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「モンスターペアレント」という言葉が大流行である。"parent"を単数形で使うことに少し違和感があるのだがそれはおいておいて。あのTVドラマの内容はギャグのように思えるが、いやいや、実に現実的。身近に存在している。
ここに久々迷惑M親子を登場させよう。
M 母は一応「教授職」である。しかし、それにはからくりがあって、彼女の場合は研究者でも何でもない。学生支援をするから、対外的にそういった役職名がついているだけである。通常研究者は夜中も土日もあったものじゃない。しかしM母は毎日17時過ぎには帰宅している。たっぷり休みも取る。もちろん論文実績もなさそうである。
M母の娘のクラス担任は来週から産休に入る。出産2ヶ月前ギリギリ。それが学校設置者の決めたシステムである。本人も子ども達のことを考え、精一杯に努力していると思う。
しかし、M母は学校にクレームを付けた。曰く、「出産予定ということは、4月の時点でわかっていたはずなのに、何故クラスを持たせたか」だの、「夏休みが終わってからほんの少ししか出勤しないのなら、9月1日から休ませられないのか」だの、「子供に支障をきたすようなことはするな」だの。挙げ句の果ては「大学ではこんな事はあり得ない」(※それはウソである。専門の教官が産休に入れば、その後は休講である。それまでに補講なり何なりで単位を修得させるだろう。)
M。どういう感覚の持ち主なんだろう?男女共同参画を推進しているはずのMである。進路指導をしているはずのMである。何故素直に祝ってあげられないのか?しかも、学校にクレームを付けた時、産休に入る日付はちゃんと聞いていたずなのに、他の人には「学校は教えてくれない」と吹聴していたらしい。Mはこうやって人を陥れるのか??ゾッとする。
厄介なことに、Mは娘のクラス委員になっている。子供一人につき一度は役をこなさねばならないので引き受けたのだろうが。
担任が代わったり、産休に入ったりすると、保護者有志でささやかな寄せ書きやプレゼントをする場合が多い。そのことに関しても、学校に対し「私がやらなきゃいけないんですか?」と問う。~何をいちいち学校に聞いているんだ?判断力ゼロか?
そんな規約はどこにもない。それこそ「気持ちの問題」である。やるならやればよい。やらないのならやらなければよい。自分で判断しろ!!
M はその後、自分の所属する委員会の委員長に下記のような質問を浴びせた。幸い、委員長は私と全く々考えで、理路整然とMに説明して「さしあげた」らしい。( )内は私のこころの叫びである。断っておくが、委員長は専業主婦である。Mよりもずっと若い。しかし、とても大人の受け答えをした。
○M「どうしても学級委員がやらなければいけないのか」(はぁ?やるなら学級委員が率先してやるべきでしょ!何のために学級委員になったのかね)
○M「いつどうやってやるのか」(はぁ?自分で考えろ!)
○「産休中、学習発表会など、他の行事の時に声をかけたら、臨採の先生に対して申し訳ないのではないか」(アンタじゃあるまいし、そんなことで気を悪くする人がいるかいな!)
○M「O先生の葬儀の時は、どうやって声かけしたのか」(はぁ?次元が違うだろ!PTA規約を読み直せ!)
○M「産休に入っている時は給料が出ないのだから、何かプレゼントを渡すとしたら、学校に来てもらうのはいけないのではないか」(はぁ??職務命令ではありせんよ!アンタなら休みの日に呼び出されたら怒り狂うでしょうけれどね。担任がブチッと学校と縁が切れるわけでもないんだから、親御さんの良心を受けないはずはないでしょ!)
これが、常日頃「私は教授ですよ!!」と相手に対して威圧的な態度を取り、パワーハラスメントを繰り返す輩の言うことなのだろうか。
今日、Mはクラスの保護者用に案内文を送ったらしい。産休に入られる先生のために、有志で一口100円を集め、花束を贈りたい~そこまでは妥協した末の判断だったのだろう。しかし一言多かったらしい。「このような中途半端な時期に」という一言を文章の中に入れていたらしい。それは、学校が出す文章でもないゆえ、先生に見せるものでもない。逆に教師が文句を付けられるものでもない。
M。大したモンスターだ。昔は学校に一人か二人だったのが、昨今は100人に一人、否、各クラスに一人か二人は存在するだろう。
しかし。これだけは言える。モンスターは自分のことを決してモンスターなどとは絶対に思わないだろう。
我が校最強のモンスター2 2008年10月09日 コメント(2)
今回は簡潔に挨拶。。。 2008年04月07日 コメント(2)