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☆映画館で観た映画の覚書です。こんなご時世で映画館に足を運ぶことも少なくなって昨年は『こんなに映画を観なかったことは大人になってからの記憶にはない』とか言っていたんだけど、残念ながら今年も同じになっちゃいました。★昨年の記事はこちら→【2020年に映画館で観た映画】☆とりあえず予告編の動画を貼ってみます。私的にはどれも面白かったです。現在は上映していないものが多いのでレンタルの参考にでも。【007/ノー・タイム・トゥ・ダイ】★2021/10/01 164分☆10/7に観ました。テネットを観たのが昨年の10/17だったから約1年ぶり。この夏なんか自粛してほとんど家にいたしね。まあ観たい映画も公開されてなかったから仕方ないけど。で、それぞれ公開日と上映時間を載せています。なぜかどれも長~いの。特に164分はかなりだな。☆と思ったけど実際に観てみると、そんなに長くは感じませんでした。特に前半かな。ネタバレはしないけど最後のほうはちと飽きたw 感想は...う~ん、ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド最終作で有終の美を飾ったと理解すれば納得できるかな。結末も家族観いっぱいの設定も私は『こんなのジェームズ・ボンドじゃないよ~』と思ったけどね。☆マドレーヌ(レア・セドゥ)はボンドガール(ウーマン)というより娘とか姪っ子みたいな感じがした。ダニエル・クレイグは渋くてカッコいいけど、さすがに50歳過ぎてるしなあ。あ、批判はこのくらいにしておこうw アクションシーンも楽しかったし脇役もいい感じの人が多かったと思う。個人的にはキューバの新米エージェントのパロマ(アナ・デ・アルマス)がとてもきれいでよかったと思う。【DUNE デューン 砂の惑星】★2021/10/15 155分☆10/21に観ました。サービスデイと休日の関係で木曜日に観ることが多いです。それと上映開始2週目以降は一日の上映回数が減ったりして時間が合わなくなったりするので、なるべく早めに観るようにしています。これも長い作品だったけど映像はきれいでスケールが大きくて、そんなに長くは感じなかったかな。ちょっと途中眠くなったけどw☆この作品はちょっと注意。2部作の1作目なので知らないで観ると何コレ? 状態になります。話はあまり進まず中途半端な終わり方なので酷評する人もいるかもね。でも1作目を観ておかないと2作目は全然わからなくなるだろうし...ちなみに2作目は2023年10月公開だとか。3部作になるかもとかいう話もある。ストーリー忘れてしまいそうだな。☆実は私はかなり前に原作を読んでいて内容はわかっていて、本の中に昔の映画の画像も載っていたので見ていたけど、今回の主役ポール(原作はポウル)のティモシー・シャラメは細くて弱そうだけど、かなりイケメン。ちょっと意味のないアップのシーンが多い気もするけど、まあ許せる範囲かな。インターステラーに出ていたらしいけど記憶にない。主人公の息子の若いころの役らしい。☆元がかなり昔の話だから戦闘シーンとかツッコミどころはけっこうあるけど、まあ突っ込まないでおこう。007は恋人が親子に見えるみたいなこと言ったけど、こっちは親子に見えない方。主人公ポールは何歳の設定なのかよくわからないんだけど、母親(レベッカ・ファーガソン)は若過ぎじゃね? 公爵夫人ではなくて妾妃なんだけど魅力的な女性です。ポールと一緒にいると親子っぽくないw☆とりあえず序章って感じだったので、次作を楽しみ待ちたいと思います。原作を読んだ時も巻末の帝国用語解説を時々見ながらでないと内容の理解が難しかったので、まったく初めての方はわけわかんない場面もあるかも。次作はもう少しわかりやすくなっているといいな。【エターナルズ】★2021/11/05 156分☆ここからは簡単にw 動画貼りなおしたんですけど生きてなかったらゴメンナサイ。11/11に観ました。これも長い。エンドゲームの時は「分けてくれ~」と思ったけど、それほどではないかな。楽しかったです。☆アメコミ好き、アベンジャーズ好き、マーベル好きなのでヒーローには突っ込みませんけど、いっぱい出てきた割には魅力的な人はいない気もするし、思ったより簡単に死んじゃったりで、結局『愛』ですか? みたいな...ストーリー的にはあまり好きではないかも。☆それでも映像は楽しめたし、いろいろ伏線も張ってるし、序章ってことで次を楽しみに待ちま~す。【マトリックス レザレクションズ】★2021/12/17 148分☆12/23に観ました。上映中だし評価も分かれる作品かなと思うから感想は遠慮しとこうかなw 私はマトリックスはそんなに好きでもないけど、とりあえず全作観てます。もう終わりだと思っていたから18年ぶりの新作にはビックリ。私の行く映画館はいつもガラガラだけど、けっこう観てる人いましたよ。最近では一番混んでたかも。って10人くらいだけどw☆で、感想は、ハイ、懐かしかったです。途中ちょっと寝そうになりました。ネオも年とったけど、まあ人のことは言えないか私もw エンディングでわけわかんないギャグみたいなのあったけどまた作るのかなぁ? 以上ですw★今年の映画鑑賞は終了。来年は12/24から上映の『キングスマン:ファースト・エージェント』か1/7からの『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』から観る予定です。来年はいっぱい映画が観れるといいな。
2021.12.25
☆【ふくしま花フォトコンテスト2021冬】に参加しました。コンテストの写真などを自身のSNSに投稿OKということなので私の応募写真をアップします。☆テーマは【アフタヌーンティー】でした。アレンジ用の花一式とお菓子は無料でもらえました。写真を撮って送ろうと思ったら猫がウロウロしていたので参加させちゃいました。ブログ初登場かな。3年ほど前にうちの子になった男の子です。名前は『うす』といいます。☆こちらは花屋さんが作ったアレンジ。お花とクッキーをもらえただけでも嬉しかったんだけど、コンテストで努力賞をいただいて素敵なアレンジももらいました。太っ腹な企画だわ。またあったら参加しようっと。☆写真はキラキラ加工してあります。おかげさまで家の中は花いっぱいで明るくてあったかな感じです。が、外は今日はめっちゃ寒かったです。☆この冬はじめて雪が少し積もりました。
2021.12.18
☆(別館のブログネタです) 明るい曲が好きだからコレかな。☆クリスマスと言っても特別な予定はないんだけどね。家で飲んだり食べたりして家族と過ごせるだけで、まあいいかな。 ★写真は横浜山手西洋館でかなり前に撮ったものです。
2021.12.14
☆奥穂高岳から西穂高岳へ。今はもう海ばかりで山には長く行ってないので、かなり昔の写真です。 ☆いずれの写真も左下に小さく映っているのが私です。後方からカメラマンさんが撮影していて某山雑誌に載ったものの一部です。 ☆久しぶりに写真で見たら結構スゴイところだね。もう一度行くのはちょっと無理だなw ★旅行ができるようになるのは、まだまだ先みたいなので写真の整理とかしています。時々アップするのでお時間ありましたら見てくださいませ。
2021.12.02
☆2021/11/20撮影。モミジとイチョウ。
2021.11.25
【吾妻山初冠雪 (福島県福島市) 2021/10/18】☆2021/10/21撮影
2021.10.31
☆2021/09/21撮影☆写真はあまりきれいじゃないけど、今夜はよく晴れていてお月さまも星もきれいです。
2021.09.21
☆米裁判所に連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請 ☆マニラ、セブ、ボラカイ、エルニド、ボホール...私はフィリピン航空を利用することは多い方だと思う。マイレージクラブも入っているし少し前までは案内のメールもけっこう来ていました。マイルは貯めっぱなしで特典旅行はまだ一度も使ってなかったなあ。残念。運航は継続するらしいけど... ☆また海外に行けるようになった時に、離島のホテルは存続しているかなあとか心配していたけど、飛行機の心配もしなくちゃだね。トホホ(/_;)
2021.09.06
☆まだ咲いていました。庭のクチナシ(梔子)の花。☆夏の間、庭中にいい香りを漂わせていたクチナシの花。まだ数個さいていました。長く楽しめるんだけど、咲いたそばから花びらは黄色くなるし、むしが結構付くので、あまり写真を撮ったことはなかったです。ちなみにコレは八重咲きなので実はならないです。☆9月に入って涼しいというか肌寒いくらいの日が続いています。10月みたいだね。長袖着てます。
2021.09.04
☆庭の夏の花たちも終わりかな。ひと月に一度だけ適当な写真で更新するブログみたいになってしまったなあw とりあえず玄関の8月の花。☆8月のお出かけは、買い物と墓参りと図書館と病院(ワクチン)だけでした。こちら『まん延なんたら~』の地域なのでジム通いも自粛中。オンラインでヨガとかやってます。外食は1年以上していないなあ。☆家にいてもいろいろやる事はあるもので、猫もいるし退屈もあまりしないかな。コロナ太りとか言いわけするのは好きではないので、体重2キロほど減らしてみました。だから何だって話ですがw まあ夏バテもせず元気に暮らしております。☆まだ旅行に行けるまでは長くかかりそうなので写真の整理でも始めようかな。更新はどうかな。したときは見てやってくださいませ。
2021.08.30
☆2021/06/10撮影
2021.07.31
☆2021/04/01 福島市内の公園で撮影☆今年のソメイヨシノの開花は3/25で満開が3/29。平年より半月ほど早かったです。☆ちょうど満開になったタイミングで黄砂飛びまくりの日が続き、久しぶりの青空で写真を撮ろうと思ったら、枝垂れ桜が咲き始めていてソメイヨシノは少し見頃を過ぎた感じになっちゃいました。☆てか、ブログにアップしたのが、めっちゃ季節外れだね。昨日は朝から雨で庭仕事もできなくて、何となく空を見ていたら、そういえば青空の下で撮った桜の写真があったっけ、と思い出したので載せてみました。
2021.06.30
☆2021/04/01撮影
2021.05.23
☆5月になりましたが、4月の玄関の花。ちょっとキラキラ加工してみました。 ☆と、花は記事の内容とは関係なくて今日は『キリ番』の話。この総アクセス数の表示ってスマホだと見れないし本人以外はあまり気にする人もいない感じだけど、ちょうどの画像がとれたので記録として残すことにします。 ☆『1100万アクセス』 2021/03/12 0:10頃☆3月11日に記事を書けるかなと思っていたら日付が変わってしまいました。ちなみに10年前の3/16に『11万アクセス』達成の記事をアップしていて、3/19が『111111』でした。 ☆『11111111』 2021/04/26 3:55頃☆夜中にトイレに起きてふと見たら1が並んでいて大慌てw 上手く画像保存ができてよかったです。次は1200万と12345678かな。海外旅行に次に行けるのはいつかわからないけど、まだアップしていない南の島の写真もあるし、とりあえず、ちまちまブログは続けていきたいと思います。気が向いた時にでものぞいていただけたら嬉しいです。
2021.05.02
進撃の巨人 The Final Season あらすじ ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」・各話タイトルクリックで、あらすじ記事にリンクしています ☆「第60話 海の向こう側」 ☆「第61話 闇夜の列車」 ☆「第62話 希望の扉」 ☆「第63話 手から手へ」 ☆「第64話 宣戦布告」 ☆「第65話 戦鎚の巨人」 ☆「第66話 強襲」 ☆「第67話 凶弾」 ☆「第68話 義勇兵」 ☆「第69話 正論」 ☆「第70話 偽り者」 ☆「第71話 導く者」 ☆「第72話 森の子ら」 ☆「第73話 暴悪」 ☆「74話 唯一の救い」 ☆「75話 天地」
2021.04.03
進撃の巨人 #75 天地☆前のお話は → 「第60話~第74話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」ジークの拘留地へ向かうフロックたちとハンジは爆破音を聞いた。 ハンジ (雷槍だ...一体何が...)フロック「音の方向に何かあるはずだ」「静か...だな...」「死ぬ...か...」体が半分になって上半身だけのジーク。巨人が一体ジークのそばに来ると自分の腹を裂いて中にジークを埋め込む。「またすぐに我々と食卓を囲む日が来る。私の言った通りになりましたね。ピクシス司令。迅速な対応に感謝致します。全兵団に一切の抵抗を禁じ、我々の要求通り、ここシガンシナ区に兵士を終結くださるとは」「脊髄液を盛られたのであれば残された手はあるまい。いつ巨人にされるやも知れんのだ。人払い済みのここ(シガンシナ区)以外に我々を収容できる場はなかろう...何より幾人もの仲間に背中から銃口を向けられては為す術はない」「...どうやら...より早く寝返るほど、より良き立場につけるらしいの。誇らしげに巻きつけておられる白い布はイェーガー派だと顕示する勲章じゃな。ならば赤い布は脊髄液入りのワインを服用したと知らされ服従を強いられた者か...そして、まんまとワインを飲み何も知らされなかった大半のマヌケは黒い布が目印とな」「マーレとやり方が似ておるのぉ...おぬしらの生まれ故郷もこのようにして支配されたのではないか?」「...敵から学ぶことは多い」「敵の増やし方も学んだようじゃのぉ」「味方になることを拒んだのは、あなた方ではございませんでしたか?」「果たして、端から毒を盛ったワインを振る舞う客人を信用しなかった我々は賢明であったのやら愚かであったのやら...」「あなた方は愚かにも賢明でした。最初から私たちとジークをただ信じていれば、とうに世界は救われていたというのに...」「ん? 世界が救われると申したのか? これよりジークとエレンは接触し小規模の『地鳴らし』を発動させ世界の国々に今後50年、島には手出しできぬと思い知らせることが計画のはず。救われるのはこの島だけではないのか?」「イェレナ?」「すべてが遅い。ジークは十分あなた達を待った。その慈悲に対しあなた達は寝首を搔こうと応じた。ジークは世界を救う神でありますので罰が下ることでしょう」「お茶、飲むかね?」「どうも...」「それで...俺たちはここで事の成り行きを見てるだけか?...アルミン、巨人の力でここから出ることはできるか?」「できない。この街を吹き飛ばすことしか。超大型巨人はそんな器用なことはできない。エレンのようには...」「で...お前は何でエレンにタコ殴りにされたんだ? そろそろ話してもいいだろ」「ミカサを言葉で傷つけたから...僕から手を出して...殴り返された」「は? ミカサを傷つけたって、どんな風に?」「やめて...もういい」「いや、よくねぇよ。どう傷つけたのか話してくれ」「おい、もう充分だろジャン。やつは完全にクソ野郎になっちまったってことだ。一番大事だったはずの二人を意味もなく傷つけちまうほど、もう我を失っちまった」「やつが正気だとしたら、何の意味もなくそんなことをするとは思えない。何か...そこにやつの真意があるんじゃないのか?」「お久しぶりです。シガンシナの英雄の皆さん。このような場所での再会。とても心苦しいです」「おい...お前もそっちかよ!! 出せよ!!」「俺を軟禁して散々連れ回しといて、それは虫が良すぎるんじゃないのか? ジークとエレンが接触を果たすまで、ここで大人しくしてろ」「よかったな、イェレナ...上手く事が運んで気分がいいだろう。エレンはお前を介してジークの思い通りに動き、マーレを襲撃させエルディア国民の支持を得て、脊髄液入りのワインで兵団を支配しちまったんだからな。これでお前たちはエルディア国と始祖の力を手に入れマーレを滅ぼして祖国の復讐を果たす。これがこの島に来た本当の目的だったんだろ?」「島を発展させただろ。100年遅れのこの未開の島を...」「お前らが快適に暮らすためにだろ? 島の統治者となるお前らが...」「騙されたやつが負けた。たったそれだけのことだ」「グリーズ...俺たちを売ってイェレナの下僕に昇格したみてぇだな。このチクリ野郎」「馬鹿か? 悪魔どもに肩入れして裏切ったのはおまえだろ」「何だと!?」「悪魔の末裔の芋くせぇ女なんぞに鼻の下伸ばしやがって...」「...てめぇ...殺すぞ!!」「よせ...ニコロ!!」「俺に毎晩あの女のこと聞かせやがって...」「あの売女が死んで正気に戻るかと思った俺がバカだった」「てめぇ...今...何つった!?」「わかるように言ってやるよ...あの売女は穢れた悪魔のー」「彼の非礼をお詫び致します。もうあなた方を悪魔と罵る輩はこの島に必要ありません」「そして信じてください。我々の真の目的はマーレへの復讐などという空虚なものではありません。世界から憎しみの連鎖を断ち切り、エルディアとマーレでさえも救うことが目的なのです」「包み隠さずすべてをお話します。世界を救うジークの秘策『安楽死計画』のすべてを...」「悪魔のくせに...何で、私...こんな...」「よぉ。サシャを殺したガキ」「な...!? 何の用!?」「ファルコを助けたかったら協力しろ」「...!! 協...力!? 何を...!?」「無線で助けを呼んでもらう。壁内の侵入者が反応を示すようにな」「動かないで。ガビも静かに」「ピークさん!!」「静かに」「君がエレン・イェーガーで...合ってる...よね?」「ガビ。そのライフルをエレンに向けて」「エレン。ポケットから手を出して」「従わなければどうなる?」「引き金を引く。あなたの脳みそが床に散らばる。見たことない? 巨人になるヒマなんてないよ」「それで...? まだ撃たないのか? 今、引き金を引かないなら何しにここに来た? 手をポケットに入れたままだとどうなる?」「どうなるか君は知ることはできない。床に散らばった後じゃ...」「いや、わかる。あんたは撃たない」「『始祖の巨人』を殺すことは許可されてない。命令は『必ず始祖を奪還せよ』この期に及んでも、あんたは一旦巨人になってから俺を生かしたまま食わなくちゃいけない。だろ?」「ガビ、引き金から指を外して」「重大な軍規違反のツケを払うのは、あんただけじゃなくて収容区の家族も一緒だ」「はい。撃てません。あなたを食べることもホント無理あると思うし。どうもね...私が侵入して来た時の巨人の足跡が見つかっちゃったんでしょ? 手を打たれる前に懐に潜り込んでやろうと思ってここまで来れたのはよかったんだけど...でも、撃てなかった理由は他にもある。あなたが『始祖の力』を使えたら、マーレを倒せるんじゃないかと思って...」「勝算も無しに全世界を敵に回したわけじゃないんでしょ? でも勝算って『始祖の力』以外に何かある?」「ピークさん...? 何を...言って...」「ガビ、もうライフルを下ろして」「...だとしたら、何が望みだ?」「マーレ及び世界から支配されているエルディア人の解放。今すぐ私の家族を収容所から出してあげたい...」「私はたった一人の家族である父に、まともな医療を受けさせるため戦士になった。父の命は延びたけど私に『任期』が残されていないことを知った父は悲しみに暮れている。死ぬ前に一人残される父に私の手でエルディアの明るい未来を見せたい」「そのためにはマーレを叩き潰す必要がある。私は何でも協力する...マーレを皆殺しにできるのなら私は何だってやる」「マーレを襲撃した首謀者は...ジークさんだった。ピークさんもなの? 私たちは何のために戦ってきたの...? 善良なエルディア人だと世界から認められたら...いつか...エルディアは解放されるんじゃなかったの? あなたもジークと同じ!! 裏切り者なの!?」「ガビ、私たちはマーレ人? エルディア人? 何だと思う?」「...私たちは...名誉マーレ人」「違う。私たちはユミルの民。これだけが逃れようのない事実。何人を名乗ろうと私たちは巨人になることができる人種。スラバ要塞で見た通り巨人の力はいずれ通用しなくなる。つまり私たちはマーレに用済みとされていずれみんな殺されるの『善良なエルディア人』であることを証明し続けても私たちが解放される日は来ない。私たちは私たちの力で人権を勝ち取るしかないの」「証明しろ。あんたがこっちに協力するってんなら何か証拠を見せろ」「この街に潜む仲間の位置を教える」「どうやって?」「この建物の屋上に行けばすぐに指をさせる」「いいだろう」エレンは切れて流血していた指を修復。「子どもが...生まれなくなる?」「そうです。それがジークの『安楽死計画』です。この世から巨人がいることで存在する苦しみが生じなくなるのです。ゆっくりと...安らかに...」「いや...待てよ安らかなもんかよ。ユミルの民が消滅するまで人口が減り続けたら...国の晩年は老いぼれしか生き残らなくなるんだぞ? そんな状態でどう国を守る? 他の国が放っておくとでも?」「そこに関しては従来通り『地鳴らし』の抑止力を行使できるよう始祖と王家の継承維持が不可欠なままです」「幸いにしてヒストリア女王は世継ぎを授かっております。その子が天命を全うするまで数名のユミルの民が『始祖の巨人』を継承すれば...」「それですべては万全だと言うつもりか?」「万全、絶対、そんなものどこの国にも存在しません。どの国も様々な問題を抱えています。ただひとつ確かなものは強大なる巨人の脅威。血と涙の歴史に終止符を打つ者が存在したという真実です」「ジークとエレン。人類史があと何千年続くことかわかりませんが、これほどの偉業を成し遂げる者がこの先、現れるでしょうか。彼(か)の兄弟は、この先何千年も語り継がれる象徴となるのです。古代の神々がそうであるように。そして二人は死後も救世主として人類を照らす太陽となり...」「どうされましたか?」「そのような...尊いお考えがあったとは...感動...致しました...」(ゲスミンw ( *´艸`))「それはよかった...」「ぶふッ」「嬉しいです。あなたにもわかっていただけて」「イェレナ!! すぐに来てください!! 侵入者が...」兵士 「敵が侵入している」「ひとり殺された」「車力の巨人の保有者だ」「だが、マーレを裏切ったらしいぞ」ナイル「何だ...? 騒がしくなってきたぞ」「私はあなたたちの仲間になれたってことでいいの?」「あんたが他の侵入者を差し出せばな。それまではマーレのガキと手枷で繋ぐ。下手に巨人化すればその子は粉々だろう」「安心して。この子もすぐにわかってくれるから」「あの小柄な女がマーレの兵か?」「味方だって?」「よろしくねー」(ポルコいるしw)「ねえ...ファルコはどこにいるの?」「ファルコもここにいる...が、ジークの脊髄液を口にしちまってる」「どういうこと?」「さあな。脊髄液入りのワインが口に入ったって話だ」「あ、まさかあの時...私のせいで...また...」「なるほど...ジークの脊髄液で兵団を支配したのね。ジークにはなぜそんな特別な能力があるのか知ってる?」「さあな。あんたは知ってるのか?」「いいえ。誰も知らなかった。ジーク以外は。出会った時からジークは常に嘘をつき続けているように見えていたけど、それが確信に変わったのが4年前」「あなたを目の前にして初めて本音を話したから」「信じてほしい。俺はお前の理解者だ。エレン。いつかお前を救い出してやるからな」「あなたになら特別な能力の秘密も話したんじゃないの? 例えばその秘密が...『始祖の巨人』の力を引き出すことと繋がっているとか...」「あら...顎髭は剃っちゃったの? とっても似合ってたのに」「エレン。あの女を信用するのはあまりにも危険です」「ああ...信用していないのは、あの女も同じだ」「ところで...まだ『始祖の力』は使わないの? ジークはどこ?」「すぐにわかることだ。示せ。敵はどこにいる?」「そこ」「何だ?」「始まったんだ...巨人たちが...動き出した」「ガリアードさん!!」「...やっぱり難しいよね」「ピークさん!? 裏切ったんじゃなかったの!?」「ガビ...私が仲間を売ると思ったの?」「でも...マーレに仕えても私たちに未来はないって」「見て!!」「私はマーレを信じてない」「私は一緒に戦ってきた仲間を信じてる」「狼煙が上がっている。ピークとガリアードがやつの位置を暴いた」「『始祖の巨人』だ。レベリオの雪辱を果たせ!! ここでやつを終わりにしてやる!!」「来いよ!!」「ライナー!!」★次回は 「第76話 断罪」冬か...
2021.04.02
進撃の巨人 The Final Season あらすじ ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」・各話タイトルクリックで、あらすじ記事にリンクしています ☆「第60話 海の向こう側」 ☆「第61話 闇夜の列車」 ☆「第62話 希望の扉」 ☆「第63話 手から手へ」 ☆「第64話 宣戦布告」 ☆「第65話 戦鎚の巨人」 ☆「第66話 強襲」 ☆「第67話 凶弾」 ☆「第68話 義勇兵」 ☆「第69話 正論」 ☆「第70話 偽り者」 ☆「第71話 導く者」 ☆「第72話 森の子ら」 ☆「第73話 暴悪」 ☆「74話 唯一の救い」
2021.03.28
進撃の巨人 #74 唯一の救い☆前のお話は → 「第60話~第73話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」「よく見ておけジーク。これが私たちの住むレベリオ区だ」「世界と比べれば鳥かごみたいに小さい。私たちはここからどこにも行けずに死ぬまでここで暮らさなきゃいけない。ジーク、お前はここから出たいと思わないか?」「うん...でたい」清掃員は一家がエルディア人とわかると態度を急変させ水をかける。「な、何を!? 私たちは外出許可を取っているのですよ」「俺はこの塔の清掃員で汚れを落とすのが仕事だ。俺の職場を汚しやがったな。悪魔め!! 殺戮の限りを尽くした悪魔の末裔が! またガキ作って繁殖しやがって!! 」「よく覚えておけよジーク...これが外の世界だ...この世界が嫌なら変えなければならない」「ジーク...お前がみんなを救うんだ」「この子供たちの中から私の後継者を?」「ええ。ひとり選ばれます」「ひとり遅れている子がいるが...あの子は?」「あぁ...またイェーガーか...他の子はみんな幼くも必死に名誉マーレ人の称号を得ようと務めているのに奴にはその気概が...どうも見受けられない。まったく何をしにここにいるのやら」「訓練はどうだ? ジーク」「...すごく大変」「そうか...でもお前なら、きっと戦士になれる」「あなたには特別な力があるんだからね」「何よりお父さんとお母さんの子なんだからな」「うん」両親は社交ダンスに行くと言って祖父母にジークを預けてエルディア復権派の集会へ。「社交ダンスクラブなんて、ジークが寂しがっているぞ」「でも僕はレベリオの健康を守りたいんだ」「いつかきっと私たちのやってきたことをジークはわかってくれますよ」「これが1200年前に起きた『ラーゴの惨劇』大都市ラーゴはこの日のうちに消滅し進攻を続けた巨人によって『モンテの惨害』と『ヴァレの惨禍』が繰り広げられ何十万ものマーレ人がエルディア帝国に殺された。さらにラーゴから何とか逃れた難民は道なき荒野を彷徨った。しかしエルディア帝国はその退路に巨人を仕掛け、夜明けと共に起き上がった巨人によってマーレ人は...」「うん、わかった。人がいっぱい死んだんでしょ」「お父さんは...ちゃんと正しい歴史を教えているか?」「エルディア人はマーレ人にひどいことをしたから僕たちはここで償わなくちゃいけないって」「ジークは...戦士になってマーレのために戦いたいのか?」「うん...僕は...戦士になりたい...」(>_<)学校の帰りにボールで遊んでいる親子を見かけたジーク。「お父さん! 今日は早く終わったんだ。だから...」「おお、そうか。じゃあ、たくさん勉強できるな」「...うん」「つまり『ラーゴの惨劇』は存在しなかったんだ。『モンテの惨害』も『ヴァレの惨禍』もすべてマーレに都合のいい作り話に過ぎない。古代よりエルディア人にそのような残虐な文化や風習はなく何より...」「始祖ユミル様がそのようなことを望まないので、ありえない」「その通りだ。わかってきたなジーク」「うん」「やる気のない者は去れ。マーレは祖国にすべてを捧げる覚悟のある者を求めているのだ。お前のようなエルディア人に我が国の巨人を委ねられるわけがないだろう」「オーイ、そこの君。そのボール、投げてくれないか?」「ハハッ。まだ小さいのにやるじゃないか」「...ナイスキャッチ。壁相手も飽きたところだ。ちょっとおじさんに付き合ってくれないか?」「赤い腕章!? あなたは...!?」「君たちが目指す『マーレの戦士』だ。もっとも私の『獣の巨人』は、あまり戦争の役に立たないから、ここで球遊びなんかしてるんだけど」「トム・クサヴァーだ。本業は巨人学の研究者だ。ほら、君の名前は?」「ジーク・イェーガーです」「...ジーク。どうも君は筋がいいな。きっとピッチャーに向いてるぞ」「ただいま! お父さん今日ね...」「どうなってるんだ、グライス。ジークを戦士にできなければ計画は失敗だぞ」「だが、フクロウが言うには巨人の継承者選びに介入するにはジーク自身が好成績を残さないと...」「わかっている...もうこんなチャンス100年待ったって来ないってことは...」「でも...まだジークにも可能性は残っているんでしょ?」「あぁ...そうだとも。ジークなら...」「あ...ごめんなさい...」「ジーク。お前ならできる!! 父さんと母さんの子供なんだからな!!」「お前はマーレに必要ないと言ったはずだが...? なぜここにいる?」「マーレへの忠誠を示しエルディアの罪を償うためです。公開訓練に参加させてください...!!」両親が見に来ている公開訓練でも、ひとり皆からかなり遅れてしまうジーク。「何をしているイェーガー!! 走れ!! 走らんか!!」「クソッこんなはずじゃ...!!」「そんなこと言わないで!! あの子は一生懸命がんばったでしょ!!」「...だがあれじゃ...!! 到底戦士にはなれない!!」「ハハハ。この間は散々だったな」「笑いごとじゃないよ。あれからずっと雑用係をやらされて...もう僕はおしまいだ...」「そんなに戦士になりたいようには見えなかったがなぁ」「...ならなきゃいけないんだ。なのに...全然ダメだった...」「無理もない。君は戦士なんて馬鹿らしかったんだ。マーレのために寿命を縮め他国を侵略するなんて馬鹿らしくてやってられないよな」「...クサヴァーさんは...何で戦士に?」「巨人の謎を知りたかったからさ。私は研究者だからね。すべては始祖ユミルが『何か』と接触したことから始まるらしいが私はその時に起きたことを知りたいんだ。寿命を縮めてでも巨人の記憶を探ろうと思うほどにね。そんなことだから戦争じゃからっきしの役立たずだ。だが巨人の神秘の前に憎しみや争いもくだらないよ」「だから、この戦争ごっこに付き合ってられない私たちは似た者同士で、この世界じゃ珍しいまともな者なのさ。フフフ...」(これでよかったんだ...ずっと収容区から出られなくたって生きてさえいれば...)「ついに尻尾を掴んだぞ。エルディア復権派とか名乗っていやがるらしい」「今回はかなりの規模だぞ。フクロウとかいう内通者が組織している」「すでにいくつか目星は付いている」「あとは証拠を揃えていけば...」「...時間の問題だ」「お父さん...お母さん...もう...危ない事はしないで...見つかったら、みんな楽園送りなんだよ? 悪魔の島に送られて...みんな巨人に...」「お前は今まで父さんから何を学んだんだ? 誰かが立ち上がらない限り、みんなずっとこの狭い壁の中で惨めに死んでいくんだぞ?」「そうよ。これはあなたやエルディア人みんなの未来のための戦いだって言ったでしょ?」「そのためなら...僕はフェイおばさんみたいになってもいいの?」「ジーク!! そもそも...フェイが殺されたのは!!...この世界が狂っているからだ!! もう誰もフェイのような目に遭わせないためには戦わなくてはいけない!! 強いエルディアをマーレから取り返し!! 当たり前の権利を勝ち取るんだ!!」「何てことだ!! 親が復権派だったなんて...このままじゃ...親族全員『楽園送り』に...」「クサヴァーさん...キャッチボールしてくれてありがとう...巨人になっても時々思い出すからね」「告発なさい!! もう...これしかない。自らマーレ当局に告発することでマーレに忠誠を示せば君と祖父母は助かるはずだ」「そんな...!! できないよ...!!」「ジーク...君は両親からひどいことをされた。勝手に見放し、ちっとも君のことを気にかけなかった...」「君を...愛さなかった...ジーク...君は悪くない」「君は賢くて...」「...いい子だ」「...もう少し手加減してくれよ、ジーク」「あーもう年寄りにはきついかー」まだそんな歳じゃと言いながら咳き込むクサヴァー。「もうすぐ...継承の任期を終える頃だ」「...そうだね」「年寄りにもなれなかったが、研究に打ち込めたことに後悔はない。最後に集大成を発表できそうだ」「へーどんなことがわかったの?」「『始祖の巨人』が『ユミルの民』にもたらした様々な影響について」「あぁ、記憶を操作するとかいうあれ?」「記憶どころじゃない。体の構造も変えてしまうことができるんだ」「600年ほど前、世界の人口が激減するほどの疫病が猛威をふるった時代があった。しかし、ある日を境にエルディア帝国からその病は消滅した。当時の王が『始祖の巨人』の力で『ユミルの民』の体の設計図を書き換えたんだよ」「まさに私たち『ユミルの民』は、どこにいようと『始祖の巨人』の一部のようなものなんだ。どうだ? 怖いだろ」「...じゃあさ...『始祖の巨人』なら『ユミルの民』が子供を産めなくすることもできるのかな...もしこれ以上『ユミルの民』が生まれてこなければ...100年後にはこの世から巨人は消滅している。もう世界は巨人の脅威に怯えたり苦しめられたりせずに済む」「...何より...そもそも僕らは生まれてこなければ苦しまなくてよかったんだ」「話してなかったけど私には家族がいたんだ。若く愚かだった私は腕章を外しエルディア人であることを隠したまま妻と暮らし子を作った。妻はマーレ人だった。しかし...いつまでも騙し通せるわけもなく私がエルディア人だと知った妻は自分と息子の喉を裂いて死んだ。私が戦士になった理由は贅沢な自殺の方法に飛びついたに過ぎない」「だが、この13年間は...巨人の研究に没頭し...君と出会い...キャッチボールをして...楽しかった」「無き息子を君に求め...巨人の力で自分の罪から逃れようとした...私なんてこの世に生まれてこなければ...」「『獣の巨人』は俺が継承する。マーレのためじゃない。始祖奪還計画を成功させ世界を救ってみせるよ」「世界の人々を巨人の恐怖から解き放ち、エルディア人を苦しみから解放するんだ!!」「これはマーレに伝えていない情報なんだが...『不戦の契り』を打ち破る方法だ。図らずともジーク...それは君だからこそ可能になる。『王家の血を引く巨人』であれば『始祖の巨人』の継承者と接触することにより、その能力を引き出すことができるはずだ...しかし、力を使えるのは君じゃない。決定権は始祖の保有者に委ねられる。言わば君の役割は鍵だ」「誰か信頼できる者に始祖を託すんだ。私たちの『安楽死計画』を理解してくれる誰かに」「君ならきっと見つけられる...私はいつでも見守っているからな...ジーク」「見つけてみせるよ...父さん」「エレン...イェーガーだと?」「はい...エレンは『始祖の巨人』の保有者です。そしてエレンの生まれ育ったシガンシナ区の家の地下室には...何か重大な情報があるとのことでした」「その...エレンから父親の話を...何か聞いたか?」「たしか...今は行方不明で医者をやってたと聞きました」「何てことだ...あの父親は生きていた。エレン...俺たちは被害者だ...お前はあの父親に洗脳されている」「いつか必ず救い出してやるからな」「...少し父親と似てきたようだ...まずはエレン、俺の話に応じてここまで来てくれてありがとう。俺の考えはイェレナから聞いた通り...エルディア人安楽死計画に賛同してくれるのか?』」「4年前...あることをきっかけに親父の記憶が開いた。親父が壁の王家一家を皆殺しにしたときの記憶だ。まだ小さな子供たちを虫みたいに潰して回った...感触も残ってる...その子たちが生きていれば『始祖の巨人』は王家の手に渡り『不戦の契り』に縛られたまま俺たち壁内人類は心中を迫られただろう。子供たちの死が俺たちを生かした」「...そうか。父親は正しかった...そう思ったのか?」「いいや...親父は間違ってる。そして...その親父に育てられた俺も間違いだった。エルディア人が生まれてこなければ、この街の住民も、これから俺たちの計画に巻き込まれて死ぬことはなかった。この世に生まれないこと...これ以上の救済はない」「俺はやる。俺の手で巨人が支配した二千年の歴史にケリをつける。その日を迎えるまで進み続ける。そうだろ? 兄さん」「あぁ...その通りだ。やろう。固い握手でも交わしたいところだが、まあ...今、俺たちが接触するのはマズいよな...」「代わりにこれを受け取ってくれ。エレン。必ずみんなを救ってあげよう」「唯一の救い...エルディアの...安楽死」「何つった? 安楽死? お前はこれから臭ぇ巨人の口の中で自分の体が咀嚼される音を聞きながら死ぬわけだが...お前にしちゃあ随分と安らかな死に方だろ? 奪った仲間たちの命に比べてみれば」「奪ってない...救ってやったんだ。そいつらから生まれてくる命を...この残酷な世界から...そうだろ?」「...また足が延びて来たみてぇだな...」「クサヴァーさん!! 見ててくれよ!!」★次回 「天地」
2021.03.27
進撃の巨人 The Final Season あらすじ ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」・各話タイトルクリックで、あらすじ記事にリンクしています ☆「第60話 海の向こう側」 ☆「第61話 闇夜の列車」 ☆「第62話 希望の扉」 ☆「第63話 手から手へ」 ☆「第64話 宣戦布告」 ☆「第65話 戦鎚の巨人」 ☆「第66話 強襲」 ☆「第67話 凶弾」 ☆「第68話 義勇兵」 ☆「第69話 正論」 ☆「第70話 偽り者」 ☆「第71話 導く者」 ☆「第72話 森の子ら」 ☆「第73話 暴悪」
2021.03.24
進撃の巨人 #73 暴悪☆前のお話は → 「第60話~第72話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」☆ニコロが働くレストランでの話の続き。アルミンがガビに「...殺す殺すって君はそればっかりだね。誰かとそっくりだ」と言ったところに、その誰かさんがぬるっと現れて、話がしたくて来たと言い出したところから。「静かに話したい...エルディアの問題を解決するのに争いは無用だ。ハンジさんたちなら大丈夫。ここから移動してもらっただけだ」「エレン...君と話したかったのは僕らの方さ。どうして単独でマーレ襲撃に至る選択をしたのか...」「...本当にジークやイェレナに懐柔されてしまったのか...」「俺は自由だ」「...え?...」「俺が何をしようと、何を選ぼうと、それは俺の自由意志が選択したものだ」「イェレナと密会した後の行動も、エレンの自由意志なの?」「そうだ」「いいえ。あなたは操られている。あなたは敵国とはいえ関係のない人々や子供を巻き込むような人じゃない。そして誰よりも私たちを思い大切にしてきた...そうでしょ。あの山小屋で私を助けてくれたのは...マフラーを巻いてくれたのは...あなたが優しいからでしょ?」「手はテーブルの上に置けと言っただろ」「俺はレベリオでジークと話をした。兄弟水入らずでな。ジークは巨人についてマーレが知っている以上の知識を手にしている」「アルミン。お前はまだアニのところに通っているだろ。それは本当にお前の意識か? 」「!!...なッ、何を...!?」「記憶が人を形成するのなら、お前の一部はベルトルトになっちまったんだよ。敵国兵に恋心を抱く。敵国兵にな。アルミン、お前の脳はベルトルトにやられちまった。敵に操られているのはお前の方だろうが」「エレン、あなたは...」「ミカサ、お前もだ」「アッカーマン一族はエルディアの王を守る意図で設計されたんだよ。あの時お前は、死に直面する極限状態の中で俺の命令を聞いた『戦え』と。その瞬間お前の本能が目を覚ましたんだろう。偶然、俺を護衛すべき宿主だと錯覚したことでな」「違う」「違う? 何がだ?」「偶然...じゃない...」「あなただから...エレンだから...私は強くなれた。それは、あなただから...」「力に目覚めたアッカーマンは突発性の頭痛を起こすことがよくあったらしい。本来の自分が宿主の護衛を強いられることに抵抗を覚えることで生じるらしいが心当たりは?」「...ない」「要するに、本来の自分を失いただ命令に従うために作られた一族。つまりは奴隷だ」「やめろ、エレン」「俺がこの世で一番嫌いなものがわかるか? 不自由なやつだよ。もしくは家畜だ」「エレン」「そいつを見ただけでムカムカしてしょうがなかった。その理由がやっとわかったよ。何の疑問も抱かずただ命令に従うだけの奴隷が見るに堪えなかった」「俺はガキの頃からずっと、ミカサ、お前が大嫌いだった」(原作の「嫌い」が「大嫌い」になってる~(/_;))「エレン!! よくもミカサを!!」「...ミカサ?」「...お前はただそうやって、アッカーマンの血が反応するままに生きてきた」「ち...違う...」「お前はただ、それだけだ」「なあ、アルミン。お前とは昔からケンカしたことなかったよな。何でかわかるか?...お前と俺じゃケンカになんねぇからだよ」「...もう...やめて」「最初に言った通り、お前らがジークの居場所を教えるってんなら、俺たちは争う必要はねぇ。だから大人しく付いてこい」「連れて行け。サシャを殺したガキもだ」「...それで? 結局何が...言いたかったんだよ...? ミカサを傷つけることが君が求めた自由か...? ...どっちだよ。クソ野郎に屈した奴隷は...」「ッ...誰が...奴隷だ...行くぞ」「どこに?」「始まりの地。シガンシナ区へ」「冗談じゃねぇ。巨人に食わせるべきクソ野郎は他にいる...ジークの『獣』を他のやつに移す。イェーガー派とかいうのを一人でも捕らえて巨人にしジークを食わせてやれ。エレンが本当にジークに操られているのか知らんがジークさえ失っちまえば連中はおしまいだ。ピクシスにそう伝えろ。行け」「本気ですか兵長...」「やつの手足でももいでおけば、じいさんも腹くくるだろ」「読書は楽しいか?」「面白いよ。7回も読んだ割には」「俺たちの会話が気になって集中できなかっただろ」「7回も読んだ本に熱中しろってか? ところでワインはもう残ってないのか?」「ひと月もここにいるんだぞ。一滴も残ってねぇよ」「まったく...ひでぇ拷問を考えるもんだ...」「読書を続けろ」「了解だボス」(ピクシスの返答がどうであろうと奴を切る。完全武装の兵士が30名。この森を上から囲んでいる。獣の巨人になろうと奴に逃げる術はない。やはり髭面野郎は俺たちの敵だった。それが判明した時点で人質に手足をつけとく理由はねぇよな)(...長かった。エルヴィン...あの日の誓いをようやく果たせそうだ。お前たちの死には意味があった。それをようやく証明できる)ジークが走り出して、叫ぶ。兵士たちが巨人化して落ちてくる...「何だ...」「一瞬、体が痺れて...」「俺も」「俺もだ...」 アンカ「え...? 私は何とも」ピクシス「...」ナイルたち憲兵も。ファルコ「体中に電気が流れたような...」ジーク「お別れだ兵長。部下思いのあんたのことだ。多少大きくなったぐらいで何にも悪くない部下を切り殺したりなんかしないよな?」「ワインだと...? どうして任務中に酒がいる?」「兵長。これは憲兵の連中しか飲めなかったマーレ産の希少なやつなんですよ」「少しくらい楽しみがないと...」「紅茶があるだろ...めんどくせぇな...いいだろう。持っていけ」「...ジークの脊髄液がワインに...いつから仕込まれていやがった...体が硬直する予兆はなかった。嘘だったから?」「クソッ、速えぇ...動きが普通じゃねぇ。これもジークの仕業か...」「...バリス...」「まだ...そこにいるのか...お前ら...」 「決別だ。お互いを信じることができなかった。全世界の戦力がもうじき、この島に集結してしまう。それがどういうことか、わかっていない」「自分たちには力がある。時間がある。選択肢がある。そう勘違いしてしまったことが...リヴァイ...あんたの過ちだ...まあ、俺の真意を話したところで...わかりっこないだろうがな...」「なあ、エレン...俺たちにしか、わからないよな」「この森を抜ければ、すぐお前の元だ...しかし、ちゃんと場所と時間を覚えているんだろうな。エレン」「何だよぉお。もおおお。またかよぉおぉぉおおおお」「どこだ? どこに行った? リヴァイ」「お前の可愛い部下たちはどうした!? まさか殺したのか!? 可哀想に!!」「枝...」「必死だな。髭面野郎。お前は大人しく読書する以外なかったのに...」「何で勘違いしちまったんだ。俺から逃げられるって。部下を巨人にしたからって、俺が仲間を殺せないと思ったのか?」「俺たちがどれだけ仲間を殺してきたか知らねぇだろうに」「よぉ、髭面。てめぇ、臭ぇし汚ねぇし、不細工じゃねぇか。クソが。まあ...殺しゃしねぇから安心しろよ。すぐにはな」「知っての通りザックレー総統が殺された今、兵団内やこの壁内の情勢は不安定な状況にある。だが貴様ら訓練兵には関係のないことだ。109期訓練兵団は予定通り巨人襲撃時のシガンシナ区防衛訓練を行う」「わかったのか?」「は、はい」「今さら剣で巨人のうなじを斬りつける練習なんてな...」「もう巨人なんて襲ってこねぇだろ」「敵は壁外の人間なんだぞ」「それよか、もっと銃火器の訓練して『エルディア軍』を作らなきゃいけないって親父も言ってた」「時代はとっくに変わったってのに、もう古いんだよ。シャーディス教官は」「エルディアに希望があるとしたら、イェーガー派が国の実権を握ることだ」「な...! スルマ...聞こえるぞ」「でも、みんなそう思っているだろ?」「みんなエレン・イェーガーにエルディアを導いてもらいたいはずだ。非情な決断も下せるような強い指導者に」「...な!? ハンジ!?」「お久しぶりです。教官殿。突然ですが、この兵団支部は我々が占拠しました。イェーガー派? とか言われている我々が」「これより我々の指示に従い動いてもらいます」「イェーガー派...」「身の程をよくわきまえているようだな。フロック...銃口でも向けない限り貴様らのような小便小僧など誰も相手にしないと考えているのなら、それは確かだ」「フロック!?」「外した...とりあえず足でも撃って話を早くしようと思ったんですが...」「話とは何だ」「いや、あなたには関係ありません。頭の固さしか取り柄のない老人なんて不要なんですよ」「これからは、訓練兵諸君!! 君たちの時代だ!!」「我々イェーガー派は、現在滅亡の危機にあるエルディアを救うために心臓を捧げると誓った!! それはこの古い兵団組織のためではなく、この島に住む民のためにだ!! このまま時代遅れの兵団に従属していては、なす術もなく外の世界の敵に蹂躙されるのみだ!!」「今、君たちに問う!! 君たちは何者だ!? 我らエルディアの指導者エレン・イェーガーと共に生きる者か!? それとも、ここにいるキース・シャーディスと共に古い慣習と心中する者か!?」「エルディアの未来のために心臓を捧げます!!」「よし! 君たちの覚悟を見せてもらおう! シャーディス教官を足腰立たなくなるまで痛めつけろ!!」「...え」「これこそが我々が淘汰すべき悪習そのものだ!! 粛清してみせよ!!それができない者は牢屋に入ってもらう!!」「なッ...!?」「いいかげんにしろフロック!! バカなマネはよせ!!」「ハンジ。ヒヨッコ共が何人かかってきたところで相手にならん」「よくやった。君たち全員を歓迎しよう」「じゃあ...案内してもらいましょうか。ジークの拘留地まで...ハンジ団長...おい...行くぞ」「目が覚めたか? オイ、待て。動くんじゃない。雷槍の信管を繋ぐワイヤーを、お前の首にくくってある。ヘタに動いたらお前は腹から爆発して少なくとも二つになるだろう」「こうなると死なねぇってのも難儀だな...同情なんかしねぇが...」「お、俺の...眼鏡は...どこ...だ?」「あ? 知るかよ。もうお前に眼鏡なんか必要ねぇよ」「いいぞ、ジーク。いい球を投げるようになったな」「将来は野球選手になるか?」「...だめだよ、クサヴァーさん。僕には...使命が...あるから」★次回 「唯一の救い」
2021.03.23
進撃の巨人 The Final Season あらすじ ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」・各話タイトルクリックで、あらすじ記事にリンクしています ☆「第60話 海の向こう側」 ☆「第61話 闇夜の列車」 ☆「第62話 希望の扉」 ☆「第63話 手から手へ」 ☆「第64話 宣戦布告」 ☆「第65話 戦鎚の巨人」 ☆「第66話 強襲」 ☆「第67話 凶弾」 ☆「第68話 義勇兵」 ☆「第69話 正論」 ☆「第70話 偽り者」 ☆「第71話 導く者」 ☆「第72話 森の子ら」
2021.03.11
進撃の巨人 #72 森の子ら☆前のお話は → 「第60話~第71話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」「ガス兵器というものだ」「そのガスは俺の脊髄液を含む」「そいつをわずかでも吸ったユミルの民は直後に硬直。体の自由が奪われ意識を失う」「あとは俺が命令するだけで『道』を通じて巨人の力が座標に送り込まれる」「だからその村の巨人は俺の命令どおりに動くってわけだ」「その村じゃない、『ラガコ村』だ。お前が皆殺しにした村の名前だろ。覚えておけ。クソ髭」「ああ。俺だって避けたかったさ。だが、やらなければ俺の真意がエルディア復権にあるとバレてこの島に希望をもたらすことは叶わなかっただろう...って同じ事をこの島に上陸してすぐに話したよなあ。なぜ何度も聞き返す?」「お前が耳カスほどの罪悪感も覚えちゃいねえってことがよくわかる。本当にエルディアを救うつもりなのか知らねえが当の人命に興味がねえのは確かだ」「お前モテねえだろう。勝手に人の気持ちをわかった気になるなよ」「わかるさ...モテたことくらい...ある」「あーあ、そうかい。それで、俺とエレンが会って実験を開始するのはいつだ?」「決めるのは俺じゃねぇ。本部の命令を待っている」「いつまでも時間があると思っているなら間違いだと伝えろ」「それだけは同じ意見だ」「リヴァイ兵長...」「何? それは本当なのか?...」「どげんしたかミア。けそけそしてから」 (*けそけそ→落ち着きがない)「えっと、いや...」「緊張しすぎだよミア」「まったく、どこの田舎から出て来たんだよ」「カヤ。本当にこんなところにマーレの捕虜が働いてるの?」「本当だから堂々としててよ。兵士もよく利用するところなの」「マーレ人の知り合いができるだけでも心強いよ」「ブラウスさん。ようこそいらしてくださいました」「お招きいただき、ありがとうね」「これはまた...賑やかな人数ですね」「一緒に暮らす家族と来たよ。せっかくタダなんやし。悪いね」「いえ。今日はお任せください。さあ、どうぞ」「あの人がブラウスさんを招いたマーレ人のニコロさん。あの人を頼ってみて」「ブラウスさんは兵士でもないのに何でここに招待されたの?」「お姉ちゃんはブラウスさんの娘で兵士だったの。お墓に来てくれたニコロさんがお姉ちゃんに食べてもらうはずだった料理をふるまわせてほしいって」「私、ふたりは恋人同士だったと思ってるけどね」「うまい。こんなうまい料理は初めてだ...」「まだまだ。メインはこんなもんじゃないぞ」「ニコロ。お前に客だぞ」「えっ、こんな時に誰が?」「調査兵団」「お前らか。どうした急用か? 俺は今、大事なお客さんの相手で忙しいんだ」「ああ。もちろん仕事に戻ってかまわないよ。ただ後で話をさせてもらいたいだけなんだ」「話? いったい何だ?」「なんか、ほら、あるだろう。悩みとかさ...」「義勇兵が拘束された件だ。聞き取り調査に協力してくれ」「ああ。わかった」「とりあえず、ここで待っててくれ」「どうせ憲兵様御用達だろ」「これは...兵団内で噂のワインか。何でも上官たちしか飲めねえって話らしいけど...」「何だと。俺たちも調査兵団では上官だろ?」「ああ。俺たちだって、おいしい思いしたっていいだろ。ちょっとくらい...」「勝手にさわるな」「何だよ、ニコロ。ちょっとふざけただけじゃねえか。大げさだな。おい」「これは、エルディア人にはもったいない代物なんだよ」「ニコロ。お前まだそんなこと言ってんのか。何人だとかどうとか関係ねえだろ酒に」「さわんなエルディア人。なれなれしいんだよ。ちょっと親しくしたぐらいで...」「そういうてめえは何様なんだよ。お前の立場は?」「捕虜の分際でってか。これでおあいこだな。エルディア人」「どうしたんだ。あいつ...」「クソ。わけわかんねえよ」「今だ」「うっ、お腹が痛い」「大丈夫かい? ベン」「何かあたったのかもしれんぞ」「トイレに行けば助かるかもしれない」「私もお兄ちゃんを助けられるかもしれない」カヤ (がんばって)「何だ。トイレはこっちじゃないよ」「トイレに用はありません。ニコロさん」「私たちはマーレから来ました。戦士候補生です」「この島にはもうじき世界中の軍隊からなる大攻勢が仕掛けられると思われます」「それまで、どうか耐えてください。そしてこのことを仲間のマーレ人に伝えてください」「ちょっと...待ってくれ。どうして戦士候補生がここにいるんだ?」「レベリオ区が島の悪魔どもに奇襲を受けたんです。私たちは退却する敵の飛行船に飛び乗ったまま、この島に上陸しました」「はっ...誰か、殺したか?...女の兵士を...」「はい。仕留めました。ですがまだ数匹駆除した程度。私たちの故郷を蹂躙した報復はこれからです...」「ガビ、待て」「私たちは卑怯な悪魔どもには絶対に負けません」「おい、ガビ、よせ」「何よ」「お前が殺したのか...」「お前がサシャを殺したのか」ニコロがワインを振り上げガビを庇ったファルコが負傷。ニコロはガビを一発殴りブラウスさんらのところへ。「ニコロ君。ベンとミアに何を?」「サシャを殺したのはこいつです。あなたの娘さんの命を奪いました。まだガキですが厳しく訓練されたマーレの兵士です。マーレから退却する飛行船の中でこいつがあなたの娘を、サシャを撃ったんです」「娘...」「ブラウスさん。どうぞ。あなたが殺さないなら俺が殺しますが、かまいませんね」「大変だ。来てくれ、みんな」「サシャを撃ったガキ...どういうことだ。ニコロ。そいつは逃亡中と聞いていたが...お前、何しようとしてんだよ。おい」「寄るな。下がれ。ただサシャの仇をうつだけだ。そこを動くな」「やめて。ファルコは違うの」「このボウズはお前の何だ。お前を庇ってこうなったよな。お前の大事な人か...俺にも大事な人がいた。エルディア人だ。悪魔の末裔だ。だが彼女は誰よりも俺の料理をうまそうに食った。このクソみてぇな戦争から俺を救ってくれたんだ...人を喜ばせる料理を作るのが本当の俺なんだと教えてくれた...それがサシャ・ブラウス。お前に奪われた彼女の名前だ」「私だって大事な人たちを殺された。そのサシャ・ブラウスに撃ち殺された。だから報復してやった。先に殺したのはそっちだ」「知るかよ。どっちが先とか...」「目を覚まして。あなたはマーレの兵士でしょ。きっと、その悪魔の女に惑わされてる。悪魔なんかに負けないで」「ニコロ君。包丁を渡しなさい...さあ」「そこまでです。ブラウスさん。刃物を置いてください」「サシャは狩人やった」「はい?」「こめぇ頃から弓を教えて森ん獣を射て殺して食うてきた。それが俺らの生き方やったからや。けど同じ生き方が続けられん時代が来ることはわかっとったからサシャを森から外に行かした。んで...世界は繋がり兵士になったサシャは...よそん土地に攻め入り人を撃ち人に撃たれた」「結局...森を出たつもりが、世界は命ん奪い合いを続ける巨大な森ん中やったんや...サシャが殺されたんは...森を彷徨うたからやと思っとる。せめて子供たちは、この森から出してやらんといかん。そうやないと、また同じところをぐるぐる回るだけやろう...」「だから、過去の罪や憎しみを背負うのは我々大人の責任や」「ニコロさん。ベンを放しなさい」「よし、リサ。ゆっくり動かすんじゃ」「はい」「ミア。大丈夫か?」「本当に私が憎くないの?」「カヤ...」「よくも、お姉ちゃんを...人殺し。友だちだと思ってたのに...」「すっかりメインがさめちまったな...ハンジさん。そのガキの口をゆすいでやってくれ。あのワインが入っちまった...もう手遅れだと思うけど...」「あのワインには何が入っていたの?」「たぶん、ジークの脊髄液だ」「ザックレーが殺された?」「はい。今、壁内は実質的にイェーガー派によって支配されています。すべてはジークがエレンやイェレナを介して実行した一連の工作ではないかと考えられています」「それで?」「近く、イェーガー派の要求通りエレンをジークの元まで案内する手はずとなっております」「ピクシスがおとなしく従うって?」「お察しの通り、あくまでも司令は堅実な構えです...」「エレンを他のやつに食わせるつもりなんだな。俺たちの手で」「...そうです」「エレンの命を何度も救った。その度に何人もの仲間が死んだ。それが人類が生き残る希望だと信じて...」「そう。信じた結果がこのザマだ。まるでひでえ冗談だ。俺たちが見てた希望てのはいったい何だったんだ...あの死闘の結果がこの茶番だと?...ふざけるな。冗談じゃねえ。巨人に食わせるべきクソ野郎は他にいる」「どういうことだ。ワインにジークの脊髄液が入ったって?」「確証はない。ただ、このワインは第1回調査船から大量に積まれていた」「短期の調査船には不要な酒と量だった。そして俺がここで料理人としての立場が安定してきた頃になって、このワインを兵団組織高官らに優先してふるまうよう言われたんだ」「誰からだ?」「...イェレナだ。俺の知る限りじゃ、あいつだけが、そう働きかけてた。他の義勇兵はわからないが...」「ぼ、僕は何のことだか...初耳です」「でもおかしいだろ。ジークの脊髄液を飲んだエルディア人は硬直するんだろ」「ジークがそう言っただけだ。誰もその現場を見たわけじゃないから確かめようがない。だけど、たった一言で済むその嘘の効果は絶大だ。『硬直』という前兆が見られなければ脊髄液を盛られたという発想すらしない」「いや、でも、それは、お前がそう思っただけなんだろ?」「ああ。確証はない。でもマーレ兵なら知っている。ジークの脊髄液が今までどんな使われ方をしたのか...10年ほど前、マーレは敵国の首都を一晩で落とした。何百もの巨人が街中に湧いて出たからだ...そんなことでも企んでなきゃ、何であの怪しいワインを兵団のお偉方に飲ませなきゃいけないのか俺にはわかんねぇけどな」 「お前...さっき俺からあのワインを取り上げたのは俺たちを守るためか?」 「さあ...何をやってんだろな俺は。 悪魔の島を調査して世界を救うつもりが...こんなことバラしちまったら長生きなんてできないだろうに...」 「でもブラウスさん。 あなたみたいには、 まだ俺はなれないけど、 これがせめてもの償いになれば...」 「子供を殺すなんて...どうかしてました」 「ニコロ君...」 「何で私を守ったの?」 「別に理由があったわけじゃない」 「あんたたちの大切な仲間を殺したのは私。 看守を石でめった打ちにしたのも私。 ファルコは違うから殺すのは私だけでいいでしょう」 「殺さないよ」 「私を殺したくて仕方ないんでしょ」 「殺したくないよ。 もう、 殺す殺すって君はそればっかりだね。 誰かとそっくりだ」 「ハンジ団長」 「フロック」 「会えてよかった。 あなたはジークの居場所を知っているはずです。 そこまで道案内をしてもらいます」 「いや。 我々は君たちと争うつもりはないんだが」 「その申し出は断りました。 我々は兵団と交渉しない」 「それは何でかな」 「エレンの判断です。 ピクシス司令は我々に島の命運を委ねるような賭けはしない」 「我々を道案内する道中でエレンから始祖を奪う算段を立てるのに今ごろ大忙しでしょう」 「妄想が過ぎるよ。 それとも駐屯兵団内にいるお仲間がそう告げ口してきたのかな」 「聞けば何でも答えてくれるほどの親切な部下に見えますか? それか、 あなたの部下ではないと示すべきでしょうか。 そうなる前にご同行を」 「クソ。 何で俺たちがここにいることが...」 「...グリーズ。 まさかお前が。 イェレナの差し金か?」 「ニコロ。 お前はエルディア人に入れ込み過ぎだ。 いつかこうなる日が来る気がしてな。 彼らとの連絡手段を教えなくて正解だった」 「フロック。 聞くんだ。 私たちは仲間同士で争い合ってる場合じゃない。 ジークの脊髄液が混入したワインが兵団内でふるまわれた。 我々はジークの計画に踊らされているんだよ」 「だとしても、 バカな憲兵どもがデカいバカになるだけでしょう。もういいですか」 「...憲兵団が飲まされたとは言ってないぞ。 まさか、 あんたたち、 ワインのことを知ってたの?」 「店内ではお静かにお願いいたします」 「先に行くぞ」 「ああ」 「今の声...フロックたちと来たの?」 「ああ...お前らと話がしたくてな」★次回 「暴悪」
2021.03.10
進撃の巨人 The Final Season あらすじ ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」・各話タイトルクリックで、あらすじ記事にリンクしています ☆「第60話 海の向こう側」 ☆「第61話 闇夜の列車」 ☆「第62話 希望の扉」 ☆「第63話 手から手へ」 ☆「第64話 宣戦布告」 ☆「第65話 戦鎚の巨人」 ☆「第66話 強襲」 ☆「第67話 凶弾」 ☆「第68話 義勇兵」 ☆「第69話 正論」 ☆「第70話 偽り者」 ☆「第71話 導く者」
2021.03.07
進撃の巨人 #71 導く者☆前のお話は → 「第60話~第70話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」「コラ。お客さん、その子はおさわり厳禁なんですけど」「違うんだ、ヒッチ。これは...巨人の記憶っていうのは接触がきっかけになることが多くあって...何か重大な情報が手に入るかもしれなくて...決して疚しいことを考えていたわけじゃないんだよ」「そりゃ男の子だもん。アニの重大な情報が気になるのもわかるわ」「ひぃ。僕が悪かったから入場禁止だけはどうか...」「そんな事しないってよ。アニも話し相手が私だけじゃ退屈でしょ。まったく、あんたは...寝てるだけなのに何でモテるのさ」「あの子に熱を上げるのもいいけど、世間がどうなってるのかわかってるの? これ読んで」「兵団が権力に固執するあまりエレン・イェーガーを不当に拘束...兵団への疑念が過熱している...」「兵団は民衆が満足いく回答なにも言ってくれないしね」「かと言ってジークの存在や地鳴らしの件を明かすわけには...」「エルディアを救えるのはエレンだけだ」「食い殺された国民の無念を晴らせるのはイェーガーだけだ」「これは...」「兵団本部全域を民衆が取り囲んでいるんだって...」「おい、ヒッチ。お前も手を貸せ」「うっ。仕事が増えるよ...」「アルミン」「ミカサ。よかった。無事に来れたんだね」「うん。ようやくもらった時間を無駄にできない。急ごう」「調査兵団の新兵?...」「何であの子たちが本部に?」「私はあの日エレンに会いに行きました。今まで黙ってきたことをお詫びします。これでは義勇兵が拘束されるのも無理ありません」「またえらくしおらしいのお」「私は思っていた。あなた方は世界を知らない。このまま議論を先送りにし続けていけば手遅れになると。危機感を覚えていたのはエレンも同じでした」「それで、エレン自らマーレの中枢に潜伏し兵団を動かすように助言なさったか」「そんなことは言ってません。ただ兵政権にはっぱをかける必要があるとは申しました」「それだけかのう。危険を冒してまで密会するからには具体性のある取り決めを交わすものじゃろう」「おっしゃる通り公の場であっても我々は彼との面会を申し出ることすら叶わない立場でした」「それでも密会に踏み切ったかいもありエレンの誘導に成功しジークが望んだとおりの結果を得たわけじゃな」「そんな事では意味がありません。私はただエレン・イェーガーに私を知ってほしかっただけで...」「いえ。我々にとってエレンの持つ始祖はマーレを打ち砕く望みなのです。彼は我々が望んだとおりマーレに大損害を与えました。いえ、想像以上です。彼はたったひとりで我々を長年苦しめてきたマーレに天罰を下したのです。それほどの器の持主である彼が始祖を宿しているという事実。ピクシス司令。今、我々が目にしているものが何かおわかりですか? 我々は歴史が変わる瞬間に立ち会っているのです。ふたりの兄弟によって世界は生まれ変わります。私はそれを彼らの近くで見ていたいだけなのです」「つまりエレンと密会した真の目的は好奇心であると?」「そうなります。他の義勇兵は私が密会したことを誰も知りません。すべては私の軽率な行為。あなた方を欺いたのは事実です。私の行動はすべてエルディアを思ってのこと...」「わしもそう信じたい。エレンと交わした会話のすべてお聞かせ願おう。うまい嘘のつき方を知っとるか。時折、事実を混ぜてしゃべることじゃ」「まったく。この期に及んで我々を疑うなんて正直、失望しましたよ。俺たちは仲間でしょう? この3年間、共に汗を流して培った鉄道も貿易もこの島を豊かにしたはずです。俺たちはエルディアに尽くしたのに...はぁ~」「すまない。10か月前の鉄道開通式から、こんなことになるとは...」「まったくですよ。皆でエルディアの未来を誓い合ったのに」「...えっ、イェレナがエレンと密会したことを認めた?...本当ですか?」「本当に知らなかった?」「知りませんでしたよ。本当に」「うん。本当に知らなかったと見える。私にはね」「イェレナが...」「イェレナがそんなことするわけない。とは言わないんだね。彼女ならやりかねないと思っているから?」「そんなことは...」「順序は正しくないが君たちを拘束しなくてはいけない理由ができた。イェレナについて知っていることはすべて話すんだ。我々の今後のためにも」「知っての通り我々義勇兵を組織したのはイェレナです。最初は互いに疑心暗鬼になり、うまくまとまらなかった。その度に彼女は自ら手を汚すことでジークさんや組織への忠義を示してきました」「寝食を共にした友であっても、こちらを疑ったマーレ人はすべて事故死として葬った。俺たちもそれがマーレに奪われた祖国のためだと信じることで乗り切ったんです」「変だな。彼女が兵政権に反発してまでマーレ兵の人権を譲らなかった。そこまでマーレ人に容赦のなかったイェレナが...この島で...よし、私について来てくれ。オニャンコポン」「えっ...」「ハンジは相変わらず飛び回っているらしいな」「はい。確かめないといけないことがあると」「ああ。義勇兵ひとり連れ回すことを許可したが君たちとエレンを面会させることはできない」「どうしてでしょうか」「義勇兵とエレンの接触が明らかになったからだ。エレンは義勇兵と密会したことをひた隠しにして今回のマーレ強襲劇に及んだ」「現在は密会を企てた首謀者や関係者への調査が続いている」「エレンは今回の発覚を受けて以降、黙秘したままだ。彼が単独で過ごしたマーレでの時間についても依然として空白のまま。おそらくエレンはジークに操られていると我々は見ている」「他ならぬ君たちだから話したが、くれぐれも内密に頼む」「エレンが...そんな...」「エレンは、どうなりますか?」「それは?」「ん? 何でもない。置き場に困った物を先ほど新兵に運ばせたんだ」「しかし総統。エレンが黙秘するのでしたら、なおのこと僕たちふたりがお役に立つのではないでしょうか。確実にエレンから真意を聞き出せるとは申しませんが試して損はないはずです」「事態はより慎重を期す。話は以上だ」「なぜ...アルミンの言う通り損はないはずなのに...どうしてダメなの?」「考えられるとしたら兵政権はすでにエレンを見限っているのかもしれない」「失礼します」「もしそうだとしたら、始祖の継承者選びが始まっている」「あの部屋の会話を聞いて来る」「待ってよ。ミカサ」「大丈夫。バレないようにできる」「今、兵規違反を犯しちゃまずいよ」「状況がこうなった以上は兵団の方針をいち早く知る必要がある。何があっても私はエレンを...」「アルミン。ケガは?」「...大丈夫」「あんたたち、無事なの?」「ヒッチ。何があったの?」「いきなり総統の部屋が...」「総統は?」総統...( -人-)「心臓を捧げよ。俺たちの怒りが届いたんだ。今こそ戦う時だ...」「心臓を捧げよ。心臓を捧げよ...」「ザックレー総統の私物である特注のイス。これに爆弾が仕掛けられていたと見ている。総統を含む4名の兵士が犠牲となった。犯人もその目的も不明」「彼なら一日中、私と一緒にいたし義勇兵は全員軟禁中だ」「では他に考えられる勢力は?」「あのイスは新兵に運ばせたと総統は申しておりました」「どこの新兵だ」「総統は新兵とだけ。しかし僕とミカサは総統の部屋を訪れる前に本部から立ち去る新兵を見ました。調査兵団です」「調査兵団といえばエレンの情報を外に漏らして懲罰を受けた者どもがいると聞いたが。まさか...」「緊急事態です。エレン・イェーガーが地下牢から脱走しました」「...総動員して捜索するんだ...」「いったい何が起こっているの?...」「多いな。何人いる?」「ここにいる者以外にも俺たちの味方は兵団内に潜んでいる。ダリス・ザックレーを爆弾で吹き飛ばした者もいる。このエルディア帝国を救えるのはお前しかいない。エレン・イェーガー」「大丈夫だよミカサ。エレンならわかってくれる。話し合えばきっと...わかってくれる...」「ジークの居場所を特定する」「フロック・フォルスターを含め100名あまりの兵士が檻の中から看守ごと姿を消した。そのすべての兵がエレンの脱獄と同時に離反をしたと見られる。総統の殺害もやつらの仕業と見て間違いない」「やつらでは困るな。反兵団破壊工作組織イェーガー派と呼称しよう。そしてイェーガー派の目的は...わかるかハンジ」「ジークとエレンの接触を果たすことがすべてだろう。そしてエレンを中心とした兵団組織の変革。総統の殺害は彼らの強い意志を示している」「今回、直接の引き金となったのは兵団がエレンから始祖を移そうと画策していたからだ。我々に何のしらせもなく」「しらせていればどうなるかぐらい見当がついたさ。何よりイェーガー派の多くは調査兵団からだという。どう責任を取るつもりだハンジ団長」「いくらでも処分は受ける。しかし今、私が兵団を退くことより無責任なことはない。それにイェーガー派はまだ、どの兵団にどれだけ潜んでいるかわからないだろ」「そうだな。俺の目の前にいるかもしれない。今お前らが自爆しても不思議じゃない」「ローグ。バカなことを言うな」「どうやって証明する? それができない以上は、お前ら調査兵団を野放しにしておくわけにはいかない」「よさぬか。客人の前であるぞ。仲間同士でいがみ合うより先に、やるべき事があるだろう。ハンジ、ジークの拘留場所を知るものは?」「現地で監視にあたるリヴァイと30名の兵士。そして補給と連絡を受け持つ3名。あとは私だけだ」「ならば、その3名をここへ。ナイル、女王の住処は安全か?」「限られた者しか知りませんが、今一度確認します」「エレンがまず狙うは、ジークとの接触。そしてヒストリア女王。まずはこのふたつの守りを万全の物とせよ」「了解」「ピクシス司令。総統を失った今、我々を束ね統率することができるのは、あなただけです。何か今後の展望はございますか?」「うむ。これはもう、わしらの負けじゃ。エレンに降参しよう。兵団内部に敵を抱えといてはどうにもならんが、仮に徹底して敵をあぶり出すにしても、どれだけの血が流れることか。そんな愚行に費やす時間はどこにもない。多くの兵に兵団を見限る決断をさせた...我々の敗因はこれに尽きる」「そんな。総統らを殺した連中に頭を下げるおつもりですか?」「ザックレーとの付き合いは長い。革命に生き革命に敗れるなら、やつも本望じゃろう。何より、4名の死者はその弔いの代償にエルディア国の崩壊を望んではいないだろう」「それではイェーガー兄弟に服従するおつもりですか?」「服従ではない。イェーガー派にジークの居場所を教えることを条件に交渉を図る。我々は従来通り地鳴らしの実験を見守り、これにエルディアの存続を委ねる」「但し、我々の親玉を殺された件を、ここに不問とする。これで数百人、数千人の同志が殺し合わずに済むのなら...安かろう」「それでは各員、取り掛かれ」「了解」「指令殿」「たいへん見苦しいものをお見せしましたのう」「いいえ。どの国も通った道です」「あなた方の安全も絶対とは言えませんな。どうか事態の収拾まで港でお過ごしくだされ」「はい。私どももエルディア国の勝利を心より願っております」「ミカサ様。何かありましたら、すぐに私どもの船までお逃げください」「キヨミ様のお心遣い感謝いたします。しかしながら私はエルディア人ですので生まれ育ったこの島の行く末を見守りたいと思います。どうか私のことはお気になさらずに」「何をおっしゃいますか。私どもがここに来たのは、あなた様のために...」「地下資源がなくてもですか? この国の主導権を握るのが誰であろうと地鳴らしさえ成功すれば、というお立場ですよね」「ええ。地鳴らしの力が本物でなければヒィズル本国からははしごを外されることでしょう。これまでの交渉は水泡と帰しアズマビト家は最後を迎えましょう」「でしたら、なおさら頼るわけにはいきません」「激動の時代の中でアズマビト家は変じてきました。今や金勘定にあさましい女狐の汚名がとどろく始末と成り果てました。ただ、ミカサ様の母君が残された一族の誇りまで失ったわけではございません。この国がどうなろうと、あなた様だけはお守りいたします」「まさか総統を殺したエレンに協力するなんてな」「まだエレンがやったと決まったわけじゃない」「声が大きいぞミカサ。俺たちはイェーガー派じゃねえのかって疑われてんだぞ」「実際どうなんだよミカサ。おまえは?」「私とアルミンはあの爆発に巻き込まれるところだったと言った。これでもわからないのか」「はあ?」「やめるんだ...」「ピクシス司令の言う通り兵団内での争いは自滅でしかない」「ではすべてはエレンとジークに委ねることに問題はないとお考えですか?」「いいや。それはよくない。この状況を踏まえた上でジークやイェレナによって仕掛けられた保険が効果を発揮してきている。そして保険は他にもまだあると考えるべきだ。私たちはこれ以上無様に翻弄される前にジークの思惑を明らかにしよう。もちろん私の早とちりならそれでいいんだけど」「何かあてがあるんですか?」「彼女が守ったマーレ人捕虜の労働環境が怪しい...」「例えば、レストランとか...」「すごい建物」「こんなとこ初めてだ...」「よかったなあ、お前たち」「今日は、うんと食うときなさいよ」「チッ。兵団のやつら騒々しいな」★次回 「森の子ら」
2021.03.06
進撃の巨人 The Final Season あらすじ ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」・各話タイトルクリックで、あらすじ記事にリンクしています ☆「第60話 海の向こう側」 ☆「第61話 闇夜の列車」 ☆「第62話 希望の扉」 ☆「第63話 手から手へ」 ☆「第64話 宣戦布告」 ☆「第65話 戦鎚の巨人」 ☆「第66話 強襲」 ☆「第67話 凶弾」 ☆「第68話 義勇兵」 ☆「第69話 正論」 ☆「第70話 偽り者」
2021.02.28
進撃の巨人 #70 偽り者☆前のお話は → 「第60話~第69話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」『今回4年前にサシャに助けられた女の子が登場します。その時のお話のリンクを下に貼っておきます。記事の方も2017年4月で約4年前のものです』「2期 第27話 ただいま」「ガビ、おい、どうしたんだ。おい、しっかりしろ」「どうした? 何があった?」「急に苦しみ出して...」「おい、嬢ちゃん。大丈夫か?...」「ガビ、やり過ぎだ...」ガビがこれで頭を何度も殴りつけ看守死亡。「ここから逃げてどうするってんだよ」「あのままだと殺されるでしょ」「あの人は、お前を心配してたぞ」「悪魔を信じてどうするの。もうジークも信じられない。もう誰も...」お目覚め (*'▽')「悪い夢でも見たか。すべて夢ならよかったのにな」「ガビとファルコの声が聞こえた。ふたりはどこだ」「かなり遠くまで逃げたな。夜通し走ったんだから...なあ、その腕章外せよ。目立つから」「これを見られたって普通の住民に意味はわからないでしょう」「軍人が見ればわかるだろう。いいから外せって」「こんな辺鄙な田舎に軍人は歩いてないから」「ずっと着けてたらいつか見つかるだろ。マーレに帰る手がかりも何もないのに」「帰れるわけない。私はただ捕まって死ぬまでにジークを見つけて問いただしたいだけ。私たちマーレを裏切ったのか。何でそんなことをしたのか。あんたは好きにすればいい。別について来なくていいから」「ああそうかい。好きにさせてもらうよ...じゃあこれ捨てといてやるから...」「返せ」「何でだよ。こんなもんが、ここで何の役に立つってんだよ」「私は善良なエルディア人なの。それがないと島の悪魔と同じになるでしょう」「何言ってんだお前。おかしくなっちまったのか」「じゃあ、ほっといてよ」「何でついてきたの? あんたまで死ぬことないのに...」カヤ : 「何してるの? こんな朝早くに...君たちどこから来たの?」「言いたくないです。私たち家が嫌で...やっと逃げてこれて...だからもう、戻れないんです」「そう。お腹空いたでしょ。近くに私の家があるからついて来て」「ちょっとここで待ってて」「あの馬は逃走に使える」「何言ってんだよ」「もっと遠くに逃げないと、ここも直に捜索される。それに私は悪魔と一緒に食事なんてできない」「お前なあ」「お待たせ。入って来て」「はい。今行きます...俺が全部話すから余計なこと言うなよ」「君たちか家出したんは。どうしたこつかい?」(南方マーレの訛り?...)「はじめまして。僕たちはきょうだいでベンとミアです。訳あって親元から逃げて来ました。僕たちにできることがあれば何でもします。だから数日だけここに泊めてください。お願いします」アルトゥル・ブラウス (サシャの父)「そげん子供が頭を下げるもんやない。ブラウス厩舎へよう来たね。何日でもおったらいいって。そしたら、はよ朝めし食わんと」リサ・ブラウス (サシャの母)「疲れてるやろ。それ食べたら横になっていいけんね」ガビ、頭に置いた手を凄い形相で払いのける。「リサ。この子...」「ごめんね。辛いことがあったんやろうね」「妹がすみません。いただきます...うまい。おいしいなあ...ホントにおいしい...ほら、ミアも食えって」ガビ、震えながらやっと食べる。「この度のマーレ遠征作戦成功おめでとうございます。ヒィズル国首脳もエルディア国の勇敢さをたたえる声に溢れております」「お褒めに預かり光栄にございます。世界一危険な島へようこそ」「ええ。今回の我々の目的はその危険をこそ目にすることにありますから」「すると、あちらが例の観測機でしょうか」「はい。氷爆石を燃料に用いて実現した世界初の飛行艇となるでしょう。しかと地鳴らしの力、見定めさせていただきます」「イェーガー氏が幽閉され義勇兵が一斉に拘束されたとの噂がありますが、その真相は?」フレーゲル・リーブス :「なあハンジさん。説明してくれ。シガンシナ区から全住民強制退去命令だって? 区の再建にリーブス商会を斡旋したのは兵団だろ」「憲兵にあたってくれ」ピュレ :「ハンジさん。イェーガー氏がもたらした勝利により我々の未来は開かれた。エルディア人に生きる未来はあるのだと。そうであれば、兵団とイェーガー氏との関係は我々エルディア国民の問題です」ロイ : 「ハンジさん。あなたは情報は納税者に委ねられると仰っていましたが、その姿勢に変化があったのですか?」「状況が変わったんだよ。壁が開かれ世界と繋がり、情報の持つ意味が変わったんだ」「辛い立場なのはわかるよ。ハンジさん。だから目を見て言ってくれ。信じていいって」「すべてはエルディア国民、みんなのためだ」「エレンの情報を渡したのは君たちか。ホルガー、ヴィム、ルイーゼ。新兵の君たちとフロック」「何でこんなことを?」「エレンを解放すべきだからです」「彼は何も間違ったことをしていない。途方もなく巨大な敵に立ち向かい勝利を手に入れた。その勝利とは地鳴らしという圧倒的な力であり我々の生存権です。エレンは我々、新生エルディア帝国国民全員の命を救いました」「その地鳴らしが期待通りに機能して我々を救う保証は何もないんだよ。言ってしまえば人から聞いた話にすぎない」「エレンを牢に閉じ込めているままだからでしょう。このまま無為に時間を消費する余裕が我々にあるのでしょうか。このままでは先の大勝利が無駄に終わります。この国を導くのはエレン・イェーガーです。今すぐ彼を解放してください」「うん。君が正しいのかもしれないね。形はどうであれ私はジークの作戦を完遂するとの決断を下した。すべては私の責任だ...だからこれ以上勝手なまねは許されない。君たちはエレンの情報を外に漏らした罪で裁かれる。この4人を懲罰房へ」「壁中人類の勝利のためなら本望です」サネスの言葉を思い出すハンジ。『こういう役にはたぶん順番がある。役を降りても誰かがすぐに代わりを演じ始める。頑張れよ、ハンジ...』「...疲れた...いや、まだ調べることがある...」ルイーゼ : 「ここはミカサさんの入ったことのある房ですか?」「え? 違うけど」「そうですか。残念です。あ、でも、兵規違反は後悔していません。勝利が調査兵団の目的なら規則を守ることが必ずしも絶対というわけではありませんよね」「やめなさい、ルイーゼ。刑期が延びるだけだから」「私はあなたに命を救われたあの日から、あの時のままです。巨人を人の力でねじ伏せたあなたを見てわかったのです。力がなければ何も守れないと。私たちは理不尽な暴力と戦っていいのだと学んだのです」「あの日から少しでもあなたに近づきたくて私は...ミカサさんが調査兵団に入った理由は何ですか。イェーガーさんのためなら彼の自由を...」「私から言えることはひとつ。口を閉じてなさい」頭痛...そして強盗に襲われた幼い日のシーンが...『もう大丈夫だ...ミカサ』「10か月前、トロスト区鉄道開通祝いでの祝賀会、君の監視係は急遽代役となった。フロック・ホルスター。宴もたけなわとなったあたりで君を近くの宿泊地まで送った彼じゃが、現在、情報漏洩罪で拘留されておる。またこの宿泊地はエレン・イェーガーの住処と数十キロの位置にあった」「どうもこの時期を境にエレンは単独行動を取るようになるのでな。何にせよ美女と会話できる口実ができて何よりじゃ」馬屋の掃除をするガビとファルコ。ガビ、馬に頭をアムっとされ、滑って転んで桶を被るw「何でこんなことに。これが悪魔の仕業...」「いや、馬の仕業だと思うぞ」「お前を乗せて逃げる馬なんていないだろうな」「馬術の訓練なんてなかったし...こんな田舎にいても何の情報も得られない」「下手に動くよりここに根付いたほうがいいと思う」「何言ってんの」「ここで大人しく助けを待つんだよ。直に世界中の軍隊がこの島に攻めて来るだろう。きっと兄貴やライナーさんたちが助けに来る」「ジークが憎くないの? 裏切者があんなに近くにいたんだよ」「俺たちにできることは、ねえよ」「何、ミアって。なんであんたの妹なの」「どっちでもいいだろ」「ふたりとも、お昼にしよう」「仕事覚えるのが早いね。体力もあるし」「そんな。ありがとうございます。しかしカヤさんもですけど、ここで働いてる人はみんな若いんですね」「うん。ここにいる人は孤児だからね」「そうだったんですか...」「女王の方針で行き場のない子供には支援があるから。ここは4年前に親を失っている子供たちの集まりなの」「罪を受け入れてないようですね。この島の民が世界に対して残虐非道の限りを尽くした歴史をお忘れですか。エルディア人ひとりひとりが罪の自覚を正しく持つことでようやく贖罪への道が開かれるのですよ」「それは、みんなが親を亡くしたことと関係あるの?」「当然です。いくら善人のようにふるまおうとも逃れられる罪の重さではありません」「マーレではそう教えられてるの...」「お前お世話になってる身で何言ってんだよ」「これは普遍的な歴史の話だから...」「...今、何て言いました?」「君たちはマーレから来たんでしょ」「どうして?」「どうしても何も自分で叫んでいたじゃない」「えっ、あ、じゃ最初からか。ええっ最初からですか。恥ずかしいなあもう。なんで言ってくれないんですか...」ガビ、カヤに襲い掛かろうとしてファルコに止められる。「何してんだ。お前は」「悪魔が正体を現した。おかしいと思ったんだ。島の悪魔がこんな親切なはずない」「おい、バカかお前」「おーい。お前ら何暴れてんだ」「ミアがお兄ちゃん取られるってヤキモチ焼いてるのー」「なんだ、カヤのやつ、仲よくしてんじゃん。少しは明るくなってるし」「まったく。危ないから、その道具で遊ぶなよ」「はい」「どうして...」「ここ、私が住んでた村。4年前ここにも巨人が一体現れたの。その巨人を見て村の人はみんな逃げた。足の悪いお母さんを置き去りにして。私はどうすることもできなくて座ってた...」「ただここから、あそこでお母さんが食べられる音を聞いてた。お母さんはずっと生きたまま食べられてた。次第に声も上げられなくなった。声が出なくなるまで叫んだからだと思う」「壁の外には人類がいて私たちを悪魔の民族だって言ってるんでしょ。でも、なんでそんなに恨まれているのかよくわからないの。ミア、ベン、教えて。お母さんはいったい何をしたの? 何をしたからこんなに恨まれているの?」「何千年も世界中の人々を虐殺したからでしょ」「何千年?」「そんなことも忘れていたなんて。エルディア人は何千年もの間、巨人の力で世界を支配し蹂躙してきたの。他の民族の文化を奪って望まれない子を産ませて、数えきれないほど人を殺してきたの。被害者ぶるのはやめて」「でもお母さんはこのへんで生まれ育ったから、そんなひどいことはしてないと思う」「だから100年前、あなたたちの先祖が犯した罪の大きさが問題なの」「100年前って...じゃあ今生きている私たちはいったい何の罪を犯しているの?」「ついこの間だって私の町を蹂躙した...」「私のお母さんが殺されたのは4年前だからその罪じゃない」「だから、先祖が世界中の人を虐殺したから...」「お母さんは誰も殺してない。ねえミア、ちゃんと答えて。なんでお母さんがあんなに苦しんで殺されたのか。何か理由があるんでしょ。そうじゃなきゃ、おかしいよ。なんでお母さんは生きたまま体を食べられたの? ねえ、何のために殺されたの? ねえ、何で...」「威力偵察です。4年前のパラディ島侵攻の目的は大攻勢を見据えての威力偵察でした。カヤさんのお母さんはそれに巻き込まれたんです」「お母さんには何の罪もありません...ごめんなさい...」「軍の情報を敵国に漏らして...それで何で謝るの?」「ありがとう、ベン。教えてくれて。でも、ベンが謝るのはおかしいよ。マーレに生まれただけなのに」「それで...カヤさんはその状況から、どうやって助かったんですか?」「今の私より少し年上くらいのお姉ちゃんが、薪割り用の斧を持って入って来て巨人相手に戦ったの」「そんな、無茶だ...」「結局お姉ちゃんは自分を盾にして巨人から私を逃がしてくれた」「お姉ちゃんが生きてたら、行くあてのないあなたたちを決して見捨てたりはしない。私にそうしてくれたように...今度マーレの人が働いているレストランに招かれているの。そこにあなたたちを連れて行けばマーレに帰る方法が見つかるかもしれない...」「どうして...」「私は、お姉ちゃんみたいな人になりたいの」「獣の巨人の死骸を調べた結果、爆破され粉々になったジークの体が部分的に見つかった」「だが足りない。見つかる部位はどれも両腕、両足のものだ。我々を欺くために自らを亡き者と装ったのだ」「ジークはパラディ島、敵勢力と手を組み、飛行船で逃げおおせたと見ている」「この対人型に改良された立体機動装置にはマーレの技術が取り入れられている。逃走用に奪われた飛行船も訓練を積んだ軍人でないとできない高度な飛行技術を見せた。おそらくは4年前のパラディ島調査船に同志を忍ばせたのだ。エルディア復権派の同志をな」「クソ。ずっと一緒に戦っていたのに裏切者だったなんて...」「当然このままで済ますつもりはない。今から半年以内にパラディ島に世界連合軍による掃討作戦を行う」「半年ですか。ファルコとガビの救出も半年後でしょうか?」「あのふたりは最も優秀な戦士候補生です。失えばマーレにとっても大きな痛手になるかと」「次の戦士候補生の育成にも相当な時間がかかりますしね」「だがマーレの力だけでパラディ島を攻めても以前のように返り討ちに会うだけだ。世界連合軍の集結を待つ」「ジークもそう考えるでしょう。大打撃を受けたマーレ軍はすぐさま攻勢に転じることはないと。そして半年後に潰されるのを策もなしにただ待っている人でもない。世界連合軍を待ってはいられません。今すぐにパラディ島を奇襲すべきです」★次回 「導く者」
2021.02.27
進撃の巨人 The Final Season あらすじ ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」・各話タイトルクリックで、あらすじ記事にリンクしています ☆「第60話 海の向こう側」 ☆「第61話 闇夜の列車」 ☆「第62話 希望の扉」 ☆「第63話 手から手へ」 ☆「第64話 宣戦布告」 ☆「第65話 戦鎚の巨人」 ☆「第66話 強襲」 ☆「第67話 凶弾」 ☆「第68話 義勇兵」 ☆「第69話 正論」
2021.02.21
進撃の巨人 #69 正論☆前のお話は → 「第60話~第68話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」(( )) → たがめの独り言です('◇')ゞ「戦え。戦え」「何してるの? 鏡に向かって話しかけてたの? 戦え、戦えって」「ねえ。戦え、戦えって言ってたんだよね。何と戦うの? 戦え、戦えって2回言ったってことは二回戦があるのかな」「黙っていちゃわからないよ。普通はそんなひとりで喋ったりはしないと思うんだ。私は鏡に映る自分に話しかけたりしたことがないからさ...その髪型、カッコいいと思うよ私は。ちょっと乱れてる感じなんか、頑張って無造作に見えるような努力が...」「何しに来たんですか」「何って話しに来たんだよ。初めて会った時なんて一晩中、巨人について語り明かしたじゃないか」「私の一方的な話を君は聞いてくれた。私は確信していた」「君はヒストリアを犠牲にすることはないって...」【2年前】「エレン。1年前、君に船ごと担ぎ上げられて以来ですね。これからよろしくお願いします」「いいや。今後もお前らの接触はない。顔を見せたのは最大限の譲歩だ」((リヴァイ兵長。ちっさw))「それで十分です。今日はめでたい日になる。港が完成して、初めて外国の要人を迎えるのだから」「パラディ島唯一の友好国。ヒィズル国。その特使、キヨミ・アズマビト」「この家紋に見覚えはございませんか」「これは...」「見せるんだ。ミカサ」「でも、これはお母さんが秘密にしてろって...」「子供の頃、俺には見せただろ。その秘密はきっとこの日のためだ。さあ...」ミカサ、手首の包帯を外す。「この印は死んだ母の一族から受け継いできたものです。私も自分の子に託すように言われました」((おお、てか包帯してたの知らなかった。刺青じゃなくてアニメじゃ布に刺繍になってたけどしらっと原作通りに戻ったなw))「ああ。なんて健気なことでしょう」「およそ100年以上前、アズマビト家の御祖にあたる我が将軍家子息はフリッツ王家と懇意にしており、このパラディ島に逗留しておられたのです」「そして巨人回戦後、ヒィズル国は敗戦国として立場を追われ、その混乱の最中、将軍家の忘れ形見はこの島に取り残されたのです。あなたは我々が失った一国の主の末裔...ヒィズル国の希望です」「そもそも国ってのがまだよくわからんな...」「とにかく、ヒィズルが利用できるなら何でもするんだ」「これが罠だったら...」「やはりイェレナたちの意見を聞くしかな...」「いや、それこそやつらの思うつぼだろう」「ひとつ確かなことがある。我々は海でつながる世界においてヨチヨチ歩きを始めた赤ん坊にすぎない。今は黙って耳を貸すのみとしよう」「ねえ、その印なんでエレンだけに見せたの? だって手首の包帯、誰にも見せなかったじゃない」「これは...その...」「なんか嬉しそうだな」「嬉しいんだよ。私たちは生まれのことで重い荷物を背負う者どうしなんでしょ。ミカサが一緒なら、こんなに頼もしい人いないよ」「本日は両国にとって歴史的な日です。この日を迎えられたのは私たちを引き合わせてくれたジーク・イェーガーの存在が不可欠でした。私どもは彼と密会しミカサ様への取次を条件にある取り計らいに賛同しましたことを報告させていただきます」「まずは、こちらをご覧ください...あれ、ご存知でしたか。マーレの機密案件でしたが」「この立体機動装置はパラディ島で開発された巨人を殺す兵器です。私が個人的に調達したものですのでご安心を。こちらを差し上げます。しかし、この兵器を動かすには、ある特殊な燃料が必要です」((これってミケさんの...(;_;))「それを彼らは氷爆石と呼んでいます。いまだパラディ島以外では採掘されたことがない未知の地下資源です。その兵器の中にも痕跡が残っているでしょう」「ジーク・イェーガーは、自分の計画に協力するなら、傾いた国家が大国に返り咲くほどの産業を手にするでしょうと提案してきたのです。まだ埋蔵量も調査したわけではございませんのにねえ。ですがそれが事実なら、この近代化の時代において金銀財宝に等しい資源が眠っておられるのです」(私はダシに使われただけでは...)(アズマビトは金の匂いに鋭いから交渉はうまくいくってイェレナが言ってた...)(やはり儲け話もなしに、この島に来る危険は冒せんというわけじゃな)「それで、ジーク・イェーガーとの取り計らいとは、いったい何でしょうか」「ご存知のとおりジーク・イェーガーは秘策があると主張し、それにはヒィズルの介入が不可欠だとしています。こちらは地鳴らしでこの島を守るために必要な3つの過程です。まずひとつめは地鳴らしの実験的活用。その力の一部を公開し世界に破壊力を見せつけるのです。ふたつめがヒィズルの介入。地鳴らしが必要なくなるまでこの島の軍事力を世界の水準並みに底上げすることが目的です」「そしてその期間における始祖および王家の血を引く巨人両者の継続的な維持」「これが3つめの過程。ジークは獣の巨人を王家の血を引く者へと継承。その者は13年の任期を終えるまで可能な限り子を増やすこと」(他の兵器が発達しても地鳴らしは強力な兵器だ。手放すことができなければ、何世代にもわたり検証は繰り返されていく...)(今私たちが助かるためなら、こんな解決不可能な問題を未来の子孫たちに残していいのか? いいわけがない。しかし...)「わかりました。私は獣の巨人の継承を受け入れます。地鳴らしが我々の存続に不可欠である以上...」「壁を破壊し蹂躙されたあげく家畜みてえに子供を産まされ殺されて、やっと生きることが許されるっていうのなら、俺はジーク・イェーガーの計画は到底受け入れられません。地鳴らしの維持に我々の命運を委ねるのは危険です。残された時間の限りあらゆる選択を模索するのが我々の取るべき最善策ではないでしょうか」「君と焦燥感を共にしたつもりだった。でも君がなぜ単独行動に出てこの島を危機に追い込んだのかがわからない。もうヒストリアはどうなっても良かったのかい」「俺は戦鎚の巨人を食いました。この巨人の能力は地面から自在に硬質化を操り武器でも何でも生み出せるわけです」「つまり、どれだけ深く硬い地下に俺を幽閉しても無駄だってことです。俺はいつでも好きな時にここを出られる。当然、始祖を持つ俺を殺すこともできない。いくら脅したところでジークを殺すわけにはいかない。つまり、ハンジさん。あんたに何ができるっていうんですか」「教えてくださいよ。ハンジさん。他のやり方があったら...」「教えてくださいよ」「エレンのエッチ。今だに反抗期かよ、バカ。若者」「エルヴィン。あんたの唯一の失策だ。なんで私なんか団長にしたんだよ」「中に入ろう。ヒストリア」「もっと、体をいたわらないと」((あら、お腹でかい。そして目が死んでる。ライナーが見たら悲しむだろうに...))「やっぱり俺たちの提議通りジークは島に着くなり巨人にしたヒストリア女王に食わせるべきだったんだ」「それがまさか、ガキをおこしらえあそばされるとはな。所詮は下賤の身にすぎない名ばかりの女王様ってことだ」ナイル:「おい。やめろ。女王には相手を選ぶ権利がある。誰の息もかかっていない相手であることは調査済みだろう」「同じ地で生まれた青年だ。幼少期は女王に石を投げつけていたらしい。かまってほしかったようだ」「孤児院を手伝っていたのも罪悪感からだと。何年も顔を伏せたまま下働きを務める彼に気づいたのは...」「女王の方からだった」「馴れ初めなんてどうでもいい。本題は女王がなぜ今、身勝手な行為に及んだのかだ」「誰かが助言したんだ。妊娠しちまえば巨人にされずに済むと」「イェレナに違いない。あの女は一番イカレていて頭がキレる危険なやつだからな。女王が妊娠してジークは命拾いしたんだぞ」「おい。飲みすぎだ。ローグ」「今ならまだ間に合う。身重だろうと巨人にしちまえば...」「お腹の子は死ぬだろうな。何より女王の身に何かあればおしまいだ。ただでさえ出産は命の危険が伴うというのに...」「その正論でこの国は滅ぶかもな」「おい。もう1本持ってこい。マーレ人」「かしこまりました」「おすすめは、こいつだろ」((うっ、ニコロ怪しい...))「なあ、これは、俺たちが、やらなきゃいけないこと。なのか?」「いいや。やらなくていいことだ。あのバカがあんなことを言い出さなければな...これなら体も鍛えられるし島の開発も進むって...」「確かに今はヒィズルからの回答を待つしかないからな」「ああ。ヒィズルを介して世界との対話を図るんだ...それで地鳴らしに頼らずヒストリアが辛い目に遭わなくて済むんなら藁にでもすがるしか...」((ミカサが運んでるのってレール? それ鉄じゃないの? 凄すぎぃ(@_@)))「いやあ、この暑い中、ご苦労様だよ」「いえ、俺たちは、このバカの護衛でしかたなく...」「お前ら。図体ばかりデカくなりやがって」「ヒィズルの件でしたか」「たった今、アズマビトから返事が来た...ダメだった。ヒィズル国は取り付く島もないようだ。やはりヒィズルはパラディ島の資源を独占取引したいのだから他国との貿易に協力などしない」「そして、世界はパラディ島が災いのタネであり続けることを望んている。それが国々の団結を促し世界の安定を担保するからだ」「じゃあ、俺たちは地鳴らしに頼るしかなくて、ヒストリアの犠牲は避けられないってことですか」「そうなる」「そんな。こちらの意図も量らず勝手に悪魔だって決めつけて...どうしてみんなが平和になる道を考えられないんだ...」「それは、わからないからだと思う。私たちが何者か、わからないから恐れている」「そうだ。顔の見えない相手なんかを信用するわけにはいかないからね」「だから会いに行こう。わかないものがあれば理解しに行けばいい。それが調査兵団だろ」「マーレに拠点を設けて潜入か」「ハンジさん、そんなこと考えてたんですね。そこで本場のマーレ料理に舌鼓を」「えー俺、何持って行こう。腹を下したら大変だよな」「胃薬と歯ブラシと故郷の味を何か...」「ハンジさんの話、聞いてた?」「僕たちが平和を望んでいることを世界が知れば、何かが変わるかもしれない」「もう少し時間があればな。俺の寿命は5年とあと少ししかねえ。そろそろ決めなきゃいけない」「俺の巨人の継承者を」「私が引き継ぐ」「お前じゃダメだろ。アッカーマン家が何なのかまだわかってねえんだ。何よりヒィズルといろいろやってこうってやつが巨人になってどうする。お前じゃダメな理由は多すぎるんだよ」「じゃあ他に誰が?」「俺だ。まず俺はエレンよりはるかに頭がいい。とち狂って死に急ぐようなこともなく、いついかなる状況でも優れた判断力を発揮できる稀有な存在。それが俺だ。お前のお下がりは気に入らねえが実際、俺以上の人材がいるか?」「そんな、すげぇやつを13年で、みすみす死なすわけにいかないだろ。アホか。お前は兵団の指導者とか目指せよ。エレンの巨人は俺が継ぐから。なあ、それがいいだろ。エレン」「よくないですよ。あなたはバカなんですよ」「え?」「え?じゃなくて、バカにそんな重要なこと任せられるわけないじゃないですか。はあ...よだきいなぁもぉ...私が継ぎますよ。実戦経験もあって信頼できるのも私たちくらいなら、消去法で私しかいないじゃないですか...せれれんよ。せれれんじゃけどね」((サシャの訛りは大分県の日田弁だそうで、よだきいは「めんどくさい」せれれんは「したくない」みたいな意味らしいです))「いや、それはおかしいだろ...」「え?」「いや、だから、バカには任せらせないって、お前が言ったんだろ? お前は俺よりもバカなんだから...お前、言ってることが矛盾してるんだぞ」「え?」「俺はお前らに継承させるつもりはない」「何でだ」「お前らが大事だからだ。他の誰よりも...だから、長生きしてほしい」「はあ? てめえ、何、赤くなってんだ。どうすんだよ。この空気をよー」「すまん...」「ジャン。夕日のせいだよ。みんな赤くなってるからさ」「そうか。夕日なら仕方ねえよな...」「義勇兵の拘束か。まさかピクシス司令がそんな強行策に出るとはな...」「調査兵団は彼らと距離が近いから、事前に知らされなかったらしい」「そうせざるを得ないだろうな。ジークの思惑が確定していない以上、俺たちは危険な状態にあるんだ。そして突然ジークの計画に乗ったエレン。ジークと接触して何を話したのか...真相は本人たちにしかわからない」「なあ、お前らにはあれがエレンに見えたか。俺は違うと思う。あいつはエレンじゃない。もしあいつが俺たちじゃなく腹違いの兄貴のほうに付くことがあるなら...俺たちは、やつを切る覚悟をしておく必要がある」「そんなこと、させない」「お前もそっちに付くのかよ。ミカサ」「そんなことには、ならないと思う。エレンは誰よりも私たちを思っている。みんなもわかっているはず。だから私たち以外の外部に対して攻撃的になったのかもしれない。きっとその思いが強すぎたから...」「それは違うぞ。かつてのあいつは、いくらお前が強くても前線から遠ざけようとするやつだった。だがアルミンに軍港を破壊させ、お前を戦場に呼んだ。あいつが大事だと言った俺もコニーもサシャもだ」「それは私たちが信頼されてるから...実際、私たちが行かなければ何もできなかった」「サシャが死ぬこともなかっただろうな。ミカサ、サシャが死んだ時エレンはどうしたと思う。涙を流したと思うか。悔しがったと思うか」「コニー、よせ」「笑いやがった。いったい何がそんなにおかしかったんだろうな。サシャが死んだことのどこが...説明してくれよミカサ。何でエレンは笑ったのか...エレンのことは何でもわかるんだろ。なあ」「エレンと話そう。僕とミカサと3人だけで。エレンの真意を確かめるんだ」「話し合ってどうする。もしジークと同じ目的だったら」「巨人化の薬を入手した兵団は選択肢がある。信頼できる他の誰かを巨人にしてエレンの始祖を継承する選択だ」★次回 「偽り者」
2021.02.20
☆庭の福寿草の花が咲きました (*'▽')ノ【福寿草】フクジュソウキンポウゲ科の多年草花言葉 「幸福」1月1日の誕生花【開花日 2021年2月7日】☆2/7撮影ここ数年、開花日が早くなっていて、節分あたりかなあと思って、1月末あたりからチェックしておりました。この冬は気温は低い日が多い感じ。でも雪は少なくて蕾が見えていたけど、2/2の節分の後、3日連続で雪。積雪量は少なくてほうきでササっと掃けて昼には消えている程度だったけど蕾は硬いままでした。2/6と2/7は暖かくなって気温が10℃くらいまで上がり、2/7の昼に見たら、一輪だけ咲いていました。☆2/12撮影一輪だけじゃ寂しいのでもう少し花が咲いてから写真を撮ってアップしようと思ったら、また寒くなって開花が進まなくなって遅くなっちゃいました。ずっと一輪だけ咲いていたけど、2/12にちょうど旧正月のお祝いみたいに一気に咲きました。☆2/12撮影毎年2月といえば遅い正月休みの時期で、旧正月をなるべく避けて南の島へ行っていたのですが、今年は久しぶりにどこにも行かない2月になりました。でもまあ、今年も福寿草の写真が撮れたし旅行はまたそのうち行けるようになるだろうからいいかな。☆2/13撮影気温15℃超え。もうこのまま春になってくれてもいいんだけどな~【庭の福寿草の開花日】2010年 2月15日2011年 2月21日 (旅行中、推定)2012年 2月24日2013年 2月27日2014年 3月09日 (2月に記録的な大雪)2015年 2月12日2016年 2月06日2017年 2月01日2018年 2月04日2019年 2月03日2020年 2月02日2021年 2月07日☆オマケ福寿草じゃない写真もひとつ☆2/13撮影。『オオイヌノフグリ』ポカポカあったかい日で、福寿草も花盛り。オオイヌノフグリも咲き始めていました。昨年はこの花の写真を節分の日に撮ってアップしていて「2月にこの花の写真を撮ったのは初めてかも...」とか言ってたっけ。今年も昨年ほどじゃないけど早かったみたいです。★追記こんな感じでのんびり暖かな週末を過ごしていましたが、2/13夜の地震はビックリでした。10年前ほどではなかったけど、かなり揺れました。幸い停電や断水などもなく家族全員無事で、家の被害もほとんどなく物が少し落ちたくらいでした。まだ余震はあるし天気も大荒れだったりで油断はできないので注意して過ごしたいと思いますが、とりあえず無事の報告をしておきます。ご心配いただいた方々、ありがとうございます。皆さまもどうぞお気をつけてお過ごしくださいませ。
2021.02.16
進撃の巨人 The Final Season あらすじ ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」・各話タイトルクリックで、あらすじ記事にリンクしています ☆「第60話 海の向こう側」 ☆「第61話 闇夜の列車」 ☆「第62話 希望の扉」 ☆「第63話 手から手へ」 ☆「第64話 宣戦布告」 ☆「第65話 戦鎚の巨人」 ☆「第66話 強襲」 ☆「第67話 凶弾」 ☆「第68話 義勇兵」
2021.02.14
進撃の巨人 #68 義勇兵☆前のお話は → 「第60話~第67話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」アルミン:「君は、こんなことを聞かされても困ると思うけど、聞いてほしいんだ。3年前のあの時。あの時ならまだ、何かを変えられたかもしれない...」【3年前】「隊長。先遣隊が上陸して2時間、音沙汰なしです」「第2、第3調査隊に準備を急がせろ」「戦士隊を打ち負かし世界を脅かす悪魔の島。何としてでも、その実態をマーレに持ち帰るのだ」悪魔(巨人)が現れ船ごと担いで運ばれる。「マーレのみなさん、こんにちは。パラディ島へようこそ~私はハンジ。はるばる海を渡っていらしたお客様をお迎えする者ですぅ。ああ、どうぞこちらでお茶でも楽しんでいってください。ちなみに、お一足お先にお越しのお連れ様のお客様とは、すでに仲よしで~す。だよねニコロく~ん」(後ろでリヴァイが刃物を突き付けている)「隊長。私にかまわずこの悪魔どもを撃ってください」「な、何を言いだすんだ。ニコロくん」「お前の三文芝居につき合う気はないってよ」「よく聞け悪魔ども。マーレは穢れた血に貸す耳など持ち合わせていない。穢れた連中と豚の小便をすするような真似はしない」「はあ? いいのかな。そんな悪口言って。後ろの巨人が見えないのかなあ」(ホイ。後ろの巨人)「悪魔の力などに屈するものか。これがマーレの挨拶だ」と言って撃とうとした隊長が撃ち殺される。「何の真似だ。イェレナ」イェレナ:「武器を捨てるんだ」「お前ら...」オニャンコポン:「言うとおりに」「ハンジさん。お招きいただき光栄です。お茶...しましょう」(そして巨人を見て)「会いたかったよ...エレン」コニー:「あのデカい女、仲間を撃ち殺しやがったぞ。いったい何が目的なんだ」ジャン:「さあな。敵であれ味方であれ、信用できねえのは確かだ」ミカサ:「サシャ、寝ないで」アルミン:「でも、話し合うことができて情報が手に入るなんて、とてつもない幸運だよ」 エレン:「ああ、本当に運がよかった。敵の上陸を阻止できたのは偶然だ。マーレが本腰を入れれば、こんなもんじゃ済まねえ。なんとかしねえと」「なるほど。こうやって何発も撃てるわけか」「それらがマーレ兵の基本装備です。マーレ兵は一師団あたり約2万人で構成され総員50師団。約100万人になります」「それら陸軍に加え21隻の戦艦から成る3つの艦隊を有し、その他、新兵器の進歩も目覚しく、航空戦力にも力を注いでいます」「コウクウ...?」「チッ。ビビッてんじゃねえよ。なめられるだろうが」「要するに海や壁を越え敵が空から現れる移動兵器のことです」「ええっ、空から来るの?...そんだけの力を持ったマーレ様が少なくとも1年間、まともに攻めて来なかった理由って...何?」「主に理由はふたつ...」\(゜ロ\)(/ロ゜)/ (踊ってるしw)「ひとつは島に放った無垢の巨人が最新鋭の兵器をもってしても、いまだ上陸困難な障害であること。マーレがエルディア人を壁の中に幽閉するための政策でしたが逆に進軍からエルディアを守る存在となっていたのです...しかし、もうすぐ夜が明ける。巨人が活動する頃、ですよね。今、我々が壁の外でのんびりお茶できるということは、島の巨人をすべて殺してしまった...ということでしょうか」「だったらどうする。何とかしてマーレに伝えるか」「いや。素晴らしい。期待以上だ」「ふたつめの理由は?」「現在マーレは複数の国と戦争状態にありパラディ島どころではないというわけです。あなた方はマーレが誇る戦士隊を打ち負かし、さらに超大型巨人や女型の巨人といった主力兵器を奪った。マーレは敵の多い国ですので諸外国は瞬く間に団結し戦争の火ぶたが切られたのです」「するとあなた方はマーレに恨みを持つ亡国の民でありマーレ軍に潜入する諜報員のようなものなのかな...やっぱりマーレに背くからには、それなりの動機と後ろ盾がないとね」「諜報などと呼べるような代物ではありません。マーレに故郷を奪われ兵士として徴用された我々は、とても非力で、あの大国にあらがう気概は失われつつありました。彼に導かれるまでは...」「マーレや世界の人々が悪魔と呼んで恐れる巨人。私にはまったく別のものに見えた」「神です。無力な私たちに希望を見せてくれました。私たちはジーク・イェーガーの命を受け上官を撃った、反マーレ義勇兵です」「その目的は全エルディア人の解放」「ジーク・イェーガーの要求は以上です。すべては生存が危ぶまれるエルディア人の救済を目的...」「論外だ。そんなバカな話に乗るものか...」「相手は獣の巨人だぞ。ラガコ村の村民を巨人に変え壁内を恐怖に陥れ調査兵団を壊滅寸前まで殺戮した張本人がそうぬかしたのか」「やつらの目的は終始一貫して始祖の巨人の奪還。力ずくがダメなら口八丁手八丁つくせと言わんばかりだな」「それは敵さんも承知のはず。まずは団長殿の話を聞こうではないか」「ジークいわくエルディア人の問題を一気に解決する秘策があると。その秘策を行う条件として必要なものが、始祖の巨人と王家の血を引く巨人。ふたつが揃えば世界は救われる。ただしその秘策を明かせるのは条件が揃ってからだと」「聞くに堪えん。ずいぶんと低く見積もられたものだな...」「それは本当です。思い出したんです。俺が一度だけ始祖の巨人の力を発動させることができたのは、王家の血を引く巨人と接触した瞬間でした」「その巨人は父の妻であった、ダイナ・フリッツに違いありません。ダイナの息子であるジークは解明したのでしょう。不戦の契りを出し抜く術を。我々エルディア人に残された唯一の希望を。壁に潜む幾千万もの巨人で世界を踏み潰す『地鳴らし』の発動条件を」「お前。どうして今までそんなことを黙っていやがった」「ヒストリアの身を案じたからです。俺の不確かな情報で巨人にさせるわけにはいかないと思っていました」「軽率な判断であったことを認めます」「あとでじっくり聞こう」「しかし、それが本当だとするとジークの秘策にも筋が通る」「正気か連中を信用する気か」「そうだ。敵兵を大勢島にとめておけば何があるか知れないぞ」「全員縛り首にすべきだ」「いえ、そうもいきません。マーレの調査船からこの島を守るためには、義勇兵の力が必要なのです。彼女らの無線通信がなければ...」「...こちら第二次調査船団」「よかった...船が座礁して...」「ずっと助けを待ってた」「すぐに向かう...安心しろ。二隻の調査船で向かっている」「おーい。無事か。もう大丈夫だぞ」「超大型巨人...どうして...」「あれは敵だ。急げ、飛び込め。逃げろ」「穢れた悪魔の汚らわしい島へようこそ」「もてなしてやるよ。豚の小便でよろしければな。断ってもいいが上陸許可は下りない。悪いが泳いで帰ってくれ」「あの頃は楽しかった。確かに僕たちエルディア人は世界から恐れられ憎まれている。まだ顔も知らない海の向こうにいる人たちから」「でも海の向こうにいる人たちは、敵だけじゃなかった」「そして世界はずっと複雑で、知らないことだらけだった」サシャ:「ところで、オニャンポコンは何で肌が黒いのですか?」「俺たちを創ったやつはこう考えた。いろんなやつがいたほうが面白いってな」「君たちユミルの民も同じさ。俺たちは求められたから存在する」「誰が僕らを創ったの?」「始祖ユミルに力を与えた存在。神だよ」「そう考えるやつもいる。考えるだけなら自由だろ」「何だよ、この料理」「これ食えんのか」「生臭そう」「海の幸は初めてですか。ニコロはマーレ料理の達人なんですよ」「...嫌なら食うなよエルディア人。お前らなんかに食わせて...」「ああ、うまい...」「ニコロさん。あなたは天才ですぅ...こんなの初めてで...」「汚ねえ食い方しやがって...まだまだあるから、ゆっくり食え」( *´艸`)「もうすぐ港が完成するんだ。マーレの工兵の力を借りたら凄く早く進むようになってさ」「よく協力してくれたね」「そりゃ最初はお互い疑心暗鬼でうまくいかなかったよ」「でも、時間をかけて、肩書を抜きにして、人同士向き合えば、きっとわかり合える」「アルミン。ベルトルトの記憶は何か見たか」「いや、役に立ちそうなものは何も」「時間がねぇぞ。ジークの寿命はあと3年も無ぇ」「そのことなんだけど、このままイェレナたちを作戦どおりに進めていいのかな」「何か問題が?」「本当に地鳴らしで世界を脅すことでしかエルディア人を守る術はないのかなって。それじゃ本当に世界を恐怖に陥れる悪魔だ」「そうなる前に話し合えないのかな。マーレや世界中の人と話し合って誤解を解けば...」「誤解? 誤解って何のことだよ」「だから僕たちは怖くないって...」「世界から見れば俺たちは巨人に化ける怪物だ。そこに誤解はないだろ」「でも、なかよくなれたマーレ人もいる」「何人だ? ほとんどのマーレ人は収容所の壁を睨みつけてるんだろ」「時間をかければ...」「そう、時間が必要だ」「そうだ。時間を稼ぐためには手出しできねえようにしてやるんだ」そして、サシャが...「本当に僕たちは正しかったのかな。もしかしたら別の道があったんじゃないかって、そればかり考えてしまう...僕は誰よりもエレンを理解しているつもりだった。ミカサよりも。でも、もうわからない」「おい。お前マーレ人だろ。ここに何しに来やがった。マーレに殺されたエルディア人の墓地に...」「待ってください。こいつは俺たちで何とかしますんで...すみません。ここは...」「マーレ人なんか近づけるんじゃねえよ」「おい、ニコロ。大丈夫か」「クソっ、何でだよ。ホントにサシャは死んだのか...何で...お前ら何やってたんだよ」(お墓の文字。逆さにするとカタカナで「サシャ ブラウス」それと下は「ゴチソウトネムル エイエンノ」かな?) *記事の最後にオマケ逆さ画像追加「飛行船に乗り込んできた子供に撃たれたって、そんなバカな話があるかよ...」「ただの女の子じゃない。訓練されていた」「戦士候補生か...」「俺の油断があった。すまない」「何で俺に謝る。俺はただ飯を用意していただけだ」「あいつに美味いもんいっぱい食わせてくれてありがとな。ニコロ」「お前はどうなんだよ。コニー」「俺とサシャは双子みてえなもんだった。自分が半分なくなっちまったみてえだ」「娘が世話になったようやね」「あの...俺は捕虜のマーレ人ですが料理人として就労許可を持っています。娘さんは俺の料理を誰よりもうまそうに食べてくれました」「だから...もしよかったら...俺の料理を食べに来てください」「もちろん、タダなんやろ」「はい」「戦勝と報じたわけか。恐ろしいね、何も知らないってのは」「お前を殺して死体をマーレに送りつける。陰謀が明るみに出る。祖父祖母の命はないだろうな。だが、お前の言う秘策とやらが本物なら切り刻むのを少し待ってもいい。俺はどちらでもかまわない」「寛大なお言葉に感謝いたします。だが、俺をエレンと会わせるのが先だろ」「そう急ぐな。お前に最上級のホテルを用意したんだ。まずはそこで、ゆっくり休んでいただこう」「なあ。睨むのやめてくれないか」「マーレから奪ってきた巨人化の薬は、これですべてです」「しかし、複製は困難でしょう」「いや、これだけあれば十分であろう。本当に何と感謝を申し上げればよいことか。諸君らには借りしかない。無知な我々を希望へと導いてくれた。諸君らの有志を疑うことは悪魔の所業に等しくあろう」「この3年間。エルディア人の友人であることを証明してきたつもりでしたが、残念です。私たちが持ち込んだこの銃は、エルディア人に自由をもたらす銃なのに」「虫のいい話ですまんが、我々の弱さにしばしの間だけ目をつぶってくれぬか。ジークに枷をかけぬわけにはいかんのだ」「かまいませんよ。ピクシス司令。すぐにまた我々と食卓を囲む日が来ますから」「俺のホテル、これ?」「何か不満でもあるのか。巨大樹の森だ。これ以上お前にふさわしい宿はねえよ」「立体機動でたくさん遊べそうだしな。なあ、リヴァイ兵長。ガビとファルコにもこの雄大な自然を見せてやりたいんだが」「チッ。ガキが雄大な自然を拝めるかどうかは、お前次第だ」「エレンはひとりでも、やるつもりだった。エレンに協力しても見放しても最悪の選択になっただろう。とにかく大勢の人間を殺した。戦艦も軍人も民間人もすべてを巻き込んで、突然すべてを奪った。でも、あの軍港が健在だったら、すぐさまマーレ軍はこの島に報復攻撃しただろう」「和睦の道は断たれた。けど、やるしかなかった。あの日の君たちのように...」「ねえ、アニ。何か答えてよ」「勝てなきゃ死ぬ。勝てば生きる」「戦わなければ勝てない。戦え。戦え...」【オマケ】サシャのお墓★次回 「正論」【楽天ブックス限定全巻購入特典】「進撃の巨人」The Final Season 2【初回限定 Blu-ray】【Blu-ray】(A3クリアポスター) [ 梶裕貴 ]価格:20691円(税込、送料無料) (2021/2/13時点)楽天で購入
2021.02.13
進撃の巨人 The Final Season あらすじ ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」・各話タイトルクリックで、あらすじ記事にリンクしています ☆「第60話 海の向こう側」 ☆「第61話 闇夜の列車」 ☆「第62話 希望の扉」 ☆「第63話 手から手へ」 ☆「第64話 宣戦布告」 ☆「第65話 戦鎚の巨人」 ☆「第66話 強襲」 ☆「第67話 凶弾」
2021.02.06
進撃の巨人 #67 凶弾☆前のお話は → 「第60話~第66話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」「ライナー (*'▽')」一撃でダウン (/_;)とりあえず顎は守った。こちらも余力なし。「エレン」「さすがに打ち止めだ。力はもう残ってねえ。ライナーは...今は殺せやしないだろう」「じゃあ帰ろう。私たちの家に」「ライナー。またな」「下の敵から飛行船を守れ。弾薬はすべて敵にくれてやれ」「やつら...退いて行くぞ。助かった...のか?」「逃げる...」「エレン・イェーガァァァーー 逃がさない。必ず殺す!」ミカサに連れられエレン飛行船に到着。アルミンがお出迎え。「なんて汚ねえなりだ。クソ溜に落ちたらしいな。エレン」「兵長...」いきなりリヴァイの蹴りが炸裂。庇おうとするミカサをアルミンが止める。「懐かしいな、エレン。相変わらずお前は蹴りやすい」「拘束する。話はそれからだ」「かまいませんが、すべては手紙に記したとおりです。ご理解いただけたはずでは?」「チッ。その面。地下街で腐るほど見てきたクソ野郎のそれだ。まさか、お前が...喜べ。すべてお前らの思いどおりだ」「逃がすな。ひとりでも多く撃ち落せ」「急いで乗り込め...」「ジャン。お前も行け。しんがりは俺がやる」「任せましたよ。ロボフ師団長」「俺は新兵だと言っただろ。もう駐屯兵は必要ねえ。高給取りの老いぼれもな」「点呼は?」「前方のライマ班がまだだ」「現状は把握した限り死者6名です」「そうか...クソッ」「敵に与えた損害と比べてみろよ。大勝利だ。我ら新生エルディア帝国の初陣は大勝利だぞ!...さあ喜べ。それが6人の英霊への弔いだ」「初陣か。いったいいつまでやりゃあ終わるんだ。あと何人殺せば...」「とりあえず、俺たちはまた生き残った。他の仲間には悪いけど、やっぱりお前らは特別だよ。俺は」「...バーカ。鉄のかたまり着て抱きつくんじゃねえよ」「なんだとジャン」「バカは生えたての髭を整えたりするような...つまりお前のことだ。バーカ」「はあ?」「そうですよ。髭なんか育てても食べられないのに」「はあ?」「とりあえず、ご飯はまだですか」「島に着くまで我慢しろ」「使えませんね。この指揮官は」「ガビ。待て...もう、やめよう。敵は飛んでいるのに走ったって無駄だ。もうわかってるだろう」「ゾフィアは...ゾフィアは飛んできた瓦礫に上半身を潰された。すぐ隣に座ってたのに。ウドはそんなゾフィアを助けようとして逃げまどう人々に踏みつけられた。何度も何度も頭が割れるまで踏み続けられた。門兵のふたりのおじさんは私を叱った。私が広場に行こうとしたから。エルディア人の私に危ないからやめろって必死に。そしたら屋上の女に撃たれて死んだ」「私はこの収容区で生まれたエルディア人だから、塀の外を歩けば唾を吐かれるし惨めな思いも散々してきたけど、だからこそ私が頑張って、エルディア人はいい人だと世界に証明したかったし、いつか、このエルディア人の腕章を誇れる時が来ると信じていたから頑張ってこれたのに...すべて壊された。こんな収容区でも私の大切な人たちのいる私の家だから、それを踏みにじられることは許せないの。それでもあんたは私に走るなって言うの? 目の前でジークさんが殺されて何もできないまま、なんでこんなことをされたのかわからないまま...」「なぜだ、ライナー。なんで母さんは、あの日、巨人に食われた?」「踏みにじられたからだ。敵もマーレの戦士から攻撃されて大勢殺されたから...その報復で...」「あんたは、それを見たの?」「いいや、見てない」「私も見てない...そもそも敵は世界の平和を脅かす島の悪魔でしょ。ちゃんと習ったでしょ。やつらは今も昔も殺されて当然の残虐な悪魔。私たちとは違う」「ライナー。お前と同じだよ。海の外も壁の中も同じなんだ」「...これで全員乗ったな。操縦室に伝えろ。上昇して離脱だ...」最後に乗り込もうとしていたロボフをガビが撃つ。「当たった...まだ、つながってる」「ガビ。何するつもりだ」「この引き金だ。強く押せば...」「ガビ。お前まさか乗り込む気じゃ」「島の悪魔を皆殺しにする」「お前が殺されるだけだ。バカ」「お父さんと、お母さんと、ライナーや、みんなに伝えて。私は最後まで戦ったって。今は勝てなくても、みんなが私の思いを継いでくれるでしょう」「ファルコ、ガビ。何やってんだ。お前ら」「兄さん...」「じゃあね。ファルコ。あんたは、いいやつだったよ」「お前がガビを救い出すんだ。この真っ暗な俺たちの未来から...」「ファルコ。なんで?」「鎧の巨人を継承するのは俺だ」「何か音がしましたよ」「おい、静かにしろ」「そういや、ロボフさんまだか?」「いや、もう上ってくるはずだが」「サシャ...」「...サシャ。島まで耐えろ」「...肉...」「ジャン。こいつら、ロボフさんの立体機動装置で飛び乗ってきやがった。外に投げる。それでいいな」「子どもを空から投げ捨てれば、この殺し合いが終わるのかよ」「ブラウンとグライスはどうした」「それが、急に走り出したきり戻ってこないんです」「隊長。思い出しました。戦士隊を誘導し私とガリアードを穴に落としたマーレ兵です」「そのマーレ兵を見たのは、3年前、ライナーら戦士隊撤退以降、パラディ島へ向かった最初の調査船団のメンバーでした」(となり、オニャンコポン?)「行方不明の調査船か」「はい。何より、あの顎髭は似合ってなかった」「おい。いつまでそれをつけてるつもりだ」「え? 評判よかったんですけどね」「さわるな、悪魔。私たちは負けてない。ジーク戦士長が残した意志は同胞が引き継ぐ...お前を呪い殺すのは真のエルディア人だ。私を殺したあと首謀者に伝えろ」「今から合わせてやる。そいつに同じこと、言ってやれよ」(マガト「なぜ、そのマーレ兵だとわかった」)(ピーク「それは、私が個人的に興味がある人物だったからです。彼女はジークの信奉者でしたから」)「ガビ。ファルコ。なぜここにいる?」「なぜって、ジークさんがなぜ?...」「生きていたんだね。でも、こいつらに捕まっていたなんて」「このガキは何だ」「ロボフさんを殺し立体機動で乗り込んできました。そしてこの子にサシャが撃たれて...もう、助かりそうにありません」「あとは頼んだよ。オニャンコポン」「了解です。ハンジさん」「それで。すべては計画どおりってわけですか。ジーク・イェーガー」「大筋はよかったが、誤算は多々あった」「ジークさん...」「えっ、何、この子たち」「誤算だ」「イェレナ。顎と車力はお前が拘束するんじゃなかったのかよ。仲間がよけいに死んだんだぞ」「すみません。確かにふたりは穴に落としたんですが。私の失態です」「その余波で獣が予定より多めに石礫を俺たちにくれてやったわけか。道化にしては大した即興劇だった。なあ、髭面」「そう睨むなよリヴァイ。小便ちびったらどうしてくれるんだ。お前こそ大した役者じゃないか。俺を殺したくてしょうがなかっただろうにな」「俺は一番くいてえ物を最後まで取っておくタイプだ。よおく味わって食いてえからな」「マーレ軍幹部を殺し主力艦隊と軍港を壊滅させた。これで時間は稼げたはずです」「世界がパラディ島に総攻撃をかけてくるまでの時間かい? 私たちは君が敵に捕まる度に命がけで君を取り返した。どれだけ仲間が死のうとね。それをわかっておいて自らを人質に強硬策をとるとは...」「お望みどおりこちらは選択の余地なしだよ。君は我々を信頼し、我々は君への信頼を失った」「だが、こうして始祖の巨人と王家の血を引く巨人が揃った。すべての尊い犠牲がエルディアに自由をもたらし、必ず報われる」「サシャが...死んだ」エレン「コニー。サシャは最期、何か言ったか?」コニー「肉...って言ってた...」ジャン「エレン。お前が調査兵団を巻き込んだからサシャは死んだんだぞ...」「上官の食糧庫からお肉とってきました~ヘヘヘ」「大丈夫ですよ。土地を奪還すればまた、牛も羊も増えますから」★次回 『義勇兵』
2021.02.05
☆なんか今さらな記事なんですが、昨年2020年に映画館で観た映画の覚書です。こんなに映画を観なかったことは大人になってからの記憶にはないので記録に残しておきますわ。☆予告編の動画を貼ったら『おじさんばかりな感じ』になってしまったw でも、どれも面白かったのでレンタルの参考にでもしていただければ幸いでございます。ハイ。☆1本目の『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』は1/2に観ました。2本目の『フォード VS フェラーリ』は1/17に。2月にいつもの予定通り旧正月と被らないように旅行に行って、帰ってきて観たのが3本目の『バッドボーイズ フォーライフ』☆そこまでは、いつものペースだったけど、その後はまったく行けなくなって。まあ新しい映画はほとんどなかったし仕方ないけど、秋ごろになってそろそろ行こうかな~と。観たい映画は4本目の『TENET テネット』だけだったので鬼滅の刃で混む前に行ってきました。主人とふたりで行ったけど席は離れて座って、ちなみに私たちの他にはひとりしかいませんでした。密の心配まったくなしだねw ちょっとわけわかんないところも含めて結構おもしろかったです。私は好きなタイプの映画でした。☆毎年お正月は初もうでの帰りに映画を観て1年が始まり、月に数本は観ていたけど、今年は初もうでも遅れて行ったし映画はテネット以降は観れてないです。大きい画面で観るのが好きなので普通に映画館に行ける普通の生活が戻ってくるのを心待ちにして大人しく生活しております。
2021.02.01
進撃の巨人 The Final Season あらすじ ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」・各話タイトルクリックで、あらすじ記事にリンクしています ☆「第60話 海の向こう側」 ☆「第61話 闇夜の列車」 ☆「第62話 希望の扉」 ☆「第63話 手から手へ」 ☆「第64話 宣戦布告」 ☆「第65話 戦鎚の巨人」 ☆「第66話 強襲」
2021.01.31
進撃の巨人 #66 強襲☆前のお話は → 「第60話~第65話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」パラディ島の悪魔に囲まれた顎の巨人の元に車力の巨人が到着。「なんとか間に合った」「やはり、この重機関銃武装は立体機動にとって天敵」「時間を使った甲斐はある」戦鎚の巨人の攻撃。そして足音が...「来やがった。獣の巨人」「逃がすな。殲滅しろ」「死ぬな」「生き延びろ」(鎧の巨人の手?から) 地上に出てきたファルコ。「これは...」戦鎚の巨人の硬質化にミカサの攻撃は効かず。「あれが...まさか、クルーガーさん? いや、エレン・イェーガー。よくも...」守ってくれたブラウン副長のもとへ。「副長、ごめんなさい。俺のせいで...」(生きてる。でも...意識がない...巨人の力なら損傷した体は勝手に修復されるはず...生きる強い意志さえあればだけど...)ライナーはエレンに「もう嫌なんだ自分が...俺を殺してくれ」と言って泣いていた...「副長。助けを呼んできます。外にいるのは敵ばかりじゃありません。俺もガビも、みんな、あなたの味方ですから。待っていてください。ブラウン副長」「兵士長の背後は私たちが守るよ」「気をつけろ。追っていたアッカーマンを見失った。どこかに潜んでるぞ」「...ポルコ。戦鎚が...」「アニと同じ水晶体。やはりこいつには歯が立たねえか。でも、お前は力を使い果たしている。少しでも余力があるなら、このまま俺ごとうなじを貫いてるはずだ」「もう、お前の手札は残っていない」「俺はまだだけどな」「あの野郎。まだ力を残していやがったか。やつさえ仕留めれば...始祖さえ...」「何をビビってんの。ポッコ。私たちが焦る必要はないよ。今この戦場を支配しているのは私たち。はたから敵は追い詰められてる。敵は立体機動で乗り込んで来たわけだから、武器も燃料も大した物量じゃない。つまり補給線のない敵地のど真ん中で袋のネズミなわけ。今ごろマーレ軍がこの収容区を包囲している頃だから敵に退路はない」「そもそも、パラディ島勢力それ自体がマーレ相手にまともに戦争できる体力はないんだよ」「だから、始祖の巨人さえ押さえちまえば、やつらは地鳴らしの切り札を失うって話だろ。今その切り札が目の前にあるんだぞ...」「だから、慎重に駒を進めようって話なの。とにかく私たちは、アッカーマンから戦士長を守ればいいの」「さすがピークちゃん。そのとおりだよ」「エレン・イェーガーは俺の敵じゃない。まずはお前からだ。出てこいよ、リヴァイ。時間がないんだろ」「何をしてる。大丈夫なのか...なら急いでここから離れろ」「あの、ブラウン副長が広場の奥に。動けない状態で地中にいます」「なんだと...」「俺のせいで...俺を庇って...」「誰にやられた」「エレン・イェーガーに」「着港急げ。大至急レベリオ区に兵を送る準備を。現場は壊滅的被害を受けている...」「おい。そこの漁船。危ないぞ。この艦隊が見えないのか...」(アルミン (*'▽'))「ボサっとするな。お前たちはここから逃げろ」「マガト隊長...あれは...」「軍港がやられた。あんなことができるのは...」「...超大型巨人だけ...ベルトルトの巨人を奪われていた...」「...やはり連中が無策でここまで攻め込んできたわけがねえ。やってみろよ。悪魔ども。始祖を失えば、すべてご破算だろうが...ん、もうひとりのアッカーマン。じゃまだ...」「戦士長。敵の総攻撃が来ます...」戦士長はリヴァイに倒されていた。パンツァー隊のカルロがサシャの銃撃で死亡。「よくも...」(サシャ)車力の巨人がサシャに襲い掛かろうとしたところにジャン。「あん時はどうも」「今だ! 撃て!」雷槍による攻撃でパンツァー隊は全滅。車力の巨人も倒れる。(超大型巨人)「これが...君が見た景色なんだね...ベルトルト...」「急げ。トドメだ」「撃つな。やめてくれー」ジャンの攻撃は外れる。「外した...蒸気で逸れた? それとも俺が外したのか...」「ピークを守れ」「ブラウン。グライスに手を貸せ」「了解です」「戦士長に、ピークまでやられたのか...クソ、クソ...」「素早い...ユミルの顎とはまるで違う...」「これが顎の力か...なるほど」「ひどい。体の修復が追い付いてない。巨人の力があるのに何で...」「車力の巨人はそこまで頑丈じゃない。鎧の巨人と違って...ライナーはどこにいるの? あんたさっきエレン・イェーガーにやられて動けないって...戦えないの?...」「わかんねえよ。位置は舞台裏の建物の下...だけど...俺は...ライナーさんを、そっとしておくことはできないかなって思って...」「何言ってるの。ウドもゾフィアも...大勢の人がみんなエレン・イェーガーに殺されたんだよ」「団長。光の道を確認いたしました」「よかった。ここまでは作戦どおりに事が進んだようだ。さあ頼んだよ。オニャンコポン」「まかせてください。ハンジさん」「低速低空で収容区に進入。光の道にそってみんなを回収する。チャンスはその一度きりで乗り遅れれば一巻の終わり。この飛行船が撃ち落されてもね。まったく、無茶を思いつくよ。エルヴィンの亡霊にでも取り憑かれたかい?」「そうであってほしいですよ。僕らに力をくださるのなら...こうなってしまった以上はもう...みんなと、エレンを回収できなければ、僕らに未来はありません」「ジャン。来たぞ」「ああ。時間どおりだ」「まさか。あれで逃げるつもりか? させるかよ」と、飛び出した顎の巨人はミカサに足を捥がれ、エレンに戦鎚の巨人の本体を口に突っ込まれる。「嘘だろ。よせ...やめろ...やめてくれー...」エレン戦鎚を飲む。「何...あれ...」「戦鎚が食われたんだ。そして次は...顎だ...」「ライナァァァー! 助けてぇぇぇ!」「ガリアードさんが食べられる...助けてぇぇぇ!」「ライナァァァー!」「ライナァァァー!」(うるさい...静かにしてくれ...頼む...静かに...)(どうして...お前らは...)(俺を...)(死なせてくれないんだ...)★次回 『凶弾』(予告:「力尽き倒れる鎧の巨人...」あら、いきなりネタバレ? www)
2021.01.30
進撃の巨人 The Final Season あらすじ ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」・各話タイトルクリックで、あらすじ記事にリンクしています ☆「第60話 海の向こう側」 ☆「第61話 闇夜の列車」 ☆「第62話 希望の扉」 ☆「第63話 手から手へ」 ☆「第64話 宣戦布告」 ☆「第65話 戦鎚の巨人」
2021.01.25
進撃の巨人 #65 戦鎚の巨人☆前のお話は → 「第60話~第64話 あらすじまとめ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」「じゃあ、お父さん行ってくるからな。お姉ちゃんの言うことをよく聞いていい子でいるんだぞ」「お父さん、どこ行くの?」「私も行きた~い」「ごめんな...今日はダメなんだ」(子だくさん~ってアニオリか。カワイイけどちと辛い場面だな)「ほら、あんたたち。わがまま言わないの。お父さん困っちゃうでしょ」「フィーネ。きょうだいみんな仲良くな」「うん。お仕事がんばってね」「あなた...」「すまない...子供たちを頼んだよ」「行くぞ」(そして馬車の中でのヴィリーとマガト隊長の会話)「やはり狙われるとしたら演説の最中だろうか」「断言はできませんが、その可能性が最も高いでしょう。マーレ軍幹部が公の場で一堂に会するのはその時だけです」「本当によろしいのですか?」「タイバー家もただ遊んでいたわけではない。先代に比べてはな...かねてより世界の上層階級と交流を深めてはエルディア人の地位向上に努めパラディ島の動きに目を光らせていた。だが、見るべきは足元だった...」「気づいた時には敵は海を渡り我々の首元まで迫っていた。もはやいつ喉を切り裂かれてもおかしくない。危惧すべきはパラディ島勢力の協力者の影だが...依然その実態がつかめないままでいる」(ん? 誰?)「ご存知のとおり我が国マーレは敵が多すぎる。軍の内部も例外ではない。敵をあぶり出すためならケツに火をつけてやる」「敵の襲撃計画を甘んじて受けそれを最大限に利用する。代案でもあるなら聞く。なければ計画どおりに」「しかし、敵を釣るにしてもあまりにエサが大きい」「無能な幹部などくれてやればいい。敵の目的がマーレ軍に損害を与えることなら、まさに好都合じゃないか。新たな軍の再建も、あなたの人選どおりに党は判を押す手筈だ」「しかし...大勢死にます」「その大半はエルディア人だ。悪魔の末裔なんだろ...いまさらじゃないかマガト隊長。あなたも今までは大勢のエルディア人を機関銃の前に地雷原の中に送り込んだはずだ...軍服を着てようが着てまいが同じ命だろ。あなたが今までやっていたことをやればいい...」「先に申し上げておきます。これは戦争ではありません。敵の正体や目的、攻撃手段が不明なまま...現場は不特定多数の群衆に囲まれています...タイバー公。私はおそらくあなたを守ることができない...このままでは、あなたは死にます...あなたはエサにしては大きすぎる」「当然...覚悟の上だ」「私が表に立たなければ世界は目を向けてくれない。軍も記者も国々の大使も一堂にして集うことはない。何より、私を含めレベリオ収容区のエルディア人は哀れな被害者でなくてはならない。予期せぬ襲撃の被害者だ。私だけそこから逃れていては世界を味方につけるどころではなくなる」「エルディア人は悪魔の末裔に違いありません...そして私たちは悪魔に違いない...」(握手...そして)(エレンに食われた(/_;))(こわっ)マーレ軍元帥は動かず。エレン巨人はそこへダイブ。「起きろ。ガビ、ウド。早く立つんだ! ...」(コルトがウドとガビを助けるがゾフィアは瓦礫の下敷きになり足だけ見える...)(瓦礫をどかそうとしたウドは逃げる群衆に踏みつぶされ...)「兄さん...タイバー家の務め、ご立派でした...」(戦鎚の巨人...メイドの人がヴィリーの妹さんで戦鎚の巨人だったのね)(戦鎚の巨人が華麗に登場と思ったら、あら、変身中に攻撃? で、いきなりボコボコw 主人公エレンすっかり悪者)「マガト隊長。戦鎚の巨人がやられてしまいます」「隊長。戦士隊が見つかりません」「カルヴィ元帥ら軍幹部は全滅したようです」「豆鉄砲だが、マーレ軍の反撃の口火は今をもって切られた...まさか、ここまで派手に登場するとは...それもあの特徴からして始祖の巨人簒奪者、進撃の巨人エレン・イェーガーご本人がお越しだ」「島まで行く手間が省けた。総員持ち場へ。戦闘用意!」(防戦一方と思われた戦鎚の巨人がいきなりエレンを串刺し~武器作れるのかスゴいな)「全員おぼえておけよ。一番槍を入れたのは、この私だと」「クソ。何なんだ。何でいきなり戦争なんだ...ファルコ、どこだー!」(ウドを抱え病院へ急ぐコルトとガビ)「外でいったい何が?」「この地響き...巨人同士が戦っているみたいだね」「そんなわけが...」「私たちがここに拘束されていることが答でしょ」「遅いよ」「ピークさんご無事ですか」「早くロープを持ってきて」「了解です」「パンツァー隊か。どうしてここが?」「あの顎髭が怪しかったから手を打っておいたの」「あの兵士が怪しい。私たちを尾行して」「演説中の広場が巨人に襲われました...現在、戦鎚の巨人が応戦しているようです」「車力の兵装車両は?」「本部にあります。15分で換装できます」「10分でやるよ」「了解です」「先に行っとくぞ」「待ってポルコ。少し様子を見てから...」「何だ? ...」「まさか...そんなわけが...」(キターーー(*‘∀‘)ーーー!!)(戦鎚の巨人は硬質化で次々武器を繰り出す。対巨人野戦砲も命中)「マガト隊長。このままエレン・イェーガーを仕留めましょう。ここで始祖が散れば敵勢力はおしまいです」「ダメだ」「始祖を殺せば問題を先送りにするだけだ。なんとしてもここで戦鎚に食わせる。我々はその補助に徹するのみだ」「しかし、隊長。戦鎚は始祖を食うつもりはないようですが...おおっ、戦鎚...なんて威力。進撃をものともしない...戦鎚の勝利だ...」「やつが...エレン・イェーガーか...」「簒奪者。エレン・イェーガー。最期に言い残すことはありますか?」(戦鎚、しゃべってるし...)「今だ。ミカサ」「みんな来てくれたんだな」「エレン。お願い...帰ってきて...」(戦鎚の巨人の所有者はヴィリーの妹、ラーラ・タイバー ( ..)φ)「指揮系統が崩壊した今こそ我がマーレ軍の力が試される時だ。特別警戒訓練中の陸軍一個師団すべて山からおろせ。沖の艦隊もだ。西と東から3万の兵力をここに集結させろ」「レベリオ収容区を封鎖する。始祖を含め島の悪魔どもを一匹たりとも逃がしてはならん」マガト (今のうちに暴れてろ。もうお前たちに未来はない。この虐殺事件を受け式に参加した要人ら主要国家は当事者となった。ヴィリー・タイバーの思惑どおり世界にエルディア帝国の脅威が知れ渡ったのだ。世界はお前らを生かしておけなくなった...しかし、やつらとて、そんなことは承知のはず...だとすると...)「おい。収容区ごと燃やすつもりか? 民間人への被害は最小限に抑えろ」「わかってんのか。フロック」(お、ジャンじゃん)「ここにいるのは敵。と敵の住む建物だけだ。俺たち壁内人類がどれだけ壁の外のやつらに殺されてきたか忘れたか? 食い殺されたんだぞ。まだまだこんなもんじゃ済まされねえよ」「お前まだそんなこと言ってんのか」「見ろ。エレンは示した。戦えってな。俺たちはただ壁の中で死を待つだけじゃない。俺たちには、あの悪魔が必要だ」「エレン。あなたは...自分が何をやったか...わかってるの? ...あなたは民間人を殺した...子供も殺した...もう取り返しがつかない...」「ミカサ。まだ終わってない」「そんなはずない。うなじを完全に吹き飛ばした」「俺もうなじを念入りに潰した。だが、やつは死んでない」(攻撃され避難)「そうか...戦鎚の巨人...硬質化で何でも器用に作っちまうつてわけか...わかってきたぞ。いくらうなじを潰しても死なねえわけだ。ミカサ。やつの注意を引いてくれ。上手くいけば戦鎚の巨人を食える」「ダメダメ。ベッドは満杯だ。その子もとっくに死んでるよ」「そんな。ちゃんと診てくださいよ」「君こそ、この状況を見ろ。戦士候補生だろ」「ガビ。お前は家族と一緒にいろ。どこが安全かもわからない状況だが広場からできるだけ離れているんだ。俺はファルコを探しに戻る」「私も戻る。ウドとゾフィアが何で殺されたのか...わからないから...」「おい止まれ。こっから先は戦場だぞ...ガビ? こんなとこで何してんだ?」「門兵のおじさん。私も戦うから通して」「バカ言ってんじゃねえぞガキ。お前は家に帰って...」「なんだ...敵の攻撃か...どこからだ...」「上だ。ガビ、逃げろ...」(門兵のおじさんふたりはガビの目の前で上から撃たれ殺される。撃ったのは...)(サシャだ)(ガビ、見た)「この道も塞いだ。行くぞ、サシャ」「コニー。明かりを灯すことをお忘れですか」「ああ、そうだった」「...作戦は順調か?」「今のところはな...時間までにあいつさえ無力化できれば...だが、わからねえ。何が起きたっておかしくねえよ。この戦いの先に何があるのか...それを見極めるためには生き残らねえと...」エレン (違和感の正体がわかった。戦鎚の巨人が現れた時に感じた違和感だ。こいつは、足元から出来ていった。うなじからではなく...ステージ中央の地面からだ。戦鎚の本体は...)マガト「まずい。戦鎚の巨人が食われる...」ポルコ「この瞬間を待っていた! 始祖を奪還する!」「何だ? 嚙み切れねえ」「今のは、こいつが?」「まさか...アッカーマン?」「...ここは、まずい...」「バカな...俺は巨人だぞ...」「人間の姿のまま俺を殺す気か...?」「これが...パラディ島の悪魔...」★次回 『強襲』
2021.01.24
進撃の巨人 The Final Season あらすじ ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」・各話タイトルクリックで、あらすじ記事にリンクしています ☆「第60話 海の向こう側」 ☆「第61話 闇夜の列車」 ☆「第62話 希望の扉」 ☆「第63話 手から手へ」 ☆「第64話 宣戦布告」
2021.01.17
進撃の巨人 #64 宣戦布告☆前のお話は → 「第60話 海の向こう側」 「第61話 闇夜の列車」 「第62話 希望の扉」 「第63話 手から手へ」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」ベ「ずっと同じ夢を見るんだ。開拓地で首を吊ったおじさんの夢だ。何で首をくくる前に僕たちにあんな話をしたんだろうって...」ラ「そんなの、わかるわけないだろ」ア「誰かに許してほしかったんでしょ。マンセルを置いて逃げた私たちに何か言えるわけないのにね」ベ「僕は...なぜかこう思うんだ。あのおじさんは、きっと誰かに...裁いてほしかったんじゃないかな」「よう。4年ぶりだな。ライナー」「えーと。あれ? おふたりは古い友人だと聞いたんですが...ですよね。クルーガーさん」「ああ。お互い積もる話が多くてな...何から話せばいいか、わからないんだ」(古い友人...まあ嘘ではないねw)「ありえない...エレン」「これはこれは。アズマビト家の皆様。わざわざ激励に? ...無様な顔でしょう。すっかり上がってしまいました」「いいえ。あなた方は勇敢です。我々の一族はよく知ってますもの...健闘を祈りますよ」「痛み入ります。キヨミ様」「座れよライナー。ここはいい席だ。ステージの喧騒がよく聞こえる」「この上の建物は普通の住居だ。ステージの裏側だが、多くの住民が幕が上がるのを楽しみにして待っている」「このすぐ上でな...」「あれ、クルーガーさん。手をケガしているんですか?」「ああ。擦り傷だ...ライナー座れよ」「では、僕は先に戻ってますね...」「いいや、ファルコ。お前もここで話を聞くんだ」「え?」「ファルコ。言う通りにするんだ」「さて、行きましょうか」(会場を後にするキヨミ様。何気に怪しい?)(右から2人目アニの父。その左隣ライナーの母)「あら、お久しぶりです。レオンハートさん」「ブラウンさん。あんたの息子を出迎えた時以来か...そういや、寝たきりだったフーバーさん、逝っちまったんだって?」(フーバーさんはベルトルトの親ね)「ええ。息子がすべてをマーレに捧げたことが誇りだと、いつもおっしゃっていました...きっと娘さんも立派に...」「死んでねえよ。アニは生きてる。帰って来ると約束したんだ」マガト「しかし、まさかこの収容区で宣戦布告を行うことになるとはな...」「すごい。カルヴィ元帥まで来てるよ」「マーレ軍の中枢が収容区にそろうなんて...」「それに各国の大使や名家の数々」「あとは全世界の主要な新聞社が全部ってところか」ピーク「世界の中心にいる気分だね~」コルト「すごいですね。タイバー家の力って」ポルコ「同じエルディア人なのにな」「始まった」「ファルコとブラウンさんはまだかな」「マーレの戦士よ。マガト隊長がお呼びだ」ラ「エレン...どうやって...何しにここに来た?...」エ「お前と同じだよ...わからないか? お前と同じ...仕方がなかったってやつだ」エ「おっと。幕が上がったようだ。聞こうぜ」「昔話をしましょう。今からおよそ100年前。エルディア帝国は巨人の力で世界を支配していました」「始祖ユミルの出現から今日に至るまでに現生の人類が三度絶滅しても足りないほどの命が巨人によって奪われたとされています。巨人によって途方もない数の民族や文化、その歴史が奪われてきたのです。その殺戮こそが人類史でありエルディア帝国の歩んだ歴史でした」「そして敵のいなくなったエルディア帝国は同族同士で殺し合いを始めました。巨人大戦の始まりです。八つの巨人を持つ家が血を流し合ったのです」「しかし、この状況に勝機を見いだしたマーレ人がいました。彼こそが英雄ヘーロス。彼の巧みな情報操作によりエルディア帝国は次々と同士討ちに倒れていきました」「そして彼はタイバー家と手を組み、勝つことは不可能とされたフリッツ王さえも島に退かせることに成功したのです」「しかしパラディ島に退いた王はいまだに力を持ったまま。世界を踏みつぶせるだけの幾千万もの巨人があの島に控えています。今現在、我々の世界がまだ踏みつぶされずに存在しているのは偶然である...巨人学会はそうとしか説明できません」「我が祖国マーレはその脅威を排除すべく4体の巨人を島に送り込みましたが、返り討ちに終わり戻って来られたのは鎧の巨人のみ。つまり暗黒の人類史たるエルディア帝国はいまだ健在なのです」「聞いたかライナー。あれが壁を破壊した理由だろ? ...お前たちは世界を救おうとした。そうなんだろ?」「イェーガーはそのまま正門に行け」「はーい」「あなたをどこかで見たような気がする。どこの所属?」「西のラクア基地だが招集を受け参加している...そしてエルディア人の無駄話につき合う気はない」「それは残念...素敵な顎髭だと思ったのに...」(ん? この怪しいデカい兵士って女性か?)「あ、ピークさん」「パンツァー隊。こんな日までお勤めご苦労」「何をしている。行くぞ」(ピークちゃん何か伝えたか?)「どうした?」「いや~車力の巨人と運命を共にする彼らとは絆が大事でね」「今、その絆に亀裂入ってないか?」「ここだ。入れ」「マガト隊長はどこに...わあ~!」(落とし穴~)フ (何なんだこれは。何でブラウン副長があんなに怯えて...クルーガーさんは古い友人じゃないのか?)フ (古い? 古いって何年前...4年以前なら知り合ったのはパラディ島? ...いや、そんなわけが...)ラ「ありえない...」フ (だって、そんなこと...)(前からだけど一時停止しないと読めない公開可能な情報w)「さて、ここまで語った話は誰もが知る事実。ですが真実とは少々異なります。ここからは我々タイバー家が戦鎚の巨人と共に受け継いできた記憶...」「その本当の真実を今回はじめて公表させていただきます」「今からおよそ100年前。巨人大戦を終わらせたのはヘーロスでもタイバー家でもありませんでした。あの戦争を終結させ世界を救ったのはフリッツ王なのです。彼はエルディア帝国の残虐な歴史を嘆き同族同士の争いに疲れ果て何より虐げられ続けたマーレに心を痛めておられたのです」「彼は始祖の巨人を継承すると同時にタイバー家と画策しひとりのマーレ人を英雄と称し活躍させました。名はヘーロス。そしてできる限りのエルディア国民を島に移し壁の門を閉ざしました。その際、安息を脅かせば幾千の巨人で報復すると言い残しました」「しかしこれは真意ではありません。フリッツ王は自らの思想を引き継がせるために不戦の契りを生み出しました。これによりカール・フリッツの思想は代々受け継がれ今日まで島から巨人が攻めてくることはなかったのです。つまり世界を守っていたのは我々が忌むべき壁の王だと思っていたカール・フリッツの平和を願う心なのです」「彼の目的は平和です。後にマーレが力をつけ王家の命や始祖の巨人を奪おうとするならそれを受け入れる。それほどまでにエルディア人の犯した罪は重く決して償うことはできない。ただしいずれ報復を受けるまでの間、壁の中の世界に争いのない束の間の楽園を享受したい。どうかそれだけは許してほしい。王は最後にそう言い残しました」(あ、ウーリとケニーだね。このシーン好き #47 友人) (ざわつく会場)「どういうことだ...これが事実なら...マーレやタイバー家が世界を救ったつてのはすべてフリッツ王のお膳立てだったってことか?...」「本当に壁の王が世界を侵略することがないなら、パラディ島脅威論とは何だったのか...」「そう。我々タイバー家は一族の安泰を条件にカール・フリッツと手を組みマーレにエルディアを売った。タイバー家とはありもしない名誉を貪る卑しいコソ泥にすぎない。私がこの場をもって偽りの栄誉と決別したのは、この世界が置かれている危険な状況を理解したからです」「隊長。兵士たちが...呼びに向かった兵士共々姿を消しました」「予備隊を動員し捜索しろ...始まったか...」(からだ修復ちう)「痛ってえなクソ。何だよこれは」「戦士を拘束する仕掛けだろうね...古典的だけどこの狭さじゃ巨大化できない。ましてや二人じゃ...」「ああ。最悪、圧死だ」「あのノッポの兵士、何が目的だ?」「わからない。でも、あの兵士どこかで...」ヴィリー (そこで見ててくれ...)(これが俺のけじめだ)(ヴィリーがそう言ってるってことは、あの人が戦鎚か...とひとり言w)「カール・フリッツは始祖の巨人の力で三重の壁を築きました。この壁は幾千万もの超大型巨人で創られており盾と矛として平和を守ってきました」「しかし近年パラディ島内で反乱が起きました。フリッツ王の思想は淘汰され始祖の巨人はある者に奪われました。世界に再び危機が迫っています...平和への反逆者...その名はエレン・イェーガー!」(はい、足を治してるこの人です)「騙した...尊敬してたのに...ずっと騙してた...」「悪いな、ファルコ。お前には助けられた」「あの手紙...俺に届けさせたあの手紙は...?」「家族宛ての手紙じゃなかったが仲間には届いた」「ああ、そんな...まさか...」「な...仲間だと!...」(ライナー)「パラディ島の脅威とは、この超大型巨人群による襲撃、地鳴らしです。先ほど説明した通り王家の血筋は不戦の契りにより始祖の巨人を行使するることはない。しかし現在、始祖の巨人を身に宿すエレン・イェーガーは地鳴らしを発動させる可能性を秘めています。一度、地鳴らしが発動されてしまえば我々にできることはもうありません。人類はただ終末の足音に震え逃げまどうのみ。あらゆる都市や文明は踏み潰され文字通りすべては平らな地表と化すのです」「その通りだ。ヴィリー・タイバーの言う通り俺は悪者だ。世界を滅ぼしちまうかもしれない。だが俺にもお前たちが悪者に見えた。あの日壁が破られ俺の故郷は巨人に蹂躙され目の前で母親が食われた...俺にはわからなかった...なぜだ? ライナー。なんで母さんはあの日、巨人に食われた?」「それは俺たちが...あの日、壁を破壊したからだ...」「なぜ壁を破壊した?」「混乱に乗じて壁内に侵入し壁の王の出方をうかがうために...」「その任務とは?」「世界を救うことだ...」「そうか...世界を救うためだったら、そりゃあ仕方ないよなあ...」「あの時言ってたよな...『お前らができるだけ苦しんで死ぬように努力する』つて。そのために来たんだろ?」「ああ、言ったっけ?そんなこと」「えっ?」「忘れてくれ。確かに俺は海の向こう側にあるものすべてが敵に見えた。そして今、海を渡って敵と同じ屋根の下で敵と同じ飯を食った。ライナー。お前と同じだよ。もちろんムカつくやつもいるし、いいやつもいる...海の外も壁の中も同じなんだ...」「だがお前たちは壁の中にいるやつらは悪魔だと教えられた...まだ何も知らない子供がそう叩き込まれた。いったい何ができたよ。子供だったお前に...なあ、ライナー。お前ずっと苦しかっただろ」「違う。違うんだエレン。俺はあの日...」「マルセルが食われて...アニとベルトルトは作戦を中止して引き返そうとしたのに...俺はふたりを無理やり説得して作戦を続行させたんだ...俺は英雄になりたかった。誰かに尊敬されたかった...俺が悪いんだよ。お前の母親が巨人に食われたのは俺のせいだ。もう嫌なんだ自分が...俺を殺してくれ...」「私はこの血を恨みました。他の誰よりもエルディア人の根絶を願いました...ですが、私は死にたくありません。それは、私がこの世に生まれてきてしまったからです。我々は国も人種も異なる者同士です。しかし強大な敵を前にした今こそひとつになる時なのです。だから死にたくないものは力を貸してほしい。どうか一緒に未来を生きてほしい。皆で力を合わせれば、どんな困難も乗り越えていけるはずです」「やっぱり俺は、お前と同じだ。多分、生まれた時からこうなんだ」「どうか私と共に力を合わせて、パラディ島の悪魔と戦ってほしい。私ヴィリー・タイバーはマーレ政府特使として今ここに宣言します!」「俺は進み続ける。敵を駆逐するまで」(キターーーー(*'▽')ーーー!!!)★次回 『戦鎚の巨人』
2021.01.16
【 MOS BURGER X Rilakkuma 】 ☆初モス福袋です。昨年末に急に『モスバーガー』が食べたくなって久しぶりにモスバーガーへ。ちょうど福袋の予約が始まったところでリラックマのマスクケースがカワイイので衝動予約w 3000円の出費はちょっと大きいのでミスドの福袋は今年はパスw☆中身は『3000円分の割引券(500円券6枚)』と上の写真のリラックマグッズです。オレンジ色のブランケット。マスクケースとふせんメモ。緑色のエコバッグ。 ☆エコバッグの柄もリラックマでした。☆昨年4月頃から外食等は全然していないのでファーストフードもテイクアウトばかりです。モスバーガーは家の近くにはないので車でドライブスルーに行くことが多いです。少し時間がかかっても他と比べてお値段が少し高くても、おいしい作りたてをお店で食べるのが好きなんだけどな。何でもない日常が懐かしい気がする。早く元に戻りますように。
2021.01.08
2011/09 フィリピン・エルニド空港で撮影 ★丑年だから牛の写真でもと思ったんだけど、赤ベコ以外はこれしかなかったw そういえば、旅先で動物の写真を撮ることはあるけど、牛は撮らないなあ。見た目あまり可愛くないからかな。あっ、牛さん、ゴメン。
2021.01.03
あけましておめでとうございます2021/01/01
2021.01.01
進撃の巨人 #63 手から手へ☆前のお話は → 「第60話 海の向こう側」 「第61話 闇夜の列車」 「第62話 希望の扉」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」「ファルコ。こんな時間にどこへ行くんだ」「忘れ物をしたんで、これから本部に取りに戻るところです。失礼します」「ファルコ。頼みたいことがある」「何ですか? クルーガーさん」「手紙を送りたいんだが、この収容区からじゃ中身を確認されるだろ。それだと俺が仮病だってバレちゃうから収容区外のポストに投函してきてほしいんだ」「いいですよ。家族宛てですか?」「ああ。俺がここに無事でいるって伝えたいだけなんだ...」(ポスト投函)(タイバー家御一行来訪)「...私がタイバー家当主ヴィリーだ」「戦士隊隊長テオ・マガトです。お初にお目にかかり光栄です。タイバー公」「よろしく。マガト隊長。では我がタイバー家一族を紹介させていただこう」(とりあえず一族みんな出しとこ。誰がアレだかわからないし)(まあ、お年寄りと小さい子は違うかw)「結成当初より戦士隊を束ねるあなただ。見抜けましたか。一族の誰が戦鎚の巨人か」「いいえ。見当もつきません。本当にここにお越しになっているのかさえも」「...話に聞いた通り思慮深い。しかし、いますよ。戦鎚の巨人は...この中に」「ここにはヘーロス像を見に来たんだ。100年前人間でありながら大地の悪魔を撃ち破り世界を救ったマーレの誇る英雄ヘーロスの雄姿を。見事だった。勇ましく美しく傷ひとつない。まさにマーレの魂そのものだ」「ええ、まさしく。銅像の中は空洞ですし」「隊長殿は手厳しいな。噂ではマーレの徴兵制復活を働きかけているとか」「マーレ人の戦争とは新聞の活字にのみ存在します。字を読むだけで領土が広がるのだからラクでいい。鉄砲玉を浴びるのが手なずけた悪魔の末裔や亡国の民ならなおのこといい。実際マーレ人に弾が耳の横をかすめる音を聞かせたところでこの国は自壊するまで戦争への歩みを止めないでしょうが。もしマーレを裏から操る者がいるなら言ってやりたい。とうに手遅れだと」「本当に容赦がないな隊長。立つ瀬がない。察しの通りこの国はタイバー家の権限下にある。だがマーレが軍国主義の道を歩んだのは、あくまでマーレが選んだことだ。我々はマーレへの贖罪として自由と力を与えた。結果エルディアもマーレも闇夜に投げ出された。その責任はタイバー家にある。私は来たる祭事において世界にすべてを明かすつもりだ。英雄像を見に来たのは嘘ではない。マーレには再び英雄が必要なのだ。テオ・マガト...今一度この手を握ってくれまいか」「うわあ...ピーク、何やってんだよ」「こっちの方が、しっくりくるんだ。ビックリさせちゃった?」「普通に立って歩けよ」「巨人は南からやって来る。その意識から壁の北側の山岳部に行くほど守りは薄くなっています」「では北側から叩くべきか」「それも一つの手でしょう。しかし大型船が着岸可能な桟橋は依然として波止場のみです。我々の物量を生かすなら...」「では南か」「ですが南は調査船団を失ったように敵の注意が集中していますので波止場が破壊されている可能性もあります」「では何が言いたいのだ」「私は私の知りえる情報をご参考までにと...」「わかった。もういい。エルディア人に喋らせた我々が間違っていたんだ「パラディ島作戦は順調だな。上官方は大変聡明であられる。どんな作戦を告げられるか楽しみだ」「たとえば4人の子供にすべてを託すとかね」「抜いた...ファルコがガビを抜いた!」「フッ。一度勝ったくらいであの騒ぎだ。まったく...こっちの気も知らないで」「ファルコがいまさら、どんな成績を残そうとガビの優位は動きませんよ」「おい、チビども。今日はどうした」「ファルコがガビに勝ったんだよ」「へえ、成績で?」「ううん。かけっこで勝っただけ」「これは歴史的快挙だよ」「スゲーな。そりゃ。次の鎧はボウズで決まりだ」「フン。いまさら、あんたが比較対象になるわけない。私は戦果を挙げて祖国に貢献したんだから」「あ、そうだな...でも軍はまだ鎧の継承者を発表していない。その日が来るまで俺はやることをやるだけだ」「おい。あいつ、カッコつけてんぞ」「あんたの家は兄貴が獣を継ぐんだから、もう名誉マーレ人になれるのに。何のためにそこまでするの?」「...お前のためだよ!」「...言っちゃったぜ、おい」「...はあ? 私のジャマしといて私のためだって言いたいわけ? わけわかんないんだけど」「伝わんなかったか~」「何、あいつ。何なの?」(家の近所でパンをもらう)「たんと食べてブラウン副長みたいに大きくなるんだよ」「本当にこの収容区の中で宣戦布告をやるのか...」「何だか劇場みたい」「ここに世界の偉い人を集めてお祭りってのをやったら世界中が味方になるんだって」「それじゃあ。マーレの問題はすべて解決して最高だな」「無理だって思ってるの?」「ガビは違うのか? 先月まで殺し合っていた中東連合の国々も含まれるんだぞ...俺の一家は外国の収容区から移って来たからわかる。ひどい目にあった...外国のエルディア人に対する敵意はここの比じゃない」「じゃあ、なおさら何もしないわけにはいかないでしょ。ここを選んだのはきっとエルディア人を理解してもらうためだよ。私たちは悪魔じゃありませんって」「どうやって...」「笑え。あんたの見返したいって気持ちはよーくわかるけど卑屈にしてたらまず無理だから。あとゾフィアはわけのわからない自己演出をやめろ」「いや私これ素だから」「じゃあ、お前はどこを直すんだよ」「は? 私はありのままで問題ないでしょ。かわいいし頭もいいもんだから偉い人籠絡しまくりで評価はより確実になるわね」「悪魔に見えてきた」「あんたら。今度ファルコ贔屓したら泣かすから」「悪魔じゃねえかよ」「こちらに」「ほう、大がかりな解体工事が必要だと」「老朽化が深刻でしたので」「おめでとう。元帥殿。軍はあなたのものだ」「いいえ。軍は国家のものです。そしてこの国の最高司令官はあなたで...」「...それはちょっと違うな。私は操舵輪を握った者だ...先代の誰もこれを握ろうとしなかったのがわかる...重すぎる...今すぐにでも手放したいところだが握らざるを得ない時代が来てしまった。私は...たまたま順番が回ってきただけの男なんだよ...」「家は倒壊寸前でしたが使える柱も残っていました。その者共によると我が家にはネズミが入り込んでいるようです」「やったじゃないか。ファルコ」「クルーガーさんのおかげですよ。正直、今からガビの評価を上回るとは思えませんが、それでも迷わず突き進めそうです」「そうか。感謝したいのは俺の方だがな。何度も手紙のやりとりを手伝ってくれて。おかげで助かった」「それは家族の方からですか」「病院の生活は退屈だろうってな。この体には難しかったが...俺も進まないとな。祭りが終わったら故郷に帰るとするよ」「そうですか...先生が来ます。俺、行きますね」「隣に座ってもいいかね...区の診療医のイェーガーだ。ここには、たまにお茶を飲みに来る」「初めまして。クルーガーです」「よろしく。クルーガー君。先ほどの少年とは仲がいいようだね」「ええ」 (この人ジークを迎えにきていたおじいちゃんか。ということはエレンの祖父でもある)「そうか。私も少年とは気が合いそうだ。話し相手を探すうちにこのベンチに腰かけたのだから...あの少年の叔父はエルディア復権派の幹部だった。復権派は楽園送りにされその家族も例外ではなかった」「少年ら兄弟も家族を守るために戦士に志願し彼の兄が獣の巨人の継承権を得たことによってようやくグライス家は安泰となった」「なぜ俺にその話を?」「あの子にお使いを頼むのはおやめなさい。おかしな疑いをかけられてはグライス家の努力が無駄になってしまう。そして心が健康なら家族の元にお帰りなさい。もう会えなくなってからでは、後悔を残してからでは遅いのだ」「後悔...ですか。家族に悔いがあるようですね」「後悔しない日なんてないよ。あの日息子は妹を連れて壁を出た...私が普段から厳しくし過ぎたんだ...」「私だ...すべては私が...」 (あら、患者だった)「クルーガーさん。勝手に出歩かないでください」「すみません。少し目をはなした間に...」「すごいな」「新聞で見た人だ」「余計な話しない。私たちは訓練通り給仕をこなす...」「かかれ」「ん、なんだ。汚れた血が皿を運んでいるぞ」「道理で飯が臭うわけだ」(着物の女性にワインをかけてしまい謝るが)「しっ。騒がないで」「しかし、立派なお召し物が...」「ご婦人。いかがなされました?」「お恥ずかしい。ワインを着物にこぼしてしまいまして手を借りていましたの。ありがとう」「それは大変です。どうぞこちらへ」「どうして...」「あなたがどんな目にあうかわからないでしょう」「大丈夫か」「ああ。助けてもらった...俺をエルディア人だと知ってて...」「あの人は東洋から来たヒィズル国の人だ」(ヴィリー登場。皆さんに挨拶)「紳士淑女のみなさま。今宵はまことにありがとうございます。我々はつい先日まで資源を求め醜い争いを演じてまいりました。しかし昨日の敵は今日も敵...いや失礼。昨日の敵は今日の友。過去にあったことは酒と共にトイレに流し...」「それでは、末永き平和に...」 (シーン)「ありがとうございます。大使殿のジョークは大変高度な代物でした。しかしお客様は共通語が聞き取れなかったようなので後は私にお任せを」(会場から拍手。「いいぞヴィリー救世主の末裔」の声)「明日は皆さまをレベリオ収容区に招待させていただきます。そこはかつて多くの国の民を虐殺した私と同じ血が流れる民族、エルディア人という悪魔が住む家です。中でも最も虐げられたマーレはその悪魔を使って他国を虐げ悲劇は繰り返された...エルディア人との根絶を願う気持ちはよくわかります。私はこの終わりのない問題に対してひとつの解答を導き出しました。その解答を明日、私が初演出を務める舞台で披露させていただきます」「偉大にる劇作家と歴史の目撃者に...」翌日賑やかな音で目を覚ました朝寝坊のガビ。「何だ...これは...?」「祭りだよ。外の人たちが収容区にいっぱい入って来て、いろんな出店を開いているんだよ。食え」「これが祭りかぁ!」「行くぞ~」ライナーたちも。支払いはライナーでwうつむくライナーw (アニオリか? ポルコとピークまで食ってるwww)満腹満足の子供たち。食べ過ぎで動けないガビはライナーに引きずられ運ばれるw「毎日お祭りすればいいのにね...」「そうだな...」「なんだかね。初めてのことばっかり起きるの」「そうだな」「なんだか...何かが変わりそうな気がするの」「ああ、そうだな」「楽しんできたか?」「ファルコは?」「さっき知り合いを見つけたとかで、どっか行きました」「...あれ、戻って来たよ」「ブラウン副長。ちょっといいですか」「今からか?」「いいんじゃない。まだ開幕まで時間あるよ」「...こっちです」「いったいどうしたんだ」「行けばわかりますよ」「こちらです...来ましたよ」「よう。4年ぶりだな。ライナー」「エレン...」 (おお、この人エレンだったんだ(棒))★次回 『宣戦布告』
2021.01.01
進撃の巨人 #62 希望の扉☆前のお話は → 「第60話 海の向こう側」「第61話 闇夜の列車」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」「私たちは見捨てられたんだ。だから壁に囲まれた収容所に住んでいるんだよ」「私たちには悪魔の血が流れているからね。お前にお父さんがいないのもそのせいだ。お父さんはマーレ人だから、エルディア人と一緒にはいられないんだよ。マーレ人に生まれていれば...」(そうだ。あの頃、俺はマーレ人になるために戦士を目指してたんだ...)「誰が歩けと言った。走れ。薄汚い豚の末裔ども...」「お前ら知ってるか。あと数年でパラディ島に攻撃を仕掛けるってさ」 (お、ジーク若いw)「俺たちが巨人を継承する時が来たんだよ。俺たち7人の中から一挙に6人だ」ライナー 「やった。これでマーレ人になれる」ポルコ 「はあ? 何が『やった』だ。ひとり余るんならドベのお前だろ」「お前の長所は何だよ。体力か? 頭脳か? ...お前が評価されたのは試験で綴ったマーレへの忠誠心だろ『島の悪魔どもは僕が必ず皆殺しにしてみせます』ってな」「俺たちの任務をバカにするのか。それともお前はエルディア復権派の残党か? ...俺が隊長に報告してやる」「てめえ... ざけんな、この野郎!」 (ライナー、ポルコに殴られ倒れる)「島の恨み節くらい誰だって言えるんだよ。てめえはひとりで13年待つんだな」「俺はマーレ人になって母さんと父さんと3人で暮らすんだ。13年も待ってられない...でも、あいつの言う通り俺ドベだから...」「継承権を決めるのはポルコじゃない。それに忠誠心は大事だと思うけど...ねえ、アニ」「え? 何? 聞いてなかった」「でも、いいの? そんな目標があるのに...13年しかないんだよ」「13年で英雄になるんだろ。パラディ島の悪魔を成敗すれば世界が救えるんだ。そしたら俺は世界一の自慢の息子になれるんだ...」「はあ~なんか起きねえかなあ~」「エレン。ここにいたんだ...」「女型の巨人。こいつは何でもできる汎用性が強み。高い機動力と持続力に加え硬質化を交えた攻撃技は凄まじい破壊力だ」「範囲は狭いが無垢の巨人を呼び寄せることもできる。レオンハートが最適だ」 (アニ・レオンハート)「鎧の巨人は硬質化に特化した巨人。あの全身で体当たりすれば鉄の扉も破壊できるだろう」「マーレの盾となり攻撃を引き受ける巨人には...(まあ...) 我慢強いブラウンが合っている。 (ライナー・ブラウン)「顎の巨人は強襲型だ。小ぶりな分、最も素早く強力な爪と顎で大抵の物は砕ける」「機転の利くマルセルに託した」 (マルセル・ガリアード)「獣の巨人は相変わらずだ。他より多少デカいってだけの巨人がまさか投球技術でここまで恐ろしい兵器になっちまうとはな」「何よりやつの血には秘めた力がある...」 (ジーク・イェーガー)「車力の巨人は並外れた持続力で長期間の任務に対応できる。用途に合わせた兵装も可能で作戦の幅が広がる」「判断力のあるピークで間違いないだろう」 (ピーク・フィンガー)「そして超大型巨人。破壊の神だ」「フーバーなら使いこなせるだろう」 (ベルトルト・フーバー)「島の悪魔どもには同情しちまうよ。ある日突然アレが殺しにやって来るんだからな」「確かに新設の戦士隊は先代より能力が上。だが軍の決定には疑問がある。子供に始祖奪還計画を託すなど俺には正気とは思えん」「そうか? たった今その子供たちが国をひとつ潰して見せたじゃないか」「おかしいだろ。なんでドベのお前が選ばれるんだ。どんな手を使いやがった」「へっ、ドベはお前だった。それだけだろ。ポッコ」「てめえー」「ポルコ。お前軍の決定に逆らうのか...ライナー。すまない」殴り掛かるポルコをマルセルが止めるそしてライナーに謝る。「父さん。そうなんでしょ。母さんは僕が生まれる前この兵舎で働いていた。そこで母さんと、カリナ・ブラウンと会った...ほら見てよ。僕と母さんは名誉マーレ人になったんだ。ここで一緒に暮らす...」「ふざけるな。あの女に言われて来たんだろう。俺に復讐するために...よりによってガキを戦士に。お前の出自が調べられたら俺の一家はおしまいだ...俺は逃げきってやるからな。お前らエルディアの悪魔の親子から」『...父なんかいなくても俺は鎧の巨人を託された選ばれた戦士。島の悪魔から皆を救い世界の英雄になるんだ』「やっぱり夜道はあまり進めなかったな...」「本当に壁を破壊しても壁の王は始祖の巨人を行使しないのかな...」「いまさら何言ってんだ。マーレの研究を信じろよ」「そうだ。後戻りはできない。俺たちは明日、壁を...」「...まさか島の悪魔を殺すことをためらっているのか? やつらが何をやったか忘れたのか。俺たちは世界を代表して悪魔を裁くべく選ばれた戦士なんだ」「すまない。ライナー、すまない。お前は本当は戦士に選ばれるはずじゃなかったのに...俺がお前を持ち上げたり弟を貶めたりして...軍に印象操作したんだ...」「は?」「俺は...弟を守りたかった。すまない...ライナー、すまない...」「なんで...謝るんだよ...」(さまよっていた無垢巨人のユミルと遭遇。ライナーを庇ってマルセルはユミルに食われる。ライナーは逃げ出す)「長距離走であんたに負けたの初めてだよ...すぐにあの巨人を押さえておけば顎を失わずに済んだのに...もうマルセルは帰らない...もういい、帰ろう...顎を探して帰る。どこかで人の姿に戻っているはずだ...どのみちマルセルの指揮なしじゃ任務を果たせっこない」「待て。ダメだ...帰れない。このまま任務を続行するんだ」「確かに、あんたはこのまま帰れば鎧をはく奪されて次の戦士に食われる。私の知ったことじゃないけど...」「俺だけだと言い切れるか。3人とも逃げた責任を俺だけが問われるのか? 自分たちだけは粛清されないと確信をもって言えるか?...顎の回収も得策じゃない。そいつが顎の巨人を使って逃げたら俺らの巨人じゃ捕まえられっこない...とにかく、このままじゃ俺たちはおしまいなんだよ。始祖を獲得しなきゃもう故郷には帰れないんだ」「何で...その冷静さの100分の1でも発揮してくれれば、顎もマルセルも失わずに済んだのに...自分の身を守るためなら私たちを脅すってわけ?...」「...マルセルが必要なら俺がマルセルになるから...これが俺たちが故郷に帰る唯一の手段だ...帰ろう。みんなで...故郷に...」そして...その日、人類は思い出した。やつらに支配されていた恐怖を。鳥かごの中に囚われていた屈辱を... (と第1話のナレーションを思い出した)超大型巨人の中のベルトルトは、エレンの母カルラを食べた巨人(ダイナ)と遭遇していた。『俺は戦士になりたかった。母の願いを叶え父と3人で幸せに暮らせると思ったから。でもそんなことを望む父はどこにもいなかった。母は叶わないとわかっている夢を見続けていた...俺は選ばれるはずのない戦士で今日死ぬはずだった...なんで謝った...なんで俺なんかを助けた...』『嫌だ。まだ終わりたくない...』『まだ何もわかってないんだ』ウォール・ローゼへ。「アニ...ベルトルト...ごめんな...マルセル。俺、本当の戦士になるから...」(いた。エレン、ミカサ、アルミン)「問おう。貴様は何しにここに来た」「人類を救うためです」「俺の村はウォール・マリアの南東の山奥にあった。あれは明け方だった。やけに家畜が騒がしく耳慣れない地響きが...急いで窓を開けたら...(窓の外から巨人が覗いていた) その後は覚えてないが馬に乗って逃げたんだ...ちょうどお前らぐらいの子供を3人残してな...」 (ベルトルトがエレンに話していた故郷の話はこれだね)「よう嬢ちゃん。こんなジジイをつけ回すとは、なかなか男を見る目があるようだな」 (ケニーだ)「...母から父親の話を聞かされて育ったから一目でわかって...」「そりゃ感動的だな。パパにハグしてほしけりゃ、まず両手を上げろ」「絶対にないと言い切れるの?」「妹に誓ってねえな。そいつは俺が一番笑えない冗談だ」「ひどいよ...パパ」 (アニ逃げる)「あんたたちが友だちと遊び疲れてぐっすり眠る頃、私は王都のドブの中を這いまわった。あいつがいたんじゃ、もう限界...集めた情報を持ってマーレに帰ろう。どんな情報でも歓迎してくれるよ」「本当にそう思っているのか。この5年の成果を持ち帰ればマーレは失望するだろう」「じゃあ何? どうしろっての?」「ウォール・ローゼを破壊する。始祖の巨人をあぶり出す手段はもう他にない」「あんたらの友だちは大勢死ぬね」「何度も言ってるだろう。やつらは友だちじゃない。悪魔だ。だが信頼を得るのは損じゃない...」「吐きそう。これ以上顔を近づけないでくれる?」ベルトルト「ずっと同じ夢を見るんだ。開拓地で首を吊ったおじさんの夢だ。何で首をくくる前に俺たちにあんな話したんだろうって...」「エレン。少し休め。死んじまうぞ」「くそ...ライナー...どうやったらなれる? お前やミカサみたいになるにはどうやったら...このままじゃ俺は何も果たせず終わっちまう...」「ただやるべきことをやる。ただ進み続ける」「それしかねえだろ」「ああ、そうだよな」「巨人を一匹残らず駆逐するんだろ。お前ならやれる」(おおー出た神画)(引き金を引こうとした時、ファルコが壁ドン「くそ、このままじゃダメだ」)「そうだ。俺にはまだあいつらが...」「病院...」「おーい」「経過は順調みたいですね。会話できるくらい回復して...」「まあな。ここに心的外傷の治療に来ているが俺のは嘘だ。記憶障害で家まで帰れないってことにしてるが本当は帰りたくないだけだ。今は家族に顔を合わせづらくてな」「病院の人に言うか? 」「そんなことは、しませんよ」「ケガしてるな。戦士になるための訓練か?」「ええ。でも俺はなれません。同じ候補生に優秀なのがいて...俺の出番はなさそうです」「それはよかった。君はいいやつだ。長生きしてくれるなら嬉しいよ」「でも俺はそいつを戦士にさせたくなくて...」「どうして? その候補生は女の子か?」「ここじゃ有名なやつですよ。この前の戦争でも活躍したくらいで...誰だって次の鎧はあいつがいいって言うはず...でも俺は力がないから何もできないまま終わるんだ」「俺はここに来て毎日思う。何でこんなことになったんだろうって...心も体も蝕まれ徹底的に自由は奪われ自分自身も失う...こんなことになるなんて知っていれば誰も戦場なんかに行かないだろう。でも皆何かに背中を押されて地獄に足を突っ込むんだ。大抵その何かは自分の意志じゃない。他人や環境に強制されて仕方なくだ。ただし自分で自分の背中を押したやつの見る地獄は別だ。その地獄の先にある何かを見ている。それは希望かもしれないし、さらなる地獄かもしれない。「それは...歩み続けた者にしかわからない」★次回 『手から手へ』
2020.12.26
☆宿泊しました ('◇')ゞ 会津芦ノ牧温泉・大川荘 ☆2020/07/02撮影 ☆鬼滅の刃の無限城に似ていると話題の『浮舞台』 ☆16:00~18:00は三味線の演奏があります。動画も撮りました。☆『三味線の音色と川の流れるせせらぎの音でお出迎え』なんだけど動画は水の音ばかり拾ってしまった...m(__)m【夕食】☆食事は食事会場でしたがテーブルの間隔が広かったのでよかったです。 ☆創作寿司。左から三番目は会津名物の馬刺し。 ☆会津産サラダ ☆写真の順番変だけどw 前菜。茄子田楽、車麩海老パン、玉子焼、もずく酢、もろこし豆腐、地鶏のクリスピーチキン南郷トマトソース。 ☆椀物は汲み上げ湯葉すり流し。 ☆丸茄子と鱧煮おろし。と、この前に魚か肉か選べるメインがあったけど写真撮り忘れ~紹介しようと思って魚と肉を頼んだんだけどね。ほぼ食べ終えてから気づいたw 魚料理は白身魚ポテト餅焼。肉料理は牛ステーキ。どちらも柔らかくて美味しい。量は多くなく特に魚は一口でいけそうwww ☆会津蕎麦。 ☆デザート☆レストランの酒はそんなに高くなかったし部屋で湯上りに飲むビールは自販機が数か所にあって良心的な感じ。☆食事はどれも美味しかったです。でも特にこれが凄く美味しかったとか、また食べたいというのは思い出せないなあ...まあ不満はないです。安かったし。☆全館禁煙で喫煙所はロビー階に一か所。定員2名だったかな。ちなみに言ってなかったけど私は2年ほど前にタバコをやめていて主人もつられてwやめたので喫煙室の利用はなし。【朝食】 ☆他に一人用鍋の味噌汁。ご飯、漬物、お茶などは取りに行くタイプだったのでちょっと嫌だった。いや最初はいいんだけど食事途中で追加でもらいに行く時ってみんなマスク忘れてるし...☆食べ物の話ばかりだな。温泉の話もしないとだわ。露天風呂は『たな田』と『空中露天風呂』の二か所。自然に抱かれた感じで趣があるが山の中に暮らす私にはあまり感動はなく、ちとお湯がぬるかったのが残念。☆なんかあまり褒めてないけど、久しぶりのお出かけで楽しかったです。県民割引を利用したのですが、まだGo to なんちゃらとかの前だったし営業再開して数日目で宿泊客も多くなく、風呂に行ってもガラガラでよかったです。その後は鬼滅効果で週末は県外からのお客さんで満室とか聞きました。静かな時に宿泊できてよかったです。会津芦ノ牧温泉 大川荘
2020.12.23
進撃の巨人 #61 闇夜の列車☆前のお話は → 「第60話 海の向こう側」★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」☆「半島の自治権をめぐる戦争に4年も費やしたあげく敵艦隊とこちらの主力の巨人2体があわや刺し違える失態を演じた。人類の英知はついにマーレの鎧を粉々に砕くに至った」☆「どの国もそう報じ中東連合国をたたえている...マーレの勝利だと言えるのか? マガト。これはどういうことだ」☆「元帥殿。いよいよその時が来たのです。人類が巨人の力を超えるその時が。我々が巨人の力を過信し植民地政策を進める中、諸外国はそれに抗うべく兵器の開発に力を入れた。その純然たる結果を突きつけられているのです」☆「それでも我が巨人兵器は当分の間、陸上戦においては無敵を誇るでしょう。しかしこのまま航空機が発展していけば爆弾が雨のように降り注ぐ」☆「その時には大地の悪魔たる巨人は、ただ空を見上げ続けるほかなくなるでしょう」(ん? 屋根ないのかそこ...w)「羽の生えた巨人はいなかったか」「元帥殿。つまり我々はもう巨人の力に...」「わかっておる。近い将来、我々は戦争の主導権を失う。いやすでに遅れをとっている。かつては悪魔エルディアを討ち取りし英雄の国マーレが今や何たることだ...」☆「恐れながら元帥殿。進言のご許可賜りたく存じます」「驚異の子ジークよ。言ってみろ」「今こそパラディ島作戦を再開し始祖の巨人奪還を急ぐべきです。マガト隊長のおっしゃる通りマーレは今後、通常兵器の開発に力を注ぐべきです。しかしそれまで諸外国が黙っているでしょうか。今我々に必要なのは軍備再編までの時間。それには一刻も早くマーレがパラディ島を占拠し、すべての巨人の力を収めたという新聞の見出しが必要なのです」☆「うーん。お前の任期はあと一年足らずだったな」「ええ。コルトが私の獣の能力をすべて引き継げるのかとても不安でして...」「そうだな。残り一年の命をもって4年前の雪辱を果たしたいというわけか」「そのとおりでございます。あの忌まわしき驚異グリシャ・イェーガーの行いに終止符を打つのは、かつての息子である私でなくてはなりません」☆「悪かったなコルト。お前をダシにしちまって」「いえ。素晴らしかったです。エルディア人がマーレ軍元帥に意見を通すなんて。ジークさんの獣の能力は歴代とは全く違う。まるで話に聞く始祖の巨人だ。どうして特別なんでしょう。王家の血をひいているわけでもないのに」「さあな。結局俺が死ぬまでわからず仕舞いだろう。あ、記憶を継承するお前には知られちまうかもな。俺の秘密...」☆「一年でパラディ島をおとせるらしいな」「私には一年しか残されていないという話ですよ」「この3年間パラディ島に向かった調査船は1隻も帰ってきていない。ジーク。お前はこれをどう見る?」「軍の船が32隻も沈められたのならそれは巨人1体の仕業とは考えにくい」☆「少なくともエレン・イェーガーを含む巨人が2体以上、調査船に立ちふさがったのではないでしょうか」「同じ意見だ。島を攻めるには戦艦の支援が必要になるだろう」「ええ。そして何より敵の脅威は巨人だけじゃない」☆「待っ...」☆「楽しい夢でも見てるみたいだったから起こさないでおいてやったよ」「あの時の礼をまだ言ってなかったな。ガリアード...助かったよ」「礼には及ばん。そもそも9年前に俺が鎧を継承していればこんなことにはならなかった。兄貴がお前をかばってその辺の巨人に食われることもなかった」「マルセルの記憶を見たのか」「いいや。だが前身のユミルって女のことは少しわかった」☆「大層な名前をつけられた哀れな女だ。兄貴の顎を返してくれたのも、あの女の意志だろう?」「ああ。そうだ」「じゃあ、お前はあの島で何をしたんだ? 誰かに助けられてばかりじゃねえかよ...女の記憶を見たが...ありゃ何だ? ずいぶんと頼れる男を気取っていたようだったが...まるで兄貴の真似事じゃねえか」☆「ポッコ。艦砲射撃をくらった人をいじめちゃダメだよ」「その名で呼ぶな。ピーク」「大丈夫か」「人間に戻るのは2か月ぶりだからね。そのたびに二足歩行を忘れてしまうよ」「それよりライナー。ガビたちに顔を見せてあげなよ。すごく心配してたよ」「そうしよう」☆「久しぶりに会った気がするな」「えー。戦場じゃいつも一緒だったろ」「まあ...しばらくは休めるだろう」「だといいね」☆「なあ、巨人が戦争で役に立たなくなったら俺たち戦士隊は...エルディア人はどうなるんだろうな...」☆「あーライナー! もう歩いていいの? 」「ああ。みんなも大丈夫だったか」☆「ねえ、私たちレベリオの本部に帰れるんだって。それまでにこの街をまわろう...」☆「待てガビ。そっちは子供が行っちゃダメだってマガト隊長が...」「でも私、隊長が行ってるの見たよ」☆(ベルトルト、マルセル、アニ...)☆「待って...」☆「え?」「そっちの店はまだお前らには早い」「え~」 (ん? この後姿...)☆コルト 「お前らは見たか。エルディアの女神・ガビの雄姿を。ガビは800の同士に代わり果敢にも走行列車に挑んだ...このバカタレが誰のために命を張ったか? 俺にはわかるぞ。それは君たちエルディア人部隊のために他ならない...うおおおおお」☆「やつらを黙らせてきます」マガト隊長 「今宵だけだ。目をつぶろう」☆「ガービ! ガービ! ガービ!」☆「また見事に担がれたな」「兄に酒を飲ませるのが悪いんです。ガビもすぐ調子に乗るから...」「しかし実際に鎧の継承権を獲得するのはガビになりそうだ」「ええ。あなたを慕う少女がこのまま鎧を継承すればガビの寿命は27歳...あなたはそれでいいんですか?」「今おまえ何て言った? 九つの巨人を継承する名誉を冒涜したのか? もしこれを報告したらお前はコルトや親族と共に巨人兵器に加えられる」「ま、待ってください。発言を訂正させてください。戦士候補生ファルコ・グライスは己の一族を悪しきユミルの血から解放すべく、この血を生涯マーレに捧げます」☆「では九つの巨人を継承する名誉を何と心得る」「名誉マーレ人として栄誉と誇りを授かり祖国マーレへの忠誠を存分に示す権利が得られることと存じます」「鎧の巨人を継承したいのか」「鎧の巨人を継承するのは俺です」「そうだ。お前がガビを救い出すんだ。この真っ暗な俺たちの未来から」☆「誰が兄に酒なんか飲ませたんですか」ピーク 「コルトが欲しそうな顔してたから」ジーク 「まったく。ピークちゃんの思いやりを車両中に吐き散らすなんて」マガト 「昨夜は黙らせるべきだった...」☆「昨夜はまんまと担がれたんだってな...」「いいじゃない。担がれるうちが花だよ。実際、大活躍、だったんだもん」「ピークさん...」☆ブラウン副長...もし副長が俺と同じ考えでエルディア人を戦争から解放したいんだとしたら...信じていいのか...☆家族と再会☆ピークちゃんの父 (病気みたい)☆ジークの祖父母。☆「コルト! ファルコ!」☆「父さん。母さん」☆「ライナー。疲れたでしょう。帰ってゆっくりなさい」「母さん。そうさせてもらうよ」☆心的外傷を負ってしまったエルディア人負傷兵にファルコは声をかける。「大丈夫ですよ。きっと良くなりますよ。もうあなたは戦わなくていいんですから...」☆「どっか~ん! 狙ったとおり! 装甲列車は脱線してひっくり返った。作戦大成功」☆「でも敵は逃げ去る私に機関銃を撃ってきた。鉛玉をくらう寸前のところでガリアードさんが顎の巨人で私を守ってくれたの」「すごいわ。ガビ」「お前の勇気が多くの同胞の命を救ったんだ。お前はエルディアの救世主だ」☆「ライナー。ガビは戦士になれそうなのかい?」「ああ。ガビが鎧の巨人の継承権を得るのは決定的だと思う」「それはよかった。一族からふたりも戦士を授かるなんて...誇りに思うよ。あとはあの島に住む悪魔どもさえ消えてくれれば...エルディア人はみんな幸せになれるのにね」「でもライナー。お前でさえ島の悪魔から逃げるのがやっとだったんだろ」「ダメだよ父さん。凶悪で残虐な悪魔たちの住む島に5年も潜入してたんだよ。どんなにつらい目にあったか...機密情報じゃなくたって言えないよ」☆「いいや、話せることもある。俺はあの島で軍隊に潜入したんだ。連中はまさしく悪魔で残虐非道なやつらだったよ」「入隊式の最中突然芋を食い出したやつがいた。教官が咎めると悪びれる様子もなく答えた。うまそうだから盗んだと。そんな悪党だがさすがに悪いと思ったのか芋を半分譲ると言った。しかし差し出した芋は半分には到底満たないものだった。やつらに譲り合う精神などないからな。本当にどうしようもないやつらだった」 (サシャ(*´艸`*))「便所に入るなりどっちを出しにきたのか忘れるバカだったり、自分のことしか考えてねえ不真面目なやつに、人のことばっかり考えるクソ真面目なやつ。突っ走るしか頭にねえやつに何があってもついていくやつらだったり...それにいろんなやつらがいて...そこに俺たちもいた。そこにいた日々はまさに地獄だった」(コニー、ジャン、マルコ、エレン、アルミン、ミカサwww)「少し話し過ぎた...忘れてくれ」☆「いろんなやつらって何? 悪いやつらでしょ」「そうだよ、ガビ...島にいるのは世界を地獄にした悪魔だ。いつまた強大な巨人で世界を踏みつぶし進撃してくるかわからない。それを阻止するのは私たち善良なエルディア人でなくてはならない」☆「私たちを置き去りにして島に逃げたやつらに制裁を与えなくてはならない。私たちを見捨てたやつらに...」(ん? 何?)☆「おばさん、すごく心配してたよ。島からひとりだけ帰ってきて別人みたいになったって...」「...12歳だった息子がオッサンになって帰ってくれば、さぞかし心配させるだろう」「何か...嘘ついてる」「嘘? 何のことだ」「私にはわからないけどカリナおばさんにはわかるみたいだったよ」☆「珍しいですね。戦士長の部屋に集合なんて。マーレ軍の人は?」「この部屋にはいない。お茶ぐらいたまにはいいだろ」「さて、先の戦いで通常兵器が巨人兵器を上回る未来がより明確に知れ渡った。マーレが弱ればエルディア人はより生存権を脅かされる立場になる。これは民族滅亡の危機だ。唯一の解決策は早急に始祖の巨人とパラディ島の資源をマーレに納めること。まずは改めてあの島の脅威を強く世界に知らしめなければならない」☆「物語には語り手が必要だ。それをタイバー家が引き受けてくれるそうだ」「戦鎚の巨人を管理するタイバー家?」「確かにタイバー家は一度も巨人の力を敵国に向けたことがない。なにより巨人大戦でフリッツ王を退けた一族として諸外国に顔が利く。世界は耳を傾けざるをえないでしょう」「しかし広い土地で優雅に暮らしてきたタイバー家がいまさら出てきて英雄を気取るなんて...虫が良すぎませんか」「気持ちはわかるがタイバー家も祖国マーレを憂いているんだ」「これで祖国マーレが救われるならありがたいことです。俺たち戦士もタイバー家と協力して英雄国マーレ復活の礎となりましょう」「そうだ。近くこのレベリオで祭事が行われる。諸外国の要人や記者を招いてタイバー家は宣言を行う」☆「一年以内にパラディ島を制圧すると。エルディア人とマーレ人の運命はこの作戦にかかっている。もう失敗は許されない。祖国マーレの未来のために今一度、皆の心をひとつにしよう」☆「ガリアードは多少不満があるようだが、まあ任務となれば徹底するやつだ」「密室でこの内容なら問題ないだろう」「ジークの一言がなければな」☆この部屋にはいない...か。俺はまた行くのか...あの島へ...★次回 『希望の扉』
2020.12.21
【大内宿】 ☆2020/07/02撮影 福島県南会津郡下郷町大内
2020.12.15
進撃の巨人 #60 海の向こう側☆前のお話は★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」☆ファルコ 「ここは危ねえぞ...飛んでいけ...」☆負傷して倒れていたファルコを兄のコルトが助ける。☆マガト隊長に状況を聞かれたコルト。榴弾の直撃で前方のエルディア人部隊は吹っ飛んでおり塹壕を掘り進めるのは無理と答えるとエルディア人が私に命令するのかと言われた。☆ファルコと同じ戦士候補生。右からゾフィア、ガビ、ウド。「頭を強く打ったんだね」「俺たちが4年も戦争してるってこと覚えているか?」「お前たち誰だ?...あれ? さっきまで剣もって飛び回ってなかったか。ギューンって巨人を...」「こりゃあ一から作戦を説明し直さなきゃだね...」とガビ。☆「4年も続いた戦争も今ようやく大詰めなんだ。あのスラバ要塞さえおとせば。まあ正確にはすぐ下にある軍港の中東連合艦隊を沈めさえすればこの戦争は私たちマーレの勝ちってことなんだけどね。でもそのためには高台を守るスラバ要塞を押さえなきゃ軍港に攻め入るのは無理なわけ...」☆「それで俺たち戦士候補生が何でこんな前線に駆り出されているんだ?」「そりゃ見極めるためさ。私たちの中から次の戦士を。時期が迫っている。マガト隊長は最終試験をこの最前線に決めたんだよ...」☆「パラディ島制圧作戦の主力となる鎧の巨人の後継者をね」☆後継者は自分の他にはいないとガビ。「...私があんたたちと違うのは覚悟だよ。エルディア人の運命を背負い、私たちを苦しめるあの島の悪魔どもを皆殺しにする覚悟だ。そしてこの世界に残るのは善良なエルディア人だけだとこの戦いに勝って世界に証明する。私は負けない。私が収容区からみんなを解放する」と言いながらガビは手榴弾で何やら作っていた。コルトは顎と車力を放つことを提案する。ガリアードとピークならやってくれると言うコルトにカードの切り方を間違えれば負けだとマガト隊長は言った。☆装甲列車が出現。先頭と最後尾に計4門のっかってる連合の新兵器。対巨人砲だ。あれなら巨人を一撃で仕留められると言うマガト隊長に我らの巨人の2体は素早いからうなじを撃ち抜くのは無理ではないかとコルト。「撃ち抜いたら?」「我々は巨人の力と戦士を失い再び巨人の力を取り戻せる保証はありません」「そうだ。9年前から始まった始祖争奪計画が返り討ちに終わり超大型と女型を失ったようにな。マーレの軍事力は低下したとみなされ今日まで続く戦争の引き金となりパラディ島作戦は後回しとなったのだ」☆「我がマーレを超大国たらしめるものは何だ?」「巨人の力です」「そうだ。これ以上失えばこの国は維持できない。巨人の力は絶対である。そうでなくてはならん...エルディア人部隊突撃準備を急げ」「お前たちはマーレに忠誠を誓った戦士だろう。我が祖国から栄誉を得るチャンスだぞ。ここにいる800人のエルディア人がだ」☆「これより貴様らエルディア人部隊は敵線路に突撃を仕掛けこれを突破する。決死隊においては敵掩蔽壕に飛び込み機関銃を無力化せよ。いいか、これは貴様ら薄汚い悪魔の末裔がその汚名を返上し我が祖国マーレから栄誉を受ける絶好の機会である。心して臨め」☆戦士候補生はここで待機するようにとマガト隊長。作戦に反対の様子のコルトに獣を受け継ぐ身ならいいかげん上に立つ者としての覚悟を持てと言った。エルディア人部隊を使い線路を列車ごと破壊するチャンスだと言うマガト隊長にガビがそれ私にやらせてくださいと言い出す。☆「じゃ~ん! 私ならひとりで装甲列車を無力化できます」「お前らを鍛えるのに国がいくら費用をかけたと思ってる。却下だ」「確かに私はファルコたちなんかと違って逸材ですし今後私のような優秀な戦士は二度と現れないでしょう。しかもすごくかわいいし。ですが私が成功すれば800人のエルディア兵を失わずにすみます」「失敗すれば?」「ひとりの有望な戦士候補生と7本の手榴弾を失います...やはり私に800人のエルディア兵以上の価値があるとなれば仕方ありませんが隊長殿がもし私を愛するあまり800の兵を捧げるということでしたら...」「わかった。行け」「必ずや私が鎧を継ぐに値する戦士であることを証明してまいります」☆ガビ、装甲列車を爆破。銃で攻撃されるガビを助けにファルコが走る。危ないところを顎の巨人に助けられる。☆「ガリアードさん!」☆「装甲列車の沈黙を確認。これより降下作戦を開始する。くれぐれも作戦通りに」☆「ジークが矛となり」☆「ライナーが盾となるのだ」☆再び地上。車力の巨人・ピーク。☆何か言っている捕虜の止血をするファルコ。「訳してくれウド。彼に出血はおさまっているから安心しろって」「触るな。汚れる。悪魔...だとさ」☆空からの攻撃開始。地上の兵士は撤退。☆パラシュート部隊はジークの叫び声で巨人化。無垢の巨人が空から降ってくる。☆「質量爆弾の威力は十分。だが高度が高すぎた分半分は落下の衝撃で死んでしまったか」☆「対巨人野戦砲もまだ多く機能している。28...29...位置と数は把握した。しかし...また壁かよ...壁はもううんざりだ」☆対巨人徹甲弾は鎧を貫き装甲列車に腕を飛ばされたがガリアードの援護もあって何とか制圧。☆ジーク「制圧したか...俺たちの敗北が招いた戦争だ。ライナー」☆「戦争ってよくないよな」☆予期せぬ艦隊の攻撃を受けて「ええー!?」となったが、鎧のカバーで艦隊を撃破。鎧の巨人はボロボロになったが艦隊壊滅。☆(ナレーションはアルミン) 連合艦隊の壊滅を受け中東連合はマーレとの講和条約を締結。4年に及んだ戦争はマーレの勝利で終結した。☆だが世界には巨人の力がすべてを支配する時代が終わりつつあることを知られマーレは一刻も早く始祖の巨人を手に入れる必要に迫られた。☆「勇猛果敢なるマーレ軍の猛攻によりスラバ要塞ついに陥落せし」☆(ん? 誰?)★次回 『闇夜の列車』
2020.12.13
【塔のへつり】 国の天然記念物 ☆2020/07/02撮影 福島県南会津郡下郷町
2020.12.09
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