ここの部分は少しウォール・オブ・サウンド的雰囲気があるので、本格的音壁として作り替えたらどうなるだろう?と思わず夢想してしまいますね。上品で知的で控えめな雰囲気ってことでセーラーマーキュリーのテーマソングとして推奨します。「YOU TUBE」で聴けます。ツイッター始めました(@zoukyeee)。
2024.02.12
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小沢健二/FLIPPER'S GUITARの元ネタリスト曲毎 【おまけコーナー】小山田圭吾くん お洒落でセレブな二歳児コメントは全く付かないけど当ブログの人気コンテンツである小山田圭吾氏の子供時代シリーズ第4弾。今回は二歳一か月の時のお母さんとのツーショット。ご自宅付近でピクニックバスケットを持ってこれからお出かけという風情。ボーダー柄のニットが後のフリッパーズギター時代のファッションを彷彿させるお洒落具合ですね。既にこの頃からお母さんによってファッションセンスが磨かれていた模様。白いブーツが何とも高価そうで将にセレブ親子という印象です。それにしても二歳児の小山田圭吾くんの何と可愛らしいこと。こちらのページの最下部で拡大版が見れます。私信:小山田くんは今でもネオアコを聴かれてますか?ブルーベルズの往年の名曲をウォール・オブ・サウンド化しましたので是非聴いてみてください → The Bluebells / I'm Falling (2021 Wall Of Sound Version)小山田圭吾くん 2歳 幼稚園児のCORNELIUS 僕のパパはマヒナスターズ マヒナスターズ三原さと志さんと赤ちゃん時代の小山田圭吾もうすぐ1歳の小山田圭吾くんとマヒナスターズ三原さと志夫妻フリッパーズギターの何が凄かったのか?→『ネオアコで世界一の楽曲を作った』ツイッター始めました(@zoukyeee)。
2023.12.25
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ウォール・オブ・サウンド 音壁の世界(1) ギターポップ推薦曲(1) THE WORLD OF "WALL OF SOUND"(1) 【 ポップ偏差値 77 】The Bluebells / I'm Falling (2021 Wall Of Sound Version)【Original】Composer / Hodgens-McCluskey Producer / Colin Fairley & Robert Andrews【2021 Wall Of Sound Version】Instrument, Arrange, Produce / @otokabe_masterネオアコファンにも人気のスコットランドのロックバンド、ブルーベルズのギターポップ名曲「I'm Falling」を2021年に新たにウォール・オブ・サウンド・バージョンとして作成したもの。ヴォーカルだけ抽出し新たなアレンジのもとサウンドは全て新規録音されたもので、所謂二次創作にあたる非公式・未公認の楽曲です。本作は@otokabe_master氏に作って頂いた「ウォール・オブ・サウンド・シリーズ」の2番目の作品となります。「YOU TUBE」で聴けます。(なお、説明欄では@otokabe_master氏に寄稿頂いた解説を読むことが出来ます。)また、こちらでも聴くことができます。以下、ネタバレを含みますので、まずは上記リンクよりお聴き頂くことを推奨致します。オリジナルはギターの刻みとピアノの軽やかな響きが心地よいネオアコ系バラード。恋人への後悔の念が痛々しくも、甘く悲しげなメロディが秀逸な人気曲です。泣きのギターも印象的ですが、個人的にはピアノの切なくも軽やかで感動的な響きにウォール・オブ・サウンド(音壁)的魅力を感じておりました。@otokabe_master氏に作って頂いた中島みゆき / 悪女 (2021 ウォール・オブ・サウンド・バージョン)の素晴らしさに感動し、同じくピアノを主軸としたこの曲の音壁版を是非聴いてみたいという思いから製作を依頼しました。オリジナルではギターの活躍度が高く、それはそれで非常に魅力的なのですが、音壁的にはギターはそれほど相性は良くないので必要最小限にとどめて頂き、代わりにピアノの軽やかな響きをメインとしたサウンドとなりました。他にもカスタネット、カバサ、鈴の音といった高音域の繊細な響きからベースやドラム、ティンパニなどの迫力のある重低音まで、まんべんなく配された様々な楽器が分厚い音壁となって迫るかなりオリジナルとは異なる内容です。特に力強くメインフレーズを奏でるピアノは、音壁の相乗効果でより劇的に変貌しただけでなく、他にも随所で様々な表情を見せ脇役的にも大活躍します。そして圧巻なのは、最初の間奏におけるピアノのメインフレーズをサポートするカスタネットの連打音。ここでの重厚な音壁、軽やかなピアノをバックにカスタが力強く鳴り響くことを夢に見なかったネオアコ系音壁者は私だけでしょうか。実に感動的な瞬間でこのバージョンの最大の聴きどころかと思います。後半でもこのコンボがエンディングまで展開されますが、史上最強クラスの良質な迫力ある音壁により、「I Should Have Known Better」と後悔の念を歌うリードの説得力が倍増したと感じますがいかがでしょう。なお、エンディング近くではカスタネットの鳴り方が変化しますので是非ご注目を。追記:本バージョンはbluebellsの公式サイトにおいて二度ご紹介頂きました。メンバーや多くのファンの方からも好意的なコメントを頂き感無量です。A great Japanese/Spector style re mix by @zoukySome Japanese producer has surprisingly given I'm Falling the "Wall of Sound " treatment. Sounds Grand.@otokabe_master氏による「史上最高のウォール・オブ・サウンド・シリーズ」は他にもとてつもない作品が複数あります。他にも音源の公開を予定していますので、どうぞお楽しみに。(ご参考)ポップ偏差値上限75とその限界を超える音楽世界初公開 ウォール・オブ・サウンドの継承と変貌の浪漫 Glen Campbell / I Love How You Love Me (2023 Wall Of Sound Extended Version)世界初公開 更に爽快な音壁ロング・バージョン! The Rubettes / Sugar Baby Love (2023 Wall Of Sound Extended Version)世界初公開 史上最高のウォール・オブ・サウンド Frankie Valli / Can't Take My Eyes off You (2022 Wall Of Sound Long Version)世界初公開! ビートルズをウォール・オブ・サウンドで The Beatles / No Reply (2024 Wall Of Sound Extended Version)史上最強のウォール・オブ・サウンド 中島みゆき / 悪女 (2021 ウォール・オブ・サウンド・バージョン)史上最高のウォール・オブ・サウンド 村田恵里 / オペラグラスの中でだけ (2022 ウォール・オブ・サウンド・ロング・バージョン)ツイッター始めました(@zoukyeee)。
2023.11.10
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】Brian / It Never Crossed Your Mind 「Understand」'92ダブリン生まれでロンドンで活動していたというブライアン。90年代に2枚のアルバムを残していて、これは彼の1stアルバム「Understand」収録曲。ブライアンというと日本人にも馴染みのあるありふれた名前だけど、Ken Sweeneyというシンガーソングライターのソロプロジェクトの模様。小山田圭吾のCORNELIUSみたいなもんですね。アコースティックギターに打ち込みドラムという質素な構成ながらも繊細ながらも煌びやかなアコギの音色が印象的。曲全体としては冷静で落ち着いた淡泊なものでサラレコードのような内省的な雰囲気が強く、そこに好感が持てます。メロディも派手さはないけれど良質でなかなか心に染み入ります。打ち込みドラムによりポップな仕上がりとなったけど、ドラムなしのより簡素な内容を聴いてみたいかも、とふと頭によぎりました。「YOU TUBE」で聴けます。ツイッター始めました(@zoukyeee)。
2023.10.16
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】THE SILENT LOVE / SARAH '00 「DECADE」収録Funny Little Dreamというデュオでも活躍しているインドネシアのジャカルタの歌手Ganesha Mahendra Nurdinのバンドが2000年に発表したアルバム「DECADE」収録曲。「YOU TUBE」での再生数もかなり少なく、個人的に一体どういう経緯でこんなマイナー曲を知ったのか全く覚えがないんだけど、なかなかの良曲です。ジャカルタといえば以前ジャカルタの煌めきギターポップ MONTE CARLO / I KNEW IT 「SUMMER IN VIENA」も取り上げてますが、密かにネオアコ/ギターポップ系の良質な発信地になっているのかも。「YOU TUBE」の説明文に「The Field Mice」にインスパイアされたとの記述があることから、曲名のサラという女性名もSarah Recordsから拝借したものなのかも知れませんね。そんな訳で曲も体温低い FIELD MICE / IF YOU NEED SOMEONE 「Where'd You Learn to Kiss That Way?」辺りを彷彿させるような繊細で思慮深さを感じさせる良質なギターポップ。悲しげで内省的な雰囲気のバラードだけどメロディラインは美しくヴォーカルも甘みがあって良い。バンド名にサイレントと入ってるけど全体に感じさせる出しゃばらず謙虚な雰囲気に好感が持てるのです。「YOU TUBE」で聴けます。
2023.07.31
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】ORANGE JUICE / CONSOLATION PRIZE '82 「YOU CAN'T HIDE YOUR LOVE FOREVER」史上初のネオアコ・アルバムであるORANGE JUICEの「YOU CAN'T HIDE YOUR LOVE FOREVER」は、当ブログでも既に何曲も取り上げている名盤中の名盤ですが、「FALLING AND LAUGHING」、「TENDER OBJECT」、「DYING DAY」といった傑作以外にも彼ららしい良曲はまだまだ有ります。残念賞というタイトルの本曲も彼らの持つ弱弱しさや痛みを感じさせる内容。明るめで和める雰囲気の曲調で上記3曲より痛みは大部和らいでいるけど本質は同じかと。サウンド的にはエンディングで突如アップテンポに攻めに転じる姿勢が素晴らしい。ここで「I'LL NEVER BE MAN ENOUGH FOR YOU」と繰り返しながら曲は終わるんだけど、何とも物悲しい彼ららしい表現だなと思いますね。因みに二匹のイルカが飛び跳ねる爽やかで瑞々しいジャケで有名なアルバムでもあるけど、ダブルジャケット盤の見開の小松崎茂氏による「イルカがせめてきたぞっ」の絵では その二匹が一転して攻めに転じており、イルカの持つ凶暴な一面が垣間見えて味わい深い。「YOU TUBE」で聴けます。
2023.05.08
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ギターポップ推薦曲(1) 【 ポップ偏差値 69 】フリッパーズギター / SENDING TO YOUR HEART '89 「海へ行くつもりじゃなかった」 FLIPPER'S GUITARの1STアルバム収録のネオアコ曲。1STは既に取り上げているボーイズ,トリコに火を放つ、すてきなジョイライド、やがて鐘が鳴るなど偏差値70級の超凄名曲が勢ぞろいしている個人的にポップス史上最高のアルバムだと思っていますが、この曲もそうした名曲群の一つ。基本は元気でスピード感のあるギターポップで、元ネタ的にやはりネオアコを代表する歴史的名曲究極の青春ポップ AZTEC CAMERA / PILLAR TO POSTの影響がかなり強い。いきなりテンションの高いサビから始まる箇所、ギターのカッティングなどなど。ネオアコ好きなら誰でも憧れるバンドでしょうから、フリッパーズギターがアズテックカメラに敬意を示し、そのオマージュを作成した気持ちは自分のことのように実感できます。特筆すべきはアズテックを完全に咀嚼、消化、吸収し完全に自分たちのネオアコとして完成度の高い魅力的な別曲として作り上げているところですね。小山田圭吾の可愛らしい声質、気恥ずかしくなるような青臭さ漂う、然しながら瑞々しいメロディなどなど。曲の最後では、やはりAZTEC CAMERAの「THE BOY WONDERS」ネタを披露しています。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ楽器瑞々しさボーナス(疾走感)ポップ偏差値合計897779710569「YOU TUBE」で聴けます。Live at 渋谷クアトロ 1990.01.16(希少なライブ映像)おまけ画像は、江口寿史氏による漫画。それぞれ、「THIS IS ROCK!!」、「犬の日記、くさいはなし、その他の短篇」に収録。
2023.02.27
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ギターポップ推薦曲(2) 【 ポップ偏差値 64 】TIM MCGRAW / JUST TO SEE YOU SMILE '97 CDS(CURB CUBC 27)1990年代から活躍しているアメリカのカントリー歌手ティム・マッグロウのシングル曲で、日本盤も出ている彼の4THアルバム「Everywhere」にも収録されている。ビルボードのカントリーチャートで6週連続1位など長くチャートインし、カントリーとして90年代最大級のヒット曲らしいです。曲はギターを中心としたサウンドと甘く秀逸なメロディが際立つ現代風カントリーということになりますが、ギターの洗練された音色やどこか郷愁を誘う高揚感のあるメロディ、スピード感のあるサウンドなどは1980年代に隆盛を極めたイギリス産ネオアコ/ギターポップを彷彿させるものがあります。ちとコブシ回し過ぎじゃない?って感じの唱法は如何にもカントリーという感じですが、ヴァイオリンの品の良い音色、煌びやかなギター、全体的に感じられる瑞々しくも爽やかで厚めのサウンド等は往年のネオアコファンも楽しめる内容なのではないかと。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディサウンド瑞々しさボーナス(ネオアコ風味)ポップ偏差値合計87877977464
2022.11.07
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】Fat Tulips / Clumsy 「Starfish」'9494年にVINYL JAPANからCDアルバムを発表しているイギリスの4人組グループの唯一のアルバム「Starfish」収録曲。女性リードのこの曲は往年のフレンズアゲインを思わせる煌びやかで賑やかなギターが特徴的。明るくスピード感のあるギターポップにのって女性ヴォーカルが淡白に歌いますが、サウンドの華やかさに比べてヴォーカルに華がなく表現力も乏しいのが惜しい。1分47秒と短いのもチト切ないね。「YOU TUBE」で聴けます。
2022.07.25
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】DREAM BOYS / BORN YESTERDAY '13 「DREAM BOYS」何故音源が自分の手元にあるのかよく分からないことがあるがこの曲もそんな内の一つ。検索してみるとどうやら最近のロサンゼルスのギターポップバンドらしい。2013年産ということで当ブログにしてはかなり目新しい音だけど、サウンド自体は古き良きネオアコの時代を感じさせてなかなか良い。特にギターの煌びやかな音色はFRIENDS AGAINを彷彿させます。メロディも曲を通して高水準で、タイトル部分の入るサビが特にいい感じ。ただヴォーカルがちょっと暗くいまいち魅力不足だったからなのか、本アルバム以降は作品を残せなかったのが残念。こうして時折80年代初期ネオアコの灯火がポツリポツリと現代に甦るのもまた一興ですね。「YOU TUBE」で聴けます。
2022.05.09
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】SISTER RAIN / BURT REYNOLDS (Serene RAIN 0001)'881980年代後半に自主製作っぽい2枚のシングルを残して消えてしまったマンチェスター出身のインディー・ギターポップ。マニアックなコンピ「The Sound Of Leamington Spa VOL.1」収録曲。シスター・レインがバンド名でバート・レイノルズが曲名なのでややこしい。バート・レイノルズは1960年代中期から1980年代まで活躍したアメリカの大物俳優だけど、何故曲のタイトルになっているのかは全く不明。そして曲も全くバート・レイノルズを彷彿させることのない如何にもイギリスのインディーなギターポップという感じなのですが。しっとりとした繊細な音色のギターで始まるウオーキング・テンポのこの曲はサビの込み上げるような甘く切ないメロディが特徴的。ヴォーカルの声質も若者っぽく瑞々しいのでサビが実に魅力的です。あまり似てないけど魅力度という点ではフリッパーズギター時代の小山田圭吾くんに近いかも。インストっぽいパートではスキャットなども入りネオアコ風に盛り上がります。残念ながら「YOU TUBE」などに音源はないようです。
2022.02.21
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】JOHNNY SAYS YEAH! / I WON'T LET YOU GO '871986年と87年にインディーのDay I Ate The World Recordsから2枚のシングルを残しているギターポップバンドのシングル曲。恐らくはバンド名を略したと思われるレコード番号(JSY)やチープなイラストなどから相当マイナーな存在だったと思われます。所謂自主製作ものですかねえ。曲はカントリー調のリズムが和めるギターポップ。メロディは少し哀し気だけど薄っすらと陽の光が射している温かい感じはあります。インディーということで、かなり手作り感というか素朴な雰囲気がありますが、そこがいい味になってる気がします。もう少し甘酸っぱさやヒリヒリ感、メロディのトキメキ感があれば良かったかな。「YOU TUBE」で聴けます。
2021.12.20
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ギターポップ推薦曲(4) 【 おまけコーナー 】アズテックカメラの元ネタは? AZTEC CAMERA / HIGH LAND, HARD RAIN ネオアコの大傑作アルバム「ORANGE JUICE / YOU CAN'T HIDE YOUR LOVE FOREVER」と並び評価の非常に高いアズテックカメラの1STアルバムはネオアコ開始の大号令でもあった訳で、それだけに如何にしてネオアコは始まったのか?という疑問を紐解く意味でも実に重要なアルバム。両アルバム収録のネオアコ良曲の元ネタは、フリッパーズギター元ネタのページを作っている私としては長年気になっていました。先日表題アルバムの日本盤にロディフレイムによる各曲の解説が掲載されているのを読んだので、ここではそれらの元ネタをご紹介。「OBLIVIOUS」:アレンジはちょっとラテンっぽい。ギターソロは「LOVE / ALONE AGAIN OR」(1970年)のトランペットソロにインスパイアされている、とのこと。「LOVE / ALONE AGAIN OR」(トランペットソロは1分48秒から2分12秒まで)聴いてみるとスペインのフラメンコのようなちょっと哀愁を帯びた暗めのメロディ。正直なところギターソロ部分との類似点は感じられなかったんだけど、曲全体で聴けるギターの感じは、なるほどこの曲辺りの影響が強かったのかなという印象。ただ、曲全体がラテンっぽいか?というとそんなことはないんじゃないのかなあ。「WALK OUT TO WINTER」:「DIANA ROSS / AIN'T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH」にかなりインスパイアされていたのが分かる、とのこと。「DIANA ROSS / AIN'T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH」うーん、全く分からん。サビのメロディですかね?Marvin Gaye & Tammi Terrell版の方なら少しはサビかな?と感じられるけど。曲全体がソウル/ディスコっぽいかというと全くそんな感じはないですしね。「PILLAT TO POST」:このアコースティック・ギターはスタックスの曲の一部かな、とのこと。スタックスはアメリカ南部のソウルのレーベルだけど、あまりにも漠然とした表現なので特定は難しそう。分かる方います?特に間奏のギターの元ネタは知りたいですね。こちらも曲全体がソウルっぽいかというと全くそんな感じはない。「RELEASE」:ウェス・モンゴメリーにインスパイアされた曲、とのこと。ある程度元ネタに言及されているのは上記のみ。どうも本人の言葉からは、パーフリのように明確な元ネタは分からなかった感じがします。個人的には「WALK OUT TO WINTER」や「PILLAT TO POST」の疾走感と瑞々しさ等の具体的な元ネタがあったら知りたかったのだけど、ちょっとしたヒントを大きく膨らませ、あくまでロディフレイム本人のオリジナリティに寄与するところが大きかったのかなという印象が残りました。何か元ネタに気づかれた方いましたら是非教えて下さい。
2021.09.27
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フリッパーズギターの何が凄かったのか?→『ネオアコで世界一の楽曲を作った』 2021年7月、オリンピックを契機にフリッパーズギターの元メンバーの小山田圭吾の過去の言動が大きな話題となっています。その炎上の影響からか当ブログでの特に彼の赤ちゃん時代の彼の写真を掲載した3つの記事に実に多くのアクセスを頂いています。それとネット上で「フリッパーズギターを知らない今の若い人は・・・」みたいな表現を散見したこともあり、折角の機会なので、フリッパーズギターの何が凄かったのか?を書いてみようと思います。一言で言うと『ネオアコというジャンルで世界一の楽曲を作った』となります。80年代初頭にイギリスを中心に所謂ネオ・アコースティック(略称:ネオアコ)というジャンルが生まれました。オレンジジュース、アズテックカメラ、ペイルファウンテンズが三大ネオアコグループです。特徴は、青春時代特有の甘酸っぱさ、瑞々しさ、痛みを感じさせる良質なメロディをギターポップサウンドにのせてスマートに爽やかにセンス良く展開していること。そして、彼らに強く影響を受け80年代後半に現れたフリッパーズギターは全曲英詩による1STアルバム「海へ行くつもりじゃなかった」において、ネオアコ三大グループをいきなり凌駕してしまった訳です。(当ブログのギターポップ推薦曲(1)においてネオアコ最重要曲を挙げていますので、是非聴き比べてみて下さい。)これは例えて言うのなら、日本のバンドが「ビートルズの抱きしめたい」、「ディープパープルのハイウエイスター」、「レッド・ツェッペリンの天国への階段」、「ピンクフロイドの狂気」を上回る楽曲を作ってしまったようなものなのです。もちろんあくまでもネオアコという限られたジャンルにおいての話ですが・・・。ネオアコというのは非常に感覚的な、聴く人を選ぶ音楽であるので「青春時代の甘酸っぱさ、瑞々しさ」などに感じる部分の無い音楽ファンの方の中には上記ページの楽曲を聴いてもピンと来ない人も多いと思われます。しかし、フリッパーズギターが1STアルバムにおいて、『ネオアコというジャンルで世界一の楽曲を作った』こと、そして熱狂的にそれら楽曲を支持しているネオアコファンが一定数存在することは知っておいて欲しいものですね。(渋谷系とかお洒落なバンドとか高学歴女子御用達バンドなどと取り上げられることが多い感じですが。)因みに、ネオアコグループはその特質上、その多くが加齢と共にその鮮度が落ちてしまうのですが、フリッパーズギターも例外ではなく、私が自信をもってお勧めできるのは、やはり1STアルバム「海へ行くつもりじゃなかった」収録曲がほとんどということになりますね。(個人的にもCORNELIUSの楽曲や小沢健二の最近のものは全く聴いていませんので。)尚、当ブログの性質上、小山田圭吾の炎上ネタ関連のコメントはご遠慮くださいますようお願い致します。小沢健二/FLIPPER'S GUITAR元ネタリストフリッパーズ・ギター/小沢健二 元ネタリスト曲別フリッパーズ・ギター/小沢健二 元ネタ推薦曲ギターポップ推薦曲(1) (2) (3) (4)ネオアココンピの世界ネオアコ/ギターポップ映像の世界
2021.07.19
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】Sweetest Ache / If I Could Shine (Sarah Records)'9090年代初頭の短い期間に活躍したウェールズのバンドのギターポップで、マイナーながらも良質な曲を連発したイギリスのサラレコードからのシングル曲。Sarah Recordsの音の大きな特徴の一つに品の良さと思慮深さを感じるのだけれどもこれはその好例の一つ。ゆったりとした曲調で和める雰囲気だけどノイジーなギターサウンドは聴く人を選んでしまうかも。そのギターにかき消さるかのようにヴォーカルは奥の方で控えめに歌うスタイルで、これは所謂シューゲイザーと呼ばれるサウンドの典型なのかも。ただメロディは極めて甘くなだらかで聴きやすい。恐らくノイジーなアレンジにしなくても名曲になり得たのではないかと推測。そういう別バージョンがあれば聴いてみたいですね。僅か数年の活動で幕をおろしてしまったバンドだけど、曲調と相まって切ない気持ちになってしまいます。「YOU TUBE」で聴けます。
2021.06.07
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】Faith Brothers / Fulham Court '8580年代中期にアルバム2枚を残したイギリスのネオアコ系グループの85年のシングル「A Stranger On Home Ground」のB面曲。「Fulham」というのはフルハム三浦のフルハムではなく「フラム」と読み、どうやらロンドンの同地区にある建造物か何かを指した歌のようです。曲はゆったりとした情緒的なバラード。バンド名からは彼らの忠誠的な人柄が伝わってきそうですが、そんな彼らの印象を彷彿させるかのような実直で誠実なイメージの曲。全体を通して甘いメロディラインは出来が良く、心が洗われる感じがありますね。一番の聴き所は間奏で聴けるピアノの軽やかで切ない響き。これ、もう少しウォール・オブ・サウンド風に仕上げてくれてたらどうだったろう?と夢想してしまいます。「YOU TUBE」で聴けます。
2021.04.11
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】FARMER'S BOYS / THE WAY YOU MADE ME CRY '83 「Get Out and Walk」81年前半に2枚のアルバムを残したギターポップ系バンドの1STアルバム「Get Out and Walk」収録曲。バンド名は農家の少年達という意味だろうか、イギリスのNorwichという市の出身のようなので田舎の素朴な雰囲気を出したかったのかも。曲はやはり泥臭くいまいち垢抜けないギターポップ。ちょっと痛みを感じさせるヴォーカルだけどメロディは明るめで牧歌的な感じ。テンポは速くて良いのだけれど、全体としていまいちキャッチーさに欠けるかな。聴き所は間奏のギターソロで初期ビートルズを彷彿させる感じが良い。ACT NATURALLY辺りを狙いましたかねー。同時期のアズテックカメラやフレンズアゲインのような洗練された煌きは感じさせないけれど古き良き時代のマージービートっぽくて思わずほっこりしてしまいます。「YOU TUBE」で聴けます。
2021.02.15
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ギターポップ推薦曲(2) 【 ポップ偏差値 68 】Harpers Bizarre / Mad '68「The Secret Life Of Harpers Bizarre」収録60年代後期に活躍したアメリカのソフトロック・バンドの1968年のアルバム「The Secret Life Of Harpers Bizarre」収録曲。当初よりどうも聞き覚えのある名前だなと思っていましたが、どうやらアメリカの伝統ある女性誌Harper's BAZAARをもじった名前みたいですね。曲は典型的なソフト・サウンディング・ロックという感じで柔らかなヴォーカルが特徴的。Aメロ、Bメロと繊細でセンチメンタルなメロディが秀逸ですが、更に輪をかけてセンチでキャッチーなサビが素晴らしい。品の良さと瑞々しさを保ちながらも痛みを感じさせる表現力豊かなメロディ含め、80年代ネオアコやフリッパーズギターへの影響を強く感じさせます。派手さはないものの効果的にホーンを配しストリングスを散りばめた上品で心地よいサウンドも素晴らしい。彼らの前身バンドThe Tikisによるバージョンと比較すると、サウンドアレンジの洗練された仕事ぶりに改めて気づかされます。なお、当然の帰結かのようにネオアコバンド、King of Luxembourgによるカバーがあります。ネオアコの源流を探る意味でも歴史的に非常に重要な曲とも言えるでしょう。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.12.28
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】小沢健二 / 強い気持ち・強い愛 '95 作曲筒美京平 編曲小沢健二/筒美京平 管弦編曲服部隆之 「小沢健二=筒美京平ソング・ブック」 元フリッパーズギターの小沢健二のソロシングルで「小沢健二=筒美京平ソング・ブック」収録曲。副題的にMetropolitan Love Affairと英訳が添えられている。歌謡曲の大御所筒美京平とのコラボということで当時は意外な組み合わせだなと思いながらも興味深く聴いた。曲は70年代フィラデルフィア・ソウル~80年代サルソウル辺りを継承したディスコ風ミュージック。筒美京平製作のヒット曲、平山三紀 / 熟れた果実辺りの雰囲気を加味し、より踊れて豪華なサウンドを意識した感じ。ひたすら高揚感のあるテンションの高いサビは筒美京平らしさの出たなかなかの出来だけど、ちょっと意識高い系な歌詞、曲の長さとあいまって聴いてて疲れる感じは有る。当然ですがネオアコ的な要素は全く無いですね。元ネタ的には、「LOLEATTA HOLLOWAY / DREAMIN'」、「MFSB / SEXY」、「GARY TOM'S EMPIRE / 7-6-5-4-3-2-1」などが挙げられます。先日筒美京平氏が亡くなられて、コラボした小沢健二氏本人がツイッターでこの曲と筒美京平氏との思い出を語っているんだけど、これがなかなか興味深い。なかでも以下の部分が印象的。・2曲あわせて3000万円以上を自費で払った・スタジオ時間は2曲で600時間・筒美京平がスタジオに来たのはそのうち1時間だけ・ガラージ/ディスコ調の曲をやろうとLOLEATTA HOLLOWAY、グレイスジョーンズ等を二人で聴いた・強い気持ち・強い愛はパラダイス・ガラージ(NYのクラブ)小沢くんが抜粋・引用をしないでくださいと言ってるので、下記から全文をお読みくださいね。https://twitter.com/iamOzawaKenji/status/1327820588539232259なお、『強い気持ち・強い愛 (1995 DAT Mix)』という新アレンジがアマゾンなどで配信されています。「YOU TUBE」で聴けます。テレビ・スタジオライブでも東京スカパラダイスオーケストラにストリングスを加えた豪華なバックで演奏しています。
2020.11.16
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ギターポップ推薦曲(3) Candlestick / Be My Babyおそらくは80年代から90年代に活躍したドイツのマイナーグループのギターポップ。ドイツのネオアコ系再発会社Firestation Recordsが出しているマニアックなバンドばかり集めたコンピシリーズ「Sound of Leamington Spa German Edition」(2019年発売)に収録されている。DISCOGSや中古売買に詳しいPopsikeで調べても掲載は皆無なので恐らく単体媒体での発売はされていないバンドの曲みたい。もちろん「YOU TUBE」にも音源は無い。曲はビートルズ直系のマージービートな香りの漂うギターポップ。シンプルでオールドスタイルな60'ロックという感じだけど、憂いを帯びた甘く感傷的なメロディはなかなかキャッチー。ここしかない!とばかりに要所に入るコーラスも魅力的。いかにもマイナーグループという風情だけど趣きがあっていいね!こういう埋もれたマイナー曲を届けてくれたFirestation Recordsに感謝。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(ビートルズ感)ポップ偏差値合計76777877561
2020.10.19
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】SWEETEST ACHE / CLIMBING '91 「JAGUAR」(SARAH 608)90年代初頭に活躍したウェールズのバンドがサラレーベルから出したアルバム「JAGUAR」収録曲。6分を超えるミディアムテンポの曲で、語りなども入る大作志向の曲。ちょっと暗めの曲だけどサウンドは明るく煌く王道ギターポップという感じ。神経質そうな憂いを帯びたヴォーカルがなかなかいい味を出していて、メロディの良さとも相まってなかなかの雰囲気。一体何を歌ってるのか不明だけど、特に後半のサビの繰り返しでの解脱したかのような吹っ切れた高揚感ある歌い回しは聴き所。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.08.24
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ギターポップ推薦曲(3) 【 ポップ偏差値 60 】BRIDESHEAD / Shampoo Bubble 「Some People Have All The Fun」'9898年から2015年にかけて3枚のアルバムを出しているドイツのグループの1STアルバム収録曲。ネオアコディスクガイドによると『ドイツを代表するバンド』らしいけど本当ですかね。曲はSARAHレーベル辺りの音に通じる成熟した大人の知的雰囲気を持ったギターポップ。ヴォーカルは一貫してトーンは低いけど、サウンド自体は明るく快活でスピード感有り。特筆すべきは煌びやかでいながら落ち着いた雰囲気を持つギターの音色。間奏のギターソロ含めてネオアコの持つ甘酸っぱい感覚が溢れ出ている感じ。派手さは無いけれど全体として上手くまとまって実にいいムード。「YOU TUBE」で聴けます。(再生数17回って・・・)明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(落ち着き)ポップ偏差値合計76776877560
2020.07.13
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】ACID HOUSE KINGS / 7 DAYS 「Sing Along With Acid House Kings」'051992年から活躍しているスウエーデンのポップグループの4枚目のアルバム収録曲。彼らには既に紹介済みのハリーラブな「KEEP YOUR LOVE」という名曲も有ります。曲は女性がリードヴォーカルを取るミディアムテンポの甘めのラブソング。聴き所はイントロやサビで聴けるウーウーコーラス。情感を込めて盛り上がる一瞬の甘いときめきはなかなかのもの。メロディの出来も良く、全体として感じられる青春時代の甘酸っぱい感覚は流石のセンス。「YOU TUBE」で聴けます。(PVも有るけどイメージダウンなので非推奨)
2020.05.18
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】Barbel / House By The Airport '89 「ONE HORSE PLANET」イギリスの女性一人を含むマイナーなバンドの89年のミニアルバム「ONE HORSE PLANET」収録曲。検索しても日本人の文章が全く出てこないんだけど「一匹の馬だけの惑星」という不思議な雰囲気のタイトルとジャケは好みのタイプ。曲は適度にスピード感のあるネオアコ系ギターポップ。元気なサウンドの割にヴォーカルは弱弱しく病んでいる感じにすら受け取れる。然しながら良く出来た憂いを帯びた思慮深そうなメロディにはマッチしてる感じでなかなか趣きがある。もっと明るく溌剌としたヴォーカルだとどうだっただろうとも思うけど。LEGGO DUBのOssie Hibbert / Bubble Up Styleの憂いを帯びた郷愁を誘う感じに雰囲気が似てますね。「YOU TUBE」で聴けます。視聴数108回って・・・。
2020.04.13
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】JIMMY JIMMY / I MET HER IN PARIS '85EPICが第二のWHAM!を狙って売り出したらしいけど残念ながらアルバム一枚で解散してしまった男性デュオのシングル曲。FLIPPER'S GUITARもラジオでオンエアしたらしい。曲は心温まるメロディが特徴的な80年代ポップ。サウンド的に際立った箇所は無いけれども、全体を通して聴ける完成度の高い情感深いメロディが素晴らしい。純朴な香り漂う曲調は多くの人が好感を持ちそう。終盤に入る高揚感のあるスキャットは如何にもパーフリが好きそうなネオアコ要素という感じ。「YOU TUBE」で聴けます。
2020.03.02
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ギターポップ推薦曲(2) 【 ポップ偏差値 64 】POVERTY STINKS / My Baby Fell In Love With A Motorbike '95 「POPSTASY」90年代に活躍したフィンランドのグループの95年のアルバム「POPSTASY」収録曲。個人的にはネオアコ本を追っていて最近知ったばかりなんだけど、日本盤が出るなど結構認知度は高いみたいです。曲は初期ビートルズを彷彿させるネオアコ系ポップ。キャッチーなメロディにスピード感のある展開がいい。そのメロディも青春時代の甘酸っぱさを感じさせる秀逸なもので、全体として漂う張り詰めた空気感はオレンジジュースの1STのA面の名曲群を思い起こさせる。「YOU TUBE」で聴けます。(これだけの名曲なのに視聴数33回って・・・。)明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(甘酸っぱさ)ポップ偏差値合計78787877564
2020.01.13
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ギターポップ推薦曲(3) 【 ポップ偏差値 62 】PALE FOUNTAINS / JUST A GIRL '82ネオアオ三銃士の一角ペイルファウンテンズの82年の2NDシングル曲。結局2枚のアルバムを残して解散してしまった彼らだが短い期間での活動ながら多くの良曲を残しましたね。快活で元気なサウンドではなく情緒的でメロディアスな楽曲は当時は個人的にはあまり好きではなかったけれど、高齢になったこの年頃に聞くと随分と心に沁みて改めて良いグループだったなとシミジミ思います。半ズボン姿の少年二人という今にして思えばショタコン心をくすぐるフェチ心満点なこのジャケットを、学生の頃に新宿のエディソン(レコード店)で初めて見た時の何とも言えない甘酸っぱい気持ちは今でもジャケを見るたびに思い起こさせられます。曲はゆったりとしたアコースティックな弾き語り。静かで内省的な雰囲気を漂わせてますが、甘く感傷的なメロディが素晴らしいですね。ナイーブな少年の気持ちについてでも歌っているのでしょうか、名曲「THANK YOU」と同様自分の中の甘酸っぱくほろ苦い少年時代を追体験できる感じ。「YOU TUBE」で聴けます。青臭い緊迫感が堪らない PALE FOUNTAINS / REACH 「Pacific Street」 甘酸っぱい青春を擬似体験 PALE FOUNTAINS / THANK YOU '82
2019.12.16
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】BLACK & WHITE LOVERS / PASSION OF MINE '84 ドイツのFirestation Recordsから出ているマイナーなギターポップを集めたコンピ「The Sound Of Leamington Spa Vol.8」収録曲。1980年代中期にマンチェスターで活躍していた6人編成のバンドみたい。DISCOGS見てもシングル1枚しかディスコグラフィが無いから数曲だけ残して解散しちゃった感じですかねえ。曲は甘いメロディをもつ一聴すると単調なバラード。ヴォーカルはなんか調子っぱずれだし歌唱も声質もいまいち。更に録音も生音の一発録音って感じでかなり素人臭い。しかしながらこの曲には一瞬の切れ味が!サビから入りAメロ、そしてサビに戻り転調した後のBメロには一瞬に凝縮された得も言われぬ甘美な箇所があります。1分8秒のあたりの「I DREAM・・・」と歌ったあとのバックの演奏がそれですが醸し出す甘いサウンドが素晴らしい。どうも背景など考慮すると偶然出来ちゃった感が強いですが、甘茶ソウル好きな方なら感じるところはあるのでは?しかし、この曲をブログで取り上げるのって世界中で私だけって気がしますね・・・。「YOU TUBE」で聴けます。ライブ映像もあり。
2019.11.04
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ギターポップ推薦曲(4) 【 もうすぐランクイン 】PHIL WILSON / EVEN NOW '87 12"「Waiting for a Change」収録ロンドンのJune Bridesというバンドでヴォーカルをやっていたフィル・ウイルソンがバンド解散後、ソロで発表した12インチシングル「Waiting for a Change」収録曲。1987年にCreation Recordsから出ています。全体としてエコーで靄がかかったかのような幻想的な雰囲気の曲。情緒的で切なげなメロディを甘く優しく歌い上げます。メロディの出来も良いけれど、コーラスやギターなどを幾重にも重ねたアレンジに妙味がありますね。ドラムもエコーを効かせてちょっとした音壁風味。「YOU TUBE」で聴けます。
2019.07.29
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ギターポップ推薦曲(3) 【 もうすぐランクイン 】BLUEBELLS / H.O.L.L.A.N.D. '84 「Singles Collection」収録 当ブログでは既に「CATH (REMIX)」、「I'M FALLING」、「WILL SHE ALWAYS BE WAITING」を取り上げているブルーベルズの84年の作品。シングル「I'M FALLING」のB面曲で編集CD「Singles Collection」に収録されています。明るく元気というタイプの曲ではなく、しっとりとしたスロウ。「H.O.L.L.A.N.D.」というのはオランダのことだけどイントロの笛っぽい音色なんかは如何にもスコットランドという趣き。全体として感じられる素朴で牧歌的な雰囲気が好印象で当初アルバムに収録されなかったB面曲としてはかなり出来が良い。バックの音が徐々に厚みを増していき終盤は情緒的なスキャットで盛大に盛り上がります。どうせならがっちりとウォール・オブ・サウンドに仕上げて欲しかったところかな。個人的にはイギリスの80年代ネオアコ5大グループの末席に位置づけている彼らですが、いい曲多いですねえ。この頃のネオアコは実に層が厚かったけど、こうした素朴で牧歌的な雰囲気のネオアコ系の曲って2000年代以降にはあまり無いんですかねえ・・・。「YOU TUBE」で聴けます。
2019.05.06
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ギターポップ推薦曲(3) 【 もうすぐランクイン 】MIGHTY MIGHTY / NIGHT AFTER NIGHT '87 「ONE WAY」 80年代後半に活躍したバーミンガムのインディーバンド「マイティ・マイティ」の12インチシングル「ONE WAY」収録曲。2000年に発売されたシングル編集盤の「A BAND FROM BIRMINGHAM」にも収録されています。曲はゆったりとした流れに淡い色彩を思わせるソフトな曲調のギターポップ。甘めのメロディをリードが優しく歌い上げ、リラックスした雰囲気を漂わせていますね。サウンドとしては全編を埋める何層もに塗られたシンセの幻想的響きが特徴的。特に後半になって登場するエレピのきれいな響きが素晴らしく一番の聴き所。後ろの方で暴れるドラムスとの絡みは、ちょっと音壁的かも。元気なポップという訳ではないけれど、全体的に流れる明るく肯定的な雰囲気に好感が持てます。「YOU TUBE」で聴けます。
2019.02.25
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ギターポップ推薦曲(3) 【 もうすぐランクイン 】BEAUTIFUL SOUTH / FROM UNDER THE COVERS '89 「Welcome To The Beautiful South」収録元HousemartinsのPaul Heatonが同バンド解散後に結成したロックバンド、ビューティフル・サウスの1stアルバム収録曲。同アルバム収録曲からは「OH BLACKPOOL」に続いて2曲目の紹介。「OH BLACKPOOL」と比べて大部暗い雰囲気の曲だけど、メロディの出来は良く心に沁みる。リードの声質は決して魅力的とは言えないが、こういった暗めの曲にはマッチしている気がします。ちょっとヒリヒリした傷みを感じるのも80年代ネオアコ的でいい感じ。「YOU TUBE」で聴けます。
2018.09.24
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ギターポップ推薦曲(3) 【 ポップ偏差値 60 】GIRLS AT OUR BEST! / PLEASURE '80 LP「PLEASURE」 可愛らしい女性リードのイギリスのニューウェイヴ系バンドの1980年の唯一のアルバムのタイトル曲。当ブログでも既に「CHINA BLUE」、「TOO BIG FOR YOUR BOOTS」、「FUN-CITY TEENAGERS」と同アルバムから3曲も取り上げているお馴染みのバンドですが、近年になってシングル曲などを収録したCDも発売されているようです。ポスト・パンクの女性リードのグループということで当時はSLITS,DELTA 5なんかと同列で好まれていた記憶がありますね、「楽器が下手な女の子でも音楽は出来る!」みたいな感じで。実際ちょっと素人っぽいけど勢いや熱気は感じさせるみたいな雰囲気はあるかも。アルバム収録曲は良曲が豊富でポップ好きには必須と言えるんだけど、曲名や歌詞などからも分かる通り全体を通して明るく肯定的な世界観に好感が持てますね。このタイトル曲も「喜び」ということでアルバム全体のカラーを表しているようなイメージがあります。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(肯定感)ポップ偏差値合計87776677560
2018.05.14
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ギターポップ推薦曲(3) 【 ポップ偏差値 62 】フリッパーズギター / 星の彼方へ BLUE SHININ' QUICK STAR '91 「ヘッド博士の世界塔」フリッパーズギターの3rdアルバム「ヘッド博士の世界塔」収録曲。1stでの1980年代英ネオアコ・リスペクトな名曲の数々はマニアを熱狂させ、その類稀な二人の才能と感性をまざまざと見せつけましたが、2nd、3rdの内容は1stと比べれば、そう驚く程のものでも無いかなという感じ。でもまあ、それはあくまで比較論で言うのであって、実際この曲なんか聞くと彼らの才能と感性はやっぱり素晴らしかったなと思う。「BURT BACHARACH / TRAINS AND BOATS AND PLANES」のメロディをヒントに「OCEAN COLOUR SCENE / YESTERDAY TODAY」、「STONE ROSES / ELEPHANT STONE」といった1990年代英ロック・リスペクトなアレンジの曲。「流線型、1000光年、星を目指そう」といった宇宙旅行を彷彿させる歌詞と相まって、出来上がった曲は壮大なスケールと夢、希望、新天地に向けたワクワク感などを感じさせる。更にスマートで洗練されたアレンジと小山田圭吾の抑制の効いたヴォーカルでもって実に洒落た感覚を醸し出している。実際にこの曲はこの頃の若者の人気番組「ねるとん紅鯨団」でスキーウェアのCM曲として効果的に使用されており、将に渋谷系を象徴するような曲だったと言えるんじゃないかな。「YOU TUBE」で聴けます。「ミズノ・スキーウェア KELVIN THERMOのCM」(3分30秒から) CMの映像も曲に合わせて宇宙旅行をイメージして作られていますので、パーフリファンは必見かも。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(スマート感)ポップ偏差値合計76767978562
2018.01.08
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ギターポップ推薦曲(3) 【 もうすぐランクイン 】BRAINPOOL / JUNK '04 「Junk - A Rock Opera」 スウエーデンのポップ/ロックバンドの2004年の5枚目のアルバム「Junk - A Rock Opera」収録曲。検索しても日本語のサイトはほとんど出てこないから日本での知名度はかなり低そう。ジョージハリスンの「My sweet Lord (She's so fine)」をカバーするなど、なかなかポップなセンスを有するグループのようです。曲はスタイルカウンシルとか佐野元春辺りを彷彿させる軽快なピアノが印象的なポップナンバー。歌詞に「スーパーマーケット」と出てくる所や全体的な曲調、リードの声質などから「CLASH / LOST IN THE SUPERMARKET」辺りにインスパイアされた曲なのかなと感じます。ちょっと甘く切な気なメロディは良質で、全体を通して響き渡るピアノとマッチしてなかなかの曲に仕上がっています。「YOU TUBE」でPVが見れます。
2017.10.30
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フリッパーズ・ギター/小沢健二 元ネタリスト曲別 小山田圭吾くん 2歳 幼稚園児のCORNELIUS 僕のパパはマヒナスターズアクセス数の割にコメントをほとんど頂けないのが当ブログの大きな特徴。一体どの記事が受けてどれが受けてないのかさっぱり分からなかったんだけど、最近になってこの楽天ブログでは記事毎のアクセス数が分かるようになりました。「アクセスレポート」という機能なんだけど、今では一日一回これを見てモチベーションを維持しています。当ブログは基本的に音楽の紹介をしているんだけど、アクセス数が多いのが音楽紹介記事ではないのが寂しいところ。その顕著な例が小山田圭吾くんのこの2つの記事。マヒナスターズ三原さと志さんと赤ちゃん時代の小山田圭吾もうすぐ1歳の小山田圭吾くんとマヒナスターズ三原さと志夫妻いつもアクセス有難う!ってことで感謝の気持ちを込めて今回はその第三弾。写真は2歳時の小山田圭吾くん。2歳というと幼稚園児ぐらいですか。赤ちゃん時代と比べて大部表情が出てきて可愛らしい。こうなると小沢健二くんの子供時代の写真も見てみたいですねえ。小山田圭吾くん お洒落でセレブな二歳児フリッパーズギターの何が凄かったのか?→『ネオアコで世界一の楽曲を作った』音楽家と犯罪
2017.08.28
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ギターポップ推薦曲(3) 【 ポップ偏差値 60 】ORANGE JUICE / WAN LIGHT '82 LP「YOU CAN'T HIDE YOUR LOVE FOREVER」 当ブログでは既に「TENDER OBJECT」、「FALLING AND LAUGHING」、「DYING DAY」の3曲を取り上げているネオアコ最重要アルバムであるORANGE JUICEの1STアルバム「YOU CAN'T HIDE YOUR LOVE FOREVER」収録曲。既出の3曲は全てヴォーカルのEDWYN COLLINSの作品だけど、この「WAN LIGHT」や「THREE CHEERS FOR OUR SIDE」などギターのJAMES KIRKによる作品も少し違った魅力があります。ヴォーカルもジェイムズ自身がとっていて、そのヘタウマ的ヴォーカルに味がある。ちょっとお道化た感じのメロディの明るい曲調は、既出のエドウィン節全開の痛い3曲を中和している感じ。とはいえ終盤ではお馴染みの痛いエドウィン節が展開され、オレジューらしさを垣間見せているけれどもね。1STを最後にオレジューを脱退してしまったジェイムズ君は後にMEMPHISというグループを結成。そこで残した85年のシングル曲「YOU SUPPLY THE ROSES」、「Apres Ski」は共に彼らしい脱力・和み系の魅力が伝わる良曲なので是非聴いてみてください。しかし、このメンフィスという地名だけのグループ名といい水牛一匹だけが写ったジャケといい、ジェイムズ君って何とも不思議ちゃんな人だったよね。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(脱力感)ポップ偏差値合計86666878560
2017.07.31
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ギターポップ推薦曲(3) 【 もうすぐランクイン 】ORCHIDS / IT'S ONLY OBVIOUS '89 「Lyceum (Sarah 401)」収録学生時代にORANGE JUICE,AZTEC CAMERAなどのネオアコものに熱中したものの、すぐにレゲエなど他ジャンルへと興味が移ってしまい、突如出現したパーフリに驚かされたけれども、イギリスのネオアコシーンとは完全におさらば状態となってしまっていました。90年代のネオアコシーンについては当ブログを始めるにあたって後追いで学習した程度なのでまだまだ不勉強なところもあるんだけど、このORCHIDSの所属していた「Sarah」レーベルというのは、80年代前半のPOSTCARDレーベルの再来かそれ以上といった感じに良質で才能あるバンドが集まっていて驚かされました。これはその出現から是非リアルタイムで体験してみたかったかも。「蘭」という花の名前をとったこのグループの89年のアルバム「Lyceum」収録のこの曲は、80年代初期の若さ爆発といったネオアコ群とは一線を画し若者バンドとしてはずいぶん大人の雰囲気を感じさせる。特にイントロから聞こえてくるギターの甘く、思慮深さを感じさせるフレーズや内省的雰囲気を醸す優しげなボーカルは、気持ちを駆り立てるというよりはむしろ落ち着かせてくれる。こういうのを聞くと個々のグループというよりはネオアコという大きな共同体それ自体の成長を感じさせてくれます。「YOU TUBE」で聴けます。
2017.06.05
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ギターポップ推薦曲(3) 【 もうすぐランクイン 】Peter Astor & The Holy Road / Almost Fallig In Love '92 「Paradise」 1980年代にLoft、Weather Prophetsなどを率いた名ソングライター、ピーター・アスターの92年のシングル曲でアルバム「Paradise」にも収録されています。当ブログでは既に「WEATHER PROPHETS / WHY DOES THE RAIN」を紹介済み。シンプルながら透明感のあるアコースティックなギターを中心としたサウンドをバックによく出来たメロディが特徴的。明るく元気というタイプの曲ではないけれど甘く優しいメロディに思慮深そうな大人びた唱法が魅力的。個人的に80年代後半以降は全くギターポップを聴いていなかったので完全に後追いなんですが、リアルタイムで追ってたら楽しかっただろうなあ。「YOU TUBE」で聴けます。
2017.03.27
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ギターポップ推薦曲(3) 【 ポップ偏差値 60 】LILAC TIME / RETURN TO YESTERDAY '88 イギリスのネオアコ・グループ、ライラック・タイムの88年のシングル曲。当ブログでは既に「フリッパーズギター / ラブアンドドリームふたたび」の元ネタの「THE GIRL WHO WAVES AT TRAINS」、と透明感と緊迫感のあるTOGETHERを取り上げています。個人的には完全に後追いな彼らだけど、才能のある良いグループですねえ。曲はヴォーカル、コーラスこそ淡々としたものだけど、曲調としては明るめのカントリー。スピード感のあるアコースティックでちょっとお道化た風なサウンドが魅力的。(こういう明るくキャッチーなカントリーって探してもなかなか見つからないんですよねえ。)ちょっと内省的なメロディに、ヴォーカルも陽性ではないので曲調に完全に合っているとは言い難いけど、この辺がイギリス風味付けの魅力って感じでしょうか。「YOU TUBE」で聴けます。「BBC Sessions版」もどうぞ。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(カントリー)ポップ偏差値合計76777777560
2017.01.08
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ギターポップ推薦曲(2) 【 ポップ偏差値 65 】ORANGE JUICE / POOR OLD SOUL '81 (PART1&2)当ブログではすっかりお馴染みのオレンジジュース。傑作だった1STアルバム以前にスコットランドのネオアコ重要レーベルのポストカードに残したシングル曲。(ポストカードには「AZTEC CAMERA / JUST LIKE GOLD」なんかもあった訳で、今にして思えば伝説のレーベルって感じがしますねえ。)曲は1ST名曲3部作の痛々しさを感じさせない、良い意味で軽やかなネオアコポップ。スピードのあるリズムに生き生きとしたドラムなどの溌剌としたサウンドが瑞々しい。曲はA&B面でPART.1&2に分かれていて、終盤のピアノの連打のテンパイ感が良いPART.1、「細川たかし / 北酒場」似のイントロに終盤のコーラスの盛り上がりが良いPART.2と甲乙付け難い出来。世紀の名盤製作前夜のダイヤの原石のような粗削りさと輝きを感じさせます。「YOU TUBE」でPART.1のみが聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(粗削り)ポップ偏差値合計77777778565
2016.09.11
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ギターポップ推薦曲(3) 【 もうすぐランクイン 】MASHMALLOW KISSES / EVERYONE ELSE IS AHEAD, FAR AHEAD '04 「I Wonder Why My Favorite Boy Leaves Me an Ep」香港出身のネオアコ系男女デュオのCD「I Wonder Why My Favorite Boy Leaves Me an Ep」収録曲。男女共に淡く優しいウイスパリング・スタイルで歌う楽曲で、いわゆる渋谷系って感じ?ハモったり、交互に歌ったりと淡白な中にも情報量の詰まった聴き応えのあるヴォーカルワーク。特に女性の可愛らしい声質がイイね。メロディは少し物悲しげだけど品の良さと質の高さを感じさせます。どちらかというと質素で派手さの無いサウンドですが、途中に入るオルガン風の間奏のフレーズが心に沁みて魅力的。「YOU TUBE」で聴けます。
2016.07.24
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ギターポップ推薦曲(3) 【 ポップ偏差値 60 】MONTE CARLO / I KNEW IT 「SUMMER IN VIENA」 '03? インドネシアのジャカルタ出身のインディ・グループのシングルCD「SUMMER IN VIENA」収録曲。2003年に日本からでたコンピCD「POP SHOWER / MARMALADE RECORDS COMPILATION」にも収録されています。曲はキラキラと輝くギターの音色が特徴的なギターポップ。メロディ自体は明るくポップというほどではないけれど爽やかで好印象。ヴォーカルとコーラスも淡白で控えめな感じが少し物足りなさを感じるけど、だからこそ煌びやかなギターサウンドが映えたのかも。最後になって手拍子が入るんだけど、全編に導入してたらどうなっていたんだろう?「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(煌きギター)ポップ偏差値合計76776787560
2016.05.15
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ギターポップ推薦曲(2) 【 ポップ偏差値 64 】HEARTBREAKS / DELAY, DELAY '12イギリスのインディー・ロックバンドの2012年のシングル曲。当ブログではお馴染みのEdwyn Collinsとも共演しています。彼らがイギリスのロック界で一体どのぐらい位置にいて、この曲がどのぐらい売れたのか全く分からないけどメジャー級かつキャッチーな仕上がりだと思う。曲はサビが大いに盛り上がるギターポップ/ロック。リードの歌は低域から始まるけど、すぐにハイトーンに展開する。(このあたりの自在性は聴きどころの一つ。)低域の歌声も太く魅力的ですが、何よりこの憂いを帯びたハイトーン・ヴォイスが実に魅力的ですね。常に高位置で展開するメロディ・ラインも個人的に好み。イギリスの若いバンドらしい曲全体に漂う新鮮さと溌剌さが素晴らしい曲です。「YOU TUBE」でPVが見れます。洗練された曲のイメージとは違って、ちょっと田舎臭い若者たちって感じでした(笑)。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(リードの声質)ポップ偏差値合計78877778564
2016.03.13
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ギターポップ推薦曲(3) 【 ポップ偏差値 61 】OUCH / I NEED YOU MORE '92イギリスのギターポップ・バンドの92年のシングル曲。日本盤が出ているどころか来日までしているようですね。曲は明るく溌剌とした元気な曲で初期ビートルズを彷彿させるもの。まあ、ズバリその辺を狙った曲という感じでしょうね。溌剌とした陽性なヴォーカルを前面に押し出し、メロディもキャッチー。爽やかで高揚感のあるコーラスに臨場感と親しみのわく手拍子入り。ギターのちょっとしたフレーズなんかも60年代初期のビートルズっぽいね。全体としても、とても良くまとまっているんだけど、こういうのって有りそうでなかなか無い。シンプルゆえに誤魔化しが効かないから狙って作るのもなかなか難しいんでしょうねえ。キャッチーさゆえに飽きやすいのが玉に瑕かな。「YOU TUBE」でPVが見れます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(ビートルズ風)ポップ偏差値合計87776777561
2016.02.19
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ギターポップ推薦曲(3) 【 ポップ偏差値 60 】LIGHTNING SEEDS / PURE (EXTENDED) '89イギリスのロック・バンド「ライトニング・シーズ」の89年のデビューシングル。サウンドの中心となっているのはギターというよりもキーボードの淡白ながらも優しいフレーズのリフレインで、これが曲の印象を思慮深い、落ち着いたものとしている。レゲエにおいてキーボードは打楽器のように機能していることが多々あるが、ある意味この曲においても同様。後半登場するギターの甘く優しいフレーズもイイ。全編を通してトーンの低いヴォーカルも、それゆえ品の良さを感じさせますね。派手さはないけど、それらがうまくまとまって素晴らしい音世界が展開されています。「YOU TUBE」で聴けます。ライブ映像はこちらで。
2015.12.18
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ギターポップ推薦曲(2) 【 ポップ偏差値 63 】HORMONES / DIG LIKE MERRY HELL '98「WHERE OLD GHOSTS MEET」「ワールド・フェイマス・ギター・ポップ」P.147掲載。ホルモンズという一風変わった名前だけど、音は直球のネオアコ系ギターポップという感じ。疾走感あるリズムに溌剌としたギターサウンド。随所で畳みかけるドラムも勢いを感じさせる。ちょっと甘く切ない情緒的なメロディは日本人好みかも。歌詞に「チャーチ・ベル」と出てくる所なんかは個人的にもツボ。それとギターと共にバンジョーを使いサウンドに厚みを加え、更に牧歌的雰囲気を醸し出している。おまけに後半ではバグパイプも登場し、スコットランド辺りの田舎の純朴さや土臭さを感じさせてイイ。逆に言えばいまいち垢抜けないんだけどね。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(バンジョー)ポップ偏差値合計88787777463
2015.10.31
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ギターポップ推薦曲(3) 【 ポップ偏差値 61 】Papa Topo / Lo Que Me Gusta Del Verano Es Poder Tomar Helado '10「Oso Panda」スペインの男女デュオが2010年に出したシングル「Oso Panda」のカップリング曲で、初期フリッパーズギターを彷彿させる渋谷系ネオアコ・ポップ。つまり、お洒落で洗練されていて、可愛らしく、愛嬌もあり、明るくポップな内容というところ。ギターポップという訳ではないけれど、彼らが影響を受けたグループとして、THE FIELD MICEとかANOTHER SUNNY DAYとかそれ系の名前を見ることが出来、そうしたエッセンスも感じられます。更にスペインというロケイションからかカラッとした爽やかさと乾燥感、清涼感をも感じさせるところがいいですね。またリードの女性の可愛らしい歌声に男性ヴォーカルがほとんど交わることなく延々違う歌詞を歌っていくスタイルが面白く、曲をより魅力的なものにしています。「YOU TUBE」でPVが見れます。カラフルな色彩に富んだ楽しそうな雰囲気がイイね。カップリング曲の方ではパンダのかぶりものが見られたりと、やはりパーフリのセンスと通じるものを感じさせるんだよな。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(ポップ感)ポップ偏差値合計87766778561
2015.10.06
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