6月5日(現地時間)ベルベディア修練院の入口には、「神が祝福するアメリカ、ファミリーフェスティバル(God Bless America Family Festival)」垂れ幕がかかっていた。フェスティバルは家庭連合がアメリカの独立200周年を迎え、1976年6月1日に開催されたニューヨークのヤンキースタジアム大会40周年を記念するための行事だ。午前10時から行事が始まると、‘You are my sunshine’などおなじみの曲が流れてきた。ニュージャージー州とワシントンDCなど、アメリカとカナダ東部地域に住む約3000人の家庭連合信徒たちは、家族と一緒に会場を訪れた。楽しい歌と一緒に肉を焼いて食べながら、イベントを楽しむ雰囲気だった。韓国料理体験、テコンドーなど、見どころも満載だった。
1972年、文鮮明・韓鶴子総裁夫妻は、アメリカ、ワシントン教会で‛統一戦線守護’を年頭標語として発表した。当時、文総裁は「信徒たちに民主世界は共産主義の脅威により、切迫した危機に直面しており、このような危機を打開するために、キリスト教が積極的に取り組まなければならない」と強調した。アメリカキリスト教の覚醒とアメリカ人に共産世界の脅威に備えることを促すために、7大都市の講演会を推進した。1月8日 に結成された組織、統一十字軍(One World Crusade)は、1972年から1974年までにアメリカの大学街を中心に積極的な伝道活動を展開した。統一十字軍の組織は、1973年までに40個に分かれ、各州に配置された。 1973年2月2日、ニューヨークのウォール街の広場で‛神の大会(Rally of God)’を開催し、2月3日から3月6日まで、ニューヨーク、ボルティモア、フィラデルフィア、サンフランシスコ、ロサンゼルス、バークレーなど7大都市で講演会を開催した。講演会で文総裁は、「キリスト教精神の復興と革命を起こし、アメリカの覚醒を促すために、この地(アメリカ)に来た」と宣言した。