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2008年04月06日
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カテゴリ: 投資

昨日の続きで、


JPMが主役だとすると、
こちらのブルームバーグの記事なども、別の見方が出来る、

ダイモン氏の最初の答えは「ノー」-証言で分かったベアー救済劇の内幕   2008/04/04 16:06 JST

  4月4日(ブルームバーグ):米ベアー・スターンズの資金繰り逼迫(ひっぱく)危機のさなか、当局から同社救済への協力を求められた米銀JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)の答えは「ノー」だった。

  同CEOは、ベアー・スターンズがバランスシートに抱える負債がもたらすリスクが大き過ぎると判断したのだと、関係者らは3日の議会証言で語った。ダイモン氏の拒絶を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)は16日の日曜日、アジア市場で週明けの取引が始まる直前にベアー・スターンズ向け融資を発表した。

  議会証言は、史上最大規模の証券会社救済までの事態の展開を明らかにした。ガイトナー・ニューヨーク連銀総裁とバーナンキFRB議長は決定を擁護したが、一部議員は危険な賭けへのただ乗りを許したと批判した。金融当局者らはその週末、1907年のパニックや大恐慌時代の取り付け騒ぎにも劣らない混乱に発展することを恐れたと説明した。

社会主義

  ガイトナー総裁は、強力な政策対応がなければ、勤労者の所得減、住宅取得や教育、日々の生活資金の借り入れコスト上昇、退職資金の目減り、失業増につながっただろうと強調した。一方、議会は政府が国民の税金を危険にさらしたことを問題視。さらに、差し押さえに直面する住宅保有者よりもウォール街の救済を優先するのかと、今回の措置に厳しい目を向ける。ジム・バニング上院議員(共和、ケンタッキー州)は「なぜ市場の見えざる手による裁きの邪魔をしたのか。これでは社会主義だ」と述べた。

  結局、FRBはベアー・スターンズの資産300億ドル(約3兆750億円)のリスクを負うことになり、JPモルガンは昨年末の価値の8分の1未満の価格でベアー・スターンズを買収することになった。救済の詳しい仕組みは今や明らかになっているが、ダイモンCEOの証言は自身のためらいと当局が抱いた恐れの大きさを浮き彫りにした。

  3月13日、ガイトナー総裁は米証券取引委員会(SEC)との電話会議でベアー・スターンズが破産申請の瀬戸際にあることを知る。ベアー・スターンズは決済銀行であるJPモルガンに緊急融資を求め、ダイモンCEOはニューヨーク連銀に電話をかけた。バーナンキFRB議長とポールソン米財務長官は翌14日早朝、JPモルガンを通じてベアー・スターンズに緊急融資することを決めたという。

手練手管ではない

  ベアー・スターンズのアラン・シュワルツCEOによれば、ベアー・スターンズ側は身売り先など選択肢を模索するため28日間の猶予があると考えていた。しかし金融当局は週末中に事態を収拾することを主張し、同CEOを驚かせたという。アジア市場でパニック売りが始まることを恐れたのだと、ガイトナー総裁は説明した。

  シュワルツCEOは週末に、複数の相手に身売りを打診したが、リスクの大きさや時間的制限の厳しさから、真剣に検討したのはJPモルガンのみだった。そのJPモルガンも問題の16日の朝には恐れをなした。ダイモンCEOはガイトナー総裁とポールソン長官に、リスクが大き過ぎると伝えた。「誓って、交渉のための手練手管ではなかった」とダイモンCEOは話す。

  ガイトナー総裁は、ベアー・スターンズの資産を当局が保証することは望ましくなく、JPモルガンを通じてベアー・スターンズにさらに融資して時間を稼いでも損失に歯止めはかからず、ベアー・スターンズやJPモルガンに当局が出資することは違法だと説明。ベアー・スターンズの資産を担保に融資することはできると提案した。結局、この方法が選択された。

  リスクはあるが、ベアー・スターンズを破たんさせた場合の経済への悪影響に比べれば害悪は小さいとガイトナー総裁は当局の判断を擁護する。少なくとも、14日の金曜日に貸し付けた緊急融資の130億ドルは、17日の月曜日に400 万ドルの利息を付けて返済されたという。


上記記事はベア救済、経済危機回避で通しているが、
劇の中のきまりセリフを言っているような感じ、

現実はベアの救済ではなく、JPMの救済、 これの対象、手段は選ばない、

JPM、NY連銀/FRB、財務省による創作救済劇だ、
(英文記事ではRapeと言う表現が盛んに出てくる)


買収日近辺を時系列で見ると、(勝手推測でアシカラズ)

3/12-13 : ベアーから大量資金流出(空売り開始)
3/14(金) : 連銀、DiscountWindowsで融資、(これが曲者、通常28日返済がなぜか翌日17日返済の条件、ベアはあせる、これではJPMの条件を飲まざるを得ない)
3/17(月) : 未明JPM買収合意、(この直後、FRBはGSとリーマンに期限付きDW融資を実施、ベアCEOが憤りを示す)

アトはつじつまあわせの世界、
ベアの株主対策、議会への説明、ナド、
よく言われるのが、ベアの保有するMBSに絡むCDS市場の影響、これを避けるために買収した、と、これも脅しでしかない、最初に破綻ありきだからね、


そしてJPMのBSは大変なことになっているのだが、

これが話題にはなぜかなっていない、

詳細は Bear/JP Morgan: The Outrage Continues で(機械訳だが)だいたいわかる、

ポイントは、ココ、 To understand the grim outlook for JPM, start the analysis with derivatives. Because of its huge market share in all manner of OTC derivatives, JPM represents a "super sample" of overall OTC market risk. In terms of total size vs the bank's balance sheet, JPM's derivatives book is more than 7 standard deviations above the large bank peer group.  

At the end of 2007, JPM's Tier One Risk Based Capital held by its subsidiary banks was just $88.1 billion, a tiny foundation for the bank's vast trading operations. The Economic Capital ("EC") simulation in The IRA Bank Monitor generates an EC benchmark of $422 billion for JPM or a ratio of EC to Tier One RBC of 4.79:1, suggesting that JPM needs almost five times current capital levels to fully support its economic risks .
「今回の童話を読み解くキーは、JPMのデリバティブ額である、JPMはまさにリスクの”スーパーサンプル”となっている、 バランスシートに占めるリスクマネーの割合が、同業大手他社と比較して7σ(標準偏差)以上である、
IRA( Institutional Risk Analytics )が求めるJPMの銀行規模に対する純資産(Tier One Risk Based Capital)は422Bil$だが、JPMは88.1Bil$で1/5しかない、」と、

ココが今回の出発点だ、そして、

The Board has authority to provide exemptions from its risk-based and leverage capital guidelines for bank holding companies. 「FRBはレバレッジ資産ガイドライン適用免除の権限をもつ、」

これを引き出すことが、今回のゴール、


週明けは又、そぞろ”歴史的救済”の言葉が紙面を賑わすのだろうか、






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最終更新日  2008年04月07日 21時01分37秒
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